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日本はコンテナ部分の両サイドが開くようになっているウィングボディのトラックが広く利用されています。
海外ではあまり見かけない形状なのか、これが日本のトラックの開き方だと海外の掲示板で紹介されていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
これが日本のセミトラックの荷台の開き方だ。

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フォークリフトオペレーターとしてこれは非常に満足できる。

●投稿主
↑うん、こっちの方が遥かに実用的に見える。
実際これはフォークリフトが離れた瞬間に撮ったものなんだ。

●投稿主
ちなみにこのトラックはトラックドック(トラックが荷物を積み下ろしする専用の場所)しかない時用に後部ドアも普通に開く。
自分が見た限りだと(通りがかりに何度か見かけた)この方法だと荷下ろしが凄く早かった。
あと、先に降ろす必要がある荷物は後ろの方に積んでた。
あとこれは狭い場所でも凄く役立ってた。
こういうトラックがスペースの少ない会社の横の通りに停まって、フォークリフトで素早く荷下ろしできるようにサイドのウィングを上げてる所も見たことがある。
それにこの方法だとトラックがバックで敷地内に入る必要がないから道路全体を塞ぐ必要もない。

●comment
アメリカにも似た方法で荷物を積み下ろしするトラックがあるぞ。
カーテンサイドトレーラー(curtain side trailer)でググれば荷下ろし用に側面のカーテンを開く事が出来るセミトラックを見つけられるはずだ。
※こういうトラック
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image credit:commercialmotor.com

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↑日本のトラックの方がカーテンサイドトレーラーのカーテンよりも頑丈だと思う。

●投稿主
↑うん、確かに頑丈だ。

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>日本のトラックの方がカーテンサイドトレーラーのカーテンよりも頑丈だと思う。
そうか?
アルミ製の側は保護機能のみでトラックの強度に何ら付与するものはないぞ。
アルミの薄いシートの方が確かにちょっと強靭ではあるけど何かぶつかったらすぐに変形してしまう。
そうなると完全には閉じなくなって、それまでのような完全性は失われてしまう。
これは昔からある空のソーダ缶の上に缶を潰さずに立つ手品みたいなもんだ。
ソーダ缶も完全な円筒を保ってる間は上に人が乗っても潰れないけど、少し変形させる(横を少しへこますとか)だけで乗ったら潰れるようになる。
カーテントラックは特に長手方向にはパイプなど補強を使ってる。
(トラックから16フィート(約4.8m)の補強を下した事がある)

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↑自分の経験(ウィングドアとカーテンサイドの両方の荷下ろしを見たことがある)だと、カーテンサイドの方がフォークリフトが荷台のすぐ近くまで寄って行けるみたいだ。
ウィングドアタイプは側面が厚くなる分荷台真ん中の荷物を下すのが難しくなるっぽい。

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空間効率的だし荷物の積み下ろしが早くなるな。

●comment
↑画像のような場所だったらそうだと思う。
トラックドックがある場所だったら悪夢だな。
サイドから積み下ろししようと思ったら4台分のエプロン(積み下ろしする場所)を占有する事になるぞ。

●comment
↑賭けてもいいが間違いなく後部にもドアがあると思うぞ。

●comment
↑受けて立つ。
じゃあなんでこれが空間効率的なデザインだと?

●comment
↑状況によってどちらの方法も使えるから。

●comment
↑それは汎用性に富んでるという事であって、空間を使わずに済むという事じゃない。
このデザインだとトラック上部に数フィート(数十cm)の空き空間を確保しておかなくちゃいけない。
屋根の下だとむしろ(上部に)必要な空間が増えるぞ。

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↑それはどうだ?
画像のように開いた場合はサイドパネルが上に開く。
これは確かに上部の空間が必要になる。
これは空間が許すならこっちの方が効率的に積み下ろしが出来るようになってるんだ。
もし後部ドアが(アメリカの)普通のトラックの様に観音開きするなら、普通のトラックヤードで普通に積み下ろしが出来ると思うぞ。

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↑サイドのウィングはヒンジ式だから開閉には円弧にスペースが必要になる。

●comment
↑ああ、”効率的”じゃなくて”空間効率的”と言ってたのね。
後部ドアを使った場合は普通のトラックと比べて空間効率的ではないし、サイドウィングを使った場合も空間効率的という訳ではないか。

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↑このモデルは確かに効率的ではあるんだ。
アメリカにはサイドが家のカーテンみたいに開くトラックもある。
こちらも効率的だし、サイドウィングボディのトラックよりも開閉時に空間を必要としない。
でも、そのトラックだって空間効率的という訳じゃないんだ。
汎用的で色んなシナリオにおいて効率的というだけだ。

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>このデザインだとトラック上部に数フィート(数十cm)の空きスペースを確保しておかなくちゃいけない。
>屋根の下だとむしろ(上部に)必要なスペースが増えるぞ。
それはその通りだと思うけど、このトラックだとトラックの色んな方向からアクセスできるから積み下ろし的な意味で空間効率的だと思うぞ?
荷下ろしする順序を気にしなくていいから荷台の空間を有効活用できるのでは?

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↑確かに。
ただしそれには60フィート(約18m)のドックスペースが必要になる。
更に多方向から積み下ろしするための空間も必要だ。
普通に後部から積み下ろしする場合のドックは16フィート(約4.8m)の空間があれば良い。

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↑2つは別の物だと説明したいんだが。
つまり積み下ろしスペースと駐車スペースの違いだ。
企業によって積み下ろしの状況も違うだろうし、興味を持つところもあると思う。

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しかし普通のトラックよりも5倍早く積み下ろし出来たら収入も増えるぞ。

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↑時間と空間に関連性があるのはその通り。
しかし実際その通りだとは限らない。

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↑と言うと?

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↑貨物車は時に待つ事もあるという事。
荷物の積み下ろし時間は輸送における一要素でしかない。
でもトラックは荷が空であろうと満載であろうと占有するスペースは同じなんだ。

●comment
↑でも積み下ろしが早ければドックから出て行くのも早くなるのでは?

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↑いや、様々な理由で出発するのを待つのが普通だ。
こちらのドックでもあちらのドックでも。

●comment
なるほど……じゃあ荷揚げをもっと早くできるならどうだ?

●comment
↑物流じゃなければ。
パレットが午後4時まで来ない時はどうする?
家具屋や小売店みたいに多種多様な製品を扱っているところは広い敷地があるからトラックのものを全部降ろして、そこから必要な物を持っていく。
このシステムだと空間を節約するというシナリオはない。
というか、空間を節約するという努力をしない。

●comment
↑自分はこのトラックが助けになるシナリオを描けるぞ。
荷物を積み下ろしする地点どちらか片方は敷地の広さに余裕がある場合だ。
(片方は敷地が広くて片方はトラック1台分の敷地しかない)
このデザインだと必要に応じで迅速に荷下ろしできるし、決め打ちで積み込む必要なしに選んで荷物を下すことができる。

●comment
↑場所の空間を節約するだけなら、広い敷地の場合は空間について問題はないのでは?
この方法だとドックにバックで付けるよりも(荷物の積み下ろしに)多くの空間を必要とする。
ウィングドアを開くための空間も必要だ。
これは積み下ろしの効率的なメリットの為であって空間を節約するためじゃない。

●comment
↑広い敷地で時間を節約するためだな。
空間を多くとる事についてはその空間の価値をどのように捉えるかによる。
トラックを横付けする場合は確かに建物に沿って空間を多く占有する事になるけど、更に狭い場所だと建物から離れた場所で積み下ろしをする事がある。

●comment
↑このトラックが時間の節約にならないと言った事はないんでここはパスさせてもらおう。

●comment
トラック版のシザーズドアかな?

●投稿主
↑イエスと言いたいところだけどシザーズドアがどういうものか分からない。

●comment
↑デロリアンなんかのガルウイングの事。





巨大なトラックヤードで何台ものトラックをびっしり並べて荷物の積み下ろしをするような場合と、多種多様な状況に合わせて荷物の積み下ろしをする場合ではトラックや荷下ろしのためのスペースに対する捉え方も違ってくるのかも。
ウィングボディは場所によって様々な状況があり、空間的な制約も多い日本でこそ価値を発揮する方法なのかもしれません。