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image credit:timberframehq.com

兵庫に本社のあるスターエムは木工用ドリルのメーカーで海外向けにはウッドオウルというブランドで展開しています。
海外のサイトでウッドオウル(スターエム)のドリルについて語っていました。

引用元:sawmillcreek.org

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●投稿主
木の椅子作りをするワークショップに1週間通っていて、そこでアイリッシュスティック/ウィンザーチェアの難しい穴あけで色んなドリルを使う機会があった。
特に難しかったのは椅子の背板に使う乾燥した樫材に3/4インチ径(※約1.9cm)、深さ1.5インチ(※約3.8cm)の穴をあけるというもの。
他の木工用ドリルやオーガードリル(※一般的に使われている木工用ドリルの事)は苦痛なほど遅くて頻繁に研ぎなおさなくちゃいけないしすぐに熱を持って板に焦げ目がついてしまう。
特にフラストレーションが溜まるのは椅子のシートやアームに使う凄く堅い木材に正確な穴を開けなくちゃいけない事。
サイトに合わせて正確にビットを保持し、角度を合わせるのは簡単な事じゃない。
両方の面にビットをあて、数秒間かなり力を籠めるのは凄く難しい。
そこで遂にウッドオウルのウルトラスムーズを使う事にした。
違いは驚くほどだった。
作業がいきなり劇的に楽になったんだ。
1本のドリルで3つの椅子の穴を何の問題もなく開ける事が出来た。
特に印象的だったのは他のドリルで下穴を開けた時よりもウッドオウルで完全に穴を開けた時の方が熱を持ってなかったこと。
もう1つのいい点は非常に正確に作られているから正確な穴が開けられる事。
ビットの先端についてるスクリューがポンチ穴(※穴を開ける位置に針状のもので付けた小さな凹み)に上手く嵌ってドリルを上手く誘導してくれる。
電動の重いドリルを使っても大丈夫だった。
この先端のスクリューはずれたり空回りしたりすることも全くなかった。
スクリューを木から離す時にはドリルを逆転させる必要があったくらいだ。
このドリルはワークショップに行く前から好きだった。
インストラクターや生徒達みんなは特に他のメーカーのドリルに比べてかなり安い事に驚いてたね。

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前から気になってたんだけど切れ味がどの位かわからなくて。
かなり切れる?

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↑滅茶苦茶切れる。

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ティンバーフレーム(西洋木造建築の工法)をする時はウッドオウルの木工ドリルを使いまくってる。
他のメーカーと比べて遥かに優れてるぞ。

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数週間前に木工のワークショップに行ったけどそこでもウッドオウルのドリルを使ってたな。
自分は釘切りドリル(※木工用ドリルの1種)を使って、電動ドリルで使う分には十分だったんだけど奇麗な面で固定が緩い場合は失敗しそうな感じだった。
釘切ドリルは切れ刃が3枚付いてるんだけど材の中に釘なんかがあってもそれを切れるようにケガキ刃が付いていない。
ウッドオウルのウルトラスムーズには3枚の切れ刃それぞれにケガキ刃がついてるから奇麗な穴があけられるんだと思う。
これも日本の兵庫県三木市が作る優れた木工用工具の1つだね。

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2010年にルーボ式の作業台を作る時にこのドリルを使ったな。
素晴らしいドリルだった。
作業台の厚さ4インチ(※約10cm)の天板に3/4インチの穴を開けたんだけど奇麗に開けられたよ。
グラマシー社のホールドファスト(※材料を作業台に固定するための鉤状になった道具)がしっかり働いてるのはこのドリルのおかげだと思う。

※フランスの家具職人アンドレ・ジャコブ・ルーボの考案した作業台
ルーボ式作業台の一例
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image credit:reddit.com

ホールドファスト
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Bob Key [Public domain], via Wikimedia Commons

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ウッドオウルの3枚刃のオーガードリルであるウルトラスムーズに1票。
作業台に穴をあける時に裏当て用の板を付ける必要がない。
ホールドファスト用の穴を開ける前にちょっと手間をかけて簡単な誘導用のジグを作って作業台に固定しておく事をお勧めする。
ウッドオウルのドリルは食いつきが良過ぎる事が多いんでこういう仕事の時に高速用のドリルを使う事はお勧めしないな。

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images credit:sawmillcreek.org

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良いドリルだな。
教えてくれてありがとう。
椅子づくりのワークショップではドリル用のジグを使ってなかったけど、これは目で角度を合わせる訓練も兼ねてたのかもしれない。

●comment
ウッドオウルのドリルを愛用してるよ。
作業台に穴を開けるために3/4インチを買ったけど見事なドリルだ。
面に対して直角に開けられるけどちょっとだけ角度を付けておいた。
上手くいったよ。


引用元:sawmillcreek.org

●投稿主
1インチ径の長尺オーガードリルが必要になったからウッドオウルの18インチ(※約45cm)ウルトラスムーズを買ってきた。
ので前から持ってる他社の1インチ径オーガードリルと比べてみた。
FISCH(※フランスの工具メーカー)の”modern Jennings”
スタンレー(※アメリカの工具メーカー)のジェニングスというブランドの”リアル・ジェニングス”
リー・バレー(※アメリカの工具メーカー)が売っているブラジル産の安オーガードリル
10インチの手回しドリルを使って12×4(約30×10cm)の楓と松の材に開けてみた。

どれも従来通りの切削形状(切れ刃、ベベル角、逃げ角)がある。
ウッドオウルが一番角度がきつかったけどこれは高速工具を使った時用のクリアランスなのだと思う。
4本とも手回しドリルで問題なく使える。
視覚的な違いはアドバンスレート(材に食い込むための速度)と切り込み量。
アドバンスレートは全体的な切削力に大きな影響を与え、切り込み量は切削力と熱/摩耗に影響を与える。

1.ウッドオウル:0.06インチ(※約1.5mm)/回転:0.06インチピッチの1条(※ケガキ刃が1枚)3枚刃なので1枚当たりの切り込み量は0.02インチ(※約0.5mm)
2.Fisch :0.05インチ(※約1.27mm)/回転:0.05インチピッチの1条2枚刃なので1枚当たりの切り込み量は0.025インチ(※約0.63mm)
3.ジェニングス::0.1インチ(※約2.54mm)/回転:2条2枚刃なので1枚当たりの切り込み量は0.05インチ(※約1.27mm)
4.リー・バレー:0.07インチ(※約1.77mm)/回転:0.07インチピッチの1条1枚刃なので1枚当たりの切り込み量は0.07インチ

驚く事ではないがウッドオウルとFischは凄く使い勝手が似ていた。
使うのに必要な力も似ていたし熱も同じ位で裂けが最小の奇麗な穴が開けられる。
長く使いこんでるわけじゃないから摩耗量についてはわからないけど同じ位だと思う。
切削速度に関してはジェニングスが一番だったけど一番熱くなりやすかった。
おそらく切れ刃の角度が一番きついことと1枚の刃に熱が集中しやすいからだと思う。
リー・バレーのは乾燥した材に使うと洒落にならないくらい熱くなる。
この4本の中では一番切削面が荒いけどそれでも良いクオリティの穴が開けられると思う。
(ホームセンターで売っているオーガードリルよりもかなり良い)
他のドリルよりもかなり安いし扱いが楽だ。
特に自分で研げるのなら。
重量に関してはウッドオウルが他のよりもかなり長いから比較はできない。
とは言えどれも同じ位の密度の鋼材を使っているから断面を見ればある程度わかると思う。
ウッドオウルの断面はジェニングスパターンの2本(Fischとジェニングス)とよく似てるけど3枚刃のせいで断面は若干太くなっている。
そしてこの3本はブラジル製のリー・バレーよりも軽い。
リー・バレーだけ1枚刃なんだけど他のドリルよりも3倍は刃が厚い。
総合的に見てウッドオウルは使いやすいし切れ刃が浅く進行量も少ないから熱を持ちにくい凄く良い品質の近代型オーガードリルだと思う。
コードレスの充電ドライバーだったら高速回転で切削できるからジェニングスやリー・バレーよりも早く穴を開けられると思う。
近代のハイエンドメーカー2社(ウッドオウルとFisch)が同じような形状に落ち着いたというのは興味深いね。

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非常に参考になった。
ありがとう。
Richard Maguire(※木工系youtuber)が販売用の作業台を作る時にウッドオウルのウルトラスムーズを使ってたな。

●comment
ありがとう。
新しいドリルを買う時の参考になるよ。

●comment
ちなみにジェニングスの3/4インチ手回し用オーガードリルは39.45ドル
ウッドオウルはツールプラネット(※工具の通販サイト)で14.99ドル、リー・バレーは17.9ドル。
Fischと比べたことはまだないけど昔のアーウィンやジェニングスはFischの交換式のドリルビットよりも精度が低いからウッドオウルがそれよりも熱を持ちやすいってことはないだろうな。

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アーウィンの1インチ径を調べてみたけど1回転当たり0.065インチ(※約1.95mm)で2枚刃だから切り込み量は1枚当たり0.032インチ(※約0.8mm)位だな。
新品を1セット(まだ1回も研がれてない)買ったけど奇麗な穴が開けられるよ。
他社と比べてはいないけど十分満足だ。

●投稿主
>ちなみにジェニングスの3/4インチ手回し用オーガードリルは39.45ドル
昔のジェニングスブランド(スタンレー)はかなり出来が良かったからね。
熱は直径が関係していて、それに関してはかなり正確。
今はかなり正確に直径を出して研げる時代だし。
指摘したようにジェニングスが熱くなりやすいのは2条でウッドオウルと比べて切削速度が2倍位早いから。
Fischと同じようにウッドオウルは切削量が少なくて浅く切削していくから熱くなりにくいんだ。
魔法のような精度というのはなく、どのデザインを選ぶかという問題だね。
(早く切削できるけど熱くなるか、ゆっくりだけど熱くなりにくいか)

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もう1点、ジェニングスのケガキ刃には2種類ある。
細いケガキ刃は広葉樹用で太いケガキ刃は針葉樹用。

●投稿主
↑どっちだったかはわからないな。
ケガキ刃はかなり細くて試した楓を含む広葉樹にもしっかり食い込んでいったよ。
ドリルは押し付けなかったけどずれることもなかった。
ケガキ刃は細いけど2条だから切削量はかなりあったな。
電動工具では使いにくいだろうけど手回しだったら問題ないね。






正確な穴が開けられると評判のようです。
スターエムは用途や材質に合わせて様々なドリルを作っています。