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credit:nippon.com

現在、日本の農業と農協は切っても切り離せない関係です。
日本在住の外国人が日本で農業を始めたいんだけど農家と農協との関係ってどんな感じなんだろうかと海外の掲示板で語り合っていました。

引用元:reddit.com

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※投稿主は日本在住です
●投稿主
自分と婚約者はここ数年以内で大きな決断をしようと思っている。
1つは今やっている事を続けるか、もう1つが別な事に自分達の時間と資金を注ぎ込もうかということ。
その別の事、というのは農業。
とは言え、車で走らせるとどの農作地帯も寂れているように見えるし、働いている人はみんな80代くらいなんじゃないだろうか。
これから見るに農家はカツカツな感じがしたんだけど本当にそうなんだろうか?
平均的な農家の家庭の収入はどんな感じだろうか?
それから農協の役割も分からない。
JAとの協力関係はその地域で農業をやる場合に必ず必要なんだろうか?
それとも選択肢の1つなだけ?
もし農協に加入してる人がいるなら、農協のために何をしていて、農協から農家に提供される現実的な利益は何になるんだろうか?
Wikipediaを読んでみたけど当たり障りのないことしか書いてなくて、実際どんな感じなのかはなかなか掴めなかった。
説明でもリンクでも大歓迎だ!

●comment
農業を始めたかったら農家として登録するために最低3000坪の土地がいるぞ。
農家の登録ができなかったら農地を買うのはほぼ不可能だ。
ほとんどの農家が貧乏で毎日働いてるんだと思う。
村に住んでる農家をたくさん知ってるよ。

●comment
↑農地は借りられるけどね。
有機米を作ってる友達はそうやって農地を増やしてる。
農地の賃料は安いけど(土地主の)農家は農地で何らかの収入を得られるし、農地も活用される、それに友達も農地を得られるしでみんなハッピー。

●comment
↑借地は買うよりもかなり安いな。
自分の住んでるような田舎でも使ってない農地を買うのはかなり高いし。

●comment
特定の顧客のために特定の作物を育てるんなら”儲かる(lucrative)”。
米、ミカン、柿なんかを農協に出すために育てると”儲からない”。
自分達はミカン畑を持ってるけどミカン市場はここ20~30年間酷いありさまだ。
でも80年代はまるで紙幣の印刷機だった。
ともかく、奥方があと何年かで定年だからそうなったら田舎暮らしに戻るよ!
でも農家として上手くいくチャンスがあるのは近代的な組織(農協じゃなく)と協力して、良き隣人に恵まれたらだな。
農地は凄く安いし、多くの自治体が金銭的な補助をしてるよ。

●comment
日本語のソースを読んだけど農業で儲けようと思ったらプレミアムなものを作るのが良いらしい。
高島屋に行くと5000~1万円の果物の箱詰めが売ってるけど、そういうのがプレミアムだ。
プレミアムは名前(品種)だけじゃなくて育て方にもあって、それが普通の果物よりも特別なものにさせてる。
他だと牡蠣養殖をしてる漁師は牡蠣を輸出して儲けてるとか。

●comment
自分は農家じゃないけど農家の友達が何人かいるよ。
で、これは友達との会話から集めたものだけど自分の経験ではないという事を差し引いてほしいな。
農協は意地悪(Bully)。
でも一方で一定量の収入を保証してくれる。
でも一方で農協に加入する事を強制してきて、断ったらブラックリストに載ってしまうかもしれない。
基本的に農協は農家の育てた作物をセット価格で買い取り、その後で農協の売りたい値段で売ってるね。
農協がよそに売ろうがが売れまいが農家は報酬を得られる。
でもその価格は農協が決めたもの。
もし農家が消費者やお店に直接売ることができたらもっと高く売れるだろうけど、農協に加入するということは農協にしか売らないという事に同意した事になる。
もし勝手によそに売ってそれを農協が知ったらブラックリストに載ってしまうかもしれない。
それにもし市場が落ち込んだり何らかの問題があって作物を売れなくなったら厄介なことになる。
入るか入らないか、だね。
農協は作物を安く買って高く売って利益を出し、加入者が増えることでより独占度を上げていく。
だから加入させたいんだよ。
ほとんどの農家が農協に加入していて、あまり利益にはなってないね。
ニッチで農協と関係のない良い農作物市場もあるけど一般的ではないと思う。
農協に加入してる友達は作った作物の一部を自分達用に取っておいて残りは農協に売ってるよ。
農協はそれをセットで買い取って、残りの作業は全部農協がやってくれてる。
友達は隣の県に住んでるけど場所が近いしお店で友達の作った作物を買う事も多いと思うな。
結構快適に暮らしてるっぽいよ。
農業はほとんど高齢の世代がしていて(友達の義理の両親)、若い世代はオフィスワークをしてる。
友達の世代は農業にあまり興味がないから今農業をやってる高齢の世代が亡くなってしまったらそこの農業は終わりかもしれない。

もう1人の友達は農協と関係ない有機米ビジネスを始めてる。
夫がその友達を手伝ってるけど友達は結構な時間を宣伝や関東全域のファーマーズマーケット、イベント運営やネットワーク構築なんかに使ってるね。
友達の努力の甲斐あってビジネスは成長してきてるけど大金を稼いでる訳じゃないし、何をするにしてもそれがビジネスに直接影響を与える部分もあるね。
大変な仕事だよ。
サイドノート:地元のコンビニは地元の農家と契約をしてるらしく、新鮮な野菜がたくさん並んでる。
どれも安いよ。
葉っぱ付きの大根が100~200円、白菜1玉300円、籠1杯の林檎(大玉5~6個)が500円とか。
多分農協が絡んでなくて、だから顧客は安く買えて農家も儲けられて(ひょっとしたら農協よりも利率は良いかも)みんなハッピー。

●投稿主
↑情報をありがとう!

●comment
日本で7年間農業をしてた。
素晴らしい仕事だったけど”儲かる”という言葉はこの職業とは結び付かないかな。
ここで色んなコメントを読んだけど特に付け足す事はないかな。
いや、自分の体験を付け足す事は出来るけど、ここは本を書くための場ではないしね。
自分の農協との体験は日本に対する古い言い回し”a land of contrasts(相反する国)”だった。
もし一定の線引きをせず、米の耕作コストの上昇を考慮していない米の買い付け価格、恣意的な米の格付け方法に文句を言おうとすると最低で意地悪だ。
でもローンや農機具の修理、農業資材の提供(種、肥料等々)凄く便利なサービスもしてるし、米の買い付けを保証もしてくれる(低価格ではあるけど)。
日本政府は日本の米作を工業型にしたがってるけどどういう手順でやっていいのか気付いてないんじゃないかと思う。
個々の農家の持ち物になっている農地が多すぎるし、農家は自分の土地を売り払う事を非常に非常に嫌っている。
それに土地やインフラ(水路)なんかは地元のコミュニティ(高齢化が深刻だ)によってメンテナンスされてる。
もしその土地が農家の手を離れた場合に誰かがメンテナンスするならかなりの労力が必要になるだろうな。
農業は良い仕事だけどね。
自分がした仕事の中で一番満たされてた。
懐かしいし、どこかの時点でまた農業に戻りたいね。

●投稿主
↑興味深かった。
それまでに農業の経験はかなりあった?
それなりに知識がある、農業の経験のないカップルが合理的に徐々に成功できる可能性ってあるかな?

●comment
↑農業の経験はそんなにあった訳じゃないんだ。
JET(英語教師)としての契約が終わりかけてた時にもっと日本に留まりたくて、農家だった友達を手伝う事になったんだ。
成功するためには地元の人の助けが必要だね。
数年後に独り立ちする事も考えたんだけど、本気でやるとなるとビザや土地の賃貸(所有)、機材のレンタル、機材を置くスペース、書類仕事、農協とのやり取り、それらの書類仕事、地元コミュニティとのやり取り等色々考えなくちゃいけない事も多くて。
自分としてのアドバイスは地元で手伝ってくれてパートナーになってくれる農家を探す事かな。
その農家から農業を学んで、経験とコネを積んでいくんだ。
数年してから独り立ちするかどうか決めたらいい。

●comment
↑日本で農家してたけど何か質問ある?スレを立ててくれ!

●comment
>自分としてのアドバイスは地元で手伝ってくれてパートナーになってくれる農家を探す事かな。
>その農家から農業を学んで、経験とコネを積んでいくんだ。
>数年してから独り立ちするかどうか決めたらいい。
自分もそれを考えてみた。
平均的な農家の家を見てみるというのも良いかもしれない。
自分が住んでる地域だと明らかに農業で稼ぎまくってる人というのはいない。
収益性の高い作物を育てるとかプレミアムな作物を育てるという計画がないならそういう地域で農業を始めるのは気を付けた方が良いかも。
一方で農家が上手くやっている場所もある。
(例えば桃栽培、お茶栽培で成功している所は良い家に住んでいるのはそういう農家だ)
基本的にみんな同じことをしてるから成功する道はかなり限られてるかな。
つまり農業をビジネスとして成功させたい場合、自由に選べる選択肢というのはそんなにない事になる。

●comment
>日本で7年間農業をしてた。
>素晴らしい仕事だったけど”儲かる”という言葉はこの職業とは結び付かないかな。
何で農業を諦めたのか要点だけでも教えてもらえないかな?

●comment
↑個人的な理由と金銭的な理由が混ざってるかな。
金銭的な面は非常にヘビーだ。
自分が日本で住んでた所は生活費が安かったから収入だけでやりくりする事は出来た。
でもやりくりは所詮やりくりで、家族や友達は今もアメリカに住んでるんだけどアメリカに行けるほどの余裕はなかったんだ。
よそに行く事もほとんどなかったし、日本の保健システムが優れているとはいえ怪我をしてしばらく働けなくなったらどうなると思う?
そういう感じの事が起きた訳だ。
その仕事を離れるのは悲しかったし、”もう少し我慢してれば…”といつも思うよ。
でも農業は別に逃げたりしないし数年後に条件が整えば戻ってまたやりたいね。

●comment
なんで日本の農家は土地を手放す事を嫌がるんだろうか?

●comment
↑良い質問だ、けどここ日本の土地、特に農家にとっては下手したら家族以上に大事なものなのかもしれない。

●comment
誰も補助金の事を話してないな。
これってどういうものなんだ?
北海道で農業をしてる知人がいるけど、彼は農業で儲けたいのに近隣には農業をしない事で儲けたがってる農家もいると文句を言ってたな。

●comment
↑それは減反政策と言うやつで、米の価格を維持するために米を育てない事で得られる補助金だな。
↑これは古い記事だけど議論された改革はキャンセルされたとか。

●comment
全くの憶測で言ってみる。
日本の農業は大規模な改革があってからまだ数年だ。
だから多くの農業がまだ小規模農家の手にあるんだけど高齢化だし、若い世代もビジネスとして農業が金になると信じられないんだと思う。
自分の見立てだと近いうちに大企業が農業に参入するんじゃないかな。

●comment
↑あり得る。
農業は日本以外でも消えつつある職業に見える。
必要な事なだけにこれは悲しいけどリスクとリターンを見た時、最近だとどんな国でも農家はリスクの方が高いよう見える。
誰もやりたがってないから。
先進技術の職だったらSTEM教育(科学・技術・工学・数学分野の教育)を受けたものなら誰だって就けるし熱い太陽の下で重労働をしないで済むし、そもそも初任給からしていい訳だし。
でも企業だったら農業サイドの手段と財政支援を行って利益を上げることができる。
その経済力を喜んで農業に使おうというのは企業位のものだろうし。

●comment
>自分の見立てだと近いうちに大企業が農業に参入するんじゃないかな。
それはもう俎上に乗ってるよ。
工業型農業のパイロットプロジェクトは既に始まってる。

●comment
その辺の事はこの記事に詳しく乗ってる。

この記者の他の記事も凄く興味深かった!
どうやら日本の農業にはかなりの可能性があるらしく、今後10年で重労働なパートタイム農業から工業化された全自動へと変わっていくのだとか。
投稿主が望んだものであるかどうかはわからないけど…

●comment
Woof(農業の体験交流)的なボランティアをしてどんな農業をしたいかチェックしてみては。
日本の農業には色んな選択肢があるし。
そこまでの旅行費は自分で用意する必要があるけど、食事と寝る場所はその農家が用意してくれるはず。
それでどんな感じなのか確かめてみるんだ。
それにたくさんの農家とコミュニケーションも出来るし。
自分は熊本で素晴らしい農家の人の下で働いたよ。
彼は農業を始めるために農地を用意して農業機材を買わなくちゃいけなかったけど土地を得るために金を出す事はなくて、育てたもので家族を養ってた。
これは特殊な状況だとは思うけど時間と労力をかければどんな事でも可能だ。
夏にはマーケットに行って育てた新鮮な作物でかき氷を作って売ってたよ。
近隣の農家も同じような事をしてたね。
これが投稿主の夢をかなえる助けになってくれると良いんだけど。

●投稿主
↑もう少し若ければWoofに参加してたけど、今の生活状況が許してくれそうにない。
地元の農家や果樹園でボランティアを募集してないか探す事は出来るかも。
ともあれありがとう!

●comment
日本の農協はカナダのCanadian Wheat Board(カナダ小麦委員会)に似てる(もし投稿主がカナダ人なら)。
CWBも買い取りを保証する額を設定してる。
もし市場価格の方が高かったら農家の利益は減って、市場価格が低かったら利益は高くなる。
市場リスクを減らす助けになってるんだ。






日本の農業、農協について率直な意見を交わしています。
自分も田舎に住んでいて農家の知り合いも何人かいますが、農協は地域によってかなり違いがあるそうです。
農家がどの野菜をどう育てるのか厳しく定めるところもあれば農家の自由に任せている所もあるのだとか。
ちなみに地元の農協は甘々で農協を通さずによそに売ってもいいし農協に売りたいなら買いますよという感じだそうで。
農業は大変だと思われがちですが知り合いは30代で新規就農して(ハウス農家)3年でかなり稼いでいるという事なのでやり方次第なのかも。
追記:投稿主が日本在住であることを追加しました




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