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日本は何社もオーディオ機器メーカーがひしめくオーディオ大国であり、特に70年代の日本のオーディオ機器は今でも海外のオーディオファンから高く評価されています。
海外のオーディオファンが日本の70年代のオーディオ機器について語っていました。

引用元:audiokarma.org

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●チェスターカントリー、ペンシルバニア州、アメリカ
日本のギア(オーディオ機器)は70年代に入って本当に黄金期を迎えたらしい。
日本に駐留していた軍人が日本のオーディオ機器を本国に持ち帰っていたし。
70年代は自分の時代ではないんだけど、質の面から見たランクのブランドにどんな違いがあるのか興味があって。
80年代に入って大衆市場向けになっていったブランドはこんな感じ。
ソニー
パイオニア
ケンウッド
ヤマハ
JVC
山水

70年代はどういうランクだっただろうか?
それとも比較的同等?

●ペンシルバニア州、アメリカ
日本のメーカーは市場の中でお互いに切磋琢磨していて、どれも素晴らしい物だったな。
低/中価格帯のものもあったけど、色んなレベルの物を作ってた。
同じような事は自動車メーカーが今もやってるね。
どんな時代/ラインであれ、”同等”のものを見つける事ができるよ。
”同一”である必要はないけど、ほぼ同等だ。
何が自分に合っているかを知るのは自分の耳だけだ。

●不明
”本物の”ステレオサウンドを欲しいと思い始めたのが70年代中盤(ようやく初めてシステムを手に入れたのは1977年)。
当時の子供達はみんなパイオニアを欲しがってたけど、父親はマランツや山水のハイエンド製品を買ってきた。
でもやっぱり自分にとってパイオニアは最高のブランドだったな。
当時の子供達が”本当に良い製品”は日本に行かなきゃ手に入れられないはずだと声高に語っていたのを覚えてるよ。

●フロント・レンジ、コロラド州、アメリカ
70年代中盤にボルチモアの小売店でオーディオ機器を売っていて、パイオニアが一番の売れ行きだったな。
ケンウッドも凄く強かったし、ほとんどの人にとっては一番コスパが良かった。
山水は70年代中盤の物が一番だと考えられてて、それ以外の時代はそれ程でもなかったな。
Sonyはスーパースコープ(アメリカのオーディオ機器メーカー)と一緒にテープレコーダーに力を入れてたからスタートは少し遅めだった。
スーパースコープがテープ装置しか販売する権利を持ってないと判明してからソニーは電化製品を売るようになったけど、かなり高価だったな。
JVCとヤマハは全然で、当時の自分にとってはレーダーに引っかかってなかった。
ともあれ、当時はオーディオを買うのに素晴らしい時代だったな。
デラウェアのルート202に沿って半ダースものお店があらゆる製品を売ってた。
フィラデルフィアにあった数々のお店は言わずもがな。

●チェスターカントリー、ペンシルバニア州、アメリカ
みんな解説をありがとう。

>デラウェアのルート202に沿って半ダースものお店があらゆる製品を売ってた。
>フィラデルフィアにあった数々のお店は言わずもがな。
これは驚きだな。
ウィルミントン~フィラデルフィア間にあったHi-Fiのお店は片手で数えられるくらいだったから。
今は多くの店が閉店してしまってるし。

●ケープタウン、南アフリカ
当時のアカイ(赤井電機)は本当に頑丈な製品を作っていたな。
Akai AS-980をググってみると良いよ。
パイオニアも良い品質でコスパの良い製品を作ってた。
JVCとケンウッドはいまいちで、ヤマハは最高級だったな。

●不明
アロハ!
投稿主の挙げてるブランドにはどれも大いに満足してるよ。
70年代後期から80年代前期にかけてビジネス&テクニカルカレッジに通ってた。
寮仲間達はほとんどが電気工学を勉強してたね。
女の子の事以外だとステレオのギアの事ばかり語ってた。
電気工学の学生はみんなヤマハを持ってたな。
回路図を勉強してはヤマハを買ってた。
質、耐久性、組み立ての優雅さにおいてこのブランドに勝てるものはなかったな。
その学生達のお勧めと彼らが買ってるものを参考にして自分が買ったのはヤマハCA-810
65WPCで十分パワーがあって、それでいて買えない位高価なものでもなかったから人気があった機種だ。
今でも持ってるよ。
マッキントッシュを除けば今でもお気に入りのリグだ。
軍隊に行ってた友達も何人かいて、彼らは日本からオーディオ機器を持ち帰ってきてた。
ヤマハ・CA-810
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image credit:hifiengine.com

ほとんどが山水で、当然ながらこのブランドに間違いはない。
寮のルームメイト(自分と同じくビジネス学科)は寮にケンウッドの40WPCのインテグレートアンプを持ち込んできていて、いつもこの機材が最高だと吠えてた。
他にパイオニアのリグとテクニクスのリグを持ってる人が数人いたけどソニーとJVCは見かけなかったな。
何度かみんなして自分のリグをクワッド(共通スペース)に持ち込んで同じスピーカーで同じアルバムを流すという”サウンド・オフ”大会を開いた事があるよ。
電気工学の学生達はなかなかに批判的で、スルーレートやダイナミックヘッドルームや他のスペックを褒めていて、音色と同じように比較してたな。
みんなしてクワッドパーティーを開いて、見つけられる中で一番でかいスピーカーにアンプを繋いで音楽を流してた。
ルームメイトがアルテック社のVOTTを持ってて(このスピーカーが共有スペースの大部分を占めてた)、サウンド・オフ大会はこのスピーカーを使う事が多かったな。
アルテック・VOTT(Voice of the Theatre)
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image credit:greatplainsaudio.com

●不明
山水が最高中の最高で、それ以外はどれも2番手。

●不明
↑うむ、70年代終わりまでにこれを作れるブランドが他にあっただろうか?
山水・AU-X1
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image credit:audiokarma.org

●スーセントマリー、オンタリオ州、カナダ
80年代について話すなら、Grand Integra M-510を出していたのにあまり愛されてなかったブランドがオンキヨーだな。
オンキヨーのScepter 500スピーカーと合わせて欲しいと思ってた。
山水のビンテージ物も素晴らしいし黒が良いね。
テクニクスのビッグダディキングレシーバーことSA-1000はどうだろう?
このモンスターの前には全てのメーカーがひれ伏し、レシーバー戦争に終止符が打たれた
オンキヨー・Grand Integra M-510
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オンキヨー・Scepter 500
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テクニクス・SA-1000
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●イギリス
挙がってるメーカーだったら山水のAU-X1は1979年で最高級のインテグレートアンプだというのに同意する。
でもケンウッドのKA-907もかなり近い所にいるけどね。
ケンウッドはそれからすぐにL-02Aインテグレートアンプ、それに合わせたL-02Tチューナーという素晴らしい物を作ってるし。

ケンウッド・KA-907
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ケンウッド・L-02A
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ケンウッド・L-02T
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●ニューイングランド、アメリカ
この質問は幅があり過ぎるな。
上に挙がったブランドはとにかくそれだけが好きだっていう人もいるし。
ある人はパイオニアや山水が好きで、ある人はヤマハが好き、ケンウッドやJVCは過小評価されてると考えてる人もいる。
昔のソニーが好きな人もいるし。
このスレッドを読んでるだけで目が回ってくるぞ。

●アメリカ
山水のAU-X1は確かに素晴らしい。
でも自分はヤマハ・B-1(1974-1980)で行かせてもらおうかな。

ヤマハ・B-1
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●ロンドン、オンタリオ州、カナダ
ヤマハは楽器製造、音楽学校運営の歴史があるし音楽技術をサポートしてるからヤマハは他のメーカーよりも音楽に入れ込んでるからね。
ヤマハのナチュラルサウンドはまさにその音そのままだ。
山水の音を”サンスイ・サウンド”と言ったり、マランツの音と”温かい”と表現する人がいるけど、自分に言わせればそれは真実の音を歪ませてる音だ。

●不明
自分はパイオニア・Sa-9100とJVC・JA-S71しか持ってない。
自分にとってはこの2ブランドだとパイオニアはピンク・フロイド、レッドツェッペリン、ザ・フーのような音楽スタイルを聞くのに合ってるかな。
JVCはレゲエ、ブリス、スナーキー・パピーとかを聞くのに合ってる。
もちろん自分だけの意見だけど。
そしてそれぞれに合ったスピーカーというのもある。
最高のブランドでもそれに合ったスピーカーが無いと実力を発揮しないと思うんだ。

パイオニア・Sa-9100
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image credit:classicaudio.com

JVC・JA-S71
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image credit:ebay.com

●コロラド州、アメリカ
好きなブランドは山水だな。
僅差でヤマハ。

●不明
もちろん山水だ!
ヤマハとニッコーを好きな人も多いね。
パイオニアも人気がある。
ラックスマンも需要が高いよ。

●イリノイ州、アメリカ
アキュフェーズを日本製として扱ってない人が結構いる事が不思議だ。
そんなに人気がないのか?

●ベルゲン、ノルウェー
↑アキュフェーズは凄く高いし、パイオニアや山水なんかよりも数が出てないからね。
数が少なきゃファンも少ない訳で。
自分は好きだけどね。

●テキサス州、アメリカ
ヤマハ・B-1は最高のアンプだと認めざるを得ない。
テクニクスのSA-1000も同じ位良い。




様々なメーカーが挙がっています。
日本に駐留していたアメリカ軍兵士が日本のオーディオブランドを知り、本国に持ち帰った事でアメリカでも知られていったという事もあったようです。
コンピューターや携帯の普及でオーディオ関係は更に高尚な趣味の世界に入っていますが、それでもまだまだ結構な数のメーカーがオーディオ機器を作り続けています。
追記:女のこと事→女の子の事、締めて→占めてに修正。ご指摘感謝です。
追記2:女の子のと→女の子のに修正。ご指摘感謝です。





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