03626
By Björn Appel [GFDL, CC-BY-SA-3.0, CC BY-SA 2.5 or CC BY-SA 2.0 de], from Wikimedia Commons

サルナシは日本含めアジア極東部とロシアのシベリア地方に自生する植物ですが、欧米でもハーディー・キウイ(Hardy Kiwi:耐寒性のあるキウイフルーツ)、ミニキウイ、キウイベリー、ベビーキウイという名前で流通しています。
サルナシ(およびミヤママタタビ)に対する海外の反応です。

引用元:gardenweb.com

スポンサードリンク



●comment
駐車場にある育苗屋がサルナシの雄木と雌木を売ってるのを見かけて。
誰か育ててる人はいるかな。
是非どんな感じなのか聞かせて欲しい。
ネットで調べた限りだと雄木と雌木が必要になるみたい。
雄木は雌木に対して花粉を受粉できる
葉の色は雄木の方が鮮やかになる。
果実はスーパーで売ってるキウイフルーツみたいな感じじゃなくて緑の薄皮で食べる時に剥かなくてもいい。
北方の品種の方が果実のサイズは小さい。
あと、猫が惹かれて齧る事もあると書かれてた。
この木を育てるのに丁度いい犬用の檻を持っているし、フェンスを飾るのにも丁度良さそう。
それに果実が採れるのもボーナスだしね。

●comment
果実が小さくて表皮に毛が生えていないハーディー・キウイには2種類あるよ。
Actinidia arguta(サルナシ)の方が耐寒性が低くて、高級スーパーで”ベイビーキウイ”という名前で売られてる事もある。
果実のサイズは一般的にブドウと同じ位かちょっと大きい位。
雄木と雌木の葉は基本的に同じ。

耐寒性の高い方(cold-hardy)はactinidia kolomikta(arctic kiwi:極地キウイ)(ミヤママタタビ)。
果実はサルナシよりも少し小さめで蔓が若干強靭。
雄木の葉の色が鮮やかになるのはこっちの品種だね。
成長した”アークティックビューティー(ミヤママタタビの品種名)”の葉は緑にピンクと白の斑を散らした色になるよ。
ミヤママタタビの方がサルナシよりも早熟で日陰を作るのに向いてるけど、時に育てるのが難しい事もある。
どちらも若木は弱いね。
若木は露地に植える前に5ガロン(約18リットル)の鉢で育てる事で良好に育てられてる人の方が多いね。
(育成に許容できる気候の土地だったら)

●comment
ミヤママタタビ(アークティックビューティー)もサルナシ(一才サルナシ)育てた事がある。
一才サルナシの方は冬の雪で枯れちゃったけど完全に露地だったからね。
上に覆いがあったら話は違ってたと思う。
芽は地表からたったの6インチ(約15cm)しか出てなかったけど小さな実が3個ついた。
ちょっと日陰があった方が良いんだと思う。
クレマチスみたいに考えたらいいのかも。
(日陰を作って、地面には深くマルチを張る)
実は勝手になった。

ミヤママタタビの方は覆いのある若干日陰になる場所に植えた。
一才サルナシの方は枯れた後に元気になったけどミヤママタタビの方はあまり伸びてない感じ。
ハーディ・キウイはブドウと同じように育てると良いと読んだ事があるからあまり心配はしてない。
ミヤママタタビの方は立ち枯れも最小だった。
今年は花も実も付けてない。
雄木か雌木かもわかってない。

今はちょっと知識が付いたから今年はマルチを張って、一才サルナシの今年伸びた分はラッピングしておくつもり。
今のところ一才サルナシの方が元気だけど長い目で見たらミヤママタタビの方が頑丈なんだと思う。

●comment
ミヤママタタビを何本か育ていて今年実もなったよ。
1本は午後になったら完全に日陰になるけどあんまり関係ないみたいだ。
別のは完全に日向で元気。
どんな味がするのか楽しみだ。

●comment
2011年にケンズ・レッド、一才サルナシ、ジェノバ、フォーティーナイナーを植えて、昨年コーディフォリアを追加した。
今年の夏はジャンボ、ロッサーナ、チコを植えたよ。
まだどれも味は試してない。
一才サルナシは植えて2年目に実をつけたけど収穫する前に何者かが取ってしまった。
今年はまた一才サルナシが実をつけたから食べてみようと思う。
ケンズ・レッドとジェノバも花は咲いてるけど雄木しかないから実はつかないだろうな。

●comment
バージニア州北部に住んでて10年前にミヤママタタビの雄木1本と雌木2本を植えたけど、実がなるのが遅いんで今年になってもっと良い場所に植え替えた。
4×4の柱をT字にして2×6の木材をクロスさせて支えにした垣根を3組作ってサルナシの支えにしてる。
クロスさせた木材の間に針金を張って、それに蔓を這わせるようにしてるよ。
今年初めての花が咲いたけど実はまだ。
来年は実がなるかな。

●comment
サルナシもミヤママタタビも植えたけどミヤママタタビの方が落葉が早くて霜の被害を受けやすくなるから今年切り倒してしまった。
25年間育てたけどサルナシの方も切ろうかと思ってる。
地元の虫が花に寄ってこないからあまり実がならないし、実もそんなに使い出がないから。
それに剪定が大変なもんで。

●comment
ミヤママタタビを5本育ててる。
雌木3本(セプテンバー・サン、ビクトール、Krupnoplodnaya)と雄木2本。
雄木のうち1本は地元のメナーズ(アメリカのホームセンター)でKrupnoplodnayaの雌木として売られてた。
植えて2年目で花が咲いたけどKrupnoplodnayaじゃない事に気付いて新たに買い直したんだ。
自分の所は時間によっては若干日の差しこむ日陰に植えている。
今年は良い感じに成長して1ダースくらいの実がなったね。
成長に関しては何の問題も無し。
芽が出るのがちょっとは早めだったけどこれは去年まではもっと日陰の場所だったからだと思う。
去年は1月が異常な暖かさで花が全部落ちてしまったし、ミスで出芽が早すぎてしまった。
桃の木も枯れてしまったし、他の果樹も全然実がつかなかった。
いずれもっと植えてみるつもりだ。
うちには日陰がたくさんあるから、日陰で元気に育つ植物が見つけられるのは嬉しいからね。
どんな品種が売られてるんだろうか?
自分はミネアポリス・セントポール都市圏からそんなに離れてない所に住んでいて、サルナシの別の品種をもっと植えてみようと思ってる。

●comment
↑サルナシの、少なくとも株の部分は日陰を好むと知った時は驚いた。
多分この植物はブドウみたいに品種改良が進んでないから、大なり小なり半分日陰になってる森のような環境に慣れてるのかな。
自分の育てている一才サルナシも手前にヤシの鉢を置くまで酷いありさまだったし。
若木は日光が当たり過ぎると良くないみたいだけど、一方で日が当たった方が実がたくさんなるみたいだね。
どうもみんなが考える以上に手間が必要みたいだよ。
ともかく、もっと増やして観察出来るように一才サルナシの実がなる事を期待してる。
蔓は実がなくても元気そうで、受粉させるための虫も問題なし。
7月に花が咲いたのはちょっと気になるけど。

●comment
パゴラに植えたサルナシとキウイフルーツ
03622
image credit:gardenweb.com

垣根に植えたサルナシ
03623
image credit:gardenweb.com

●comment
スーパーで売ってるサルナシを何度か食べた事がある。
(ホールフーズでよく見かけるけど他のスーパーでは見かけない)
凄く美味しかったな。
甘くて、大きさも十分。

●comment
サルナシを好きな人が多くて驚いた。
食べた事は1回しかない(昔果樹園だったところで野生化してリンゴの木に巻き付いてた蔓から取って食べた)けど、かなり美味しかったのを覚えてる。
あと食用できる植物の種苗屋に行った時、そこで何年か働いているという社員に今まで売ってきた植物の実の中で何が一番好きかと聞いたらサルナシだと言ってた。
ノースカロライナのかなり高地にある農場を買った知人がいて、そこには前の持ち主が植えてたサルナシがあったんだけど、その知人が凄く美味しいと言ってたな。
サルナシを美味しくないと思っている人は収穫するのが少し早すぎるのかもしれない。
実が美味しくなる要素は他にもあるのかもしれないけど。
あと、何故か実がつかないという話も何度か聞いた事がある。
サルナシの授粉はちょっと難しいのかもしれない。

●comment
ミヤママタタビしか育てた事がないから全体的なことは言えないけど、蔦を這わせるための垣根がないからどうしても枯れてしまう。
あと、この植物は根が冷たい状態でいる必要があるんだと思う。
なので黒い鉢には植えない方がいいだろうな。
自分も鉢の色をもっと明るい色に塗り直したし。
鉢と露地に植えてるけど、露地の方が元気っぽい。

●comment
↑ほとんどの例において露地植えの方が鉢植えよりも良いというのは同意。
例外はカーマインジュエリーという庭梅。
2011年に露地に2本植えて鉢に1本植えたんだけど鉢植えのは元気で2年後に実がなった(2つ)けど露地植えのは春に1本枯れてしまって残りの1本もかなり小さい。
まあ自分が鉢植え栽培について完全に把握しきってないのかもしれない。
鉢植えはコントロールしなきゃいけない事が多いから失敗しやすいし。
(土の良しあし、水の過不足、肥料の過不足等々)
庭梅はたまたまうまくいったのかも。

●comment
サルナシとミヤママタタビを両方育ててるよ。
(薔薇と一緒に温室で)
ここカナダのオンタリオ州で一番難しいのは霜だね。
完璧な冬と春を迎えて3月4月に急な熱波が来なかったとしても、5月に霜で新芽をやられないようにするのは難しいから。
(酷い時は花が全部やられる)
スプリンクラーを使うと良いんだけど全ての蔓にはかけきれないし。

●comment
育ててるのは一才サルナシだけで最初の成長はゆっくりだったんだけど直射日光じゃなくて日陰が必要なんだと気付いてからは調子よかった。
でも冬に枯れてしまった。
ミヤママタタビも何本か挑戦してみたけど、何本かは枯らしてkrupnopladnayaは実が幾つか成った。
(サルナシよりもミヤママタタビの方が難しいと思う)
遭遇したトラブルに関してはそこまで気にしてない。
普通のサルナシの酸味のある味が好きかな。
店で売ってるゴールドキウイに甘さが似てる。

●comment
うちだとサルナシもミヤママタタビも上手く育ってるよ。
ミヤママタタビは毎年ちょっと霜にやられるけどそれでも元気に育ってる。
メインで育ててる露地植えのサルナシの雄木は2年前に枯れちゃったけど雌木(ジャンボ)は毎年たくさん実をつけてる。
病気も害虫も問題なくて、問題は鼠やアライグマ位だけどこれを対処が簡単。
子供も親も大好きだから育ててるかいがあるね。

03624

03625
image credit:gardenweb.com





北海道だとコクワという名称が一般的です。
近くにも何本か生えてるけど実の付きがいまいちよくない。
英語版wikipediaによるとミヤママタタビは1878年に札幌を訪れたイギリス人の植物学者のチャールズ・マリーズ(wikipedia)が出資者であるヴィーチ商会(wikipedia)にサンプルを送り、そこから西洋に知られるようになったのだとか。
参考リンク:Actinidia kolomikta(wikipedia
アメリカでは一部地域で野生化してる株があるものの、侵略的外来種となる程増えてはいないそうです。
日本で商業栽培を試みている地域があるように海外でも商業目的で栽培しているところがあるのだとか。





B00Y9FUVYW
北海道産 コクワの実(サルナシ) 200g ×1パック【発送時期】9月下旬 【出荷元:北海道四季工房】