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credit:J-Novel Club

ここで何度か取り上げた事のあるJ-Novel Clubというサイトは日本のライトノベルを公式翻訳し、月額固定で好きなだけ読めるというサービスです。
1冊の本を数十ページ毎に翻訳してリリースするという形式になっており、オーバーラップ文庫とHJ文庫とタイアップしており、この度講談社ラノベ文庫の作品も扱うようになったとの事。
(現在、講談社ラノベ文庫の『クロックワーク・プラネット』を配信中)
このJ-Novel Clubの設立者が海外の掲示板で質問に答えていました。

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引用元:reddit.com

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●投稿主
新ライセンスをアナウンスしよう!
・ありふれた職業で世界最強
電子書籍版は5月6日にリリース。
1巻のパート1、パート2は現在J-Novel Clubにて配信中。

●comment
↑ハハ、遂に読めるのか。サンキュー!
でもこれはやるとヒントを出してた気がする。

●comment
↑この日は祝日として永遠に記憶に留める。

●comment
↑祝日名を付ける必要すらないな。
”The Day”だけで2月17日、午後7時7分は『ありふれた』の公式ライセンスが発表された時だと簡単に覚えられる。

●comment
まだライトノベルを読み始めて数か月なんだけど、男性読者を対象にした作品が多いみたい。
主人公が男性だったり。
ライトノベルには女の子や女性向けのもたくさんある訳だけど、公式翻訳された物はないっぽい。
女性向けのライトノベルを翻訳出版する予定はある?

●投稿主
↑絶対にイエス!
女性向けラインナップも始めたいと思ってるんだ…おそらく来年になるかな。
Cross Infinite Worldみたいな新進のパブリッシャと一緒に仕事をする事になると思う。
※Cross Infinite Worldは日本の女性向けラノベや漫画の英訳出版をしているカリフォルニアの会社
でもまずは男性向けをターゲットにしようと決めたんだ。
申し訳ない、淑女諸君!
男女両方にアピールできるような作品を探してるよ。
『異世界混浴物語』にだって素敵なリザードマンが登場するしね!

●comment
J-Novel ClubはSeven Seas Entertainmentとパートナーシップを組んだわけだけど(将来はもっと色んな所と組むかも)、最終的に全ライセンス作品を紙媒体にしてみたい?
もしそうじゃないなら、紙媒体にする作品はどうやって決めてる?
※Seven Seas Entertainmentは日本の漫画やラノベを海外で出版している企業で『セントールの悩み』や『フランケンフラン』、『とある科学の超電磁砲』等を扱っている

●投稿主
↑全作品を紙媒体で出版したいけどそれは約束できないんだ。
作品によってはオムニバスとかプリント・オン・デマンドの方が合ってる物もあるだろうね。
現在のSeven Seasとの取り決めは向こうが出版したい作品という事になる。
『最果てのパラディン』を紙媒体に出来るように言ってみるつもりだよ。

●comment
↑つまりどの作品が紙媒体になるか今言える事はそんなにない訳だ?
だったら、紙媒体にする場合は別の会社がやってきてオファーを出す方が簡単?

●投稿主
↑それは絶対にそうだね!
自分達は誰にでも門戸を開いてる。
もちろん日本の権利保有者が許可した場合に限るけどね。

●comment
1.現在提携しているオーバーラップとHJ文庫の中で何がライセンスを取得の決め手になってる?
2.紙媒体になると安心して想定できるのは『オカルティック;ナイン』や『灰と幻想のグリムガル』のようにアニメ化してる作品のみ?
3.KoboでのプレオーダーがKindleやiBooksよりも遅れてる作品がある(グリムガルの2巻とか)のはiBooksやKindle版の方が売れてるから?それともKoboが扱いにくいから?
4.角川の忘れ去られたシリーズの予定はない?
例えば『シュヴァルツェスマーケ』や『マブラヴ・オルタネイティヴ・トータルイクリプス』のエンターブレイン版とか。
アニメ化もされてるしスピンオフ作品はKickStarterで100万ドル集めたのにYenPressは出版に全然興味を持ってないみたいだ。
(角川も興味ないっぽい?)
『対魔導学園35試験小隊』(こちらもアニメ化されてる)も個人的に好きな作品
こういうのは当分手が出なさそう?
※Yen Pressは北米の出版社で現在は仏アシェット社とKADOKAWAの合弁会社

●投稿主
1.出版社側が勧めてくる事もあるし、自分達がリクエストする事もある。
2.半年前なら真実だと言ってたかもしれないけど、結局はそうでもないね。
3.これはKoboでの売り上げがAmazonの売り上げの5%なのと、Koboにはプレオーダーが存在しないからで、時間と割いて優先順位を付けてようと頑張ってるよ
4.これは全く分からない。Yen Pressがライトノベルのプロダクションを立ち上げようとしてるし今すぐ角川ジャパンのライセンスを取得するのは政治的に難しいと思う。
いずれYen Pressが興味のない作品に関して角川が我々の金を受け取ることになるとは思うけどね。
でもそれには我々の経営が成功してるという実績がもっといるだろうな。

●comment
働き過ぎじゃないといいんだけど。
日本では働き過ぎで死んでしまう事があるから、同じ事が投稿主のチームにも起きて欲しくない。

●投稿主
↑ホビージャパンの人に過労死についてジョークを言ったら、もっとうちの本をライセンスしてほしいから死なないでくれ、と言ってたよ。

●comment
↑ビジネスパートナーが死んでほしくないと思ってるのは良いサインだね。

●comment
君らの扱ってるシリーズで最も読まれてる作品は何?

●投稿主
↑『灰と幻想のグリムガル』がトップだったけど『現実主義勇者の王国再建記』が奪い取った。
でもNanodesu(非公式翻訳)が翻訳を止めた所まで追いつけばまた『灰と幻想のグリムガル』がトップに返り咲くと思う。

●comment
・HJ文庫とオーバーラップ文庫とはどの位近い関係を築いてる?
・アルファポリスとか他の出版社にも広げていこうと考えてる?
・個人的な評価は悪いけど英訳はしたというシリーズはある?
・新しいライセンスを手に入れる時にはどんなモデルでいってる?
・日本で限定販売されてる短編やスペシャルを翻訳するつもりはない?
(ありふれた職業で世界最強の短編とか)
・小売店の限定版を集めるのに便利な輸入代行を知らないかな?
信用できる業者がなかなか見つからなくて
・なんでハーレム系ラノベのライセンスが多いの?
・会員にはなりたくないんだけど特定シリーズのプレミア回だけ欲しい人用のプレミアムクレジットとか作る気はない?
・まだライセンスされてないシリーズで好きなのはなに?

●投稿主
>・HJ文庫とオーバーラップ文庫とはどの位近い関係を築いてる?
既に秘密の握手を交わしてるよ
>・アルファポリスとか他の出版社にも広げていこうと考えてる?
アルファポリスの作品で翻訳したいのがあるからまた連絡してみないと。
前回コンタクトをとった時(サービス開始前)は海外ライセンスに興味はないと言ってた
>・個人的な評価は悪いけど英訳はしたというシリーズはある?
そういうのは出してない
>・新しいライセンスを手に入れる時にはどんなモデルでいってる?
モデルというのをもっと詳しく説明してくれないかな
>・日本で限定販売されてる短編やスペシャルを翻訳するつもりはない?
イエス!ゲットしたら出すつもりだよ。『現実主義勇者の王国再建記』のプレミアム電子書籍版に付けるつもりだし。
>・小売店の限定版を集めるのに便利な輸入代行を知らないかな?
自分は秋葉原でラノベを買ってるけど自分もその数に入るかな?
>・なんでハーレム系ラノベのライセンスが多いの?
・何故ならそういう作品が多いから。手掛けた作品の半分くらいがそうかな?
>・会員にはなりたくないんだけど特定シリーズのプレミア回だけ欲しい人用のプレミアムクレジットとか作る気はない?
そろそろカートのみの購入メンバー(7ドル)やプレミアムメンバー(6ドル)を用意する所に来てると思う。
もし本当に本当に本当に本当に欲しいものがあるなら、今度無料お試しクーポンを発行するまで待ってくれ。
>・まだライセンスされてないシリーズで好きなのはなに?
個人的な好みは排除しようと思ってるけど『人類は衰退しました』は翻訳してみたいね。

●comment
>>・新しいライセンスを手に入れる時にはどんなモデルでいってる?
>モデルというのをもっと詳しく説明してくれないかな
つまり、新しライセンスを手に入れる時は何を元にしてる?
販売実績?内容量?ムード?出版社からのリクエスト?
Yen Pressは出版能力が心配になる位発売が遅れに遅れてるシリーズが幾つかあるから。
もし輸入代行サービスを教えてくれたら自分のハートは君のものだ。
『ありふれた職業で世界最強』6巻に付いてくるユエのフィギュアが欲しくてたまらないんだよ。

●投稿主
何をもってライセンスする作品を決めるのかを定型化するのは凄く難しいんだけど、色んな重み要素を並べた表があってそれに客観的な得点を付けていって、その後で別な表に主観的な得点を付けて、それでランク付けをしてる。

●comment
Seven Seasとパートナーシップを結んだわけだけど、これでSeven Seasが既に漫画版のライセンスを持っているライトノベルの翻訳をするつもりなんだろうか?
Seven Seasは原作ライトノベルの漫画シリーズをたくさん持ってるから。
それ全部読んでみたいんだ。

●投稿主
↑それは絶対に可能だと思う。
ライセンスのそういう事に関して話し合いをしてるよ。

●comment
>無職転生のライセンスも可能だよ
↑こう読んだ。
J-Novel教の始まりだな。

●comment
>それは絶対に可能だと思う。
>ライセンスのそういう事に関して話し合いをしてるよ。
返答ありがとう。
追加で質問なんだけど、リリース日を日本と同時にする計画とかある?

●投稿主
↑もちろん。
少なくともアニメのサイマルキャスト(同時期配信)よりも全然簡単だと思うしね。
でも、小説の場合は本当に同時リリースを重視してる人はそんなにいないと思う。
1週間や2週間の遅れだったら大丈夫だよね?

●comment
1週間2週間なら全然あり。
日本での発売から1ヶ月後でも同時リリースと言っても差し支えない位だし。
日本で発売されたら近いうちにゲットできるという予測が立てられるのが良いんだ。
サンクス。

●comment
社長に
・ベンチャーを始める時に後押ししてくれるような市場の兆候や数字はあった?
入手可能な作品はほとんどがアニメ化したものだと考えると日本発のライトノベルはかなりニッチな市場だと思うんだけど

・女の子が乙女ゲーや少女漫画の世界に転生する作品に興味はある?

社長と翻訳家に
・シリーズ内で最高/最奇妙な内容はなんだった?
・翻訳をする前に個人的にどんな書き物をしてた?
色んなローカライゼーション家のブログを読んでると外国語を知ってるのと同じくらい英語での執筆も大事だと書いてあったから。
自分でも創作をしてた?あるいは翻訳力を向上するような書き方が何かある?

●投稿主
↑うーん、市場に対する自分の直感と、ラノベ原作アニメの普及かなあ。

個人的には『GATE』と『このすば』がアニメ化した時に原作に興味を持ったんだけど供給不足だった事から需要があるとにらんだんだ。

●J-Novel Club
>・翻訳をする前に個人的にどんな書き物をしてた?
>色んなローカライゼーション家のブログを読んでると外国語を知ってるのと同じくらい英語での執筆も大事だと書いてあったから。
これは両方混ざってると言えるかな。
自分の作品を書く時はある種の練習セッションとして行ってるけど翻訳をすることで自分の執筆能力も上がったと実感してる。
ストーリーはその作品ごとに独自の”声”を持ってる事が多くて、翻訳をする度に徐々にそれを取り入れるようになっていってフィクションそのものに慣れていくんだ。
翻訳をしていくにつれ翻訳のトーンがより統合されて自然な感じになっていってるのを感じるね。

●comment
いつかオーディオブックを出そうと思ってる?

●投稿主
↑やろうとは思ってる。
思ってる以上にお値打ちみたいだし、声優に興味がある友達もいるしね。

●comment
どの位金を出したら紙媒体で出してくれる?

●投稿主
↑5000部出せるなら問題なく紙媒体で出せると思う。
3000部でも大丈夫かも…
『灰と幻想のグリムガル』がその位出るんじゃないかな。

●comment
『最果てのパラディン』英語版ライセンス取得についての作者の思いが載ってたのが楽しかった
オピニオンやコメントとして全作品の巻末に付けられるんじゃないかな。
翻訳者のコメントを付けるとか?

●投稿主
↑『最果てのパラディン』の作者はクールだね。
『VRMMOをカネの力で無双する』のボーナスとして似たような事をする予定だよ。
でもこれは日本の権利保持者の努力も必要になるし、最初からそこにかかりきりになろうとは思ってない。

●comment
・手掛けた作品で予想外の成功を収めたシリーズは何?
・他の作品の翻訳もやろうと思ってる?それともビジネス面に集中する?
・翻訳家に翻訳する作品を選ばせてる?作品を翻訳家に割り振ってる?
・自分が翻訳した作品以外でJ-Novel内の作品で好きな作品はある?

●投稿主
>・手掛けた作品で予想外の成功を収めたシリーズは何?
今のところ自分の予想通りだけど『現実主義勇者の王国再建記』が予想よりもヒットしたかな
>・他の作品の翻訳もやろうと思ってる?それともビジネス面に集中する?
『人類は衰退しました』なんかのライセンスをゲット出来たら是非自分で翻訳したいけど無理っぽそう。
>・翻訳家に翻訳する作品を選ばせてる?作品を翻訳家に割り振ってる?
好みは聞くけど最終的には自分がオファーして翻訳家がやるかやらないかを決めてるね
>・自分が翻訳した作品以外でJ-Novel内の作品で好きな作品はある?
『最果てのパラディン』、その次が『姉ちゃんは中二病』。

●comment
もう既に出てるかもしれないけど、どんな同期でJ-Novel Clubをスタートさせたんだろう?
(第一歩の踏み出し方)

●投稿主
↑最初の閃きは東大の修士修了過程でロードス島戦記の作者と涼宮ハルヒシリーズの編集長についての解釈を6時間かけてしてた時だと思う。
ライトノベルの歴史をたくさん学んで媒体としてのライトノベルに興味を持ったんだ。
サービスを始める1年前にビジネスとしてのアイディアを持っていたけど(電子書籍と定期購読の組み合わせ)、当時はまだビュースター(スイスのエンターテイメント企業)で働いてた。
2015年12月~2016年2月に新しい職を探してる時に自分のアイディアは実現可能か、自分の限られたスタートアップ資金でも実行可能か色んなビジネスモデルを考えて計画してみた。
それにこの業界にいる友達にも相談して、3月に求職を取り下げて本気でビジネスを構築し始めたんだ。
2016年3月4月の事だね。
CruncyRollが公式化した時、その震源の側にいた自分の体験(震源ではないけど)が公式化の可能性の兆しを見たんだと思う。

●comment
日本での暮らしはどう?

●投稿主
↑居心地良いよ。
犬を飼いたいね。

●comment
個人的な質問でもいい?興味本位なんだけど。
・国籍は?日本人じゃないとしたらどういう風に日本語を勉強した?日本人だとしたらどんなアクセントで英語を使ってる?
・何歳?翻訳以外の仕事をしてる?
アウトドア派?インドア派?猫と犬はどっちが好き?
個人的な事以外だと
何処で仕事をしてる?みんな集まって仕事してる?
それともみんな自宅作業?
仕事のためのオフィスを構えてる?

●投稿主
↑自分はアメリカ出身。
気まぐれで(アニメをもっとよく理解できるようになるだろうと)日本の大学に入って卒業したんだ。
38歳で理論物理学の博士号を持ってる。
インドア派だね。
犬が好きだけど猫も好きだ。
仕事はスタバと自宅。
みんな世界中に散らばってるんだ。
オーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリス、ヨーロッパ、そして自分は日本。
オフィスはなくて全てネットで作業してる。
みんな野望を持っててまだまだこれからだ。

●J-Novel Club
自分は『異世界はスマートフォンとともに。』の翻訳者の1人。
イギリス人で高校時代には日本語を勉強してた。
今は20代で小学校で教えてたけど職歴を作りたいしもう一度勉強するために休職中。
翻訳をしてるのは趣味兼収入を得るためだね。
仕事は大体自宅でしてるよ。
イギリスに住んでるんだ。
全てネットで完結できるしこの方法がやりやすいね。





世界中にチームがいてネットでビジネスが完結しているというのが実に現代的です。
まだまだ始まったばかりのサービスですが精力的に活動をしていて現在アニメ放送中の『異世界はスマートフォンとともに。』や『現実主義勇者の王国再建記』や『ありふれた職業で世界最強』等の話題作も翻訳しています。



精霊幻想記 8.追憶の彼方 (HJ文庫)
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