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credit:noksbearings.com

大阪に本店を持つ株式会社ジェイテクトは軸受け(ベアリング)や工作機械を作る製造会社で光洋精工と豊田工機が合併して生まれました。
ジェイテクトの前身である光洋精工は軸受けの製造大手で海外でもKOYOという名前で知られています。
ジェイテクト(旧光洋精工)のベアリングに対する海外の反応です。


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●モデスト、カリフォルニア州、アメリカ
この会社の名前は今まで聞いた事が無かった。
日本製で中国製ではない。
トラックのホイール用ベアリングを作ってる。
自分はティムケン(アメリカのメーカー)やSKF(スウェーデンのメーカー)のような名のあるブランドを買うかな。
O'Reilly Auto Partsのサイトを見たらこの名前があって、世界展開もしてるとか。

●サンディフック、カナダ
自分はもう何年も光洋のベアリングを使ってる。
何の不満もないね。
日本人はベアリングの作り方を良く心得てるよ。

●サウスカロライナ州、アメリカ
確か光洋は世界最大のベアリングメーカーだったはず。
サウスカロライナにあるティムケンの生産ラインと研究施設を買い取ってたと思う。

●ペンシルバニア州、アメリカ
光洋はかなりハイクオリティだぞ。

●インディアナ州、アメリカ
世界最大はSKFだ。
光洋も上位だけど。
確か5位じゃなかったかな。
もちろん良い品質だ。

●ロックハンプトン、クイーンズランド州、オーストラリア
昨日ティムケンのホイールベアリングキットを買った。
中に入ってたのは光洋のベアリングだった。

●ブレマートン、ワシントン州、アメリカ
こういうのはどうだ。
自分は何年も海軍で働いてて、潜水艦のコンポーネントを扱うのが主な仕事だった。
基本的に潜水艦のパーツは敵対勢力に水中のノイズを拾われないためにかなり静音性を持っている。
つまりファンやポンブ、モーター等には凄く静かなベアリングが使われているという事だ。
海軍は静音性を高度に追求してきた。
潜水艦のあらゆる部品に使われる、あらゆるアイテムのあらゆる機能に至るまでしっかりと”金メッキ(手をかけているという事)”が施されている。
ある静かな夜に潜水艦のモーターの駆動テストをしている建物に入った事があるんだけど、全く静かで冷却ブラストでたなびくタグがないと動いてるかもわからない位だった。
潜水艦で使われていたもっとも静かなベアリングは光洋で選定・テストされ、NT-3用に設計製造されたベアリングだったな。
光洋が日常的に作っているレース、ボールジオメーター、仕上げ、清掃、一貫性に敵うベアリングメーカーは世界中探してもない。
20年くらい前の話になるから変わってるかもしれないけど、それは無いと思う。

●ノーフォーク、イギリス
光洋は良いぞ。
ちなみに自分が初めて触れたのは1979年で、プランマーブロックは六角レンチで止めネジをロックするようになってた。
これが実に大変で、数百エーカーの畑のど真ん中にある農耕機具には凄い数の止めネジがあるからだ。

プランマ―ブロック
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credit:jtekt.co.jp

●オンタリオ州、カナダ
光洋のベアリングだったら間違いなし。
重工業用機材でたくさん使われてて、申し分ない性能だ。
ベアリングの故障というのはほとんどがベアリングの故障では無くて、不適切な性能や付け方、汚れや水が原因なんだ。
ベアリング自体が駄目だという事はほとんどなくてほとんどが上記の理由だね。

●サウスカロライナ州、アメリカ
>確か光洋は世界最大のベアリングメーカーだったはず。
ビッグT(ティムケン)には負けるけど、工具室の旋盤用に買ったくらい良いベアリングを作ってるな。

●ランカシャー、イギリス
光洋はジェイテクトの一部門でジェイテクトの傘下には豊田工機や自動車部品のサプライヤーもある。
確か光洋は(アメリカの)トリントン・ベアリングを買収したんじゃなかったかな。
光洋はイギリスに工場が少なくとも1つはある。
何度も工場地帯を走った事があるからね。
光洋精工が(PLCを作ってる)光洋電子工業株式会社と同じ会社かどうかは知らない。

●アリゾナ州、アメリカ
数年前に光洋の人と興味深い会話をした事がある。
彼等のベアリングは凄く良く出来てるよ。

●マリオン、サウスカロライナ州、アメリカ
ティムケンと光洋のベアリングの質についてみんなどう思う?
Dana 60(Dana社が作る車軸)用のベアリングキットを探してるんだけど両社は値段にかなりの違いがあってティムケンの方がかなり高い。
その価値があるのかな?

●リットマン、オハイオ州、アメリカ
自分は27年間トヨタ車の技術者をしてるけど、トヨタ車のトランスミッションに使ってるベアリングはほとんどが光洋だ。
で、出会った故障といえばベアリング内部のオイル漏れかコンタミ(異物混入)が少々くらい。
トヨタのトラックはキャリアローラーに光洋のベアリングを使ってるけど30万マイル(約48万km)走っても何のトラブルも無しだ。
自分は修理する時に何の躊躇もなく光洋のベアリングを使ってる。

●メリーランド州、アメリカ
今のティムケンは中国製だろ。

●ブルーリッジ、バージニア州、アメリカ
ベアリング会社で26年間働いてた。
ティムケンが一番で決まりだけど海外での競争力のために小径のベアリングは海外生産してる。
光洋は確かに良いものを作ってるけど自分ならティムケンを買うかな。

●不明
うちは光洋向けのダイパーツを作ってる。
光洋は今やティムケンを傘下に収めてる。
※2010年にジェイテクトがティムケンのニードル軸受け部門を買収した

●モーリスタウン、テネシー州、アメリカ
ティムケンのベアリングには2つのグレードがある。
パーツ屋には海外生産とアメリカ生産のが売られてる。
パーツナンバーは同じなんだけど作ってる場所が違うんだ。
アメリカ製のが欲しかったらティムケンの製造番号をメモって工業用のパーツサプライヤーに行くんだな。
あるいは航空用のパーツサプライヤー。
ティムケンのアメリカ製造版は凄く高い。
車軸とキャリアローラーのベアリングをティムケンのに替えたけど滅茶苦茶高かった。

●ベントン、イリノイ州、アメリカ
前に買ったティムケンは東欧製だったな。

●ヒルタウン、ペンシルバニア州、アメリカ
>光洋は今やティムケンを傘下に収めてる。
これならありだな。
キャリアローラー用のベアリングが必要なんだけど光洋のはティムケンの半額だし。

●モーリスタウン、テネシー州、アメリカ
ティムケンの航空用ベアリングが高いのは連邦航空局が承認する部品メーカーの認証がいるから。

●ユタ州/アラスカ州、アメリカ
俺が買ったティムケン387キャリアーベアリングはアメリカ製だったな。
Amazonを使ってみろ。

●フェニックス、アリゾナ州、アメリカ
修理キットで使うためにサプライヤーに連絡したらティムケンのは持ってないけど日本の光洋ならあると言ってきた。
凄く良いベアリングで最近のフォードでもたくさん使われているとか。
職場の自動車工からもいいレビューを貰った。
彼は自動車工を40年位していて、その彼が光洋は良いベアリングだと言ってたんだ。
想像力の誇張がされたジャンクじゃないと。
専用の炉を使ってるとも言ってたね。
それで鋼材がより硬いんだとか。
初めて聞く名前なんだけど、みんなはどう思う?
光洋のベアリングの経験はある?

●ジョージア州、アメリカ
光洋はリア車軸の交換用ベアリングでたくさん買ってるな。
ティムケンと同じくらい良いと思うよ。

●カリフォルニア州、アメリカ
エアロスペースコンポーネントからフロントドラッグブレーキを取り外した時、スピンドル用のインナーとアウターベアリングが光洋だった。
アメリカ製のベアリングに取り換えたさ。
S.C.A.T、イーグル、C.A.Tには触れる気もない。
ここのクランクとロッドは中国製だからな。

●リバーサイド、カリフォルニア州、アメリカ
日本製と中国製には大きな違いがあるぞ。

●カリフォルニア州、アメリカ
みんな本当に理解してほしいんだが、どんなパーツであれその価値の35%がアメリカで付加されたものであるならMade in the USAの刻印が打てるんだ。
例えばS.C.A.T、イーグルなんかのクランクやHビームロッドは中国で鋳造、加工されてアメリカで仕上げされてる。
これは単にUSAの刻印をしたいからで、アメリカで作られてるという訳じゃない。
中国に行ってそういう会社のパーツを作ってる部品製造工場を幾つか見てきた。
そういう事が他にもたくさんされてるんだ。

●ジョージア州、アメリカ
↑それは全くもって正しい!
何がどこから来ているのか、本当に知っている人は誰か。
そういうルートを追わない限り知る事は無い訳だ。
ちなみに、ティムケンがアメリカ製だと思ってる人に言っておくと海外に外注もしてるから。

●フェニックス、アリゾナ州、アメリカ
↑ワオ、ティムケンが外注してたなんてがっかりだ。
ともあれ、日本は高品質な鋼製品を作ることにかけては長い歴史を持ってるよね。
昔のサムライ・ソードに最高級の鋼が使われていた事は世界中に知れ渡っていて、炭素含有量と切れ味は欧州の鍛造品を上回っていたし。
自分は非常に保守的で『Made in USA』はその事を意味するはずだと信じている。
けど、最近の品質はちょっと目に留まるな。
光洋のサイトで知ったけど、ティムケンのニードルベアリング部門を買収したのか。

●サンディエゴ、カリフォルニア州、アメリカ
自分の知ってる所だとティムケンブランドはハイエンド用に使われていて光洋は低価格用だとか。

●フェニックス、アリゾナ州、アメリカ
とりあえず光洋USAのベアリングはティムケンのアメリカ工場でティムケンの機材と工員を使って作られてる訳だし、今のところありな選択肢だと思ってる。







回転機具のパーツの中で何が一番重要かと言われればベアリングだと答える人もいるのではないでしょうか。
それ程にベアリングの精度は機械の性能に大きな影響を与えます。
光洋(ジェイテクト)はトヨタ車でも使われているベアリングなのでその高品質を知っている人も多いようです。
ジェイテクトはスウェーデンのSKF、ドイツのシェフラー、日本のNSK(日本精工)、NTNに次いで世界5位の規模となっています。



ジェイテクト:Koyoベアリング 深溝玉軸受 型式:6200(オープン)
ジェイテクト:Koyoベアリング 深溝玉軸受 型式:6200(オープン)