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image credit:goodreads.com

日本の小説も数多くの作品が海外向けに翻訳出版されています。
海外の日本小説ファンが日本の小説を好きになったきっけけとなった本について語っていました。

引用元:goodreads.com

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●投稿主
どんな本で日本の小説に興味を持つようになった?
私の場合一番記憶に残ってるのは村上春樹の『アフターダーク』。
それ以前にシンシア・グララの『The Floating World』を読んでて、それも面白かった。
※作者は日本でホステスをしていた事があり、『The Floating World』は東京を舞台にしたダーク小説

最近は小川洋子の『ダイビング・プール』を読んだ。
(彼女の作品はもっと翻訳してアメリカで出してほしい。日本の未訳のフィクションを読むために日本語を勉強しようかと思ってる位)
桐野夏生の『OUT』、宮部みゆきの『魔術はささやく』も読んだ。
見てわかる通り私の好みは現代のものだけど、日本の古典やミステリー、ゴシックなんかの読書歴も積んでいこうと思ってる。

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覚えてる限り最初に読んだのは阿部公房の『砂の女』だね。
強烈に響いた。

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12年前にオックスフォードブックのジャパニーズショートストーリーズをプレゼントされて、それから入っていったな。
でも本格的に嵌ったのは本屋で偶然手に取った川端康成の『美しさと哀しみと』。

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これは間違いなく村上春樹。
ポストモダニズムの講義で『ねじまき鳥クロニクル』を読む事になって、読んだら凄く共感した。

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大江健三郎。

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村上龍の『イン ザ・ミソスープ』。

●投稿主
↑どんなところが良かった?

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↑村上龍の書き方が好きなんだ。
凄く率直でキャラの思考経路を理解するのが楽だから。
人殺しの話なんだけど、読者に衝撃を与えようとする書き方はしてない。
それよりも殺人者の心理的な動機を考えさせようとする書き方をしてるんだけど、道徳的とか教訓的な書き方では全然ないね。
むしろこの本を読む事で人間の本質とか自分自身についてちょっとよく理解できた感じがした。

●投稿主
↑村上龍はまだ読んだ事ないけど『コインロッカー・ベイビーズ』は持ってる。
初めて読んだ時に最初の行を読んだくらいで投げ出してしまったんだけど。

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↑ハハ、自分もそうだった。
『コインロッカー・ベイビーズ』の最初の数行は本当にグロいからね。
結局まだ読んでないよ。

●投稿主
↑私だけじゃなくて良かった!

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自分は『コインロッカー・ベイビーズ』の冒頭数行を読んでこれは凄く面白くなりそうだと思ったけどな。
村上龍は言葉で人を怖がらせる方法を持ってる。
(『コインロッカー・ベイビーズ』の最初の行なんか明らかだ)
この本は中盤位までほぼ完ぺきだった。
そこから興味を失った訳じゃないだけど、村上龍が芯をなくしたんじゃないかって感じはしたな。
村上龍なら『ピアッシング』の方が分かりやすいけど読んでて痛い。
現代日本のフィクションを探してるなら『Shadow Family』も良かったよ。
作者名は忘れてしまったけど。
※宮部みゆきの『R.P.G』の事。
村上龍なら『ピアッシング』から読み始めるんだ。
エンディングが凄いぞ。

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自分の場合はジム・ジャームッシュ監督の映画『ゴースト・ドッグ』を見た後で買った山本常朝の『葉隠』かな。
ジム・ジャームッシュ監督は好きなんだけどこの映画自体は平均的、でも幾つか凄く良い部分もある。
とにかく、この本は日常生活に使う哲学として参考になった。
17世紀の精神指南書(侍の在り方)なんだけど、今の生活にも容易に変換可能だよ。

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確か初めて読んだのは村上春樹の『スプートニクの恋人』だったと思うけど、それは日本の小説を好きになるというよりも村上春樹の小説をもっと読みたくなった感じだったな。
日本の小説に対する情熱はもっと後になって日本の文化に興味を持って日本語を勉強するようになってから。
村上春樹以外だったら吉本ばななと三島由紀夫が好き。
村上龍は私にはちょっとダークすぎるかな。

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↑吉本ばななの『キッチン』は読んだ事ある?

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↑あるよ。
でも彼女の小説なら『白河夜船』の方が好きかな。
『キッチン』もメランコリーたっぷりの良い(短編)小説だけどね。
吉本ばななの一番良い所はそのメランコリーな部分だと思う。

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初めて読んだ日本人作家の本は吉本ばななの『キッチン』で、少なくとも10年以上前の話だね。
それから不思議と彼女の作品を読むようになった。
このサイトの日本文学グループに入ってから色んな作品を知ったから今は『美しさと哀しみと』を楽しみにしてる。

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自分にとって初めての日本小説は村上春樹の『海辺のカフカ』で、彼の描くキャラクターをすぐに好きになった。
率直さと流れが完璧だね。
それから彼の作品をもっと読むようになって、日本の小説そのものに興味を持った感じ。

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自分の場合はまず古典に興味を持って、それから現代小説に移行したって感じだな。
日本文化の講義を取ってる時に『平家物語』を読んだのが始まりで、そこから谷崎潤一郎の『痴人の愛』、村上春樹の『アフターダーク』と続いてった。
他の素晴らしかった小説と言えば遠藤周作の『沈黙』。

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仕事休憩の時に読もうと図書館で借りて完璧好きになったのが川端康成の『美しさと哀しみと』だね。

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市川拓司の『いま、会いにゆきます』。
書店で見かけて読んでみようと思った。
凄く良かったからそこからもっと読んでみようと思ったね。
本当に美しい本だよ。

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不思議な事に何が最初か覚えてない。
でも鈴木光司の『リング』だろうな。
もしくは桐野夏生の『OUT』かも。

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三島由紀夫の『春の雪』。
映画版を見て原作を読みたくなった。
初めて好きになった日本の小説が『豊饒の海』4作で、これでもっと日本の小説を読もうという気持ちになったな。
(今は57冊くらい読んでる)
最近読んで凄いと思ったのは『イン ザ・ミソスープ』。

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私の場合は桐野夏生の『グロテスク』!

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日本の小説を知ったきっかけは村上春樹の『象の消滅』だけど、日本の小説に嵌って今でも新しい作家を探している契機となったのは『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と三島由紀夫の『午後の曳航』。

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↑村上春樹についてはほぼ一緒!
私の場合は『海辺のカフカ』を読んで彼の別の作品をもっと読みたいと思って読んだのが『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。
そこから日本の小説に嵌ってった。

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私は日本の現代小説の大ファン。
上で挙がってる小説は大体楽しかったかな。
特に変わった小説が好き。
一番のお気に入りは貴志祐介の『クリムゾンの迷宮』(同じく名作である『バトル・ロワイアル』と比較される事も多い)で、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、嶽本野ばらの『下妻物語』も良いね。
いずれ『いま、会いにゆきます』も読んでみたいな。
日本の小説に飢えてるよ!

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私の場合は日本の小説で興味を持ったという事はないかな。
日本の美学に興味を持ったのは日本の美術や映画からだから。
浮世絵、絞り染め、日本の映画が好きなんだよな。
好きな映画監督は黒澤明。

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子供の頃は日本のアニメが好きだったけど、日本のフィクションに嵌ったのはふとした事からだったな。
(十代の頃)家によく遊びに来てた友達がいて、そいつがよく本を家に置いてったんだ。
ダン・ブラウンとか色々。
自分はそういうのは読まずにチャリティショップに寄付してたんだけど、本を整理してた時にこれは残しとこうと思うのがあった。
その本は桐野夏生の『OUT』で、宣伝文を読んでこれは読もうと決めた。
もの凄く驚きで、今でもお気に入りの1冊だよ。
桐野夏生の作品は翻訳されてる分は全て読んだし、今後も喜んで読もうと思ってる。
それから村上春樹の『アフターダーク』も面白かった。
彼の作品ももっと読んでみたい。

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基本的に日本に興味があるから日本の昔話やおとぎ話をよく読んでた。
近代小説だったら村上春樹の『海辺のカフカ』が最初かな。

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鈴木光司の『リング』は恐ろしかったな。
作者の名前は忘れちゃってたけど。

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初めて読んだのは吉本ばななの『N・P』だったと思う。
なんか面白げなミステリーだと思って、実際その通りだった。




村上春樹、村上龍、川端康成、三島由紀夫、桐野夏生、吉本ばなな、鈴木光司、遠藤周作等が人気の様です。
翻訳は手間もかかるし実際売れるかどうか未知数という事もあってやはり日本でも名作とされている作品が翻訳されているようです。





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ロンリネス