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日本に住み、日本の多色刷り木版画作品を制作しているカナダ人木版画家のデービッド・ブル氏。
ネットでも話題となったゲームキャラを浮世絵風にした『浮世絵ヒーロー』も氏の作品です。
そのデービッド・ブル氏が浅草に木版画の専門店『木版館』を開店するにあたってKickStarterで資金を募り、無事開店する事が出来ました。


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資金提供者への特典は以下の通り

■10ドル

木版館で行う木版画の体験教室『PRINT PARTY』を半額で受けられる。

■20ドル
木版館で行う木版画の体験教室『PRINT PARTY』を半額で受けられる(2人分)。

■135ドル
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デービッド・ブル氏が彫り、スタッフが印刷した葛飾北斎の富嶽三十六景・神奈川沖浪裏。
紙は富山県に住む人間国宝の岩野市兵衛氏が漉いた高級和紙。
木版館で行う木版画の体験教室『PRINT PARTY』の参加チケット。


■150ドル
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2004年にデービッド・ブル氏が彫り、自ら印刷した『COURT LADY WRITING POETRY』。
作品には彼のトレードマークである”馬簾”印と直筆サインも付いている。
木版館で行う木版画の体験教室『PRINT PARTY』の参加チケット。


■150ドル
 
2004年にデービッド・ブル氏が彫り、自ら印刷した『THE SCENT OF CHRYSANTHEMUMS』。
作品には彼のトレードマークである”馬簾”印と直筆サインも付いている。
木版館で行う木版画の体験教室『PRINT PARTY』の参加チケット。


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●ニューオーリンズ、ルイジアナ州、アメリカ
プロジェクトに幸運を祈る、デービッド。

●ガティノー、カナダ
来たな!
すぐに目標達成できることを願ってるよ。
ストレッチゴール(目標額を大幅に上待った時の追加特典)は何か計画があるかい?

●プロボ、ユタ州、アメリカ
『THE SCENT OF CHRYSANTHEMUMS』をゲットするのが楽しみだ。

●日本在住
デービッドが新しいショップをオープンするという話が聞けて良かった!
『浮世絵ヒーロー』プロジェクトに資金提供して特典を全部ゲットしたよ!
これはもっともっと楽しみだね。
日本で浮世絵の復活だ!

●クアラルンプール、マレーシア
追加で135ドル出したらもう1枚『神奈川沖浪裏』をゲットできるかな?

●ノッティンガム、イギリス
このプロジェクトをサポート出来てハッピーだ。
素晴らしい特典もあるし、進歩し続ける君のベンチャーを支援できるのが嬉しいね。
しかし、更に支援するためにもう1つアカウントを作ろうかどうか考えあぐねてもいる。
(もちろん、別の作品をゲットするために)
今後も素晴らしい作品を作り続けて欲しいな。
プロジェクトに幸運が舞い降りますように。

●サンディエゴ、カリフォルニア州、アメリカ
ワオ、これは早いな。
無事に資金調達出来てハッピーだよ。

>追加で135ドル出したらもう1枚『神奈川沖浪裏』をゲットできるかな?
可能ではあるけど、別のアカウントを作った方が簡単だろうな。
デービッドも両方の特典を追いやすいだろうし。

●バンクーバー、ワシントン州、アメリカ
>追加で135ドル出したらもう1枚『神奈川沖浪裏』をゲットできるかな?
>しかし、更に支援するためにもう1つアカウントを作ろうかどうか考えあぐねてもいる。
自分も2つの特典が欲しいから同じ悩みを持ってる。
デービッドは良い友達でもあるから、スカイプで彼に聞いてみた。
彼によると2つの特典の数を計算して1つの特典に2倍の額を出すのはKickStarterが認めているらしい。
キャンペーン終了後に全てのバッカー(資金提供者)にメールを出して特典をどうするか整理するらしいよ。
現在日本は夜明け前ででデービッドは寝てる所だ。
彼は早朝に東京の下町に向かう電車に乗るらしいから、彼がここにコメントするのはもうちょっと後になりそうだね。
まとめると、アカウントを2つ作る必要はないよ。

●不明
ここを見れて良かった。
特典の『PRINT PARTY』のチケットを日本旅行に行く予定の知人に届けてもらう事は可能なのかな?

●アーリントン、バージニア州、アメリカ
Omedetou gozaimasu!
これは素晴らしいニュースだね。
日本への出張旅行をアレンジしておかないと(笑)

●不明
もし初日みたいな勢いが続いてたら、集めた資金を使うためには新しいワークショップに金の板を床に敷かなきゃいけないんじゃないかな。
ずっと『神奈川沖浪裏』が欲しかったんだけど、『The Scent of Chrysanthemums』のディテールを見た時は衝撃だったな。
だからまとめて送ってもらえるように追加で資金提供したよ。
上手くいくといいんだけど。
それから、シリアルナンバー97か99を送ってもらう事は可能かな?

●日本(主催者)
複数特典のリクエストについて。
基本的にkickStarterは1つの特典のみ選択できるなっていて、”OverPay”に関しては複数の特典に対して設定できるようになってないんだ。
キャンペーン終了後に全てのバッカーに対して住所などを聞く事になるから、その時に各バッカーが何をリクエストしたのかはっきりさせるよ。
KickStarterのシステムのいまいちな点の1つに送料の扱いがあって、例えば『神奈川沖浪裏』の場合は(日本に住んでいない場合は)135ドルと送料のために15ドルが必要になるんだ。
それから『PRINT PARTY』のチケットに関してはどこに送るのも全く問題なし。
私達はシンプルに店の台帳で”パーティ”に参加する人達を管理してるし、店にさえ来たらそれ以上のチャージも必要ないよ。
もし誰か別の人も連れてきたいのならキャンペーン終了後に知らせて欲しい。
必要に応じて記録しておくから。
チケットの期限について聞いてきた人もいるけど、そういう期間を設ける理由は全くないね。
私達は何年もやっていくつもりだから今は来れなくても、もっと後に来てくれて全く構わないよ。
シリアルナンバーについて。
他の人にとってフェアじゃないからナンバーを上にする事は出来ないけど下に移動する事は出来るから、多分97か99をゲットする事は可能だと思う。
でも、お蔭さまで資金提供者がたくさんいてくれるので、現時点でどうなっているかは分からないんだけど。

●不明
1万5000ドル超えたね!
『神奈川沖浪裏』と『Court Lady Writing Poetry』のために資金提供してきた。
グッドラック!

●マニラ、フィリピン
早くも目標達成おめでとう!
4月に出会ってから上手くいく事を願ってたよ。
気になる事があるんだけど、特典の作品をフィリピンに送ってもらう代わりに日本で受け取る事は出来るかな?
2015年の終盤か2016年に日本に行く予定があるから、地元に送ってもらうリスクを冒すよりも日本で受け取る方が安全だと思って。

●日本(主催者)
↑ドロップシッピングやピックアップについて。
もちろん何の問題もないよ。
私達に知らせてくれればいいだけだし、色んな要求にこたえるつもりだ。
(他のバッカー達へ注記。彼女と彼女の友人は『浮世絵ヒーローズ』のPrint Partyの資金提供者で、親切にもその時の写真をこのキャンペーンで使わせてもらってる。あの時は素晴らしい時間を過ごせたよ。電車の中にパスポートを置きっぱなしにしたかもと聞く事が無ければ更に良い日だったかも)

●シウダ・レアル県、スペイン
おめでとう!
素晴らしいレスポンスだね。
自分はナンバー75を希望したいな(素晴らしい数字だ)
素晴らしい結果を祈ってるよ(早いうちにビルのフロアをゲットする事も)

●カーン、フランス
2日目が終わろうとしてるけど約1万8000カナダドル(約163万円)!
おめでとう!
残り27日あるけど、ストレッチゴールは何か予定してる?

●日本(主催者)
シリアルナンバーに関して、どんな数字を受け取る事になるかは気を付けて欲しいな。
書いてあるように、『神奈川沖浪裏』レベルで現在81人のバッカーが登録されているけど、別の特典を選んでいても『神奈川沖浪裏』のために追加提供している人もいるから実際は81人以上いるんだ。
だから、特定の数字を選ぶのは勘弁してもらいたい。
調査終了後にリクエストの時間順に並べ替えをして、そこから数字を付ける事になるんだ…
ストレッチゴールについて。
これは本当に難しい。
これは”ワオ、ニューレベルがアンロックされた”とか、みんなにさらなる貢献をしてもらうために頑張って押すタイプのものではないから。
このプロジェクトを推し進めるためのアイディアは幾つかあるから、もうしばらく待っていてほしい。
まだ4週間あるから、ゆっくりと確実に勝利を掴もう!(今はインターネット時代だから、それももう時代遅れかも知れないけど)
本当にみんなありがとう!

●日本(主催者)
今日、こんなメールを受け取った。
”女性が詩を書いている作品に書かれている詩について、日本語を読み書きできない我々のために翻訳を投稿して貰う事は出来ないかな?”

これは狂歌といって、当時(1800年代初頭)に流行ったパロディ詩のジャンルだね。
これは言葉遊びが凄くたくさん含まれてるから誌の形式についての特別な知識無しには翻訳する方法が無いんだ。
2つの詩(と作者名)を現代文で載せておくけど、翻訳は他の人に任せたい。
ごめんね!

佐保姫のかすミのこすのひまもるゝ 
 はつ日のかけや出しきぬのいろ 
文窓竹雅

文このむ梅にうつりて声たつる 
 京うくひすのやはらかな歌 
伊勢涙萩

●マリボル、スロベニア
ずっと好きだった『神奈川沖浪裏』の本格的な木版画印刷をゲットするという夢が遂に叶う。
これを選んでくれて本当にありがとう。
1つ質問があるんだけど、色に関しては可能な限りオリジナルに近づけるようにしてる?
それから、レリーフ的な3Dエフェクトはあるのかな?
ショップを訪れるために近い将来日本に行ってみたいね!(自分のやる事リストに入ってる)

●日本(主催者)
↑良い質問だね。
そして未だに決めかねてるんだ。
ラインワークについては問題なし。
既に素晴らしい高解像度コピーで線は確認してる。
でも、このデザインは色んなカラーバリエーションの作品があって、どれに準拠するか決めるのが難しいんだ。
自分の個人的な趣味としては(このキャンペーンに使ってるイメージ)、右手にある有名な雲の無いの2つのバージョンよりも、波からの力をより強く感じられる背景が灰色と黒のグラデーションになっている”静かな”バージョンが好きだ。
どれにするか決める前にukiyo-e.orgを見ながらもっと考えてみるつもりだよ。
このバージョンに近いかな。
(もっとクリナップして色褪せてないけど)

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でも、みんなの意見も聞きたいね。
それから3Dレリーフエフェクトについて、この作品の白の部分に関してはシンプルにインクを使わずに紙の色で白を出してるよ。
(明治時代以前の日本のこういう印刷は白の顔料を使っていなかったから)
だからそういう場所は元の紙の厚さが維持されるし、馬簾の圧力で平らにもなる着色された部分と比べて目立つ事になるね。

●日本在住
今は日本に住んでいて、友達と一緒にオープン前のショップに行ってみた。
アメリカに戻る前に行ってみるのが楽しみだよ。
ウェブなんかのスケジュールシステムについて何か考えはあるのかな?

●カーン、フランス
終了前に4万カナダドル(約360万円)だと?

●ガティノー、カナダ
おめでとう!
君の作る『神奈川沖浪裏』を見るのもショップのグランドオープンも待ちきれないね。
2015年は木版館にとって忙しい年になるだろうな。






無事に資金を調達し、『木版館』現在浅草にオープンしています。
ネットで開店資金を募集してその年のうちにオープンしてしまうとは、例え事前に準備をしていたであろうとは言え凄い時代になったものです。
『木版館』では木版画の体験教室もできるそうです。