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野村総合研究所の調査によると日本の富裕層はこの15年間で約46%増加しているのだとか。
日本の富裕層とはどういう人達なのだろうかと海外の掲示板で語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
気が付いてみれば、日本にも裕福な人達がいると考えた事がなかった。
もちろん社会全体は裕福だし、みんな豊かではあるんだけど裕福な人達について考えた事がなかった。
これは日本のCEO(企業経営者)は西洋のCEOに比べて報酬が少ないからそういうイメージになったんだと思う。
鳥山明の様に超有名な作家でも作品の規模に対して驚く程こじんまりしてると思うし。
でも日本にだって裕福な人はいるよね。
そういう人達はどういうライフスタイルを送ってるんだろうか?
日本における裕福な人達ってのはどの位裕福なんだろうか。
あまり見かけないように一般的でないのかな?
もしそうなら金は個人ではなくどこに行ってるんだろうか?

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神戸で超裕福な家族の家に1週間お世話になったことがある。
いつも旅行者を招き入れていることから分かるように凄く親切な家族で子供達は躾がしっかりされていて、父親は確か建築家だったと思う。
母親については忘れてしまったけど家は凄かった。
天井は自分が住んでる所よりも2倍位高くて、階段はいかにも金持ちの家って感じの木製で歩くのが怖いくらいだった。
凄かったよ。

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関東地域で富裕層を牽引している主な方法の1つが土地だな。
新しい路線が引かれる土地とか。
東京で働いている人はより安い生活費を求めて郊外に家を構える。
現在郊外に巨大な不動産を持っている家族は自分達の広大な土地を東京の不動産サイズの土地に分割すして売ってる。
甥や姪はその土地に本来彼等が建てられる家よりも良い家を建てる訳だ。
で、土地が既にあるから建築費にお金を回せる、と。
不動産会社に売ってタワマンを建ててそこに住む人もいるかもしれない。
数年間は駐車場として使うかもしれない。
そして最終的に見る事になるのはごくごく普通の人達だ。
大きなドイツ車で地元の狭い道を走ったりするような。
近所に地元の名士の持ち物である豪奢な古い屋敷があるよ。
その家族は裏庭に巨大なゴルフの打ちっぱなしを持ってる。

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広尾のシティバンクに行った時に1人の老女が運転手付きの車から降りてきてカウンターまで歩いてきた。
優雅なヒョウ柄の服を着てて、バッグから預金用に100万円の札束を取り出してた。
束は全部で10あって、多分標準は100なんだと思う。

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これは人によりけりだろうな。
見せびらかすのが好きな人もいるし、そうじゃない人もいる。
自分は日本の公立大学に通ってたけど、超金持ちな友達がいたよ。
多分父親が日本の銀行の海外支店の高級役員だったんだと思う。
超高級なスポーツカーに乗って、新築の3LDKマンションに1人暮らしをしてて何度もファーストクラスで海外旅行をしてた。
日本の金持ちの生活を特集してる日本のテレビ番組もよくやってるよ。
ググれば出てくると思う。

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別に一般的じゃないって訳でもないし、隠れてる訳でもないな。
大丸を1日歩いて買い物をしてる女性連中を観察してみるといい。
身に付けてる宝石は普通の人が20年働いてようやく買えるような豪華なものだし、着てる物も凄い。
家にはどんなものがあるのやら。

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知り合いで自分で事業を立ち上げて今は街中にビルを持ってる人がいるな。
いつも作業着を着て軽トラを乗り回してる。
金持ちだけど金持ちのライフスタイルは送ってない。
家族は金持ちらしくアウディやメルセデスベンツを乗り回してパリに買い物旅行に行ってる。
日本に来て初めて出来た友達は家が義肢の製造会社を経営して成功してた。
彼は今自分で会社を経営していて、セリカを運転して吊るしの背広を着て……300万円のゴルフクラブを買ってる。
だから働いてる富裕層は働いてる富裕層そのままで誇張がないんだと思う。
家族から富を受け継いだ人はそれをひけらかしてるんじゃないかな。
それから金持ちは日本中にいるね。
かなり地方な県(山口)の小さな町に住んでるけど超高級車を見かけるし、オーデマ・ピゲの時計を常用してる人もよく見かけるよ。
それに晴れた週末にドライブしたらかなりの確率でランボルギーニやフェラーリを見かける。
それに子供が通ってる幼稚園の駐車場には毎日ポルシェが停まってるし。
前回山口市に行った時はレクサスLFAを見た。
妻をフェイシャルエステに送っていく時には農家の庭に新しいトヨタ・センチュリーが停まってたし。

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日本を旅行してる時に超成功した法律会社の経営者に会った事がある。
年収は500万ドル(約5億5000万円)だとか。
着てる物は凄くシンプルなジーンズとジャンパーだし、外出には列車もよく使うから外見だけでは金持ちだと分からないと思う。
ホテルに住んでいて専属の運転手がいて、クライアントをもてなすために東京のビジネス街に寿司屋も持ってる!
色んな理由で故郷の小さな町に寄付もしてたね。

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日本は土地が高いから(都市部で)100万ポンド(約1億4500万円)するような家でもアメリカの家と比較したら控えめなんで、物(限定品の服や車、宝飾品など)を買う事で自分達の裕福さを示してるんだよ。
少なくとも神戸に15年間住んでる自分の友達はそう言ってた。
東京への旅行も慎ましかったし、銀座を歩いてる人もサウス・ケンジントンの金持ちみたいな人間は見かけなかった。
ひょっとしてイギリスみたいに昔からの富裕層と新興富裕層とで別れてるんじゃないだろうかと常々気になってる。
昔からの金持ちは決して派手じゃないんだけど、ダイニングにはみんなが一生かかっても買えないような古いターナーの絵が置いてあったりするんだ。

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日本で十指に入る大企業の取締役(今はそれよりは小さいけどやっぱり大企業の社長をしてる)の娘さんと友達。
彼女が金持ちの部類に入るかどうかはわからないけどかなり豊かだとは思う。
でもその娘に会っただけだったら絶対にそうだとは分からないと思う。
服はブランド品じゃないしお金の使い方も荒っぽくない。
就いてるのも普通の仕事だしね。

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初めての日本でのホストファミリーが超リッチだったな。
専属の運転手がいて地下にはゴルフの練習場があった。

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北海道の村に住んでる金持ちの友達は自分の土地にプライベートのスパと家族の持っている山地を走るのに使うスノーモービルにとんでもない金を注ぎこんでるな。
田舎だとかなりの大物だけど、既に土地が高くて狭く、一般人のもので溢れかえっている東京で彼らが出来る事と言えば何か?
東京や福岡に来た時の彼のライフスタイルは他の人達とほとんど変わりなかったな。
服にかなりの金を使ってたけど他の人もそんな感じだから飛びぬけてた訳じゃないし。
良い車も持ってるけどガレージに停めっぱなしでもっぱらタクシーを呼んでた。
でも旅行には行きまくってたな。
滅茶苦茶金はかけたけど日本に自分が楽しめる場所はないとも言ってた。
他に知ってる金持ちもそんな感じだった。
ビバリーヒルズに住む人達がどんな事をしてるのかは知らないけど、金持ちになったらまずやる事ってのはそんなにないんだろうか?
とりあえず自分の知ってる限りだと日本の大金持ちは田舎で金持ちになり、海外に行ってる感じだ。

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カスタマイズしてマットブラックに塗ったポルシェを何台も持ってる男に会った事がある。

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着てる服も会話も趣味も慎ましいけど東京で未公開株式投資会社を運営して元麻布ヒルズの上階に住んでる男と友達だ。
前回飲んだ時は大井町に行って(父親が仕事の後で仲間と飲みに行ったお店に行こうと誘われた)、飲み食いの総額は1人2000円も行かなかった。

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群馬で縁のあった高齢の金持ちの人達はこんな感じ
・トヨタのクラウンとかセンチュリーみたいに見た目は普通なんだけど20万~30万ドル(約2200万円~3300万円)する車を持っている
・専属ドライバーがいる
・家政婦を雇っている
・食べ物に金を使う(1日200~300ドル(約2万2000~3万3000円)、お昼は鮑の炊き込みご飯とか)
・着てるのは落ち着いてるんだけど滅茶苦茶高いデザイナーズ
・花火大会のスポンサー
・祭のスポンサー
・みんなが深くお辞儀をする
・その人が話す時はみんなが静まり返り、集中する
・iPhone、iPad、1万5000ドル(約166万円)のiMac、キャンプ道具、船、釣り竿やリールなど最新のガジェットを揃えている(滅茶苦茶金をかけている)
・子供達はみんな海外のプライベートスクールに行っていて事ある毎に日本に帰ってきてる。飛行機代は月に最低で5000~1万ドル(約55万~110万円)
・今もオーバーオールを着てるけど決して汚れてない。
・寺院に多額の喜捨をしており、死後も寺院に喜捨をする遺言をしている。僧侶は毎日彼のために4時間読経している。

基本的には金を持っていて消耗品に大量に金を使っている凄く良い人達ばかりだ。
2万ドル位(約220万円)のプレハブのオフィスに入ったら15万ドル(約1700万円)のオーディスピーカーが置いてあったりする。

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↑なんで日本の私立学校に通わせないんだろうか。

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↑そういう人もたくさんいるけどアメリカやヨーロッパの大学や寄宿学校に通わせてる親も多いんだ。
英語やドイツ語なんかは日本の金持ちにとっての権力を示す言語だから親は子供達がネイティブスピーカーと競えるようにと喜んで学費を払ってる。

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他の国同様に日本にも金持ちには昔からの富裕層と新興の富裕層がいるよ。
進行富裕層はここ2世代位で財を成した人達で、買い物しまくりで目立ってる。
身に着けるのはあらゆるものがブランド品で派手な高級車に乗り、新築の豪邸に住んでもっと金持ちらしい行為をしたいと望んでいる。
昔からの金持ちはそれとは全然違う。
政治家/企業家型の家族で、ヨーロッパの昔からの金持ちと見た目も行動もよく似てる。
着てる物はハイエンドだけどカスタムメイドが普通で、しっかり仕立てられてる。
車好きじゃない限り派手な車には乗ってない。
でも良い趣味としての派手さは持ってる。
専属の運転手がいる事が多いけど車の運転が好きなタイプは自分で運転もする。
住居もハイエンドで、住んでる場所も高級住宅地。
あと、自分の地元の酒屋みたいにブルーカラーの昔からの金持ちというパターンもある。
彼女は酒屋の店舗に加えてビルもたくさん持ってる。
でもほとんど知られてない。
彼女も彼女の家族も着てる物や行動は店員そのものなんだけど明治時代に酒屋として財を成し、今でも昔からの高級レストランにお酒を卸してる。
唯一分かるのは鮭の配達トラックが他のお店よりも綺麗で良いトラックだという事位。
それ以外は一般市民とほぼ一緒。
両者とも地域にかなり深くかかわっていて地元の寺社にかなりの寄付をしてるしお祭りの支援もしてる。
そして両者ともかなりの旅行好き。
両者とも子供を良い学校に通わせていて、家の仕事を引き継いでくれることを望んでるね。

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↑”日本の金持ちは優雅で、自分の豊かさを隠す傾向にある”ってイメージはここから来てるんだと思う。
それは事実じゃなくて、単にヨーロッパの昔からの金持ちと同じってだけなんだな。
金のロレックスやフェラーリとかじゃなく、田舎の屋敷、オーダーメイドの服、完璧なマナーだ。

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自分の住んでる所でよく見るのは2番目のタイプだな。
ブルーカラーではないけど、19世紀/20世紀に東京に組み込まれた土地を持ってた人が出自だ。
道路の奥まった所にある信じられない位広い家と、周囲にあるマンションを何軒か所有してる事が多いかな。





野村総研の調査では日本で富裕層が増えた理由として株価の上昇と、相続者の増加が理由ではないかと分析しています。
金持ちにはとんと縁のない生活ですが、販売を手伝っているとたまにウン十万円の商品を顔色一つ変えずに買っていく人が現れます。
でもそういう人はやはりぱっと見では全然わからないものです。
(目の肥えた人なら分かるのかも)
追記:高価なチューナー→古いターナーの絵に修正。ご指摘感謝です。





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