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credit:pinterest.com

特徴的なドットを多用する作品で世界中から高い評価を得ている日本人芸術家・草間彌生さんが現在ワシントンD.C.の『ハーシュホーン博物館と彫刻の庭』で展示している『インフィニティ・ミラーズ』が人気となっています。
過去に草間彌生さんが発表してきた連作『無限の鏡部屋』の6部屋からなるこの作品に対する海外の反応です。



引用元:facebook.com

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●女性
D.C.でのことは分からないけど去年の1月LA(Souls of Millions of Light Years Away)に行った時は静かだったな。
ちょうどそこにいた時にヘッドフォンからデビッド・ボウイの『スターマン』が流れてきて、滅茶苦茶泣いた。
※昨年はロサンゼルスの美術館『ザ・ブロード』で公開していた。

●女性
↑うん、確かにLAで公開してたね。
ヘッドフォンで音楽を流しながら無限に続く部屋の中に座ったらぶっ飛ぶだろうな。
デビッド・ボウイは好きなアーティストだし、どんな経験だったか想像できそう。
また行きたくなってきた!

●ポートランド、オレゴン州、アメリカ:女性
私はこの部屋を見ただけで泣けてくる。
こんな気分になるなんて信じられない。
素晴らしいよ。

●女性
D.C.は静かじゃなかったな。
それぞれの部屋に入れるのは最長で30秒まで。
座って熟考する時間が欲しいと思った。
※この作品は1つの部屋に1人ずつしか入れないため、いられる時間が決まっている

●女性
この作品は外に出て写真を撮るまでどの位狭いか分からないんだよね。
そこが本当に凄い所だと思う。

●男性
2002年にホイットニー美術館で開催されていた『ホイットニー・ビエンナーレ』で草間彌生の『水上の蛍』を見る事が出来た。
全然期待してなかったんだけど凄かったな。
1日中見ていたいと思った位だし、15年間ずっともう一度行きたいと思ってる。
本当に魔法的だった。
水上の蛍

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credit:sumally.com

●エイボン、オハイオ州、アメリカ:女性
数年前にアリゾナ州のフェニックス美術館で草間彌生の『Dancing in the Swarm of Fireflies(群れ踊る蛍)』の部屋で婚約をして、1年後にその部屋のすぐ外で結婚式を挙げた。
人生で一番魔法みたいな瞬間だったな。

●女性
ちょうど今日見に行ったよ。
部屋は本当にクールだった。
唯一の問題はとにかくその美術館は人が多過ぎで一部屋に30秒しかいられなかった事。
十分浸りきる時間がなかった。

●ヒューストン、テキサス州、アメリカ:女性
『愛が呼んでいる』の部屋の後で『Aftermath of Obliteration of Eternity』の部屋に入った時に”宇宙の終わり”について深く考え込んで泣けてきた。
ヒューストン美術館での事。
深い体験だった!

●女性
火曜日に友達と一緒に行ってきた。
カボチャが事故でダメージを受けた直後。
展示は良かったんだけど一部屋に20秒しかいられなかったからもう一度入りたくなったね。
※先日、自撮りをしようとした観客が草間彌生さんのカボチャにぶつかって壊すという事故があった

●デイトナビーチ、フロリダ州、アメリカ:女性
コンセプトアートは冷めた目で見る事が多いんだけどこれは美しくて素晴らしいね。
ストロボへの注意書きも良かった。

●女性
私はD.C.に住んでて、地元の雑誌に書かれてた記事で知った。
明日見に行く!

●トロント、オンタリオ州、カナダ:男性
(アメリカのオルタナティブメタルバンド)『ザ・デフトーンズ』がアルバム『Koi No Yokan / 恋の予感』でカバーに草間彌生の作品を使ってたな。
『Koi No Yokan / 恋の予感』は好きな作品で、これでどこからこのカバーが来たのか分かった。
※正しくはFuturaというアーティストがカバーを手掛けている 

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credit:The Deftones/Koi no Yokan

●ケニルワース、イギリス:女性
ワシントンD.C.の後は夏頃にシアトル美術館で展示されるね。
シアトルに行く時に絶対見に行くつもり。

●ワシントンD.C.、アメリカ:女性
絶対に20秒以上必要だよ。

●女性
草間彌生は前に芸術の事を考えていないと死んでいたかもしれないと言ってた事がある。
それが彼女を何年も突き動かしてるんだね。
これを作っている時、彼女の頭の中には何が見えていたんだろう。

●女性
彼女は長い経歴を持った素晴らしい芸術家だね。
彼女の(精神)障害は彼女の創造性を高めていると同時に人生や仕事を困難にもしてるのかも。

●女性
フェニックス美術館で見てきたよ。
最初は床も壁も無いような錯覚がして怖かった。
本当にものの見方が変わって素晴らしかったな。

●ダーラム、ノースカロライナ州、アメリカ:女性
この部屋に入ったらどういう感じがするんだろう?
圧倒される?心地が良い?
外向的か内向的かで変わってくるかな?

●男性
この芸術は好きだな。
それはそれとして無限は理解しやすいシンプルなコンセプトでもある。
有限な文章やメディアで説明しようとしなければ。

●男性
4年前に見に行ったな。
魅力的な展示だった。
動画のとは少し違ってたけど。

●プナルウ、ハワイ州、アメリカ:女性
見に行きたいな。
”無限”を知ったのは6歳の時で、その後の60年にインパクトを与えてくれた。

●トロント、オンタリオ州、カナダ:女性
これは素晴らしいね。
彼女の作品はフェニックス美術館で見た事があってカナダのライアソン大学美術科で彼女の事を勉強した。
素晴らしい芸術家だね。

●女性
明日見に行くのが楽しみ!

●アトランタ、ジョージア州、アメリカ:女性
ザ・ブロードでの展示も見に行ったけど、全部見に行きたい!
次にD.C.に行った時に行こう。
(できれば可能な限り早く!)

●女性
D.C.に住んでたら絶対に行くのに。
ルーム5がクール過ぎる!

●女性
確かルイジアナ州に行った時にこの美しい展示を見たと思う。

●男性
何度も見たくなるな。
出来ればもっと長くいたかった。

●フィラデルフィア、ペンシルバニア州、アメリカ:女性
草間彌生の『インフィニティ・ミラーズ』を見にハーシュホーン博物館に行く時間を作らないと。

●マンハッタン、ニューヨーク市、ニューヨーク州、アメリカ:女性
ストックホルムに草間彌生の作品を見に行ったけど、これはD.C.まで見に行く事をお勧めするよ!

●ボストン、マサチューセッツ州、アメリカ:男性
(アメリカのドラマ)『The OA』に出てくる登場人物・カトゥーンのシーンがどうやってできたのかこれで理解できた。

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credit:The OA

●テンペ、アリゾナ州、アメリカ:女性
草間彌生の作品で好きなのはフェニックス美術館に展示してある1万の蛍を表現してるの。

●ニューオーリンズ、ルイジアナ州、アメリカ:女性
ニューオーリンズにも来てほしい!
この展示が死ぬほど見たい!

●フォールズチャーチ、バージニア州、アメリカ:女性
月曜の正午にネットからこのチケットを買おうとしたんだけど45分かかって最後にサイトがクラッシュして買えなかった。

●サンノゼ、カリフォルニア州、アメリカ:女性
10月にザ・ブロードに見に行こうと思ってた奴だ。
行かないと。

●女性
ハーシュホーン博物館での展示は自分達がD.C.に行く直前の5月23日で終わっちゃうんだよね。
自分の目で見たかった。

●男性
夏にシアトルに見に行くぞ。

●女性
”我、永遠にカボチャを愛す”("All the eternal love I have for pumpkins)





ロサンゼルスのザ・ブロードでは一部屋での滞在時間は45秒と決められていたにも拘わらず、午前中にその日の予約がすべて埋まる程人気だったとか。
幻覚に苦しみながらも80歳を超えて今なお精力的に活動をしています。
現在、国立新美術館で『草間彌生展 わが永遠の魂』が展示されています。



ユリイカ 2017年3月号 特集=草間彌生 ―わが永遠の魂―
ユリイカ 2017年3月号 特集=草間彌生 ―わが永遠の魂―