00077
credit:imgur.com

世界各国民間伝承や都市伝説には様々なオバケやクリーチャーが登場します。
海外のサイトでそんなオバケ達を紹介していました。
日本の妖怪や都市伝説も登場しています。

引用元:imgur.com

スポンサードリンク



『奇妙な伝説上の生き物達』

1.唐傘オバケ:日本
00068
credit:imgur.com

日本では命を持たない物でも命を得る事があると信じられており、そうなった物は”付喪神”と呼ばれていて、その中の1つに傘がある。
唐傘オバケは1つ目に2本の腕、大きな舌を出した口、日本のサンダルを履いた1本の人間の足を持ったフレンドリーな精霊だ。

2.食人鬼:日本
00069
credit:imgur.com

日本の仏教に出てきており、”人を食う鬼”という意味だ。
これは強欲だった人間の呪われた魂で、人間の死体をむさぼるために夜中にさ迷い歩いている。
食人鬼は鋭い爪と光る眼を持った腐りかけた死体の様な外観をしていると言われている。
そして魔術の様な力で正常な人間のように偽装し普通の生活を送ることができるとも言われている。

3.コカトリス:イングランド
00070
credit:imgur.com

コカトリスは雄鶏の頭を持った2本足の竜という伝説上の生き物だ。
アレクサンデル・ネッカムの『事物の特性について』(1180年)によると鶏が産んだ卵を蛙が温める事で産まれるのだという。
コカトリスに見られると人は石になる。
コカトリスは空も飛ぶことができる。

4.アスワン:フィリピン
00071
credit:imgur.com

アスワンは吸血鬼や幽霊、魔女、あるいは様々な種類の獣人の合成として扱われる事が多いフィリピンの伝説に登場するモンスターだ。
アスワンが出てくる物語は多岐に渡っている。
スペインの植民者は16世紀においてもフィリピンで最も恐れられている伝説上のモンスターはアスワンだと残している。
アスワンは人間に化ける事も多く、見抜く方法は近くによって見る事だけだと言われている。
瞳の中に映った自分の姿が上下逆さまだったらその相手はアスワンなのだ。

5.デュラハン:アイルランド
00072
credit:imgur.com

デュラハンはアイルランドの伝説に出てくるクリーチャーで、”頭無し”という意味。
デュラハンは黒い馬に乗り腕に自分の頭をかき抱き、別の手には人の背骨を持ちそれを鞭のように使う頭の無い騎士だ。
頭の目は始終辺りを見回し、口は不気味な笑みを浮かべている。
デュラハンが乗馬を止める時は誰かが死ぬ時でもある。
人の名前を呼ぶとその人物はたちどころに死んでしまう。
デュラハンを止める術はなく、鍵のかかった門でも通り抜けてしまう。
そしてデュラハンが仕事をしている所を見てしまったらデュラハンは見た人物に血を浴びせかける。
それは”次はお前だ”という合図だ。
身を護るにはデュラハンが恐れる黄金で防ぐしかない。

6.ブレムミュアエ:ギリシャ
00073
credit:artandfantasy.com

ブレムミュアエも頭の無いクリーチャーだ。
人を食い、胸に顔が付いている。
(古代ギリシャの歴史家)ヘロドトスによると古代リビアに住んでいたらしい。
名前は2つの古代ヘブライ語から来ており、ざっくり訳すと”脳無し(no brain)”という意味になる。

7.Bean nighe:スコットランド
00074
credit:imgur.com

死を告げるために地下から来たメッセンジャーと言われているスコットランドの妖精。
名前は”洗濯女”という意味になる。
埋葬された死者の死装束の血を洗い落とすために乾いた川を彷徨い歩いている。
彼女達は1つの鼻腔、大きな1本の歯を持ち、緑の服を着ていると言われている。
彼女達の出す3つの質問に上手く答える事ができたら彼女達は3つの質問に答えてくれる。
更にこれから死にゆく者の名も教えてくれる。

8.Bakhtak:イラン
00075
credit:imgur.com

悪夢を見た事があるだろうか?
ペルシャの伝説によるとそれはBakhtakのせいらしい。
目に見えず、犠牲者の胸の上に乗って夢を悪夢に変えるという。
更にその体重で金縛りも起こさせるのだとか。

9.Abarimon:ネパール
00076
credit:imgur.com

Abarimonは同名の地方に住むという伝説上の人々の名前だ。
彼等は動物と一緒に暮らしているという。
前後逆になった足を持ち、非常に速く走る事が出来るのだとか。
Imous山(ヒマラヤとしても知られている)の谷に彼等の国がある。
その国の大気は独特で長寿になるのだとか。
また、彼らはその大気でしか生きられないために他の場所に行くことができないらしい。

10.赤マント:日本
00077
credit:imgur.com

日本で有名な都市伝説だ。
トイレに現われ、犠牲者に赤い紙が良いか青い紙が良いかと聞いてくる。
(赤いマントと青いマントを身にまとっているバージョンがある)
もし赤と答えたら切り殺され、青と答えたら顔が青くなるまで首を絞められる。
正しい答えは”紙は要らない”で、そう答えると去っていく。

11.サムヒギン・ア・ドゥル:ウェールズ
00078
credit:imgur.com

ウェールズの伝承に出てくる邪悪なクリーチャーで沼に住んでいる。
足が無く蝙蝠の羽根を持ち、先端が矢じりの形をした長いトカゲの尾を持った蛙の姿をしていると言われている。
羽根を使って水と水を行き来するためにこの名がつけられた。
釣り糸を切ったり、家畜を襲うと言われており、時には漁師も食べられてしまうらしい。

12.Popobawa:タンザニア
00079
credit:imgur.com

Popobawaは70年代以降独特のスタイルでタンザニアのペンバ島民を脅かしてきたと言われている。
独特の匂い(かなりの刺激臭だと言われている)を持ち、巨大な槍を持った空飛ぶ一つ目の鬼の姿をしているらしい。
男性だけを襲い、拷問にかけて自分の事を他の人にも広めろと告げる。

13.ヴォルパーティンガー:ドイツ
00080
credit:imgur.com

バイエルン州の黒い森に棲んでいると言われている。
雄鹿の角と鳥の羽根、アヒルの足を持っていて空中でも水中でも移動することができる。

14.Phaya Naga:ラオス
00081
credit:imgur.com

メコン川の特定の地域では夕方に魔法のような光景を見る事が出来る。
10月の満月の夜の午後8時頃、数百もの卵サイズの火球が水面から星に向かって波動拳のように立ち上って消えていくのだ。
地元の人々はこれはPhaya Nagaという巨大な鰻が起こしているのだと言っていて、生体も発見されたのだとか。
伝説によるとこの火球は仏陀への感謝の印らしい。
2003年、タイのテレビ局のレポーターはこの火球は仏教徒が祝賀用に打ち上げた曳光弾だと主張し、ラオス政府はこのレポーターを逮捕した。





●comment
ドイツでは我らが恐怖を愛でている。

00082
credit:imgur.com

●comment
カナダには何もないのか?
カナダグースがそうなのか?

●comment
ウェンディゴ(wikipedia)というのがいる。
※北米先住民族に伝わる精霊

●comment
ウェンディゴがカナダというよりも北米先住民族だな。
自分の知ってる限りだとその伝説はアメリカ中東部からカナダにかけて広がってる。

●comment
カナダならオゴポゴ。(wikipedia
※ブリティッシュコロンビア州オカナガン湖で目撃されたUMA

●comment
↑オゴポゴのボートツアーってまだやってるのかな。
子供の頃にはやってたんだけど。

●comment
最初の唐傘オバケはカクテルの上に乗ってる小さな傘への感謝を忘れると現れる。

●comment
↑実際の所神道では長期間愛用された物に付喪神が宿るんだけどな。

●comment
赤マントへの適切な答えは”使用中の個室に入ってくるんじゃねえ!”じゃないのか。

●comment
ゲーム『仁王』の唐傘は滅茶苦茶厄介だった。

●comment
↑俺は琵琶牧々が好き。
自分を弾いている三味線と死体いう外見が良い。

●comment
唐傘オバケは『あずまんが大王』と『ラグナロクオンライン』を思い出す。
俺も年を取ったな…

●comment
唐傘オバケは『星のカービィ2』で見たぞ!

●comment
↑3にも出てる。

●comment
ヴォルパーティンガーはバイエルンで嫌いなものの1つだ。
本物の動物を使った剥製バージョンがあるんだけどそれがまたかなり邪悪なんだ。

●comment
もっと知りたいな。

●comment
1(唐傘オバケ)は100%ビルサイファーだろ。
※ビルサイファーはアメリカのカートゥーン『怪奇ゾーングラビティフォールズ』のキャラ
ビルサイファー
00083
credit:gravityfalls.wikia.com

●comment
日本の妖怪についてもっと知りたい人は素晴らしいデータベースがあるぞ。

●comment
ヘロドトスめ。

●comment
良いリストだな!
バリの吸血鬼ことレヤック(wikipedia)が滅茶苦茶恐ろしかった。
頭が分離して飛んでいくシステムになっていてまだ生まれていない赤子の血を吸うんだ。
 
●comment
アスワンは上半身と下半身が分離して空を飛びながら妊娠してる女性を探して腹の中の赤ちゃんの血を吸うんだよな。

●comment
日本の会社で唐傘オバケや他の妖怪のプラスチック製のフィギュアを作ってる所があったよな。

●comment
モスマン(wikipedia)はどうだ。
町ぐるみでモスマンに嵌ってる所があるぞ。
※ウェストバージニア州ポイント・プレザントに現われたUMA

●comment
何があってもアスワンだけは見ちゃいけない。
眠れなくなるぞ。

●comment
トリニダード・トバゴにもAbarimonとよく似たDouenというものがいる。
洗礼を受ける前に亡くなった子供の霊だと言われてるよ。

●comment
ペルソナ!

●comment
日本にはもっともっと妖怪がいたはず。
近くにいさえしなければ問題ない。

●comment
Bakhtakはドイツのアルプ(wikipedia)に似てるな。
※8の画像はフュースリーの『Nachtmahr(悪夢)』に描かれたアルプ

●comment
東京喰種の喰種って食人鬼をベースにしてるのかな。

●comment
最初のはこれに似てる。

00084
credit:imgur.com

●comment
赤マントは”黄色”と答えると体をねじ切られるんだったはず。

●comment
クソ、ウェールズめ!
他の国は不気味なデーモンやクールなゴブリンなのにうちらは羽の生えた緑のブヨブヨかよ?

●comment
もし日本の妖怪をもっと見たかったら『仁王』をプレイすると良いぞ!





世界中に様々な伝承やUMAが存在しています。
東南アジアには頭が空を飛び人を襲う妖怪の話が各地にあり、日本のろくろ首はこれが由来であるという説もあります。
Phaya Nagaは今でも実際にその現象を見る事が出来るのだとか。



図説 日本の妖怪
図説 日本の妖怪