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credit:straightrazorplace.com

刃物用の鋼材といえば日本が世界的に有名ですがスウェーデンも世界最高級の刃材を作る事で知られています。
海外の剃刀愛好家が集うサイトで日本製の鋼材とスウェーデン製の鋼材について語っていました。

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引用元:badgerandblade.com

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●メイン州、アメリカ
日本製の鋼材が硬い事は知ってるし、スウェーデン製の鋼材が硬い事も知ってる。
この2か国の剃刀を比べたらどうなるんだろうか?

●コナス、フロリダ州、アメリカ
あるいはスウェーデン製の鋼材を使って日本で刃を作るとか。

●不明
(イタリアの剃刀職人)Mastro Liviによると刃を製造する際の熱処理こそが後の剃り心地の要になるらしい。
剃刀の品質においての鋼材の重要度は2番目なんだとか。
(ここでいう品質は剃刀に適さない鋼材の事は含めていない)
個人的にその鋼材がスウェーデン製なのかドイツ製なのか日本製なのかは特に気にしてないな。

●カリフォルニア州、アメリカ
全ては熱処理だ。
硬さという点においては日本もスウェーデンも平均以上を引き出すポテンシャルがある。
ロックウェル硬度(金属の押込み硬さの数値)で65以上にはなると思う。

●ウッドサイド、カリフォルニア州、アメリカ
シェフィールド(イギリス)やエシルストゥーナ(スウェーデン)は全然違うし剃刀生産国によって剃刀が明らかに変わる癖みたいなのはあるね。

●スウェーデン
>日本製の刃材が硬い事は知ってるし、スウェーデン製の鋼材が硬い事も知ってる。
>この2か国の剃刀を比べたらどうなるんだろうか?
自分も同じ疑問を持った。
スウェーデン製剃刀の経験はあるんだけど日本製のはまだないんだよな。

●ノックスビル、テネシー州、アメリカ
どの日本製剃刀かによるな。
普通のもあるけど大抵硬めで、無茶苦茶硬いのもある。
昔のフランス製剃刀位硬い日本の剃刀はごく僅か、あるいは無いと思う。
スウェーデン製剃刀は使った事がない。

●不明
こういう特徴付けはその国での鋼の製法であってどこで鍛造されたかではない事が多い事を覚えていてくれ。
(製法に関しては知られてしまえばある意味(国は)無関係になる)
ドイツの剃刀にはスウェーデン鋼と書かれているけど、これは一般的にスウェーデンで鍛造されたわけではなく、人気があるスウェーデンの製法で作った鋼材を使ってるという意味になる。

●コロンバス、オハイオ州、アメリカ
鋼は鋼よ。

●メイン州、アメリカ
>古いフランス製剃刀位硬い日本の剃刀はごく僅か、あるいは無いと思う。
それは面白い。
自分の場合スウェーデンと日本の鋼が一番硬くてドイツ、スペイン、フランスより上で、イギリス製が一番柔らかいという印象だ。

>ドイツの剃刀にはスウェーデン鋼と書かれているけど、これは一般的にスウェーデンで鍛造されたわけではなく、人気があるスウェーデンの製法で作った鋼材を使ってるという意味になる。
製法ではなくスウェーデンから輸入した鋼材を使ってるという意味だと思ってた。

●不明
↑一般的にはそう信じられてるけどそれは100%間違いだと保証できる。
少なくとも現代のゾーリンゲンに関しては。
製法が不明だった頃はおそらくスウェーデンから輸入してただろうけど、近年の大企業はEU内の鍛造メーカにこの仕様(スウェーデン鋼)でと入札をして、一番安い金額を提示した所が勝つから。
(常にではないけどドイツが入札を得る事が多い。そして無名の物は全てドイツで作られているというのも間違って信じられている事の1つだ)
同じようにパキスタン人が自宅で使っているカトラリー(フォークやナイフ、スプーン等の金属食器)には”Japanese 440 steel”と書かれているけど日本製の鋼材ではなく日本の製法で作られてるという意味になる。

●フロリダ州、アメリカ
どんなものにだってその役割がある。
世界最高の食材もレシピが悪ければお粗末な食事になるし、最高のレシピも食材が駄目なら不味いものにしかならない。
ビールを考えてみてくれ。
材料は大麦、ホップ、水、少々のイーストだけだけどその材料をどう配分してどう処理するかで無限の種類になる。

●ラスベガス、ネバダ州、アメリカ
>鋼は鋼よ。
それはその通り。
でも全ての鋼が同一ではないんだよなあ。

●不明
↑これ。
BMXの掲示板に行ってみ。
”もうちょっと金を出してクロモリのを買えよ、ハイテンはゴミ”とかたくさん出てくるから。
鋼(steel)は鉄と炭素からなる合金についての広義な呼び名なんだけど望む重量強度比、剛性、弾力性、末端の保持能力、硬度、耐摩耗性、耐腐食性を実現するために他に色んな材料を入れる事が出来る。
異なる製法で異なる結果になるし、同じ製法でもその後の熱処理で変わってくる。
十把ひとからげにするにはあまりに種類があり過ぎるんだ。
シェービングフォームはシェービングフォーム、空気は空気、水は水だろと言ってるようなものだな。

●モントリオール、ケベック州、カナダ
俺が聞かれたらスウェーデンの剃刀より日本の剃刀が上だと答えるかな。
でもこれは個人の好みだな。
両方持ってて両方使ってて両方好きだ。

●スウェーデン
>>ドイツの剃刀にはスウェーデン鋼と書かれているけど、これは一般的にスウェーデンで鍛造されたわけではなく、人気があるスウェーデンの製法で作った鋼材を使ってるという意味になる。
>製法ではなくスウェーデンから輸入した鋼材を使ってるという意味だと思ってた。
これは両方正しい。
今日のスウェーデン鋼は製法だ。
元々は世界で一番純粋な鉄鉱石が出るスウェーデンのバーリラーエンの鉱山産という意味だな。

●不明
非常に難しい選択ではあるけど自分ならスウェーデン製のミニマリストな剃刀のビンテージ物を選ぶかな。

●コロンバス、オハイオ州、アメリカ
>でも全ての鋼が同一ではないんだよなあ。
その通りではあるけど剃刀の刃は鍛造か鋳造かを論じてる訳ではないからな。
今回の話は鋼板から打ち抜かれた後に刃を付けた剃刀刃の事を話してる訳で。
ドイツ、日本、アメリカ、イスラエル、スウェーデン、中国等で作られた鋼材に違いはほとんどない。

>BMXの掲示板に行ってみ。
>”もうちょっと金を出してクロモリのを買えよ、ハイテンはゴミ”とかたくさん出てくるから。
わかる。
ゴルフの掲示板に時々行くけどステンレスVSカーボン、鋳造VS鍛造で議論してるスレッドがもりもり出てくる。
今回のケースだと母国の産業を支持したいとかじゃない限りそんなに違いはないと思ってる。

●不明
MMPDS((Metallic Materials Properties Development & Standardization:米運輸省連邦航空局が作成している金属材料特性の開発と標準化のハンドブック)の初版がダウンロード可能になった。
これは航空機用合金のみを扱ってるけど読んだら合金に何が含まれているのか、合金の元素、熱処理の種類、プロセス、ストレージによってでも金属の品質に大きな違いが出る事が知れるよ。
読んでみると良いかも。

●メイン州、アメリカ
鋼は鋼だけど同じような感触にはならないな。
自分が持ってる日本製の剃刀はシェフィールドのよりも硬い。
ビンテージ物の剃刀との比較も興味があるね。

●ラスベガス、ネバダ州、アメリカ
>ドイツ、日本、アメリカ、イスラエル、スウェーデン、中国等で作られた鋼材に違いはほとんどない。
これは間違い。
上に挙げた鋼材の剃刀刃を全部試した事あるか?
日本とスウェーデン製の刃で剃ってからシェフィールド製の刃で比較してみるべきだな。

●メイン州、アメリカ
ビンテージ物の日本製剃刀とスウェーデン製剃刀も打ち抜きなのか?
もしそうなら俺の幻想が砕ける事になる。
こういうのを想像してたんだが…

00614
credit:badgerandblade.com

●不明
>今回の話は板から打ち抜かれた後に刃を付けた剃刀刃の事を話してる訳で。
なんで平板から打ち抜いて作ると思ったんだ。
鋳造か鍛造だぞ。

●アッシュビル、オハイオ州、アメリカ
多分自分はかなり間違ってると思う…
遥か昔にヒストリー&ディスカバリーチャンネルで見たのだと元々日本で採れる鉄鉱は凄く質が悪かったんだとか。
製鉄技術も質が良くなかったから信頼性があって切れ味が良い刃を作るためには鋼材を何度も折り曲げて刃を作っていったとか。
海外産の石油とアメリカ、カナダ産の石油の品質の違いみたいなものかな。
海外の方が生産量は多いけど北米産の石油の方が色んな意味で優れてる。

●不明
↑鋼材を折り曲げるのは硬く弾力のある刃を作るためだな。
これは日本独特のプロセスじゃなくダマスカスでもやってた。
何世紀も日本とダマスカスで作られた刃は今日我々が作っている刃よりも遥かに優れているし、製法を再現するのも難しく、再現できなかったものもある。
それに、その製法が刃の持ちを良くするとしても、元の鋼材の質が悪いという意味にはならない。
高性能なサスペンションに使われているバネ材は凄く良い品質だけどそれでナイフや剃刀の刃を作りたいとは思わないし。
ケブラーもプラスチック製だしゴミ袋だってプラスチック製だ。
でもゴミ袋で防弾ベストは作れないし、そもそも防弾ベストは素材が一層だけじゃなくて縒って何層にもなってるんだ。

●コネチカット州、アメリカ
日本のストレート剃刀の生産は日本の国内製鉄技術が炭素や他の合金、不純物をしっかりコントロールしてクリーンな鉄を作るのに便利な近代的製法を使うようになった時期にピークを迎えてる。
低品質な鉄鉱(とそこから精錬した鋼)を使った巧妙で信じられない程大変な日本の伝統的刀鍛冶の製法は剃刀の製造には使われてないぞ。

●ミラノ、イタリア
日本とスウェーデンの剃刀両方持ってるよ。
肌にあてた感触はよく似てるし両方よく剃れる。
スウェーデン鋼を使った日本の剃刀も多いしね。

●ブルックリン、ニューヨーク市、ニューヨーク州、アメリカ
>その通りではあるけど剃刀の刃は鍛造か鋳造かを論じてる訳ではないからな。
>今回の話は板から打ち抜かれた後に刃を付けた剃刀刃の事を話してる訳で。
>ドイツ、日本、アメリカ、イスラエル、スウェーデン、中国等で作られた鋼材に違いはほとんどない。
ん~、これは同意できないかな。
鋳鉄製の剃刀は最終的に鍛造されてるよ。
鋳鉄というのは製鉄法の事ね。
剃刀の刃は鋳造した後に研いでる訳じゃない。
まず坩堝で形成し、その後鋳造し、それから鍛えるんだ。
Acier Fondu(鋳造)や坩堝製鉄工業の歴史を調べてみるといい。
近代のCPM鋼(粉末冶金鋼)のルーツは鋳鉄がハイテク素材だった頃まで遡る。
1970年頃のボーカー(イギリス)がイギリスで剃刀用に使ってた鋼板は剃刀用に特別に鍛えて作った物だったはず。
ボーカーが使ってたのはアクシデントが起きないようにどれも同じ品質の特別に選んだ輸入鋼材だったんだ。
鋼材は種類がたくさんあって1800年代中盤の鋼板から作ったイギリス製の剃刀や1950年頃のスウェーデン製の鍛造の剃刀は結構わかりやすい。
(自分とかストレート剃刀を研いで使ってる人間には)
1960年代の安来鋼と1980年代の青紙はまるで別物で、刃の出しやすさ、刃の持ち、肌にあてた感触が全然違う。
剃刀の個性は職人の技術と大きな関係があるし、鋼材の品質についても言いたい事はたくさんある。
結局のところ鋼は熱処理の仕方、その後の処理で決まるかな。
それ以外に関しては鋼は鋼だけど。

●不明
ゴジラVSインゲ一世かな?(笑)
※昔のスウェーデンの王(wikipedia




単純に日本製スウェーデン製といっても鋼材の製法なのかその国で作られたのかでも大きく変わってくるようです。
更には打ち刃物と同じ製法で作っているか、大量生産かでも変わっていくようで、剃刀の刃も奥が深い世界の様です。



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