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ⓒOUT/桐野夏生・Vintage

ホラー小説は世界中で人気があり、日本でも毎年多くのホラー小説が出版されています。
日本のホラー小説に対する海外の反応です。

引用元:reddit.com

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●投稿主
日本のホラー小説について。
最近は村上春樹の作品5作と辻村深月の『かがみの孤城』という作品を読んだ。
どうも自分は日本の小説が好みに合ってるみたいで次は日本のホラー小説を読みたくなってきた。
何かお勧めはある?(漫画以外で)

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小池真理子の『墓地を見おろす家』。
幽霊屋敷ものの良作だ。

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↑図書館でたまたま手に取って読んでみたけど凄く良かった。
雰囲気が良いよね。

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>小池真理子の『墓地を見おろす家』。
これを言いに来た。
凄く不気味で頭から離れなかったな。
楽しんでくれ!

●投稿主
>小池真理子の『墓地を見おろす家』。
ありがとう!

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『リング』(鈴木光司)
『バトル・ロワイアル』(高見広春)
『寡黙な死骸みだらな弔い』(小川洋子)
『躯』(乃南アサ)

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↑『リング』と言いに来た。
今は『螺旋』を読んでるところだ。

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江戸川乱歩の『乱歩短編集』。
エドガー・アラン・ポーの作品に影響を受けた短編集だ。
伊藤潤二の『人間椅子』はこの中の短編が元になってる。

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↑面白豆知識:江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーを日本語でもじったペンネームになってる。
本名は平井太郎でポーの大ファンだったからこれをペンネームにしたんだ。
だから彼の作品はポーの影響を受けているというわけだ。

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『乱歩短編集』は確かにお勧めだ。
素晴らしい短編集だよ。

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村上龍の『イン ザ・ミソスープ』は日本ホラー小説の古典だな。

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↑その作品はまだ読んだことないけど村上龍『ピアッシング』という名作も書いてる。
ホラー小説というよりはスリラー小説だけどお勧めだよ。

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自分も江戸川乱歩作品をお勧めする!
あとは鈴木光司の短編集の『仄暗い水の底から』、村上龍の『オーディション』もお勧め。

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ラフカディオ・ハーンは日本に住みながら色んな伝承や怪談を本に書いた。
日本人ではないけど作品の主題は非常に日本的だ。
19世紀末に書かれた物だから文章は古風だけど実に不気味な内容だよ。
日本人にも人気があって彼の作品を原作にした『怪談』という映画も作られた。

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瀬名秀明の『パラサイト・イヴ』が良かったな。

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乙一の『GOTH』と『ZOO』

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前に誰かに村田沙耶香の『地球星人』をお勧めされて読むことにした。
ついさっき読み終えたけど最後の方は吐きそうだった。
お勧めだ。

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↑これだ!
ラストが本当に気持ち悪くて驚いた。
彼女の別の作品『コンビニ人間』も好き。
(こっちはホラーじゃないけど)

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小川洋子の『ダイビング・プール』、『妊娠カレンダー』、『ドミトリイ』という3本の短編が良かった。
不安になるくらい怖いわけじゃないけど一読の価値ありだよ。
乙一の『夏と花火と私の死体』も3本の短編が入った短編集だけどこっちははっきりとホラーしてる。
『暗黒童話』も面白くて不気味だよ。

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綾辻行人の『アナザー』は展開は映画『ファイナル・デスティネーション』だけど雰囲気あってミステリアスだ。

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桐野夏生の『アウト』が大好き。
いわゆるホラーではなくてサイコホラーだね。


引用元:reddit.com

●投稿主
数年前に日本のホラー小説を知って人気作はあらかた読んだと思う。
『アウト』、『寡黙な死骸みだらな弔い』、『イン ザ・ミソスープ』、『オーディション』、『ピアッシング』、『クリムゾンの迷宮』、『告白』、『グロテスク』等々。
最近は『地球星人』を一気に読み終えた。
似たような小説でお勧めを教えて欲しい!

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小池真理子の『柩の中の猫』。
秋吉理香子の『暗黒女子』。
沼田まほかるの『ユリゴコロ』。
乃南アサの『暗鬼』。
中村文則の『私の消滅』。

これらが厳密にホラーというカテゴリに入るとは思わないけど、『告白』や『地球星人』のような非現実的なホラー要素は含んでると思う。
あとはまだ読んではいないけど乙一の『夏と花火と私の死体』も読む予定に入れてる。
漫画が好きなら伊藤潤二と楳図かずおは絶対にお勧め。
あと山崎峰水の『黒鷺死体宅配便』も。

●投稿主
↑今は乙一の『ZOO』を読んでるところだから他の作品も読んでみるつもり。
ありがとう!

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↑値段が高かったら図書館で借りるという手もあるよ。
図書館によっては相互貸し出しもやってるから地元の図書館にはなくても別の図書館から取り寄せてくれたりもする。

●投稿主
↑自分が持ってる乙一作品は図書館が要らなくなった本をネットで販売したのを買ったもの。
図書館は最高だね。

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鈴木光司の『リング』シリーズや小池真理子の『墓地を見おろす家』は読んだことある?
あと湊かなえ(『告白』の作者)の『贖罪』。

●投稿主
↑まだ読んだことないから探してみる。
お勧めありがとう!

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映画を見てから小説版『リング』を読んでみた。
翻訳だと元の日本語での文章スタイルがわからなくなってるからそこが不満だ。

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↑自分も同じように感じたな。

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『うずまき』が素晴らしい。
上手く言えないけどデヴィッド・クローネンバーグ作品のような印象を受ける。

●投稿主
↑自分も好きだよ!
大英博物館で開催された漫画展に彼の原稿が展示されていて、それがきっかけで読み始めた。
実に美しかったね。

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上田秋成の『雨月物語』。
こんなに優美な幽霊文学集は他にないね。

●comment
きっと村上龍作品ならなんでも気に入ると思う。
自分も『地球星人』が好きだけど村上龍作品と似た部分がたくさんあった。
ホラーではないんだけど残酷なことが突然起こることなんかがね。


引用元:reddit.com

●投稿主
英訳された日本のホラー小説のお勧めはないかな。
(サイコホラーでも超常ホラーでも)
結構いろいろ読んできたからみんなのお勧めを聞いてみたい。
今まで読んできたのは乙一、乃南アサ、村上龍、桐野夏生、貴志祐介、高見広春、京極夏彦。
小泉八雲や江戸川乱歩といった古典も読んだことある。

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宮澤伊織の『裏世界ピクニック』。
2人の大学生が都市伝説の魔物が跋扈する世界に行く物語。
彼女たちは死んだり正気を失わないように裏世界での生き方を学んでいく。
今のところ小説版が5巻(もうすぐ6巻が出る)、漫画版も数巻英訳されてるよ。

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伊藤潤二版の『人間失格』。
原作も憂鬱で恐ろしい部分があるけど伊藤潤二の想像力がホラーに引き上げている。

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芥川龍之介の短編集『羅生門』。
黒澤明の同名映画のベースにもなっていて、ホラー要素のある作品も入ってる。
(『地獄変』とか)
最後に読んだのはもう何年も前だけど凄く良かったのを思い出した。

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どうやらアメリカでヒットしている日本人作家の作品はあらかた読んでいるようだね。
他にお勧めがあるとしたら、

京極夏彦の『姑獲鳥の夏』
ミステリー小説だけど日本の伝承を取り扱っていて呪いとか不自然に長い妊娠期間など恐ろしくてホラーな要素も入ってる。
(姑獲鳥は妖怪だしね)

瀬名秀明の『パラサイト・イブ』
プレステのゲームの原作だ。
SFホラーで科学的考証にかなり文章を割いてるし科学用語が盛り上がりを削ぐ部分もあるけど場所場所で凄く恐ろしくなる。

宮部みゆきの『あやし』
小泉八雲の『怪談』が好きなら気にいると思う。
江戸時代を舞台にした幽霊や妖怪の登場するオリジナルの短編集だ。

あとは好みによるけど菊地秀行の作品も追ってみると良いかも。
彼は『吸血鬼ハンターD』、『魔界都市新宿』、『妖獣都市』の作者だ。
SFとファンタジー要素がかなり入ってるから好みではないかもね。

●投稿主
↑『姑獲鳥の夏』は凄く楽しかった。
他の作品は読んだことないけど宮部みゆき作品は読んだことある。
(犯罪小説だけど)
お勧めありがとう。

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↑『姑獲鳥の夏』はどこで買った?
探してるんだけど600ドル以下で見つからなくて。

●投稿主
↑買ったのは10年以上前なんだよね。
Amazonなら新装版が普通の価格で売ってるんじゃないかな。
でもその気持ちはわかる。
友達に日本のホラー小説をプレゼントしたいんだけどほとんどが売り切れで中古の価格がとんでもないことになってるんだよね。





古典から現代まで日本では様々なホラー小説が出版されてきました。
ホラーというジャンルではなくとも日本のスリラー小説やミステリ小説が持つ特有の不気味さに惹かれる人もいるようです。





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よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続