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様々な要因からその国その国で人気の車種というのは変わってきます。
何故ハンガリーでスイフトが人気なのか海外の掲示板で語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
なんでスズキ・スイフトはハンガリーでこんなに人気があるんだ?
ハンガリーを運転するたびに古いスイフトがたくさん走ってることに驚く。
こんなことはヨーロッパの他の国では見たことない。
(あったとしてもイタリアのミニクーパーくらい?)
しかし何故スイフトなんだ?
なんでこんなにたくさんあるんだ?
それにどれも調子が良さそうだからオーナーがしっかり手入れしてるっぽい。
ちょっと興味が出てきた。

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安く買えるし部品も安いからメンテも安くできる。
そして部品を買うのも簡単。

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安いからだな。

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我々の車(※a mi autónk)だから。
※スズキがハンガリーで作ったスイフトは”我々の車”というキャッチコピーと共にハンガリー国内で人気になった



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↑ありがとう、それを言いに来た。

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古いモデルは特に安いからな。
安く買えるし燃費も悪くない。
部品が安いから交換も安くできる。
つまり簡単に言うと安いから。
でも新モデルは高いからここで話題にしてるのは旧モデルの話だと思う。

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image credit:reddit.com

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↑この画像、中学の教科書に載ってたわ。

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ハンガリーに工場があるからだな。

●投稿主
↑なるほど!
それは知らなかった。
それなら納得だ。
ありがとう。

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当然作っていた。
今もスズキの工場はあるけど製造してるのは現行モデルだ。
初代がたくさん走ってるのは安くて頑丈で修理が楽だから。
なのでみんなずっと乗り続けてる。
中古で買う人も同じ理由で買う。

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↑こっちで言う初代というのは実は2台目なんだけどな。

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↑3代目の場合もある。

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スズキの工場で働いてたよ。

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安くて頑丈だからだけど主に安いからだな。
国内で作ってるし。

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スズキは初めてハンガリーで自動車製造を開始した西側の自動車メーカーなんだ。
スズキはインドのマルチ・スズキで海外製造の経験を積んでいたし、まずはマルチ・スズキブランドでマルチ・800(※wikipedia)をインドからハンガリーに直輸入するところから始めた。
でもこの車はハンガリー市場にはちょっと小さすぎなうえに質素すぎたから1990年代初頭にハンガリーのエスカルゴムに組み立て工場を建てることにしたんだ。
スズキは当時のワルシャワ条約機構加盟国に工場を建てた初めての西側の自動車メーカーだった。
こうしてハンガリーでスイフトの3、4、5ドアバージョンを作り始めた。
素晴らしい性能であることがわかって、当初から”我々の車”として売り出された。
共産主義時代のハンガリーは自動車の製造が禁じられてたから、この謳い文句は民衆の心を掴んだ。
その代わり東側のバス製造はハンガリーがほぼ独占してた。
今でも当時のバスをよく見かけるよ。

自分たちで作ったと言える物に飢えていた市場に比較的最新な自動車を販売できたのはスズキにとっても幸運だった。
年配のハンガリー人の中には今でもスズキへの忠誠を続けていて他のメーカーは買わないという人がたくさんいる。
凄く安くて頑丈という評価で地元で部品が買えるし修理屋も扱い方をよくわかってる。
スズキ・スイフトはほぼ15年間ハンガリーの自動車市場を独占していて、非常に信頼性が高いから中古市場でも人気が続いてる。

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↑セントゴットハールドで製造されたオペル・アストラがハンガリーで最初に作られた西側の自動車だな。
スズキは僅差で2位だけどアストラよりももっと安かった。
オペルの方はもっと高価て政府関係や医者、警察が買ってた。
そして後年は組み立てではなくエンジン製造だけになった。
今も25年以上経ったアストラを路上で見かけることがあるぞ。

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メンテナンス費用が凄く安いからな。
自動車を移動手段と割り切ってる人にはちょうどいい。

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エンジンが良いし安い。
年配の人や食品配達で人気だ。

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スイフトはかなり人気があったけど正直言うとここ10年くらいはスズキ・ビターラ(※wikipedia)に抜かされてると思う。
路上でもビターラの方がよく見かける。
でも結局はスズキが人気なんだよな。
安くて頑丈でメンテナンス費用も掛からないし燃費も良いから良い車だと思う。
高級車でも多機能でもないけど仕事はきっちりしてくれる。

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↑スズキ車に乗ってるけどそれ以上言うことはないくらいだ。

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それが車両価格にどう影響してるのかはわからないけど地元にスズキの工場がある。
ともあれ凄く安くてよく走るし部品も簡単に手に入るよね。

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コスパ良いから。
安くてパーツもたくさん流通してる。

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初めて買った車がスズキ・スイフトで値段は10万ハンガリー・フォリントだった。
練習用に丁度いいクールな車だ。

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↑自分が買ったのは20万フォリントだったけどちょっと傷がついてたから2000フォリント負けてもらって19万8000フォリントになった。

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安くて頑丈だから移動手段に丁度いい。

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安いし街中で運転するのにぴったりなサイズなんだよ。

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ハンガリーで作られていて今でも作っているからたくさん出回ってるしとにかく安い。
修理も安くできる。
それが全てだろうな。

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対価格比で安くてとにかく頑丈。
メンテナンスもそんなにかけずに済むしもし壊れても安く交換できる。
新モデルは更に改良されて高くなってるけどね。
安い車だと特に人気があるのはワゴンR、イグニス、スイフト(どちらも1990年代から2000年代初期モデル)。

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安いしエンジンが不死身。
唯一の敵は錆びくらい。

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やっぱりワゴンRよ。

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↑自分はイグニス派。

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ハンガリー市場によく馴染むことが出来るくらい滅茶苦茶安くて、後に凄く信頼性もあって維持費も安いことがわかってきたから。
当時はソビエト時代の車ばかりだったからね。
あと色んな補助金もあったと思う。
それにエステルゴムで製造されてた。

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スズキへの愛を歌ったハンガリーの歌もあるくらいだ。
Egs - Kicsi kocsiでググってくれ。



※Kicsi kocsiは小型自動車という意味で、スズキの小型自動車は良いよねという歌詞

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安いし地元で作られてる(だから更に安く買える)
移動手段以外の目的はない。

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安くて頑丈で低燃費。

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wikipediaより
マジャールスズキはハンガリーのエステルゴムにあるスズキの子会社となる自動車製造会社で1991年に日本のスズキ自動車、ハンガリー政府、伊藤忠商事、世界銀行からの出資を受けて設立された。

2005年9月末までの累計生産台数は84.9万台で、2003年3月までの生産台数はスイフト(2台目)が46.5万台、ワゴンRが18.7万台、イグニスが13.7万台、スイフト(初代)が6万台。
ハンガリー工場ではスズキのバッジを付けた車両以外にフィアットフィアット・セディチCUVを2万4943台、イグニスベースのスバル・G3Xジャスティを4494台生産した。
現在の生産能力は年間30万台。
この工場ではスズキ・スプラッシュやリバッジモデルであるオペル・アギラも生産された。
工場の建設費用は140億ハンガリー・フォリントで当初はスイフトの1.0リットルと1.3リットルモデルを生産していた。
1993年に累計生産台数1万台を達成した。
引用元:wikipedia







経済開放後のハンガリーに真っ先に進出した自動車メーカーということでスズキはハンガリー人にとって思い入れの深いメーカーとなっているようです。

鈴木修相談役はハンガリーの経済発展に貢献したとして2022年にハンガリー政府から民間人に贈られる最高位の勲章である大十字功労勲章を受章しています。