
先日東京芸大で行われた押井守監督の講演での「現在のアニメのほとんどはオタクの消費財と化し、コピーのコピーのコピーで「表現」の体をなしていない」という発言はネットでも大いに物議を醸しましたが、この発言は海外でも紹介され反響を呼んでいました。
記事ソース:asahi.com
英文記事元:today-anime-is-driven-by-otaku-merchandise
引用元:animenewsnetwork.com
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堀淵は日本のポップカルチャーは将来においてアメリカで健全な発達をとげるだろうと感じている。
そして、当面の問題はバイヤーにコンテンツを配信し、著作権侵害と戦う方法を模索する事だ、と。
堀淵は特にライトノベルは将来的により一般的になるだろうと思っている。
ライトノベルはアメリカでそれに対応しているジャンルよりも少し長く成長しており、漫画、アニメ、ビデオゲームをやっている若い人達を対象にしている。
近年、数字的に成功したアニメはライトノベルが原作になっている。
例えば『狼と香辛料』、『化物語』、『デュラララ!!』、『Fate/Zero』等。
「ライトノベルは漫画、アニメ、ビデオゲームのエッセンスが組み合わさっている」
堀淵はICv2にそう言っている。
「過去6、7年間日本で人気のジャンルであり、成長を続けている。そしてアメリカにおけるVizメディアのHaikasoruでの出版物も幾つかの良い例になっている。人気アニメのいくつかはライトノベルが原作であり、アメリカの出版社は多くの読者がそれに注目するように多くのタイトルを出版するようになると思っている。」
(訳注:HaikasoruはVizメディアの作った日本原作のSFを出版するレーベル。ここから出版された伊藤計劃の『ハーモニー』が2010年フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞した)
漫画そのものに関して堀淵は、デジタル出版への移行がより安定し、出版社が世界同時リリースにより近づけていくにつれ読者も成長していくだろうと感じている。
彼はその移行は2016年までに行われるだろうと予測している。