02003

過酸化水素は消毒や漂白など様々な場面で使われていますが現在はアントラキノン法というベンゼンなど有機溶剤を大量に使用し、エネルギーをかなり使う方法です。
現在もっと安価で安全に製造する方法が研究されていますが、東京理科大でコーヒー粕やお茶殻に含まれるポリフェノールから過酸化水素を取り出す方法を開発したと発表がありました。
過酸化水素の新たな製造方法に対する海外の反応です。

引用元:reddit.com

スポンサードリンク



※コーヒー粕やお茶殻をリン酸ナトリウム緩衝液に浸して振とうさせながらインキュベートさせることで過酸化水素を製造することができたそうです。
更に他の化合物も生成でき、ペルオキシゲナーゼを使って過酸化水素とスチレンを反応させて酸化スチレン、フェニルアセトアルデヒドを作ることにも成功したそうです。
また、この方法はアントラキノン法よりもシンプルで費用対効果が高く環境負荷も低いとのこと。

●投稿主
日本の科学者が過酸化水素の新たな製造方法を開発した。
これは意外な物、コーヒー粕やお茶殻から作られる。
この新方法はシンプルで費用対効果が高く、何より重要なことは持続可能であること。


●comment
姪がエンジニアリングの学生だけどまさにこの研究をしているな。

●comment
これって燃料やロケットの推進剤にも使えるのかな?
※安全性が高い過酸化水素を推進剤にする研究が行われている

●comment
過酸化水素か。
ドラッグストアで水よりも安く買える唯一の液体だな。

●comment
↑かなり希釈されてるけどな。
お店で売ってるのは大抵3%程度だ。

●comment
過酸化水素は水を凄く細かくスプレーすることでも発生する。
オゾン化は結構簡単にできる。
※水を微細に噴射すると空気中のオゾンと反応して過酸化水素が発生するのではないかと言われている

●comment
過酸化水素を作るためにコーヒー粕を取っておこうかな。

●comment
コーヒー粕はキノコ栽培にも良いぞ。

●comment
過酸化水素は最も効率的な消毒剤/酸化剤として知られてる。
これは素晴らしいニュースだな。

●comment
過酸化水素はうちの周りだとボトル1本0.65ドル(※約87円)くらいだぞ。

●comment
↑水よりも安いな。

●comment
↑それは2%くらいだろうな。
もっと高濃度なものは高価で産業用途に使われてる。
90%くらいになるとロケット燃料としても使える。

●comment
過酸化水素の製造って環境負荷が高いの?
そういうえばどういう風に作るのか何も知らないな。

●comment
どうやって個人から集めるのかというのが問題だな。

●comment
↑スターバックスの廃棄物だけで十分な量になるんじゃないか。

●comment
↑需要が低かったら余るくらいだったりして。
どのくらい需要があるのかは知らないけど、スターバックスや類似のコーヒーショップはコーヒー豆を届けるトラックがそのままコーヒー粕を回収していくからそれを集めることはできるか。
でもなぜか最初に個人の家から集めるもんだと思ってしまった。

●comment
↑スターバックスは工場でボトルのコーヒー飲料を作るのに大量にコーヒーを使ってるぞ。

●comment
↑確かにそうか。
缶コーヒーを作ってるもんな。

●comment
エナジードリンクのカフェインってどこから来てるんだろう?
コーヒー?

●comment
↑いや、科学的に合成してる。
Wikipediaによるとジメチル尿素とマロン酸から合成するらしい。
知らんけど。

●comment
従来の方法では問題があるの?
この件については全然わかってない。

●comment
↑タイトルが言っているように持続可能かどうかが重要な要素なんだろう。

●comment
↑概要の2節に書かれてる
>過酸化水素は化学物質を酸化させるもっとも簡単な方法だが現在使われているアントラキノン法は過酸化水素の製造に大量のエネルギーを必要とし、廃棄物も多いために工程の持続性と生産コストに悪影響を及ぼす。

●comment
こういう革新がもっと必要だ。
サプライチェーンが持っていく分以外は完全に循環してる。
更に良いのはこの副産物はそのまま土に還すことができるし土壌改良にもなる。
金鉱を掘り当てたような気持でコーヒー粕を取っておけるぞ。

●comment
↑自分は卵の殻とコーヒー粕を肥料用に集め始めた。
乾燥してしまえば見た目も悪くないし作物も最高に調子がいい。

●comment
↑今のインフレや肥料の高騰っぷりを見ると自宅で肥料を作らないと赤字になりそうだもんな。
循環は常に身近にあるべきだ。

●comment
今の方法が出る前は似たようなやり方で過酸化水素を作ってたんだ。
アントラキノンから9,10-ジヒドロキシアントラセンに還元させて、それを酸化することで過酸化水素と元のアントラキノンが生成される。
科学的にそれほど驚くことではないけど廃棄物に含まれるポリフェノールを原料にしてるのが興味深いな。

●comment
↑ポリフェノールって何?

●comment
↑ポリフェノールは植物に含まれる化合物の一種で抗酸化作用や健康効果が期待されてる物質。
ワインの中のタンニンとか唐辛子に含まれるカプサイシンなんかはよく話題になってるね。

●comment
wikipediaから引っ張ってきた。
ポリフェノールという用語は明確に定義されているわけではないが一般的には「ポリフェノール構造(芳香環上に複数の水酸基を持つ構造)を持つ」天然物であり、フェノール酸、フラボノイド、スチルベン、リグナンの4つを主要なクラスに含んでいるものとされている。
・フラボノイドにはフラボン、フラボノール、フラバノン、イソフラボン、プロアントシアニジン、アントシアニンが含まれる。
食品中に特に多く含まれるフラボノイドはカテキン(茶、果物)、ヘスペレチン(柑橘類)、シアニジン(赤い果物、ベリー類)、ダイゼイン(大豆)、プロアントシアニジン(リンゴ、ブドウ、カカオ)、ケルセチン(玉ねぎ、茶、リンゴ)。
・フェノール酸にはカフェイン酸が含まれる
・リグナンは亜麻や穀物に含まれるフェニルアラニン由来のポリフェノール

基本的にはフェノール(カーボリック酸)に色んなものが挟まってたり間にあったり、乗ってたりする。

●comment
個人的に好きなポリフェノールはカルチノイド。
何か新しい成分が発見されるたびにそれが含まれていた野菜の名前に”オイド”が付けられてるのが面白い。

●comment
コーヒー好きであり20年位前には高エネルギー化合物のもつ低分子への反応に興味を持ってたから1杯のコーヒーとアセトンと酸化触媒の反応がよりよい時代を作ることに感謝したい。

●comment
常にまとわりつく問題がある。
規模(※スケール)はどうなのかと。

●comment
↑3トンのコーヒー粕からボトル半分の過酸化水素が作れます。
ちなみに過酸化水素の世界需要は年間460万トンです。

これは実際の数字ではないから。
科学的な発見も数字にしてみると上手くいかないことがあることを示すために書いただけ。

●comment
↑記事を読んだけど製造に必要な量や規模については書かれてなかったな。
でも大規模に製造できることを期待してる。

●comment
前にコーヒー工場で働いてたけど年間1万トンのコーヒー粕が廃棄物として出ていた。
しかも競合会社はおろか自社の国内工場もそこだけじゃなかった。
これで世界の過酸化水素の需要を満たせるだろうか?
年間1000万トンのコーヒーが売られてるんだから賄えるんじゃないだろうか。

●comment
↑これはコーヒー業界にとって第2のビジネスになりそうだな。
仮に重量の0.1%が過酸化水素になるとしても相当だ。

●comment
↑廃棄物を利益に変えるわけだな。

●comment
どうやって集めるかだな。
トラックで一軒一軒家を回るというわけにもいくまい。

●comment
↑廃棄物の処理とリサイクルに置いて一般消費者はそこまで影響が大きくない。
工場でお茶やコーヒーを作ってる企業が重要なんだ。
廃棄物を収益に変えれればどんなに小さなものであっても世界の廃棄物を減らすことができる。
とはいえコーヒー粕やお茶殻は比較的無害な廃棄物だけどね。

●comment
ネスプレッソを使ってるけど使い終わったパックは送り返してるよ。
コーヒー粕は肥料に、パックの方は金属としてリサイクルされてる。
ネスレにパックを注文したら使用済みパックを返送するためのバッグももらえるぞ。

●comment
日本だったら実現可能だろうな。
日本人は良心的で一度決めたことは守るから使用済みのお茶殻やコーヒー粕の回収率も高いと思う。






2019年の時点で世界の過酸化水素の年間生産量は410万トンで緩やかに上昇が続いているそうです。
日本での生産量は2016年度で100%換算で約17万トンとのこと(wikipedia
廃棄物を使って安価に作ることができればビジネスとしても成り立つかも。







B0B3DP43S9
機能性表示食品 濃い味 600ml×24本