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フランスでは昔から日本の文化が人気があります。
何故なのだろうかと海外の掲示板で語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
なんで日本のポップカルチャーはフランス語圏の国で広く好かれているのだろうか?
フランス語や文化を勉強している外国人が自分の体験からそう感じた。
例えばパリのジャパンエキスポは日本国外では世界最大規模となる日本のポップカルチャーコンベンションだ。
自分が見た感じそれはフランスだけに留まらないでフランス語を話す国にも広がってると思う。
例えばカナダのケベック州、ベルギーのワロン地域(wikipedia)、スイスのロマンディなど。

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『ドラゴンボールZ』は凄いからな。

●投稿主
↑子供の頃好きだった。

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↑ちなみにフランスでは1988年に当時利用されていたネットワークで『ドラゴンボール』を見始めていた。
『ドラゴンボールZ』が始まったのは1990年だけど、放送された日本のアニメは『ドラゴンボールZ』だけじゃない。

これは他の西洋諸国よりも遥かに早くて(確か10年位早い)、他に見るような番組がなかったことから大人気となっていったんだと思う。
こうして素早く受け入れられるようになっていったんだ。(親世代からの反発はあったけど)
当時アステリックス(※フランスのコミックブック:wikipedia)によって既に確立されていたコミック市場もフランスが世界2番目の規模の漫画市場を確立させる助けとなった。
今では40代のフランス人漫画家が日本の漫画に強く影響された作品を描いてるよ。
※ラストマン(wikipedia

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80年代初期のアニメを通じて全世代が日本文化に馴染んでいるからね。
アニメは主流のメディアからは消え去ってしまったけどクラブ・ドロテ(※フランスのテレビ番組:wikipedia)なんかの影響もあって日本の文化は今のフランスの文化に大きな影響を与えている。
これは初めてのことじゃなくて19世紀や20世紀初頭にも日本の文化に影響を受けた美術界の流行が起こったんだ。

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↑ナポレオンの時代に既に日本オタクがいたんじゃなかったっけ?

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↑当時浮世絵を集めている人がいたはず。

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↑日本の開国はフランス文化に大きな衝撃を与えたんだよな。

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↑その現象にはジャポニスムという名前もついてる。
wikipedia:ジャポニスム

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↑ナポレオンの時代じゃなくて明治時代だったか。
しかしジャポニスムの記事はクールだな。

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オリエンタルや日本文化、あまり知られていない外国文化に対する偏愛は新しいことではないからね。

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>80年代初期のアニメを通じて全世代が日本文化に馴染んでいるからね。
70年代、80年代、90年代初期に生まれ育った人はそうだな。
それからその文化を自分たちの子供へも広げていったんだ。
フランスには日本文化や東洋文化が好きな人がたくさんいるよ。

●投稿主
↑カナダのケベック州やベルギーのワロン地域、スイスのロマンディなどフランス語圏にも広まってない?

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↑フランスが既に吹替や翻訳をしていた番組の優先放送権を持っていたフランス語圏の多くの国(レバノンなどアラブ圏の幾つかの国も含む)が同じ子供番組を流していたからね。

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>カナダのケベック州やベルギーのワロン地域、スイスのロマンディなどフランス語圏にも広まってない?
その通り。
80年代90年代、ベルギーのフランス語を話す地域の子供たちは同じテレビ番組を見てた(クラブ・ドロテ)。

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ケベック州だとかつて親が見ていたアニメを流す子供番組を見ていたからね。
(『魔法使いサリー』とか、後年には『キャプテンハーロック』も)
昔のアニメは自分たちが子供だった頃も人気で、70年代80年代に放送されてたアニメのフランス語版は90年代でも放送してた位だ。
(例えば『家なき子』、『三銃士』、『太陽の子エステバン』等々)
それよりも新しいアニメも(『ドラゴンボールZ』、『セーラームーン』、『カードキャプターさくら』)

さらにこっちだと『トータリー・スパイズ!』や『マーティンミステリー』とかアニメスタイルのカートゥーンまで作ってる位だ。
フランスでもそういうアニメ調のカートゥーンの製作が始まってるけどこれはノスタルジアから来てるのかも?
もしくは作りやすいからかな?

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今後も日本に続く世界2番目の漫画市場であり続けたいものだ。
日仏の文化の違いは色んな部分で似てる。
説明は難しいけど日本の茶道はフランスにおける食事の伝統的なエチケットにも似ている。
何でもないように見えるけど凄く複雑なんだ。
違いもあるからお互いに惹かれるんだろうね。
フランスは日本のことを全てが完璧に収まっているしっかりした社会だと見てる。
自分たちのことはふらふらしてる人間だと見てるから。

あと荒木飛呂彦のポルナレフや大河内一楼のルルーシュのようなミックスされた文化もあるね。
こういうのがお互いの距離を縮めるし、もっと見たくなる。

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↑ジャン=ポール・ベルモンドとアラン・ドロンは『コブラ』の悪役のモデルにもなってるな。

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確か『ラスト・サムライ』でトム・クルーズが演じたキャラは実在したフランス人をベースにしてるんじゃなかったっけ。

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↑蝦夷共和国の創設を支援していたジュール・ブリュネ(wikipedia)だな。
彼は短期間存在していた蝦夷共和国に参加していた軍隊のの軍事顧問をしていたんだ。
『幕末機関説いろはにほへと』というアニメにも登場してるよ。

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初期にフランスで人気が出たアニメは1970年代後半の『キャプテンハーロック』(松本零士)、『キャンディ・キャンディ』)名木田恵子)、『UFOロボ グレンダイザー』(永井豪)だな。
1979年1月19日のParis Matchの表紙がこれ。
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image credit:imgur.com

なんでフランス語圏でアニメが大人気になったかと言うと、当時の配給会社がフランス語圏での放送権を持っていたから。
だからフランス語圏はどこも同じものを見ることができたんだ。

アニメの”第2波”は突然テレビでアニメが何本も放送されていた1980年代で、これは『クラブ・ドロテ』というテレビ番組があった1990年代まで続いた。
外国人にこの規模がどのくらい理解できるかはわからないけど、当時は『ドラゴンボール』ですらアニメという大河に流れる一滴に過ぎなかったんだ。
シルヴィオ・ベルルスコーニはアニメが金になると目をつけて自分の持っているテレビ局で大量にアニメを放送して、アニメの市場シェアを広げるためにイタリアとスペインにTele5(※ネットワークチャンネル)を輸出したんだ。

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まだ誰もテレビゲームのことは言っていないな。
世代を超えて最も売れたゲームはフランスだとかなりユニークな翻訳をされてる。
例えば『ポケモン』。
最初の二世代のポケモンは全てJulien Bardakoff(※任天堂ヨーロッパで翻訳やローカライズを担当していた社員)が翻訳したんだけどこれが実に見事だったんだ。
どの名前も洒落が効いていてNPCの会話も凄く良かった。
日本の人気作品がフランスで大きな成功を収めたのは翻訳が凄く良かったからという部分もある。

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日本のアニメは世界の他の国以上にフランスの子供たちに大きな衝撃を与えたからね。
今でも十代や若い世代の大人に影響を与えてる。

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日本のアニメや映画に触れている国はフランスだけじゃなくて他にもそういう国はたくさんある。
でもなんでこんなにフランスで人気があるのかはわからない。
バンド・デシネ(※フランス・ベルギーで人気のコミック:wikipedia)があったから漫画への興味が湧きやすかったのかも。
それから子供がテレビを見る早朝の80%に日本の番組を突っ込んだフランスのテレビプロデューサーもいた。
それにテレビゲーム文化も日本のことに興味を沸かせたからこれがトップ3だろうな。

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あと柔道もあるね。
日本とフランスは柔道の二大巨頭だ。
日本とフランスは投影の仕方は違うけど人生に対する考え方が似てるんだと思う。
どちらも凄く批評的(エッセイで100点を採れるようなことはない)で美術や文学、料理のこだわりを貴んでいる。

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日本の封建制度はフランスのそれと奇妙なくらい似てるからそれが答えの一部になるのかも。
こっちの歴史も偉大なる男女、王、英雄が登場するしね。

それから漫画、柔道、アニメだ。

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”フランスでは30年前から日本のアニメを見てたから”というのは答えとして浅いと思う。
フランスが日本の文化に興味を持っているのはもっと別の側面があると思うな。
この興味は新しいものではなく19世紀にはジャポニスムというものがあったわけだし。

料理:
日本人もフランス人も料理に並々ならぬ熱意を持っている。
これは今だといろんな国に言えることだけど料理を味だけでなく美観やエチケットも含めて作っているのは日本とフランスだけだ。
これはカジュアルや普段の食事まで含まれている。
フランス人は新しいものに対してオープンだし、今でこそ寿司は世界中で食べられているけどフランス人はかなり初期から寿司を好んでいたように思う。
(もっとも世界的に広まった日本食だ)
だからアニメを見たことがない人でも日本には触れているわけだ。
これは新しい食べ物に対して保守的で現代でも寿司を食べたことがない人がいるドイツとは対照的だと思う。

文化:
フランス人は文化に対して語るのが大好きだ(映画、音楽、展示等々)。
日本は凄くユニークな文化を持っていて文化的なアウトプットも多い。
なので日本が作ったものを見る機会が多い(写真や映画、アニメ等々)し、それに対して議論する可能性も凄く高くなる。
自国で製作した作品やアメリカの娯楽作に注目が集まる他の国とはこの点が違うと思う。
フランス人は映画のことを聞けば”昔の方が良かった”と言うとしても、それでも自国の映画に対してかなり誇りを持っている。
それでも(アメリカの大作映画とは違う)ユニークな映画には興味津々で、だから日本の映画を好んで見ているんだ。
漫画とアニメもそうだ。
フランス人はカートゥーンやコミックに対して大きな敬意を持っている(バンド・デシネというフランス独自のコミックもある)からアニメや漫画に対しても自然と興味が出るわけだ。

まとめるとフランスに生まれたら日本の色んな事に触れることになる。
日本はユニークで複雑な文化を持ってるからフランス人は凄く興味を持っている。
日本についてよく知らない人でも機会があれば話題にするくらいだ。
アニメや漫画、ゲームだけじゃない、普通の人たちが普通に興味を持ってるんだよ。






特に日本の漫画はフランスでは人気があり、こんな漫画まで?という作品もフランス語に訳されていたりします。
谷口ジローの『遥かな町へ』などフランスで映像化された作品もあります。





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フランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった。