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image credit:東野圭吾/聖女の救済

日本人作家の書く小説は海外に翻訳され有名になっている作品もあります。
海外の読書好きが日本人作家について語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
村上春樹以外の日本人作家について語ろう。
別に彼のことが嫌いという訳じゃないし、彼は凄く人気もあるけど、数冊しか英訳されていない日本人作家について語り合いたくて。
自分が好きなのは
・桐野夏生の『OUT』。
もうずっと大好きな作品で、自分の好みにヒットしまくり。
・湊かなえの『告白』。
幾人かの一人称で進んでいく凄くダークなストーリーで子供達が怖い

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読んで楽しかったのは
・川端康成の『雪国』、『名人』
川端康成は簡潔で控えめな凄く内省的なスタイルだ。
『雪国』は小説で、『名人』は碁の名人の最後の勝負についてのノンフィクション。
・谷崎潤一郎の『蓼喰ふ虫』
人間関係と西洋文化の影響で変わっていく日本の文化について語った小説
・三島由紀夫の『仮面の告白』と『金閣寺』
この本はダークな雰囲気で、主に不安や人々を暗い面へと突き動かすものについて語っている
・太宰治の『人間失格』
三島由紀夫の持つダークさと川端康成の内省を一緒にした感じで、疎外に関する見事な研究になっている。

まだ読んだことはないけど文学界でよく知られている人と言えば安部公房、夏目漱石、大江健三郎、芥川龍之介、松尾芭蕉、清少納言がいるね。

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↑安部公房は素晴らしい作家だよ。
医学を学んだけど医療系の仕事をしたことはなくて、医療制度に対する恐怖が作品の色になっている。
カフカと比較されることが多くて、病院や医療施設を舞台にした作品が多い。
『箱男』は客観性、主観性、社会的役割と行為の関係を探求した複雑で寓意な作品だ。
『砂の女』は無益さと共依存相互欲求の関係について追及している。
彼の作品の中では最も読みやすい。
『密会』は欲望や虚栄心といった個人的な欲求と社会制度の動きについて語っている。

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『仮面の告白』はかなり深い自叙伝でもあるね。
三島由紀夫の生涯はこの本を読む前に少し知ってたから、読んだらすぐに腑に落ちた。

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ぱっと思いつくのは大江健三郎くらいかな。
『個人的な体験』しか読んだことないけど面白かったよ。

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吉本ばななの『キッチン』。
祖母の死に苦悩する若い日本人女性を描いた素晴らしくも辛い作品。
この本には『ムーンライト・シャドウ』という短編も載ってる。
両作品に共通するテーマが喪失を乗り越える事で、どちらも素晴らしい作品だよ。

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吉本ばななだったら『とかげ』も素晴らしい短編集だね。

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↑まだ読んだことないから読んでみる。

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村田沙耶香の『コンビニ人間』が人気出てきてる。
自分はまだ読んでないけど妻が気に入ってた。
妻はあまり読書家ではないんだけどこの本は数日で読み切ってたよ。
それ以外だったら村上龍、中でも『ラブ&ポップ』と『イン・ザ・ミソスープ』が好きだな。
『コインロッカーベイビーズ』も持ってるけどまだ手を付けてない。
日本のホラーが好きで若者向けとかにこだわらないなら綾辻行人の『Another』は最高にお勧めだ。
この小説は大好きで、ホラー小説ではお気に入りの1つになってる。
アニメ化もされてるけど小説の方が断然良い。
滝本竜彦の『NHKにようこそ』もアニメ化されてるけど、こちらも同様に小説の方が遥かに良いね。
特にアニメ版は小説には出てこない埋め合わせ用のエピソードなんかもあるから。
この本は憂鬱や自殺なんかを扱ってるから読んでるとかなりヘビーになるけど、それでも凄く良い作品だ。
古典だったら夏目漱石、太宰治、芥川龍之介はどれも読む価値あるね。
(黒澤明の映画を見た事があるなら芥川龍之介の『羅生門』と『藪の中』を読んでほしい。映画はこの短編を元にしている)
そして自分が好きな日本の短編と言えばやっぱり川端康成の『伊豆の踊子』。
上記の中でどれか1冊と言われればこれをお勧めする。

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有川浩の『旅猫リポート』。
猫と日本全国を旅する男性の物語。

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↑私も好き!
号泣した。
映画版もキュートだよ。

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↑胸が締め付けられるよね!
映画があるのは知らなかった。
ありがとう。

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日本の歴史に興味があるなら吉川英治、特に『宮本武蔵』と『太閤記』がお勧めだ。
ちょっと古くはあるけど最近のフィクションではない。
『宮本武蔵』は剣豪としても『五輪の書』の作者としても名高い宮本武蔵の生涯を描いた半架空の回想録。
『太閤記』も半架空の回想録で、こちらは戦国日本で重要な役割を果たし、日本を統べた戦国三大武将の1人、豊臣秀吉について書かれている。
どちらも素晴らしい書物だ!

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村上龍の作品は特に短編が陰惨で恐ろしいんだけど、読むのがやめられない。
『イン・ザ・ミソスープ』は今でも思い出すと震えるくらいだ。
東野圭吾は巧みな語りで興味深いキャラの登場するスリラー作家。
西洋のスリラーとはなんか違う感じで、ゆっくりしていてより思索的で、日本文化の様々な面を描いてもいる。
誰が犯行を行ったのか明白で、どのようにやったのか、何故やったのかで読ませるあたりは『刑事コロンボ』に似てるかも。
解決方法も無理やり感はないね。
『白夜行』、『真夏の方程式』は彼の作品の中でもかなりスローペースなんだけど凄く面白かったし。

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↑東野圭吾の小説は手に入れられる物は全部読んでる。
『白夜行』は凄く複雑で面白かった。
主要な2人の内面が全く分からなくて、わかるのは他者への態度のみというのが素晴らしかったね。
日本文化や日本の社会についての描写も魅力的だった。

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自分も東野圭吾の大ファンで作家買いしてる。
もっと翻訳してほしいよ。

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↑一番新しいので『新参者』かな。
ペーパーバック版が出るのを待ってる。
定期的に作られてるっぽいドラマ化、映画化されてるのも見てる。
『新参者』はしっかりしたドラマになってたし、加賀恭一郎シリーズは何作か映画化されてるね。

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ヒロミ・ゴトーの『Chorus of mushrooms』。
草原地帯にある小さな町に住む日本人家族3代にわたる文化の衝突と変遷を描いた物語。
※ヒロミ・ゴトーは日本生まれで子供の時に家族がカナダに移住し、父親が茸農家をしていた

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古文でも大丈夫なら『源氏物語』を読んでみるといいよ。

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↑最古文!
世界最古の小説と呼ばれているね。
日本で勉強してる時に4か月かけて『源氏物語』を読み解く講義を取ってたよ。
『源氏物語』は本当に凄い!
(読むだけの忍耐力があれば)

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鈴木光司の『リング』シリーズ。
シリーズが進むたびにどんどん奇妙になっていく。

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桐野夏生の『グロテスク』。
日本人作家の中で特にこれが好き。
ジャンルとしては『OUT』や湊かなえの『告白』に近いけど女性社会の人間関係、嫉妬などの分析も入ってる。

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『グロテスク』は本当に面白かった!
なかなか再読しにくい本ではあるけど、読み始めたら止まらないんだよね。

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おぞましい展開に耐えられる胃袋を持ってるなら乃南アサの『暗鬼』をお勧めする。
小説が進むにつれますます異常さが増していく家庭に嫁いだ女性を描いた本当に不気味で恐ろしい小説だ。
それから夏目漱石の『こころ』も好きだな。
『OUT』や『容疑者Xの献身』といった日本のクライム小説も何冊か読んだけど面白かったよ。

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嶽本野ばらの作品は楽しいから大好き。(特にファッションに嵌ってる人におすすめ)
一番好きなのは『エミリー』だけど有名なのは『下妻物語』かな。

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夏目漱石の『坊ちゃん』は良い青春小説だった。

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高見広春の『バトルロワイアル』。
素晴らしい読み物だけど万人向けではないかな。

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『バトルロワイアル』大好きだ。
”人々が閉鎖環境内で殺し合いを強制される”という設定を確立した作品の1つだな。

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筒井康隆の『パプリカ』が凄く面白かった。
夢についての話なんだけど、物語のペースが凄くよくて、シュールレアリスムに突っ込みつつ不条理を消化できる流れになっている。

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最近読んだ近代の日本小説と言えば
石川智健の『グレイメン』
中村文則の『銃』
平出隆の『猫の客』
小川洋子の『博士の愛した数式』

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自分も『コンビニ人間』をお勧めしたい。
結構短くてKindleだと100ページもないんだけどどの言葉もまるで絵筆の一塗り一塗りのようにしっかり選んでる。
主人公は普通の世界に住む変人なんだけどそれが物語の中心ではないという非常に珍しい物語に触れる事になるよ。

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松本清張の作品が好きだな。
とりあえず自分が読んだ数作は。
『砂の器』は警察の仕事をかなり細かく描写していて読んでて楽しかった。
『聞かなかった場所』も良かったね。
東野圭吾もファンだ。
中村文則の『去年の冬、きみと別れ』はまだ読んでないけど『掏摸』と『悪と仮面のルール』(こちらも映画化してる)は凄く興味深いアイディアが入ってた。

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横山秀夫の『64』が好きなんだけど、これは滅茶苦茶長いスリラー小説だから飛行機内で読むのにちょうどいいよ。

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最近読んで面白いと思ったのは
・砂の女:若干不気味で怖いけど道徳に対する興味深い質問を投げかける
・電車男:インターネット発のインターネットのラブストーリー
・野火:戦争と浅草寺の道徳、絶望を描いている

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宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』。

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猫好きなら夏目漱石の『吾輩は猫である』が凄く面白いと思う。
漱石は日本人ならみんな知ってるというのも読む理由としていいね。





明治や昭和初期の文豪が有名ですが、最近の作家も各言語に翻訳されて出版されてきているようです。
電子書籍が普及して海外で出版するハードルが下がったということも理由にありそうです。





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沈黙のパレード