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言い回しや慣用句は国によって違いますが、中にはよく似た意味や表現になるものもあります。
海外の掲示板で英語と日本語で同じような意味を持つ言い回しや慣用句について語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
日本語と英語で全く同じ言い回しについて。
日本語の慣用句を知るようになって英語と凄く似たものがある事に驚いてる。
良い例だと”注意を払う”はそのまま”to pay attention”という意味になる。
そこまで印象的ではないけど”スキルを磨く”は”to brush up on a skill”という意味になるかな。
この類のものはそれぞれ別に生まれていったのか、日本語が英語から取り入れたのか、それともどちらとも別の所の慣用句を取り入れたのかどっちなんだろうと気になってる。
他にもそういう言葉はあるかな?

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”蛙の面に水”
英語にすると”Water on a frog's face”でこれは”Water off a duck's back”と同じ使い方をする。
でもこの事を日本人に言ってもわかってもらえなかったから地域的/方言的な慣用句なのかも。
※Water off a duck's back:アヒルの背中は水を弾くので水をかけても意味がない=何をしても効かないという意味になる

●comment
慣用句ではないけど”pasture(牧草)”と”pastor(牧師)”は日本語でも”牧”という感じを使うから驚くほど似てる。
全然関連性のない2つの事が両方の言語で似通るってかなり変だと思う。

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↑その2つは関連性がないわけじゃないよ。
”pasture”も”pastor”も同じラテン語から来てるんで音が似ていて意味も関連してるんだ。
”pastor”はヨーロッパ人と接触するまで日本には存在しない言葉だろうから、”牧師”は英語や他の西洋言語の意味を元にして作られた単語だと思う。

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↑ありがとう!
自分の世界から謎が少し減った。

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全く同じ意味ではないけど日本語の”虱潰し”と英語の”a search with a fine toothed comb(細かい櫛で探す)”は両方とも虱に関係している。
日本語の方がより明確だけどね。
英語だと”nitpicking”がより直接的に虱と関係してるけど意味はかなり違ってくる。
※”nitpicking(虱の卵取り)”は粗さがし、重箱の隅をつつくという意味になる

●comment
”青天の霹靂”は”"bolt from the blue(青空から雷)”と全く同じ意味でこれはちょっと驚きだった。

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一瞬
英語の”(In) the blink of an eye”と同じ意味。
※どちらも瞬きするほどの短い間という意味になる

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英語だと”dessert stomach(デザート腹)”とか”dessert goes to a different place(デザートは別の場所に入る)”とか言うよね。
日本語だと”甘いものは別腹”。

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↑イングランドの一部だとそういう場合は”someone has hollow legs(空っぽの足を持ってる)”と言ってる。
英語に”different stomach”的な言い回しがあるのは知らなかった。
面白いね。

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↑自分はそのどちらも聞いた事がなかった。
アメリカ英語とイギリス英語、オーストラリア英語の違いなのかもね。

●comment
”つまり”が楽しい驚きだったな。

●comemnt
↑Elaborate?(つまり?)

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↑辞書によると”つまり”は”in short, to sum up”という意味になる。
上で言ってる人がどういう意味であげたのかはわからないけど、自分が”つまり”と聞いた時は同じ意味で使われる”summary”を思い出した。

●comment
↑なるほど。
これでよく似てると感じられるようになった。

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つまり英語に翻訳したような音に聞こえるって事か。

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↑直接関係があるわけじゃないけど前からそういう事は語られてる。
”起こる”は意味も音も”occur”に似てるとかね。

●comment
”手伝う”は”lend a hand(※手を貸す)”。
少なくともスペイン語圏ではそういう表現をよくするよ。

●comment
”溺れる者は藁をもつかむ”
意味は”a drowning man grasping at straw”。
英語だと全文を言わずに”grasping at straws”という使い方をするね。

●comment
”猿真似”という単語を見た時に英語の”monkey see, monkey do”と似ていて凄い偶然だと思ったな。

●comment
”友達を作る”と”make friends”。

●comment
”泥棒猫”と”Cat burglar”
※”burglar”は泥棒という意味で”Cat burglar”は2階など高所から忍び込む泥棒という意味

●comment
”Head of cattle”(畜牛の数え方)
これは英語から取り入れられて日本だと大型動物の数え方になったんだけど、聞いた時は驚いたな。

●comment
”隣の芝生は青い”(the garden next door is green)
別の言い方だと”隣の芝生は青く見える”(the grass seems greener on the other side)

●comment
↑その言葉は英語から来たんだと思うぞ。

●comment
テレビで”生き地獄(living hell)”という言葉を聞いた時は驚いたな。

●comment
”財布が痛い”と言った時に誰も意味を分からないだろうなと思ってたんだけど日本人の友達がどこでその言葉を知ったの?と驚いてた。

●comment
一石二鳥。
漢字から予想できるそのままの意味。

●comment
↑これは元々英語の慣用句を取り入れたものだね。

●comment
>一石二鳥
チェコだと”Two flies with one shot(一打ちで蠅二匹)”という言い方をする。

●comment
モンゴルも似てる。
Нэг сумаар хоёр туулай(1本の矢でウサギ2羽を射る)

●comment
イタリアだと”1個の豆で鳩を2羽捕まえる”

●comment
インドだと”एक तीर से दो निशाने”
そのまま1本の矢で2つのターゲットを仕留めるという意味。

●comment
慣用句ではないけど日本語の”泣く/鳴く”と英語の”cry”がどちらも”涙を流す”と”動物の鳴き声”の意味を兼ねているのが面白いと思う。

●comment
↑確かにそれは面白いね。

●comment
シンプルだけど”友達を作る”。
”Making a friend”って凄く英語の慣用句的に感じる。

●comment
↑中国語も”作”の同音異義語を使って”做朋友”と言うね。

●comment
>日本語の慣用句を知るようになって英語と凄く似たものがある事に驚いてる。
その場合、翻訳借用(wikipedia)の可能性もある。

●投稿主
↑凄い、知れて良かった。

●comment
聞くという意味の”耳を貸す”はまさしく”to lend an ear”という意味。

それから慣用句ではないし全く同じでもないけど日本語を勉強し始めた時に”これって面白いな”と思ったよく似た言葉がある。
”ところで”は”by the way”という表現になる。
”ところ”は”place”
”で”は”by”という意味にもなる

なので最初にこの言葉を知った時は”by the way”と”by the place”はそんなに離れてないと思った。
”way”も”place”も位置/方角に関するものに使われるからね。
当時はこういう風にこの言葉を覚えたよ。

●comment
↑”ところで”の”ところ”と場所という意味の”所”は同じではないけどね。

●comment
↑暇つぶしに図書館にあった辞書で調べてみた。
1966年の辞書だと”ところで”は”所で”と読むこともあり得るらしい。

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image credit:imgur.com

加えて1986年の辞書だと”ところで”はそもそも”所で”になっている。
不思議なことに”処で”を使っている例文もあった。

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image credit:imgur.com

ただし、1986年版だと”by the way”と同じ使い方は3番目に登場している。
で、自分が最初に言った”by the way”としての使い方だと辞書の中では”ところで”として使っている。
更にいうともっと新しい辞書になると”ところで”の項に”所で”がなくなってる。
最近発行された辞書や漢字辞典でも調べてみた。
ということで確かに”ところで”は”place”という意味ではないんだろうな。
それでも自分にとっては覚えるのに役立ってくれたけどね。

●comment
↑確かに必要に応じて漢字で綴る事もできてるけど問題は”場所(place)”とは違う使い方をすることだね。
この言葉は”君のそういうところが好き”とか”今帰るところだった”とか色んな意味で使えるから。

●comment
”写真を撮る”は今でも驚き。
なんでこっちだと写真を”take”するんだ?
※英語だと”take pictures”で写真を撮るという意味になり、takeは”取る”という意味にもなる

●comment
↑英語だとなんでも”take”する。
”taking a breather(※休憩をとる)”から”taking cover(※隠れる)”、”taking risks(※危険を冒す)”などなど。
単独でそういう言葉を覚えられない理由でもある。

●comment
↑だから”写真を撮る”を見た時に驚いたんだ。
英語の”take”と日本語の”とる”は慣用句的に同じような使い方をするものではないと思ってたから、実はそういうのがあって面白いと思った。

●comment
”月曜日”は”Moon day”と意味で英語の”Monday”も”Moon Day”という意味。
”日曜日”は”Sun Day”という意味で英語の”Sunday”も”Sun day”という意味。
どちらも古代天文学から来てるからだろうけど。

●comment
↑他の曜日も一致してるよ。
英語の曜日は北欧神の名前からとっていて天体はローマの神々の名前からとってるからそこまでわかりやすいわけじゃないけど。




一石二鳥など英語から取り入れた言葉もありますが偶然似た表現の言葉もあります。
英語でもデザートは別腹に入るようです。
追記:晴天→青天に修正。ご指摘感謝です。




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