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No machine-readable author provided. Crown of Lenten rose assumed (based on copyright claims). [Public domain], via Wikimedia Commons

海外からの観光客が増えるにつれ日本もインバウンド事業が活発になってきています。
海外の掲示板で日本の観光業に進出したいという人が質問をしていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
誰か日本の観光業界の経験がある人はいないかな?
特に起業の観点から。
キャリアを変えてみたいと思っていて(ちなみに自分は観光業の経験はなし。専門は製造業のエンジニアリング)、実現可能なのか知りたくて。
自分が住んでいるのは山形県。
観光の潜在力は凄く高いけど(※海外観光客に対する)観光産業はほとんどない。
(旅行先としての山形県のイメージは)
今は日本語を勉強中だけど、就職面接を日本語でできるようになるのはあと1年後くらいかな。
自分はネットワークを持ってるし、幾つかを組み合わせてパックにしたらかなり良さげではあるんだけど第2種旅行業者として独立して起業する場合は営業保証金だけで1100万円かかる。
これは論外だ。

強く感じているのは、日本の旅行会社は中国語圏の観光客の1/10程度の数であるアメリカ人や西洋人観光客に対してほとんど興味がないんじゃないかってこと。
なのでその辺に切り込もうと思ったら自分なりにニッチなとこを攻めてく必要がありそうだ。
何かアドバイスやお勧めはあるだろうか?
とりあえず飛び込んで……英語でも教える?

●comment
夫が(沖縄で)観光関係のビジネスを始めたところだよ。
最初はアジア圏以外の観光客を対象にしてたけど今はアジア圏も対象にしてる。
夫は日本人だけど英語が堪能。
何か聞きたいことがあるなら連絡して。
友達(日本人でこちらも英語が堪能)も岐阜で似たようなことをしていて、幅広く観光客にアピールしようとしてる。

●投稿主
↑ありがとう。
連絡するよ。

●comment
ニセコ在住。
完璧な日本語は必要としないインバウンド事業はたくさんある。
世界中から集まってきた人達と会えるし、日本の他の場所で事業を起こすための良い出発点になるぞ。

●comment
↑ほとんどオーストラリア人なんじゃ。

●comment
↑5~10年前はそうだった。
今はそうでもない。
今でもオーストラリア人は多いけど中国人や他の国の金持ち連中が増えてきてる。

●投稿主
>世界中から集まってきた人達と会えるし、日本の他の場所で事業を起こすための良い出発点になるぞ。
ありがとう、ニセコは確かに良さそうだ。
ただ、自分は家族もいるしあと数年は山形から離れるわけにはいかないかな。

●comment
山形って東京からどの位離れていて、どういうアトラクションがある?

●投稿主
↑東京からなら大体2時間40分くらいで、とにかく自然が美しくて歴史的な名所もある。
北日本のフロンティアとも言われていて、工芸や料理など様々な伝統が今も続いているんだ。
主な名所は蔵王と出羽三山だね。
蔵王はウィンタースポーツに最適で、有名なスノーモンスター(※樹氷)が見られる。
暖かい時期はトレッキングができるよ。
出羽三山は山伏が修行をしていた三つの聖なる山の事で、旅行者も山伏の通った山道を巡礼できるんだ。
そしてその他にも美しい自然や史跡はたくさんある。
山寺とか松尾芭蕉で有名になった場所も幾つかあるね。
山形県は名水でも有名だから高品質な米や日本酒が作られてる。
芋煮や方言も有名だ!
東京や京都といった有名な観光地には何度も行って、日本の別の面を見たいと思ってる好奇心旺盛な旅行者にぴったりの場所だと思うんだ。

●comment
↑山形は即身仏でも有名だから、それを見に行くツアーも含めたいところだな。

●comment
来週日本に引っ越す。
今日はオアフ島で2番目か3番目に来訪者の多いアトラクションでのセールスマネージャーとしての最後の日だ。
15年間観光業界で働いてきた。
東京に引っ越す目的の1つは、自分の経験をもとに外人向けの観光事業を始める事。
まずはネットワークを構築すること、市場調査をしてから見定めようと思ってる。
ガイドをすることになるかもしれないし、別の外人向けのツアー会社に入る事になるかもしれないな。

●comment
山形県を観光した人間として山形の素晴らしさについて投稿主が嘘を言ってないのは保証する。
頑張ってくれ!
悲観主義で諦めちゃいけない。

●comment
日本の観光業界は高齢者向けの宣伝に力を入れてる。
インバウンドは大きくなってきてるけど、高齢化が進んでる今は高齢者が貯めた金をいかに使わせるかという方に向かってる。
ソース:彼女が観光業界に転職した

●comment
日本中を旅行するのが好きだ。
凄く驚いたのはアウトドア好きにとって凄くクールな場所がたくさんあるって事。
で、英語圏にはほとんど知られてない。
もし地元民に教えてもらわなかったら知らなかった場所だらけだった。
なんでだろう?とよく考えてる。
島国のメンタリティが理由?マーケティングが弱いから?外国人を魅了することに興味がない?
自分もスタートアップとして一緒に働いてる起業家とこの状況を注視してる。
グローバル化しようという動きは滅多になくて、西洋から来た身とするとこれはなかなかに推測しがたい事だ。
という事で、チャンスはかなり大きいと思うぞ!
頑張れ!そしてどうなったか是非教えてほしい。
旅行する場所をもっと知りたいからね。
お勧めの名所とホテルへのリファラを貼ったウェブサイトから始めて、どうなるか見てみる事もできると思う。

●投稿主
↑何から何まで同意する。
県知事がテレビに出て観光の促進について話してるかもしれないけど、地域の人達はそこまで力を入れてないように感じるんだ。
日本は好きだけど、日本人のモチベーションに関しては日本に長く住んでる今でもわからないことがある。
もちろん異文化交流を楽しんでいる人もいるけどね。
山形県は素晴らしいものを持っているし、西洋の旅行者にとって素晴らしい知られざる名所になると思うんだ。

●comment
>凄く驚いたのはアウトドア好きにとって凄くクールな場所がたくさんあるって事。
>で、英語圏にはほとんど知られてない。
一番の問題はアクセスが簡単じゃない場所が多いって事だな。
アメリカやヨーロッパから来る場合は飛行機に10時間以上乗って、そういう場所に行くのに更に5~6時間かかる上に1万~数千円かかる。
ホテル代も結構高い。
(一般的に夕食や朝食が付くから)
それからそういう田舎はバブル時代に建てられてホテルだらけだという要素もある。

●comment
専門ではないけど耳にした事が幾つかある
・地元の人間なら試験に合格したらツアーガイドの資格を得ることができる。
それで金を稼げるわけじゃないけどステータスにはなる

・個人的にはほとんどの観光業は国内向けだと思う
ほとんどの日本人にとって街の外に100kmも出たらかなりの大旅行だ。
個人的にインターネット時代の今はより細かな部分を提供できるかどうかが価値になってると思う。
今はネットで見聞きして”もうあらかた知ってるし、その場に行って写真を撮って投稿しよう”という人が多いから、そういう人達が知らないものを提供出来たら印象に残せると思う。

・インドネシア語を話せるパートナーを見つけるんだ。
インドネシアは世界最大の経済圏を作りつつあるからその顧客を掴むべき。
(それからベトナムも)
中国とアメリカは投稿主にとっての大きな市場ではない。
(今はそうかもしれないけど)
アメリカと中国向けはもう溢れかえっている。
新興市場を捕まえた方が良いと思う。

●comment
1995年から日本で会社経営をしてるよ。
観光業と宿泊業に関わって15年以上になる。
前職は運送業、建設業、自動車産業。
お客は66か国以上で、契約もたくさん結んだ。
だから十分可能だよ。
もちろん自力でニッチなところに切り込む必要があるね。
宿泊業に関しては新たな規制ができたから今は自分達の顧客層をベースにより個人のニーズに合わせた観光ガイドに照準を合わせてる。

●comment
まずはツアーガイドから始めよう。
もっとも簡単な方法はアルバイトでそれをする事。
もし自営でやりたいなら地元の団体に加入して、ガイドの資格を得る事だね。
それで市場規模を知れるようになるし、自分のターゲットとする層を把握できるようになる。
それで上手くいけば地域との繋がりを持てるくらいのデータを集められるだろう。
上手くいかなくても失うものはない。
すぐに飛び込むんじゃなくて、まずはちょっと一噛みする位の方が良いと思うぞ。

●comment
もしちゃんとしたビザを持ってるなら(例えば配偶者ビザとか)、どちらかでなくちゃいけないって状況にはならないはず。
英語のプライベートレッスンをしつつ観光業に参加することもできると思う。
確か女性向けの英会話教室でツアーもしてるところがあると聞いた事があるような。
(英語を話しながら)日本人の生徒と一緒に山形を巡る事は何も問題がないと思うぞ。
それに(特に夏には)ショートコースに興味を持つ人も増えると思う。
例えば8週間コースにして最初の週は座学(語彙を学ぶ)で、次の週は庭園、3週目はより文法や語彙を学んで、4週目は工場見学、等々。
アウトドア、インドア、食事などをしながらファイナルクラス(その地域で一番の観光地)に進むと。
これならウィンウィンだ。
とは言え、競合相手に英語を教えるって事になるかもしれないけど。
(とはいえ、相手はプロだしプロ用の金額を払えるだろうから売り上げは出ると思う)

●投稿主
↑素晴らしいアイディアだ。
英会話教室が嫌いな訳じゃないし、これはきっと楽しいと思う。
とにかく旅行が好きだから、まずはやってみたいんだ。
それに未来のビジネスパートナーや社員の英語を鍛えることもできるかもしれないね。

●comment
↑簡単に行くわけじゃないだろうけど、かなり面白いことになりそうではあるね。
前に海外旅行に行く農家のご婦人方のためにホテルで追加のタオルが欲しい場合や基礎的な英会話を教える教師をしたことがあるよ。
(自分は行けなかった)
帰ってきてから英会話の勉強のおかげでホテルのフロントに部屋の番号を説明できたことトイレで溢れてきた水をなんとかできた事なんかを聞かせてくれた。
おそらくホテル側の人らがなんとか把握したんだろうけど、凄く嬉しかったな。

●comment
自分はTerrie's Takeを購読してる。
これは観光業のベテランから送られてくるメルマガだ。
あとはJNTO(日本政府観光局)と仕事をするのも手だね。
JNTOはインバウンド向けのプロモーションに熱心だし、助言をしてくれるし時には資金援助をしてくれることもある。

●comment
自分は地元密着型のトラベルエージェントを初めて1年になる。
ターゲットは英語圏の観光客。
何か質問があれば喜んで答えるよ。





JINTOによると2003年には520万人だった訪日観光客は2018年には3110万人、15年間でほぼ6倍という驚異的な増加になっています。
単純な見方をすればインバウンド事業は現在日本で最もホットな市場と言えるのかもしれず、海外旅行者向けのビジネスも活気づいています。
東京や京都といった人気観光地の陰に隠れていた地域もインバウンド事業に力を入れ始めており、東北や北陸は東京からも行きやすくなったので今後人気が出る可能性は大いにあります。





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観光と地域振興