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image credit:The Sword of Kaigen/M.L. Wang

日本のファンタジー小説は西洋をモデルにした世界のものが多くありますが、西洋にはその反対に日本をモデルにした世界が舞台のファンタジー小説があります。
日本をモデルにしたファンタジー小説のお勧めはないかと海外の掲示板で語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
日本/ギリシャにインスパイアされたファンタジー。
もし知ってる人がいたら教えてほしい。
スコット・リンチの『The Lies of Locke Lamora』を読み終わったとこで、この本はイタリアをモデルにした世界が凄く良かった。
※『The Lies of Locke Lamora』はCamorrという架空のイタリアの街を舞台に盗賊の主人公が活躍する小説
でも今度は日本かイギリスをモデルにした世界の作品を読んでみたいから知ってたら教えてほしい。

●comment
メーガン・ウェイレン・ターナー(※wikipedia)の『盗神伝』(amazon)シリーズが古代ギリシャをモデルにしてる。

あとマデリン・ミラーの『Circe』はギリシャ神話を新解釈してるね。

●投稿主
↑ありがとう。
あらすじに惹かれたから『盗神伝』は読んでみようと思う。

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モデルにしてるのが日本なのかアジアなのかはよくわからないけど、自分が好きなのはこんな感じ。
ガイ・ゲイブリエル・ケイ(※wikipedia)の『Under Heaven』と『River of Stars』。
※古代中国の唐をモデルにした世界の安史の乱(※wikipedia)をベースにしたファンタジー

ジャニー・ワーツの『帝国の娘』(amazon)シリーズ

ジェイニー・チャンの『Dragon Springs Road』
※20世紀初頭の上海を舞台にした小説

バリー・ヒューガート(※wikipedia)の『鳥姫伝』(amazon
※古代中国を舞台にしたファンタジー

ダニエル・エイブラハムの『The Long Price Quartet』
(アジアが舞台かどうかは知らないけど頭に浮かんできた)
※帝国と魔法の国の戦争に巻き込まれた主人公Otah Machiの物語

M・L・ワングの『The Sword of Kaigen』
中世日本をモデルにした世界の草薙半島という土地を治める松田家の息子、松田守と伝説の剣カイゲンの物語

古代ギリシャを舞台にした小説だったらマデリン・ミラーの『Circe』がお勧め。
(ギリシャ神話をベースにしてるから合わないかもしれないけど)

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↑『鳥姫伝』の舞台のベースは中国だ。
お勧めだけどね。

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十代の時に読んだきりだけどジリアン・ルビンスタインの『Tales of the Otori』。
凄く面白かったのを覚えてる。
※美濃を舞台にオオトリ藩の藩主に助け出されて養子となった主人公オオトリ・タケオの物語

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↑去年再読したけど大人の読者にも耐えうるくらいの良書だった。
良いお勧めだね!

●投稿主
『Tales of the Otori』はお勧めする声が多いから少しずつ自分の興味が上がってきてる。

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M・L・ワングの『The Sword of Kaigen』は日本がモデルの世界が舞台になっていて2019年に読んだ小説の中で一番面白かった。

他のお勧めは
ロブ・J・ヘイズの『Never Die』
※囁く刃という二つ名を持つ女性剣士イタミ・チョウと不死の皇帝を倒す使命を持った8歳の少年エインの物語

デビン・マドソンの『The vengeance』三部作
※日本をモデルにした世界を舞台にした他者の心に入り込む能力を持った主人公エンディミオンの復讐の物語

●comment
↑『The Sword of Kaigen』に1票。
日本を舞台にした小説で一番面白かった。

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ジーン・ウルフ(※wikipedia)の『The Soldier』シリーズはペルシア戦争のファンタジー版で凄く面白いよ。

●comment
ジェイ・クリストフの『The Lotus War』シリーズは架空の日本を舞台にしたスチームパンク小説だ。
※機械工業を牛耳るロータスギルドが支配するシマ帝国に立ち向かう少女ユキコの物語

●投稿主
↑前に読んだけどそんなに好きになれなかったんだよね。

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TRPGに嵌ってるなら『Exalted』が日本とギリシャ両方にインスパイアされてるぞ。

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ジャニー・ワーツとレイモンド・E・フィーストの『帝国の娘』三部作が確か日本をモデルにした社会を描いてたと思う。

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↑アジアとメソアメリカを混ぜた感じだったよ。

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ロバータ・クレイの『The Sword and the Lion』。
青銅器時代の地中海が舞台でライオン神を崇めるハファットという戦闘国家に包囲された都市国家の物語。
都市国家の守護神に都市を守る伝説の戦士ダイアッドに選ばれた女性主人公ブレイドとその父親メネラウスが力を合わせて戦う物語。
凄く好きな作品で何度も読み返してる。

●投稿主
↑ありがとう。

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ジェシカ・アマンダサーモンスンの『トモエ・ゴゼン』シリーズ。
日本的な世界を舞台にしてはいるけど話のベースは『オデュッセイア』に似てる。
※シゲノ・ショウジロウの家臣であり、敵の中国人僧侶ファンに洗脳されて自分の主君を殺めてしまった主人公トモエ・ゴゼンが浪人となり復讐を果たす物語

●投稿主
↑チェックしてみる!

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ドナ・ジョー ナポリの『パーン』はパーンが登場するギリシャ神話の再解釈ものだね。

日本をインスパイアしてると言えば『精霊の守り人』。
元々日本の小説だけど英訳もされてる(面白いよ!)。

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C・S・ルイス(※『ナルニア国物語』の作者:wikipedia)の『Till We Have Faces』はあまりにないがしろにされすぎてる。
これは古代ギリシャ神話と歴史をベースにしてる。

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ファンタジーというくくりにはなってないけど吉川英治の『宮本武蔵』は凄くファンタジーっぽい。
魔法的なものは登場しないし中世日本を舞台にしてはいるけど生意気な若者から流浪の侍へと至る宮本武蔵の生涯を描いた吉川英治の手腕はまさに芸術だ。

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ジリアン・ルビンスタインの『Tales of the Otori』。
ジャパニーズファンタジーで侍、忍者、名誉、裏切りが満載。
美しい文体だよ。

●投稿主
↑侍が好きだからそそられた!

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ファンタジーではないけどデイビット・チャーニーの『Sensei』、『Sensei II』が面白かった。
歴史フィクションに近いと思う。
※12世紀の日本を舞台にした京都で育った若者が剣の達人になる物語

●投稿主
↑お勧めありがとう。

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サバア・タヒアの『An Ember in the Ashes』がギリシャとインドの影響を受けてる。

サラ・リンの『The Brightest Shadow』は日本と中国の影響を受けてるね。
※女性主人公タニが仲間と共に亜人の軍勢と戦い世界を平和に導く物語

●投稿主
↑ありがとう、『An Ember in the Ashes』は素晴らしかった。

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日本?だったらマージョリー・リュー(※wikipedia)の『モンストレス』(※wikipedia)というアメコミシリーズを読むと良いよ。

●投稿主
↑ありがとう、ちょっと調べてみたけどかなり面白そうだね。

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↑凄く良いよ。
ラヴクラフトと日本の伝承を合わせた感じ。
ダークホラーなんだけど日本の伝承の雰囲気がかなり強い。
ダークで悲惨な世界が好きならこれ以上ないくらいお勧めする。

●投稿主
↑絵柄がいかにもラヴクラフト好きって感じだね。

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アニメ化された『Hellboy: Sword of Storms』が滅茶苦茶良いぞ。
主人公のレッドが妖怪の世界に転送されて河童や鬼、天狗と戦うんだ。
ラスボスは邪悪なサンダーブラザーズ。
ロン・パールマンがヘルボーイを演じていた頃に作られていて、アニメ版では彼が声優をしてる。

●comment
アメリカの都市伝説に日本に影響を受けた要素を組み入れたものでも良いのならマーセデス・ラッキー(※wikipedia)の『Diana Tregarde』シリーズの『Children of the Night』の中に日本の怪談話をベースにした対抗方法が登場してる。
※『Diana Tregarde』は恋愛小説家でウィッカ(※魔女)の女性主人公が魔術で活躍する物語
それからマーセデス・ラッキーとラリー・ディクソンによる『Chrome Circle』には日本の伝承や文化をベースにしたキャラやサブプロットが登場するよ。

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リチャード・パークスの『ヤマダモノガタリ:デモンハンター』を強くお勧めする!
主人公は日本の魔法使い/超常探偵で妖怪が関係するトラブルを解決していく作品。
凄く良く書かれているし最初の巻は短編集だから読むのもそんなに苦じゃないよ。
※貧乏貴族であるヤマダノゴウジが妖怪退治をする物語






様々な作家が日本をモデルにした架空世界のファンタジーを書いています。
中には日本でもよく知られている作家も。
邦訳されているものが少ないのが残念なところです。



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魔法使いの塔〈上〉 (ヴァルデマールの嵐3) (創元推理文庫)