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農機具メーカーであるクボタは海外にも展開しています。
イギリスの農家が集うサイトでクボタのトラクターについて語っていました。

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●シュロップシャー、イギリス
みんなこんにちは。
ちょっとした調査をしてる所なんだ。
農園用や家庭菜園用にクボタの普通のトラクターに興味を持ってて。
クボタのトラクターを持っている、使っている人達はどう感じてる?

●サウスノーフォーク、イギリス
2台持ってる。
2205と2110。
両方共素晴らしい機械だよ。

クボタB2110
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credit:machinio.com

●サン=マルシアル=シュル=イゾップ、フランス
イギリスではないけどフランスだとそこら中で売られてるな。
自分も3つの畑でクボタのトラクターを使ってるよ。
ローダー(バケット)を付けた7040を持ってるけど素晴らしいね。
17カ月で875時間稼働させてるけどスパナを使ったのはフィルター交換とホイールトラックを広げた時だけだ。
ローダーを使う時は後部にカウンターウェイトが必要になるぞ。

クボタM7040
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credit:tractorsinfo.com

●ダーハム郡、イギリス
2009年からM8540を3年間使ってた。
一切苦労した事は無いし、スパナを使う事もなかった。

クボタM8540
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credit:tractorbynet.com

●ハンプシャー、イギリス
番号は分からないけど1985年製のを一台持ってる。
あと1990年製のディーゼル芝刈り機も。
どちらも凄く頑丈だし庭起こし用ににMK5000を3台買った所だ。
来年あたり更新用に150馬力のを買うかもしれない。

クボタMK5000
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credit:nrichardsonkubota.co.uk

●不明
M6040を持ってる。
2600ガロン(約1万1800リットル)のタンカーの牽引に使っていて、耕うんにも使ってる。
ちょっとした庭仕事にも。

クボタM6040
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credit:jfhanleygroundcare.com

●不明
部品交換が高くなるんだよな。
それに他のメーカーがフレーム内にいれる部品が5点の所を9~10点だったりする。
だから特に細かな部品の交換が高くなるね。
大きな部品はそうでもないんだけど。

●不明
↑小型トラクターだから部品を収めるスペースがそんなにないんだ。

●コーンウォール、イギリス
数年前にローダーを付けたM130Xのデモを見た。
去年のクリスマス前にはM110GXのデモも見たな。
両方共良いトラクターに見えたし、農場でする仕事全てに使えそうな感じだった。
値段がとんでもなく高かったし、M110GXは電気系がかなり多かったからより技術が要りそうだったな。

クボタM130X
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credit:farminguk.com

クボタM110GX
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credit:traktorykubota.pl

●サウスイーストウェールズ、イギリス
ME8200(2005年)とM9540(2012年)を持ってるよ。
両方共ローダー付き。
古い方が良いトラクターで、一緒に比べても優れてる。
新しい方は運転席は大きくて良いんだけど全体的には劣ってるかな。
両方共問題はごく小さなものばかり。
まずエアシートの電源ケーブルが切れる。
ケーブル交換のためにシートを外さなくちゃいけなかった。
M9540の方はギヤレバーが外れた。
上半分がプラスチック製でネジで留められてる。
半分になるなんて気づかなかった。
値段はそうでもないけど手間ではあるな。

古い方は排気系統が錆びた。
とにかく仕事をしてくれるよ。
(牧草などの)梱包、耕うんをするのに十分なパワーがある。
自分達で修理ができる位シンプルだしね。
凄く小さいから小さい庭でも小回りが利く。
ローダーで何かを持ち上げる時は後部に重しがいるし、後ろに何かを付ける時は前方に重しがいるね。
最近は130馬力の新品を探してる。
凄く良い出来なんだけど5万ポンド(約700万円)は自分達には高価すぎたな。

クボタME8200
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credit:globalauctionplatform.com

クボタME9540
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credit:globalexportmachinery.com

●ウェールズ、イギリス
ローダー付きのL5030を持ってるよ
52馬力なんだけどうちの83馬力のクラース(ドイツ)・Celtisをぶっちぎってるね。
新品で買ってもう12年で交換したのはフィルターとオイルだけ。
落ちた部品も緩んだ部品も無し。
究極の戦艦だ。
それから36馬力の芝刈り機も持ってるけどこっちも素晴らしいね。

クボタL5030
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credit:cowlingagri.com

●ウスターシャー、イギリス
クボタが(アメリカの農機具メーカー)グレートプレーン社を買収するってツイッターで流れてたけど、本当なのか?

●ハンプシャー、イギリス
↑本当。
クバンランド(ノルウェーの農機具メーカー。クボタが買収した)やグレートプレーンにかなりの資金を投入したけど農機具部門になるのかどうかは気になるな。
レジャー部門の方が良い市場になると思うだけに。

●ケレディジョン、ウェールズ、イギリス
↑レジャー部門とトラクターの軽作業や芝管理は根っこの部分が同じだからな。
小型ユンボや大規模農業に関してはまだ本格的に参入してないからこの方法しかなかったんだろう。
小さなマーケットのシェアであったとしても世界規模になればエンジンやアクセルも膨大な数になるし、他の大きな製造業者が購入を決定する事にだってなるかもしれない。
マイナーな芝刈り部門が駄目になる事もあるかもしれないし、これは理に適ってると思うね。
それにクボタはまだ収穫機市場には参入してない。
良い投資を1つしたらみんなが買ってくれるようになるかもしれないし、そうすれば色んな市場でクボタの名前がブランド化する事もありえるし、短期間のうちに3万台を売る事だってあるかもしれない。
しかもそれには全てクボタのエンジンとGIMA(フランス)のトランスミッションが乗るんだ。
これは他の大企業にとってかなりの衝撃だと思うぞ。

●ハンプシャー、イギリス
↑クボタがGIMAを買うかどうかはわからないぞ。
AGCO(アメリカ)と協力してるようには見えないし。
クボタは内製品を使うのが好きだし間に合わせでZFを使ってるだけだと思うな。

●ウッドブリッジ、サフォーク、イギリス
新型のM7171プレミアムKVT170馬力についての記事を読んだところ。
5年間5000時間の保証付きで小売価格は11万3000ポンド(約1560万円)だから現場での価格は8万ポンド(約1100万円)って所か。
バーゲン価格の市場をターゲットにしてないのは間違いないな!
新規参入メーカーとしてこの価格に説得力を持たせられるのだろうか?

クボタM7171
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credit:youtube.com

●リンカンシャー、イギリス
5年保証は何らかの形で役に立つだろうな。
もっと気になるのは中古で売った時の値段だ。

●ケレディジョン、ウェールズ、イギリス
他のブランドと比較する時は同等モデルと比較するべきだな。
マコーミック(アメリカ)やドゥーツは大企業同士で機材をシェアできるようにしてるから機材の多さでは敵わない。
クボタは4気筒でマコーミックには名高いFPT6気筒エンジンが搭載されてる。
5年保証を付けたマコーミックと値段の差がどの位あるかだな。

●イーストヨークス、イギリス
クボタのトタクター好きだ。
クボタのトラクターを見られるようにもっと広い畑があれば。

●ミルデンホール、イギリス
クボタのトラクターはスマートに見えるね。
ドゥーツ(ドイツ)と価格面で競合できて、5年保証がもうちょっとマシになればいいのにと思うよ。
前も言ったけど買い取り制度を導入したらかなり人気になると思う。
別に気前よくする必要はなくて、保証が切れた後でも無価値になる訳じゃないというのはかなり安心感がある訳で。

●チェシャー、イギリス
↑中古の大きな芝刈り用トラクターを買うと良いぞ。
価値は全然残りまくりだから。

●ハートフォードシャー、イギリス
明日の稼働で200時間になるけど問題は一切なし。

●不明
↑もっと教えてくれ。
何か交換した?
他社と比べて性能はどう?
他のトラクターもあるのにクボタを選んだ理由は?

●ハートフォードシャー、イギリス
前はValtra(フィンランド)を使ってて、本当に頑丈で良いトラクターだったんだけど唯一の問題がAGCO(ValtraはAGCOの一部門)がディーラーを2マイル(約3.2km)先から1時間以上遠くに移してしまった事で。
それが理由でクボタに変えたんだけど、2014年にディーラーがプロトタイプを運転させてくれるためにドイツまで連れてってくれた。
2016年2月にディーラーの元に到着して、プレートが変わるなりそのトラクターをゲットしたよ。
5年間5000時間保障でValtra T151がハイテクのM7171KVTになってしかも馬力も10馬力アップした。
新品だから性能は当然だけどドライバーは前より全然良くなったと言ってるね。

Valtra T151
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credit:brownsag.co.uk

●ダービーシャー、イギリス
クボタはトラクターをプレミアムエリアに乗せるためのマーケティングが真剣に必要だn。
クボタの小型農業用トラクターはまだ安価なトラクタータイプではあるけど、整地機器はかなり高級機種扱いだし。

おそらくあらゆる部門に鳴り物入りで入っていくんだろうけど。

●ダービーシャー、イギリス
M9960をゲットしたけど自分にぴったりだった。
何時間も使う訳じゃないから運転席は基本的なので十分だし小さな庭だと小旋回機能があった方が楽だから。
不満点は特に見当たらないけど後部が軽いからローダーで800kg位のものを持ち上げる時はウェイトが必要だというコメントには同意する。

クボタM9960
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credit:kubota-eu.com

●ケレディジョン、ウェールズ、イギリス
↑小旋回機能と小型モデルの旋回を助けるフロントアクセルの2段階速度はクボタのユニークで素晴らしい機能だと思う。
この点においては他のトラクターメーカーは太刀打ちできないし、購入時の決定要素として大きな位置を占めてるのは間違いないな。
70馬力の4WDですらマッセイ・ファーガソン135と同じような小旋回が出来るわけだし。
(マッセイ・ファーガソンはアメリカのトラクターメーカー)

マッセイ・ファーガソン135
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credit:tractorsinfo.com

●ハートフォードシャー、イギリス
クボタの大型トラクターの燃費について。
自分はロータリーで11インチ(約28cm)の深さで耕うんしてる。
ドゥーツM420(155馬力4気筒)だと1エーカー(約4000平方メートル)耕すのに使う燃料が6リットル。
クボタM7151(150馬力)でパワーシフトをオンにして同じ設定にすると1エーカーで5.3リットル。
クボタで25エーカー耕して消費量を確認したよ。
200時間稼働させて若干緩んできた位。

ドゥーツM420
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credit:technikboerse.com

クボタM7151
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credit:zuidberg.com






ここ数年クボタの業績は絶好調で農業用機械世界メジャーの一角に食い込むまでになっているのだとか。
今までは小型トラクターがメインでしたが今後は大型トラクターも作っていくそうです。
最近のトラクターはアタッチメントで自動運転ができるようにもなっています。



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