03021
By Go Miyazaki [CC BY-SA 4.0], from Wikimedia Commons

現在小惑星リュウグウに向けて宇宙を飛び続けている日本の小惑星探査機はやぶさ2が残り38万kmを残すのみとなったとJAXAから発表がありました。
この距離は地球と月の間の距離に相当します。
順調に航海を続けているはやぶさ2に対する海外の反応です。

引用元:reddit.com

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●投稿主
日本の小惑星探査機はやぶさ2が目的地であるリュウグウまで、地球から月までの距離に到達した。
はやぶさ2はリュウグウに3つの着陸装置を降ろし、サンプルを地球に持ち帰る予定だ。

はやぶさ2は地表より下のデータを調べるために爆破性のミサイルを落とす予定だという事はもう言ったっけ?
あとその様子を離れた場所から母船から分離したカメラで撮影する事も?
しかも着陸装置は着陸地点から別の地点にジャンプして移動する事も出来る。
はやぶさ2はそういうクールなミッションだ。
追記:ちょっと間違い、着陸装置は3つじゃなくて4つだった。
Minerva II-1a、Minerva II-1b、Minerva II-2、ドイツのMASCOT。
どれもジャンプできる!

はやぶさ2の最も凄い所は1つのミッションをこなすんじゃなくて母船である事だと思う。
コンポーネントは以下のものが含まれている
・オービター:これは小惑星に着陸して爆発で作ったクレーターからのものも含めて地表のサンプルを持ち帰る
・Minerva II-1a:3台ある日本のローバー/ホッピングランダー(着陸装置)の1台。重量はたったの500gだけどそれぞれの機体にはソーラーパネルとカメラが付いている
・Minerva II-1b
・Minerva II-2
・MASCOT:ドイツ航空宇宙センターが作った10kgのローバー/ホッピングランダー。様々な装置の他にカラーのカメラも内蔵されている。ソーラーパネルは付いておらず、16時間分のバッテリーで動く
・衝突装置
・爆破時に母船が小惑星の陰に隠れてる間に衝突を撮影するための小型カメラ

●comment
↑恐ろしく野心的だな。
そこまで野心的でない事になると良いんだけど。
はやぶさ1と違って全てが上手くいけば凄いことになりそうだ……でもこれはそのリスクを冒すだけの価値があるよな。
えらく不安定な(NASAの木星探査機)ジュノー(wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジュノー_(探査機))よりも上手くいってるな。

●comment
どんな事が分かるのか楽しみだ。

●comment
自然を破壊してしまうのか!

●投稿主
↑科学のために!
まあ実際の所これはただの500mサイズの岩だしね。
太陽系には文字通りこれより小型の物体が何百万と漂ってる。
爆発によって作られたクレーターから探査機がサンプルを採集するんだ。
これで小惑星を掘る事なく地表下のサンプルを採集できる。
これは地球に落下する危険のある小惑星を防ぐ方法を理解する助けにもなるだろうな。

●comment
10ポンド(約4.5kg)のプラスチック爆弾の成形炸薬か。
誰が設計したんだ?怪しい伝説(海外の科学番組)のチームか?
しかしこのミッションは凄そうだな。
科学的なリターンと写真が待ちきれないな!

●投稿主
↑分かる。
これはNASAのオシリス・レックス(小惑星ベンヌからのサンプルリターンを目的としたミッション:wikipedia)に似てるけどもっと楽しい。
どちらのミッションも炭素質コンドライトの小惑星からサンプルを持ち帰るミッションで、どちらも今年中に目的地に到達する。
でもNASAが小惑星の表面サンプルの採取と熱的性質の研究を行うために数億ドルを費やしてるのに対して日本は楽しい小さな探査機を追加してるんだ。
はやぶさ2はコストがオシリス・レックスの3分の1なんだけどサンプル最終の機構はNASAよりも洗練されてる。
オシリス・レックスが複数のサンプル採取場所で取ったサンプルを1つに混ぜてしまうのに対してはやぶさ2はそれぞれ別々に採取できる。
さらにはやぶさ2がサンプルを地球に持ち帰るのは2020年12月の予定で、オシリス・レックスがベンヌを発つ前だ。
(オシリス・レックスのサンプルは2023年まで地球にやってこない)

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↑wikipediaを読んでみた。
自分が金融や為替に詳しいというつもりはないけど、164億円というのは1億6000万ドルに近いんじゃ。
相当な大金だぞ!
この探査機がしてる事を考えたら安いんだろうか?
何か数字が間違っているような。
これは打ち上げコストを含めない数字なのか?
これが単純にはやぶさ1のアップグレードなんだとしたら研究開発は最小で済むはずだし部品も再製作でいいはずだから、1億6000万ドルってのはちょっと大げさなんじゃ。

●投稿主
↑”hayabusa-2 cost”でググったら289億円あるいは2億7500万ドル”と出てきたな。
これに打ち上げコストが含まれてるかどうかは知らないけど、H-IIAの打ち上げコストは9000万ドル(約96億5000万円)だ。
オシリス・レックスのコストは8億ドル(約858億円)。
このコスト格差に関しては全然わからない。
NASAの悪名高い官僚主義のせいで予算が膨らんだのは理由の一部として間違いないと思う。
でも理由の多くは機材関係だろうな。
オシリス・レックスの機材はベンヌを数年に渡って調査するために恐ろしくパワフルになってるから。
3Dマップを作るしカメラはカラーだし、この400mの小惑星を鉱物調査や温度分布のためにセンチ単位からミリ単位の解像度で調べるから。
ベンヌのあらゆる岩、亀裂に至るまでを知ることができるようになる。

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ワオ…2020年と読んだ時は結構時間があると思ったけど、考えてみればわずか2年後なんだな……

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↑自分なんか”ああ……10年後なのね”と思っちまったぞ。

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このミッションを追いかける事は出来るんだろうか?
凄く面白そうだ!

●投稿主
日本語を読めないならはやぶさ2の公式ツイッターを追いかけるのが一番だろうな。
それから自分はここの掲示板にこのミッションに関する投稿を結構頻繁に挙げてる。
数週間前にはやぶさ2が初めて撮影したリュウグウの写真は単なるドットだったけど今月に入ってからは探査機のカメラで輝く位のサイズになってる。
今まで見たことのない小惑星だからリュウグウはどんな感じなのか早く見てみたいね。
初めて見る新しい世界(それが単なるクレーターや岩だとしても)は宇宙探査の楽しみだからね。

03020
image credit:imgur.com

●comment
意味のない有人宇宙飛行よりもこういう事に宇宙開発の予算を割くべきなんだよ。
こういうミッションは有人のミッションと同じくらい大衆が興奮するけど、いずれ興味を失って次のピカピカした猫のオモチャ(話題のもの)に移ってしまうんだ。
有益な科学は我々がどこから来てどこに向かうのかを教えてくれる。
はやぶさ2のチームがミッションを成功させることを祈ってるよ。

●comment
↑科学的なミッションと同じように宇宙開発の予算は経済的なフロンティアを宇宙まで広げて、より少ない予算で多くの科学研究をするのが良い使い方だと思う。
衛星軌道上で探査機を組み立てられればどれだけ大きな物が組み立てられる事やら。
楽しみじゃないか。

●comment
↑宇宙に経済的な可能性があるならそれは民間企業にやらせるのが良いと思う。
NASAは科学研究に徹するべきなんだ。

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↑より科学研究を行うならロボットよりも有人の方が良いと思うぞ。
予算はかかるけど人間は将来予見されているロボットよりも遥かに柔軟性があるし。
ロボットは単にデータを収集するだけだけど人間はそこから理解する事が出来る。
何故ロボットではなく有人で宇宙開発をすべきなのかと説く凄く良い記事もある。
それからNASAは民間企業のために何かをしてはいけないと考えているなら、それはNASAの仕事の一部だったりするぞ。
宇宙空間での経済成長には寄与しないけど、アメリカの宇宙産業の成長や技術開発を可能にはさせてる。

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はやぶさって日本の神話に出てくるのかな。
この名前を何度か目にした事があるぞ。

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動物界で最速のグループに入っているペレグリン・ファルコンの和名なんだ。

●comment
hayabusaと聞いてまず思い出すのがゲーム『Halo』のアーマー。
全種類集めたぞ。

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ハヤブサはペレグリン・ファルコンの和名だけどそれが宗教や神話から取ったものかどうかは知らないな。

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そう言えばスズキのバイクに隼があったな。
最速のストックバイクだ。

●comment
ゲーム『NINJA GAIDEN(忍者龍剣伝)』の主人公もリュウ・ハヤブサだったな。
他の国ではどうなってるか知らないけど。





順調にいけば6~7月にリュウグウに到達する事になっています。
どんなデータを持ってきてくれるのか、リュウグウがどんな姿をしているのか今から楽しみです。
はやぶさ2の概要については公式サイトで知る事が出来ます。
追記:リュウグウは3つの着陸装置も小惑星に降ろし →リュウグウに3つの着陸装置を降ろし、900万ドル→9000万ドルに修正。ご指摘感謝です。


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