credit:@AkiyoshiKitaoka
立命館大学の北岡明佳教授がツイッターに投稿した錯視を利用した苺の画像が海外でも話題になっていました。
画像は赤色を含んでいないのに苺が赤く見えるというもので、これをカリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経科学者マシュー・リーバーマンさんが更に赤く見えるように加工しツイッターで投稿し、海外でも大いに議論となっていました。
credit:@social_brains
2色法によるイチゴの錯視。この画像はすべてシアン色(青緑色)の画素でできているが、イチゴは赤く見える。
— Akiyoshi Kitaoka (@AkiyoshiKitaoka) 2017年2月28日
Strawberries appear to be reddish, though the pixels are not. pic.twitter.com/Ginyhf61F7
This picture has NO red pixels. Great demo of color constancy (ht Akiyoshi Kitaoka) pic.twitter.com/pZHvbB6QHE
— Matt Lieberman (@social_brains) 2017年2月27日
引用元:Facebook.com
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●ワシントンD.C.、アメリカ:男性
間違いなく俺の脳は壊れてる。
●プリンス・アルバート、サスカチュワン州、カナダ:女性
これは実際滅茶苦茶クールだね。
●ウィニペグ、マニトバ州、カナダ:男性
元の画像のRGBを変えてみた。
驚きだ。
●女性
あのドレスは白と金だから!
●シアトル、ワシントン州、アメリカ
これはカラー・セオリーと呼ばれてるものだね。
●男性
で、この苺は何色なんだ?
青か?灰色か?
●男性
これはくだらないネットミームとは違う。
人間の目が色をどのように知覚しているかという本物の科学的サンプルなんだ。
●男性
俺達の意識って凄いな。
●西スオミ州、フィンランド:男性
何でこれが赤に見えるかと言うと、本当は灰色なのに脳が騙されて赤として見てしまうからなんだ。
●男性
自分はデジタルプリントで働いてるけど、これを説明するのはメチャクチャ大変だと思う。
●男性
何故なら苺は赤いからだ。
誰もいない所で木が倒れても音がするのと同じだ。
●不明
映画『サイコ』は白黒映画なのに血が赤く見えるのと同じだな。
●セントピーターズバーグ、フロリダ州、アメリカ:男性
自分は赤緑色盲なんでおかしなことにこの苺は赤じゃなくて緑に見える。
●男性
俺達の目は一番明るい所を元に調整をしてて、そこを基本の白としてるからだな。
●男性
色は相対的なもので、脳は馴染みのある物体の情報を組み込みがちだから…だと思う。
●サンティアゴ、チリ:男性
緑に見える。
(うん、自分は色盲なんだ。でも苺は赤に見えるよ)
●男性
何故なら黒は悪で赤は愛、そして自分には愛しか見えないから。
●カーディフ、イギリス:男性
皿を白だという前提で見てるからかな?
青に見える部分の青を無視してるからとか。
●男性
イリュージョンを知覚したのはこれが初めてだ。
●男性
どのピクセルにも赤成分は含まれてるだろ。
何を言ってるんだ?
●ビバリー、マサチューセッツ州、アメリカ:男性
あのドレスが青と黒だとは誰にも言わせねえ。
●ロンドン、イギリス:女性
ワオ、アメージング。
信じられない。
脳って本当に凄いよ。
●不明
フォトショップでこの画像を開いて見たけど一番の暖色は灰色で色相角が264°、紫の色相だったな。
●ラウンドロック、テキサス州、アメリカ:男性
長く見過ぎて目が痛くなってきた。
脳みそがこの画像を把握しようと頑張ってたみたいだ。
●西オーストラリア州、オーストラリア:男性
目が色相を調整しようとするからだな。
赤ではないんだけど、目が他の青い部分と区別するのに十分な量の黄色とマゼンダが含まれてるからだ。
●ロサンゼルス、カリフォルニア州、アメリカ:男性
この画像をフォトショップでいじくると楽しいぞ。
この画像の一番赤っぽい所は実のところ灰色なんだけど、ブラシツールでその色を塗ったら塗った部分が赤く見えるんだ。
●男性
フォトショップで同じ様な事が出来るぞ。
ライトブルーで塗ったレイヤーを重ねて透明度を70%にしたらいい。
スポイトで色を調べても赤色は無い。
●不明
最初は全然赤に見えなかったけどスクリーンフィルターを付けてる事に気付いた。
フィルターを外したら何もかもが赤く見えた。
●男性
親指と人差し指で小さな隙間を作ってそこから苺を見てみるんだ。
そこから見えるのは青い光だけのはず。
●ロサンゼルス、カリフォルニア州、アメリカ:男性
だから絵画は全体的に進めなくちゃ駄目なんだ。
色は作品全体を見てからじゃないと判断できないから。
●男性
手で1cm四方くらいの隙間を残して画像を覆ってみるといい。
その1cm四方だと赤には見えないと思う。
赤に見えるのは苺を見てるからで、脳が苺は赤だと判断してるからだ。
●グランドラピッズ、ミシガン州、アメリカ:男性
色は実際のところ客観的には存在せず、脳によって現実のモデルに恣意的に付与されるのだと考えた方が理に適ってるな。
●ラスベガス、ネバダ州、アメリカ:女性
もしこれがブルーベリーの写真だったら赤はまた違って見えたと思う。
みんな苺を過去に見た事があって、赤だと知ってるからなんだね。
●フィルミニー、フランス:男性
これは印象深いな。
フォトショップは嘘をつかない事を知ってるから一番赤っぽい部分のピクセルと調べてみたけど灰色だった。
赤だと見てるけど、実際は赤でもあり青でもあり緑でもある訳だ…
全く、脳ときたら。
●ラグナ・ビーチ、カリフォルニア州、アメリカ:男性
赤のチャンネルを全部0にしたらこんな感じ。
credit:googleusercontent.com
●男性
ヘロー、自分は科学者だ。
なんでこの苺が赤く見えるかというと、苺が凄く美味しそうだから。
みんな赤い苺の美味しさに馴染みがあるから、薄青のフィルターを通しても美味しそうに見るんだ。
更にこの実験をしたければ美味しそうな苺に緑のフィルターをかけてみると良いよ。
一度でも苺を見て、更に味わってしまったら美味しそうな赤色に見えてしまうという訳だね。
サクランボやラズベリー、真っ赤なリンゴでもこのユニークな実験をする事が出来るよ。
ちなみにみんなが何を信じていようと苺を一番美味しく食べる方法はストローじゃなくてスプーンだ。
●サレー、ブリティッシュコロンビア州、カナダ:男性
カラー・セオリーがそうさせてる。
それからシアンとマゼンダが目にこの苺は赤だと伝えるのにかなり良い仕事をしてる。
●男性
レーザープリンターで写真を出力した事があるならこの効果を日常的に見てる事になる。
全部が全部そうだとは言わないけどレーザープラインターは顕微鏡レベルでCMYKLのドットの連なりになってるんだ。
C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(クロム)だから、赤は1つも含まれてない。
脳はこのドットの組み合わせを”赤”だと認識してる訳だ。
もっと進める事も出来るけど、コメント欄が長くなりすぎるからね。
●デンバー、コロラド州、アメリカ:男性
この画像にはまだ赤のチャンネルが含まれてるぞ。
青と緑がシフトアップしてる中でシフトダウンしてるだけだ。
ここにデモンストレーションを紹介しておく。
最初の画像が記事の画像で、次の画像がカラーグレーディングソフトにかけたヒストグラム、3枚目がカラーチャンネルのバランスを元に戻したもの(作業時間は5秒)で、最後のが実際に赤のチャンネルが無かった場合の画像。
credit:imgur.com
credit:imgur.com
credit:imgur.com
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●男性
自分達が”見てる”色は目に見えないスペクトラム(連続体)の中にある。
認識できるのは視野の中にそのギャップが残るからで、脳がそのギャップを埋めてるんだ。
●男性
みんなこの画像のスクリーンショットを取ってフォトショでもGIMPでもMSペイントでもいいから開いてみるんだ。
そして一番赤っぽいピクセルを見てみろ。
灰色だってわかるから。
これはどんな照明の下でもそのものの色を正しく認識する「色の恒常性」と呼ばれるものを利用した錯視だそうです。
過去に赤と認識したものはある程度赤と認識し続けるという事でしょうか。
苺を見た事が無い人にこの画像を見せたら何色に見えるのでしょうか。
試しにコメントに載ってる方法でラズベリータルトを加工してみたり。
(青色レイヤーの透明度は60%)
おそらくRがGB以上の数値になってるピクセルはないはず…
こちらが元画像
試しにコメントに載ってる方法でラズベリータルトを加工してみたり。
(青色レイヤーの透明度は60%)
おそらくRがGB以上の数値になってるピクセルはないはず…
こちらが元画像
credit:kedo.org
credit:onlyfoods.net
それなら赤く見えるのは当然。
画像編集ソフトで調べればすぐに判る事。