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今年日本でもサービスを開始した世界最大のストリーミング配信会社であるNetflix(ネットフリックス)。
『ハウス・オブ・カード』、『デアデビル』などオリジナルコンテンツも人気ですが、昨年には日本のアニメ『シドニアの騎士』を日本国外での独占配信をするなどアニメにも力を入れ始めていました。
そして先日、ニューヨークで行われたDealBook Conference(各界のCEOや金融の専門家などが今後の動向を語るカンファレンス)でNetflixのCEOリード・ヘイスティングスが壇上でこれからはボリウッド(インド映画)とアニメを自分達で作っていくと発表しました。
(訳注:現在世界的にもAnimeと言えば日本のアニメを指す事が多い)
全世界で6500万人の会員を抱える(2015年6月時)世界最大のストリーミング配信会社のアニメ制作参入に対する海外の反応です。




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●-Ziro
オーケィ、ネットフリックス、君らはアニメで成功したいんだな?
マッドハウスに5000万ドル(約60億円)ほど渡して、『ベルセルク』を最後まで作るように言うんだ。

●RealityRush:ロンドン、オンタリオ州、カナダ
↑ネットフリックスが作るのはオリジナル作品じゃなかったけ。

●vetro
↑ネットフリックスは自分達の吹き替えで独占配信するアニメの事を”オリジナル”と言ってるのでは。

●bakuhatsuda
ネットフリックスは『シドニアの騎士』と『七つの大罪』をオリジナルと言ってなかったっけ?
権利を買って配信してる作品をオリジナルと言ってるんだと思う。

●accountnumberseven
ネットフリックス・オリジナルはオリジナルじゃないものも多い。
『ベター・コール・ソウル』はイギリスだとネットフリックス・オリジナルだけど、このドラマはAMCの『ブレイキング・バッド』の続編でAMCが作ってる。

●BlueDogHouse
>マッドハウスに5000万ドル(約60億円)ほど渡して、『ベルセルク』を最後まで作るように言うんだ。
そうなったら夢が叶うんだが。
オリジナルの英語声優によるリップシンク吹き替えでCGを使っていないアニメ版『ベルセルク』を誰か作ってくれ。

●Thehoennhippo
FUNimation、Crunchyrollに続いてネットフリックスまでアニメを作るようになるのか?
どういう事になるのか楽しみだな。

●_sLAUGHTER234
↑この競争がクオリティを高める事になるといいな!

●reddstudent
↑アメリカの影響でシリーズを上手く終わらせるようになるかも。

●galactic_punt
↑アメリカの会社が日本のアニメによくある締まらない終わり方をするアニメの製作に興味を持つかどうかは疑問だしな。
が、『ヤング・ジャスティス』と『グリーン・ランタン:The Animated Series 』はオモチャの売り上げが芳しくなくて打ち切られたんだが…
(訳注:『ヤング・ジャスティス』と『グリーン・ランタン:The Animated Series 』は共にDCコミックのアメコミが原作のカートゥーンシリーズ)

●Dragon_Fisting
↑(日本の)アニメと(アメリカのカートゥーン)両者のモデル違いはアニメの場合はストーリーのある製品を売る事で、原作を買ってもらうためにエンディングをソフトにしてるんだ。
カートゥーンの場合はオモチャやストーリーの無い商品を売るというモデルだからカートゥーンは人気がなくなるまで一気に進んで、人気が無くなったらシーズンの半分でいきなりまとめて終わったりする。

●Dragon_Fisting
↑え~、『ジャスティス・リーグ』のカートゥーンは良いプロットを作るための複数エピソードの使い方も上手かったし、素晴らしいマイス(神話)編を作るために以前のDCAU(DCコミックのアニメ作品世界)を使う事も恐れてなかったぞ。
『バットマン:TAS』もオモチャの売り上げが芳しくなかったから一気に終わってしまったけど、アメリカのTVの中でも最高のストーリー(とアニメーション)があったし。

●SpicyHafu
↑ちょっと捉え方が違うみたいだな。
彼はなんでアニメは”きっちりとした終わり方をしない(weaksauce ending)”のかを説明をしているのであって、カートゥーンのクオリティについてコメントしてる訳じゃないんだ。
アニメは漫画の売り上げを助けるものであって、カートゥーンはアメコミファンよりも別のオーディエンスにダイレクトに訴求してるという事。
きちっと終わらない、引きのあるエンディングは漫画の売り上げを助ける事になるからね。
だから、業界の最大の関心毎において”ベターエンディング”は必ずしも必要ではないという事。
ネットフリックスがアニメを作りたいのは漫画の売り上げのためではなくて、ネットフリックスの会員数を増やすためだ。
現実的に言って、漫画の売り上げも助けたいだろうけど、それよりも利益の出るアニメを作りたいだろうね。

●wavyhairedsamurai
”助けて、ネットフリックス”
スタジオ・マングローブ

●PM-ME-YOUR-WAIFU
↑マングローブは素晴らしい才能とポテンシャルを秘めてるからネットフリックスの素晴らしいディレクションがあれば面白い事になると思う!

●_jrmint
↑ネットフリックスの資金、な。

●IceOfDarkness
俺は『ハナヤマタ』の第2期を待っとるよ。

●ezeymoney
ネットフリックスに『狼と香辛料』第3期を伝えられないかな?

●GGProfessor:ベイエリア、カリフォルニア州、アニメ
↑いまいちなのは『狼と香辛料』第3期が出来たとしてもアニメ(日本製のアニメ)という定義から外れそうなことだな。

●V8_Ninja
ネットフリックスのオリジナルアニメはどういう感じになるんだろう。
ネットフリックスはアメリカの会社で一番の市場がアメリカ人視聴者である以上、アメリカ人の感性にあった作品になるだろうというのは明らかだ。
それでもネットフリックス・ジャパンは本国(アメリカ)よりも所有している作品が少なくて、日本でのネットフリックス・オリジナル作品への関心はあまりないと報告されてる。
ネットフリックスが日本人の視聴者向けに日本のアニメ会社で独占作品を作るのはアジア市場で足場を作るための最良の賭けになるだろうし、(おそらくは)中国市場への足掛かりにもなるだろうな。
(中国市場への進出はネットフリックスの現時点の目標でもある)

●shimapanlover
↑真剣にそうであって欲しい。
アメリカ人の感性に合わせて作られたアニメは自分の好みじゃないんだ。
『アバター』みたいに日本以外で日本人以外を対象に作られたカートゥーンをアニメとは呼びたくないね。

●dotted
>ネットフリックスはアメリカの会社で一番の市場がアメリカ人視聴者である以上、アメリカ人の感性にあった作品になるだろうというのは明らかだ。
記事をちゃんと読んでればネットフリックスがそう考えてない事が分かるはず。
ネットフリックスはアニメだけでなくインド映画の事も話してるんだ。
日本の一般的なアニメ制作ビジネスとの違いはネットフリックスは関連商品で金を稼がないという事位だな。
だから結果として(ネットフリックスの作るアニメ)は(関連商品等の)オタク商法ではなくストーリー重視になるだろう。

●FateSteelTaylor
これは面白い事になりそうだ。
もしアメリカで作る事になるなら日本のアニメよりも遥かに予算をかける事になるだろうから。
『ザ・レジェンド・オブ・コーラ』の1話分の予算は日本の平均的なアニメよりも多いと聞いた事がある。

●cycle112
↑『ザ・レジェンド・オブ・コーラ』の1話分の予算は70万ドル~100万ドルだ(約8500万円~1億2000万円)。
『ザ・レジェンド・オブ・コーラ』のアニメーションがほとんどの大作アニメよりも良い事がこれで分かると思う。
(2、3の例外はあるけど)
近いうちに日本のアニメでこれ位の予算を掛けたものを見れるようになるかも…
もちろんまだ分からないけどね。

●ravaille
『ミストボーン』をアニメ化してくれたら嬉しいんだが。
(訳注:『ミストボーン』はアメリカのファンタジー小説:wikipedia

●turlytuff
↑ヘイ、日本。
ここにこっち版の『ロードス島戦記』があるぞ。
(アニメ化して)比べて楽しもうじゃないか。

●Tetraika
これは成功するか失敗するか。
大きな疑問は対象視聴者をどこに絞るのかという事だな(ニッチなアニメファンなのかメインストリームである西洋の視聴者なのか、その両方なのか)。
最終的に(日本の)アニメを複製したいのか、それとも資金を提供してストリーミングの権利をゲットしたいんだろうか。

●TSPhoenix:アデレード、オーストラリア
↑ネットフリックスのビジネスモデルは日本のほとんどのアニメスタジオとは正反対だし、既に開拓されてるニッチ市場に行く意味はないだろうな。
ネットフリックスがアニメを作ろうとしてる理由として唯一考えられるのは、(アニメは)西洋ではちょっと奇妙なものとして映っているし、アメリカでアニメがマネーメーカになり得ると思ってるのかもしれない。

●karlcool12
同じセンテンスでインド映画も挙げてたし、ニッチを目指してるんじゃないかな。

●mrhanover
『ハイスクール・オブ・ザ・デッド』の第2期~5期まで作ってくれ!

●Spiffu
マッドハウスに1億ドル渡して『ヴィンランド・サガ』をアニメ化してくれ。
もちろん漫画に100%忠実で。

●10luoz
日本でアニメを作るんだろうか?
それとも『ザ・レジェンド・オブ・コーラ』を作ったメンバーを雇うのか?

●mrdreka
どちらと言うのは難しいけど、カートゥーンではなく”Anime”と言ってるから日本のアニメ会社に金を払うはず。

●RealityRush:ロンドン、オンタリオ州、カナダ
↑いや、ほとんどの人が”Anime”をオリジンでは無くてアニメーションスタイルで考えてるし、今回もそんな感じだと思う。
『RWBY』の作者モンティ・オウムは自身の作品を”アニメ”と呼んでいたけど、これはテキサスで作られてたし。
日本のアニメ会社の事を指してないという訳じゃないけど、日本のアニメ会社を前提とする理由にはならないと思うな。

●mrdreka
これは面白い事になってきたな。
ネットフリックスがニッチなジャンルに狙いを付けてきたか。
チャンスを掴む気概があれば素晴らしい作品が出来るかも。

●PresidentSnow
ネットフリックス、頼むから『Darker Than Black』第3期を作ってくれ。

●Naouak
読んだ内容によるとリード・ヘイスティングスはあらゆるタイプの好みに対して答えるためにもっと良質のコンテンツをたくさん作る必要があると言ってるな。

●anarchism4thewin
アメリカではドラマが年間400本しか流れていない事に驚いた。
テレビ放映してるアニメは年間200本以上で、ニッチなのを含めるともっとあるのに。






Animeと言った場合日本のアニメを指す事が多い(海外のアニメの場合はカートゥーンやアニメーションと呼ばれる事が多い)のですが、『レジェンド・オブ・コーラ』等日本式のアニメを海外で作る事も増えてきており、この言葉だけで単純に日本のアニメを指しているとは言い切れないのですが、海外でも日本のアニメ前提で話が盛り上がっています。
ネットフリックスは『シドニアの騎士』を全世界で独占配信しているという実績もあり、『シドニアの騎士』は海外でも評判が良かったので日本のアニメに注力していくというのは十分あり得る話です。
つまりポリゴン・ピクチュアズのおにぎりの3Dモデルがよりリアルになる事に…



シドニアの騎士(15)限定版 (講談社キャラクターズA)
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