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の続きです。
JALとANAのファーストクラスで出てくる食事、キャビン内のベッドの比較となります。

引用元:flyertalk.com

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●カナダ
食事:
JALではほとんど洋食を頼んでてANAでは純和食にこだわってるから、厳密にリンゴとリンゴの比較(同じものの比較)という訳じゃないと思う。

■JAL
JALのメニューは世界全てのファーストクラスの中で最もエキサイティングで魅力があるね。
東京にあるミシュラン3つ星レストラン龍吟のメニューが2つある。
JALはシャンパン・サロンを出す唯一の航空会社だから、初めて挑戦するのが楽しみだった。
今日用意されているのはサロン2002年とローラン・ペリエ キュヴェ・ロゼ”アレクサンドラ”2004年。
ファーストクラスらしく飲み比べを頼んでみた。

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ロゼのファンじゃないし1グラスで十分だった。
でもサロンはキープ!

それからメニューがやってきて、まずはアミューズブーシュ(つまみ)。
アミューズブーシュは(左から右に)イカの生春巻き、鮪のマリネ、フライドチキン。
どれも素晴らしかった。

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JALはステーキが素晴らしいとここの掲示板で聞いたから西洋料理で行く事にした。
私は大食漢だからチーフパサーに後で和食の前菜も頼めるかと聞いてみたら注文を聞いた後で戻ってきて問題ないと言ってくれた。
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まずはパン職人の作る素晴らしいパンのセレクション。
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レモングラス&ミントと枝豆パンを選んだ。
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それから2度目のアミューズブーシュ。
スープは席で注がれて、スープもフォアグラも本当に素晴らしかった。
スープはウニとコントラストがあってリフレッシュできたし、スープには葡萄のソースを付けて食べるフォアグラのムースが付いてたよ。
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次の前菜の”The Luxury of Caviar”というキャビア料理で、透明なチップスが乗ったキャビアを乗せるタルト、コンソメジュレの乗ったブロッコリーババロア。
キャビアの量は少ないけど必要十分で盛り付けは素晴らしく、味も全てが組み合わさってた。
タルトバーをそのまま食べるのが好きだったかな。
この料理は味だけじゃなく伝統的なキャビア料理に独創性が加わってたね。
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次の前菜は毛ガニのタルトに人参とバジルの二色のサワークリームを添えて、焼きトウモロコシスープ付き。
最初の前菜よりもこっちの方が楽しかった。
タルトは温かくてサクサクで蟹も甘くて風味たっぷり。
唯一の不満はもっと食べたかったこと。
これがメインディッシュでも良かった位!
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ステーキへの期待を込めてサロンから赤ワイン、ケンゾー・エステイト”Rindo”2010年ナパ・バレー産にチェンジする事にした。
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ちょっとだけね。
サロンを数杯しか飲んでないし。

これがメインコースの黒毛和牛ヒレステーキ、コンソメ風味の白菜で包んだ焼き茄子、コニャックと柚子で香り付けした野菜ピューレソース、カラフルな野菜のパレット。
この料理は色んな物が入っていて、こんなステーキは初めて見た。
カラフルで複雑だけど中央の料理を損なったりしてないかな?と思ったけど焼き加減は中がミディアムレアで注文通り完璧だった。
フォークで切れる位で、本気で今まで食べてきたステーキの中で最高だったね。
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デザートに入る前に日本製のチーズが軽めのサイズで幾つか出て来た。
(ルフトハンザだといつも半ブロックのチーズが出てくる!)
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デザートは機内で焼き上げた温かいピーチタルトと龍吟の代名詞であるアールグレイ風味の六本木プティング。
名前の通りのものが出てきて温かく、前述の蟹のタルトみたいに新鮮だった。
アールグレイの香りは今まで食べたどのアールグレイ風味のデザートよりも強くて、アールグレイの苦味とカスタードと桃の甘さのコントラストが気に入ったよ。
どれも甘過ぎないのが良かったね。
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食事サービスは2時間続いて、接客サービスはあらゆる面で最高級だった。
私のグラスに頻繁に注ぎ足されたし、サービスのペースも完璧だったね。

6時間の居眠りの後で目を冷ましたらチーフパサーがタオルを持ってやってきて、何か食べるものは必要かと聞いてきた。
前にリクエストした和食の前菜を食べるのにぴったりのタイミングだと気付いて、彼女は喜んで了解してくれた。
それからアラカルトメニューの”Otoriyose in the Sky”から蟹イクラ丼も注文してみた。(アラカルトメニューは今までに15回頼んだけどJALのが一番印象的だった)

ワインボトルに入ってワインのように提供されるロイヤルブルーティーのクイーン・オブ・ブルーも頼んでみた。
(説明によるとティー・ソムリエがボトル1本ずつ作るんだとか)
確かに特別で今までに飲んだどのアイスティーよりも美味しかったけど、値段もクレイジーだった!
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和食の前菜は美しい二段の箱に入ってきた。
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中の宝物は順に
上段
・生姜ソースの蒸し豚
・ホタテとキュウリのすり身におろし大根ソース
・ウニと枝豆の豆腐に海苔のソース

下段
・レモン風味の豆腐ソースをかけた蟹肉
・鮎の寿司、キスとボラの卵、茹で海老、鰻のゼリー寄せ
・茹で鮑とイカの刺身、鮑の肝、醤油
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蟹イクラ丼がそれに続いて、凄く美味しかった。
材料が素晴らしく新鮮だったね。
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果物も付いていて、これは予想外だった。
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コーヒーで絞めたけどこれはちょっと弱かったかな。
(JALに期待するコーヒーサービスとしては)
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それからジャン=ポール・エヴァンのチョコレートもあった。

着陸近くでキャビンのみんなにお土産が配られるんだけどその中にハンカチと素敵な箱に入ったジャン=ポール・エヴァンのチョコレートが入ってた!
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シカゴまであと1時間の所で山菜入りのうどんを頼んだんだけどこれがスマッシュヒット。
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成田発のJALの食事は本当に素晴らしかった。
西洋料理はハイエンドレストラン級の味と盛り付けだったし、アラカルトメニューは種類も豊富で高品質。
(このフライトでどの位の食材が無駄になるのかは考えたくない)
龍吟やジャン=ポール・エヴァンのようなハイエンドのブランドとコラボしてるのも良いね。
和食メニューの懐石は予想よりもベーシックだった。
だから西洋メニューにしたんだけど。
(隣の人が頼んでいた和食メニューを見たら3コースだったから西洋料理にしたのは後悔してない)


■ANA
前回JFK空港発の機内で食べた和食メニューは期待外れだったからANAが東京に戻る機内でどんなメニューを出すのか楽しみにしてた。
東京発のANAの和食メニューは種類が豊富。(それにミシュラン2つ星の懐石料理や・銀座奥田とコンビを組んでる)
西洋料理はそこまでじゃないから懐石料理のフルコース、前菜にはキャビアを頼んでみた。
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クリュグに嵌ってるからこれはありがたい。
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アミューズブーシュはこんな感じ。
・柚子風味のチーズバー
・牛蒡の鰻巻き
・ブロッコリー風味の鮭のムース
・干し牛肉とラディッシュ、オリーブ風味
・干し鮭の燻製

美味しくないとは言わないけど万人向けじゃない食感のものもあったと思う。
美味しかったけどね。
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はじめに来たのはキャビア、燻製ホタテ、宮崎県産白チョウザメのブランダード・ガトースタイルとレモン風味のクリームソース。
キャビアはホタテと魚に合っていて凄く軽くてスターターとしてのバランスが良かった。
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和食への期待を込めつつ漆塗りのお盆が登場。
そして日本酒が注がれる。燦然・純米大吟醸。
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それからアミューズブーシュ。
茹でエビと鮑、カツオ出汁と酢のジュレ。
マリネした菊と松茸と軽めの醤油仕立てソース。
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この鮑は今回の食事のハイライト2つのうちの1つだった。
でも松茸の香りも好きだし両方美味しかったよ。
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それから透明なスープに入ったアマダイと日本の小麦で出来た麺が来た。
魚は風味が爆発する位で、凄く美味しくて驚きだった。
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次は刺身コース。
・軽く湯通しした鯛
・軽く湯通ししたアオリイカ
・キスの昆布締めにカラスミをかけたもの

ワオ、鮭と貝しかなかったJFK発便とは全然違う。
翻訳が間違ってるのかもしれないけど鯛とアオリイカは間違いなく生で信じられない美味しかった。
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それから最初のメインコース。
・醤油仕立ての味噌で焼いたサワラ
・砕いたライスクラッカーをまぶして揚げたグローブフィッシュ

グローブフィッシュ(別名フグ)は毎日出るメニューじゃない!
サワラは今回の食事のハイライトで間違いなし。
フグは特筆すべき味ではなかったし。
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それから箸休めとして茹でた金目鯛とユリ根の真薯(しんじょ)
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それからデザートの前の最終コース。
醤油ベースの生姜ソースで似た牛肉と豆腐、ご飯、味噌汁、漬物。
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牛肉は若干脂っこかったけど美味しかった。
この時点でもうお腹いっぱいだったから量は丁度いい位。
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でもデザートは何時だって別腹だよね?
パサーが日本のデザートはあまり量が無いからと西洋のデザートを勧めてきて、マロンアイス、ミレアイスクリーム、抹茶味のビスケットセットにした。
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確かに西洋のデザートの方が量があった。
興味深い組み合わせで甘過ぎず私に完璧だったね。
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最後はプチフール(マカロン、チョコレート、ミニチーズケーキ)とアイスコーヒー。
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食事は2時間に渡って、サービスは非の打ち所が無く出るタイミングも完璧だった。
それから5時間後、アラカルトメニューからご飯の上にアナゴを乗せてスープをかけたもの(アナゴ茶漬け?)を頼んで、メインメニューから葡萄のタルト・アイスクリーム添えを頼んでみた。
ご飯とスープは別々になってやってきた。
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ぴったりの量で、アナゴも大好きになった。
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熱々で新鮮で、葡萄のタルトも素晴らしかったね。
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それから更に90分(シカゴまで2時間半)、またも小腹がすいてきたからイクラ丼とイワシの煮つけ、冷茶を頼んでみた。
(今回の注文はANAで初めて言語的障害にも遭遇した)
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イクラ丼は好みの味。
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魚も素晴らしかった。
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でもまだ物足りなかったからアイスクリームとフルーツも頼んでみたり。
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ANAの提供する料理と飲み物はずば抜けてた。
東京発の料理は以前食べたものとは月とスッポンで間違いなく料理に多様性があって内容も複雑だったね。
ANAの出す和食は魚の種類の多様さが強調されてたし、私みたいに魚が好きな人にとってかなりの魅力になってる。
でも懐石料理を楽しむには伝統的な和食が好きである必要があるし、そうでないなら出る料理は万人向けではないと思う。

■総括
全く同じ比較にはならないからこれは難しい。
ANAの和食の方がより魅力的で興味深かったけど、西洋料理はANAよりもJALの方が内容的に良かった。
アラカルトメニューはどちらも素晴らしかったね。
(ANAはメインメニューから好きなのを選べるっぽい)
飲み物に関してはJALはサロンや”クイーン・オブ・ブルー”ティーのようにセレクションが興味深くて、ANAはクリュグのように昔からの人気品を提供してる。
今回は接戦でANAに軍配を上げようかな。
でもこれは私が和食を好きだからで、今回のANAは本当に素晴らしかったと思うから。


●カナダ
ベッドと快適さ:
■JAL
JALはエアウィーヴのマットレスを使っていて、とんでもなく心地いいベッドマットになってる。
実際空の上で最も心地が良いベッドだったと思う。
(当然ルフトハンザのファーストクラスのシート/ベッドコンボを超えてる)
羽毛布団も分厚くてハイエンドホテルに泊まってるみたいだった。
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ベッドはワイドで広々としてる。
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ここの掲示板で言われているのと違って温度は丁度良かった。

■ANA
ANAのマットレスは心地よかったけどちょっと小さくてシート全部を覆う長さはなかったし、シートの凹凸を感じなくなる位の厚みは無かったかな。
羽毛布団は薄くてキャビンの高い気温が助けにはなったけど結局は安っぽく感じた。
頭周りの部分はちょっと狭く感じたかも。
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■総括
これはJALの勝ちで決まり。
エアウィーヴのマットレスが勝利を決めたし、スペースを感じたから眠りやすかった。
(どっちも凄く良く眠れたわけじゃないけど)
77WはエアバスA380シリーズよりもうるさいと感じた(A380はよく眠れるから)から、これは私の睡眠に影響あったんだと思う。

ここで今までの比較をまとめると、
・チェックイン:僅差でANA
・ラウンジ:互角
・機体と搭乗:互角
・席とキャビン:JAL
・オンボードサービスとアメニティ:JAL
・食事と飲み物:僅差でANA(西洋料理ならJAL)
・ベッドとキャビンの快適さ:JAL

バランスで言えばJALのファーストクラスの方が良かったと言わざるを得ないかな。
ハードウェアはJALの方が良くてソフトウェアも良かったし。
(ソフトウェアはANAもJALと同じくらい良かったし、私が聞いたJALへの評価は様々)
両方共素晴らしいファーストクラスだから、私が選ぶ時はスケジュールや運航してるか次第でどちらでも良いかな。
ME3(エミレーツ、エティハド、カタールの中東航空御三家の事)程の壮大さや魅力、ルフトハンザのファーストクラスターミナルのアメニティはないけどJALもANAもオールラウンドにしっかりしてて実用的で、北米の全航空会社、ヨーロッパのほとんどの航空会社を上回ってると思う。
(個人的に機内体験はルフトハンザを大きく上回ってると思う)
JALファーストクラスはシカゴ・オヘア空港でアメリカン航空のファーストクラスラウンジを使えるのも加点ポイントだね。


●不明
素晴らしい比較と美しい写真をありがとう。
どちらも素晴らしそうだけど僅かにJALの方が良さそうかな。

●シドニー、オーストラリア
素晴らしい並行比較だった!
日本の航空会社はまだ乗った事がないけど来年は何度かJALを使う予定でファーストクラスも1度乗るよ。
このレビューで楽しみになってきた。

●シドニー、オーストラリア
素晴らしい比較だったね。
日本の完璧主義の文化は魅力的だし、それがプレミアムキャビンによく表れてると思う。
だからこの比較は自分にとって凄く良かった。
両方乗れたなんてラッキーだな。
そしてこれ程思索に富んだレポートを読む事が出来た自分達もラッキーだ。
自分は2012年のシカゴ・オヘア空港~成田空港行きでようやくANAのファーストクラスを試す事が出来た(古い機体で)。
楽しかったけどちょっと無味乾燥だったかな。
(同じ旅行の上海浦東国際空港~チューリッヒ空港をスイスインターナショナルエアラインズの古い機体のファーストクラスに乗ったんだけど、こっちの方が完璧主義の中により個性が見えてて良かった)
ANAは大ファンだけど、現行のキャビンデザインは早々に廃止して新しくした方が良いと思う。
今のFとJクラスは両方共クリニック的で残念だから。
君のキュービック畑という表現は正確だと思う。
3つある窓のうち2つを塞ぐデザインをするなんてどんな星なんだ?
JALのキャビンはもっと魅力的で自分的にはプライバシーも十分だと思う。
閉鎖空間なスイートという流行はちょっと違うんじゃないかと思ってるから。

●アゴウラヒルズ、カリフォルニア州、アメリカ
投稿主の評価には全面的に同意する。
JALが出す西洋料理は素晴らしいしシャンパンのチョイスも本当に良い。
自分は日本語が少し話せるからJALでもANAでもコミュニケーションは楽だった。
どちらも好きな航空会社だ。

●イーストエスター、アラスカ州、アメリカ
いつかJALのファーストクラスに乗る方法を探さないと!
素晴らしい比較をありがとう!
これから更に多くのフライトが出来ますように!

●不明
素晴らしいレポートだったよ。
JALのファーストクラスを予約してて良かった。
西洋料理も美味しそうだ。
でもメニューを変更してないのかな?
数年前のトリップレポートでもこの和牛メニューを見た気がする。

●不明
素晴らしいレポートだった!
自分もANAのファーストクラスに乗る喜びを享受できて(古いファーストクラスだけど)、素晴らしい体験だったな。
今年の春に初めてJALのファーストクラスに乗るから(東京→JFK)サービスの比較をするのが楽しみだ。
キャセイパシフィックのファーストクラスも初めて乗るからJALとANAと比べるのが楽しみ。

●不明
素晴らしい比較だったよ。
今度の旅行の成田→スカルノ・ハッタ国際空港でJALのファーストクラスを予約しておいてよかった。
このルートのANAは無かったんだ。

●不明
本当に良い比較だったね。
来年両航空会社のファーストクラスに乗るんだけど残念なことにどちらも日本に向かう便なんだよな。
本物の伝統的な和食料亭で食べた事は無いけど和食が好きなんだ。
でもなんだか美味しそうだから食べてみようと思う。





まさに高級レストランとも言える料理の数々。
普段エコノミーどころかLCCを利用している自分とはまさに別世界。
一生に一度は乗ってみたいものです。



日本料理 龍吟
日本料理 龍吟