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日本には様々な妖怪や都市伝説の類が存在します。
海外のサイトでそんな日本の妖怪や都市伝説を紹介していました。
※説明に関しては抄訳です



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1)カマイタチ
名前は文字通り”鎌鼬(sickle weasel)”。
3人1組で、時によってそれは兄弟だったり三つ子だったりする。
最初の鼬が人間を転ばせ、次の鼬が足を切り、最後の鼬がそれを治す。


2)ジョロウグモ
ジョロウグモはスパイダーウーマンである。
とは言っても、無駄に複雑な裏話を持ったアベンジャーズのメンバーではない。
彼女は絶世の美女に化ける能力を持った巨大な蜘蛛であり(時に上半身が人間の女性、下半身が蜘蛛として描かれる)、その魅力で人間の男を引き寄せては網で絡めとり、毒を注入して食らってしまうのだ。
別の話によるとジョロウグモは赤ちゃんを抱いた女性に化け、赤ちゃんを抱いておいてくれと男性に頼むらしい。
そして男がそうすると、その赤ちゃんは何千もの蜘蛛の卵で出来ていることに気づき、びっくりするとか。


3)テケテケ
テケテケはいわゆる民間伝承というよりは都市伝説であり、新しい話となる。
彼女は電車に轢かれて体が両断された女性だ。
彼女は他の人を自分と同じ運命に遭わせようと鎌を持って歩き回っている。
カシマレイコという名前のバリエーションもある。


4)ガシャドクロ
この妖怪は極めてシンプルで、飢餓によって死んだ人々の骨が集まってできた巨大な人骨だ。
彼らは彷徨い、人を捕まえては頭を噛み切って血をすすり、その人骨を自分の体の一部にする。


5)カタキラウワ
この妖怪は豚の赤ちゃんであり
1)片方の耳しか持っておらず
2)影を持っておらず
3)人間の足の間をすり抜けた時にその魂を奪い去っていく
死んだ赤ちゃん豚の群れに追われるくらいならむしろ巨大な骸骨に追われたい。

6)赤マント
日本にはトイレに入った人間を殺そうとする妖怪が山の様にいる。
赤マントはトイレの個室に入った人の前に現れ、奇妙な質問をするのだ。
即ち「赤い紙が良いか?青い紙が良いか?」
赤と答えた場合は血で真っ赤に染まるまで切り刻まれる。
青と答えた場合は窒息死させられる。
もし別の色を答えた場合は地獄に引きずり込まれるのだ。
紙の代わりにマントを選ばされるバリエーションもある。


7)ツチグモ
ギリシャの神話は様々にミックスされたモンスターが出る事でも有名だ。
例えばマンティコアはライオンの胴体に蝙蝠の羽を持ち、人間の頭を持っている。
しかし日本はそれどころじゃない。
ツチグモは胴体は虎で足は蜘蛛、そして顔は悪鬼なのだ。
彼らは道に迷った旅人を食らい、一人の強力無双な戦士が倒した時は腹の中から1990体もの人骨が出てきたという。

8)ケッカイ
それはサンケイと呼ばれ、最悪なものはケッカイと呼ばれている。
赤ちゃんが生まれる直前にに赤ちゃんを肉と髪と血で出来た塊に取り換え、生んだ後で母親を殺して埋めるために家の床下に穴を掘っておくのだ。


9)オシロイババ
日本の国々を放浪する、数多いる恐ろしい妖怪女の1人だ。
オシロイババは女性に白粉を叩きたいかと聞いてまわる。
見知らぬ人間に化粧してもらうのは良い考えとは言えないだろう。
オシロイババの白粉は顔を落としてしまうのだ。


10)イッタンモメン
一反木綿はあまり恐ろしそうではない。
夜に風に乗って飛ぶ長い木綿の布なだけだからだ。
しかしこいつはなかなか残酷な奴で、もしその姿を見たものがいると全身に巻き付いて絞め殺したり、頭に巻き付いて苦しめたりする


11)イソナデ
鮫を想像してくれ。
この鮫の肌はチーズを摩り下ろすように人の肉を摩り下ろす。
イソナデはその歯と肌でもって人間をひれ肉にして海底に引きずり込むのだ。


12)バケクジラ
バケクジラは殺されたクジラがモンスターになったもので、骨だけになった鯨が生きている様に動き回るのだ。
バケクジラを見るとその村は火災や疫病、飢饉や災害に苦しむと言われている。


13)ヒョウスベ
小さな人間の形をした悪鬼で、好戦的。
見た人間は死んでしまい、ヒョウスベは見られたことを大喜びする。
ヒョウスベは茄子が好物なので、茄子を畑から取り払えば50%の確率で寄ってこない。


14)口裂け女
これも近代になって出てきたモンスターで、マスクをした女性の姿をしており子供達に自分は綺麗かと聞いて回る。
もし綺麗だと答えたら彼女はマスクをとり、バットマンのジョーカーの様に両側が切り開かれた口をさらけ出す。
そして子供たちにこれでも綺麗と思うかと聞くのだ。
そこでノーと答えたら子供は真っ二つにされてしまい、イエスと答えたら彼女と同じような口にされてしまう。
口裂け女は1970年代の日本を恐怖に陥れ、子供達が学校から家に帰る時に教師が連れ添う事もあったという。



↓この記事に対するコメント

●Rage of ManBearPigU
ガシャドクロは飢餓で死んだ人たちの骨が集まってできたもの。
OK、それはクールだ。
その後は人々を襲い、頭を噛み切り血を啜ってその骨を自分の体の一部にする。

もし頭を噛み切ったのなら、それは飢餓で死んだことにはならないんじゃ?
あるいは飢餓で死んだ人の骨と、襲われた人の骨で出来てるという事か?
それとも骨が襲われて死んだ人の骨で出来てるという事なのか?
日本だとどっちになるんだ?

●aku_joedpa
この悪鬼は飢餓で死んだ人の骨によって作られてるんだ。
発現すれば、人を襲い頭を噛み切って生き血を啜るって事。
その後でその骨がコレクションに加わるんだよ。
今でいうならマドンナだな。

●The_Iron_GoatU
この骸骨はこれを思い出すな。
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●Xaotik Designs
飢餓で出来た骨によって生まれ、人間を”食う”事によって成長するわけ。

●Curran Dickinson
骸骨がどうやって血を飲むんだ?
飲んだ血は何処に行くんだ?

●Rage of ManBearPig
ガシャドクロが飢餓で死んだ人を食うんじゃなくて、飢餓で死んだ人がガシャドクロそのものになるという事か。

●Xaotik Designs
自分が読んだものだとガシャドクロは飢餓で死んで飢えているから人を食うんだとか。

●TemporalSword
>別の話によるとジョロウグモは赤ちゃんを抱いた女性に化け、赤ちゃんを抱いておいてくれと男性に頼むらしい。
>そして男がそうすると、その赤ちゃんは何千もの蜘蛛の卵で出来ていることに気づき、びっくりするとか。
クソ、週末だってのに悪夢をありがとうよ。

●Anarwen
↑これは凄いな。
なんで今までゲームとかに登場しなかったんだろう?
なんかナノボットみたいじゃないか。
”これでも食らえ、アイアンマン!”

●TemporalSword
皮肉なことに
何千もの蜘蛛型のナノボット=クール
何千もの生きた蜘蛛=超怖い

●ZakMarcus
蜘蛛の大群なら『アンチャーデット3』に出てたが。

●Alexander J. Luthor
>一反木綿はあまり恐ろしそうではない。
>夜に風に乗って飛ぶ長い木綿の布なだけだからだ。
基本的に日本では年経た物は妖怪になるんだ。
例えばこれは壊れた提灯。
 
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●Rob Bricken
↑確かに。
でも人々を殺して回る布と言ったら一反木綿だけだね。

●Charmedseed
>例えばこれは壊れた提灯
日本は一体どうなってるんだ。

●Asciel
提灯ゴーストとリュートゴースト、フルートゴーストがバンドを組んで夜に演奏をしてたらナイスなんじゃないか?

●Soleyu
↑その後でお前を殺しに来るけどな。

●Lemming
東南アジア発祥の妖怪で好きなのはPenanggalan(wikipedia:ペナンガラン)で、頭の下に内臓をぶら下げた吸血鬼みたいな妖怪なんだ。
D&DのVargouはこっからインスパイアされたんだと思うよ。

●mojoman
↑東南アジアにはこれのホラー映画もあるな。
タイトルくらいしか知らないけど。

●bernardg
>東南アジア発祥の妖怪で好きなのはPenanggalan(ペナンガラン)で、頭の下に内臓をぶら下げた吸血鬼みたいな妖怪なんだ。
ヘイ、これは東南アジアで本当に有名な伝説だね。
色んな国にそれぞれのバージョンがあるんだよ。
インドネシア(バリ島)だとLEAKと呼ばれてるよ。
胴体のない美女が空を飛び回って(無傷な内臓がついたままの頭だけで)、産まれたばかりの赤ん坊や妊娠中の女性を見つけるとその生き血を啜るんだ。
と言われてるね。

●FarthodonTheBreakerofWind
↑追加するとLEAKはインドネシアの邪悪なシャーマンが行う闇の儀式で生まれる者の1つでもある。

●Billy Linder
ペナンガランはちょっとManananggal(wikipedia:マナナンガル)に似てるな。
これはフィリピンの妖怪で、上半身が下半身から分かれて空を飛び回り、その間下半身はどこかに隠されているんだ。
隠された下半身に塩をかけてやると倒せる。
 
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●HannibalArmies2
タイだとPhi Krasueと呼ばれてるね。
タイの有名なホラー映画『Krasue Valentine』はこの妖怪の話なんだ。
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●JonnyDeadMan
日本語wikipedia:ろくろ首

●TemporalSwordU
なんで日本ってここまで執拗にトイレと足に対して恐怖してるんだろう?

●ChoamNomski
↑汲み取り式の和式便器で用を足したことは無いか?

●TemporalSword
↑あるよ。
穴ですら無い場合だってあった。
でも、自分は何かがそこを登ってきて引きずり込まれるという心配をしたことは無いよ。
日本ではされた人がいるって事なのかな。

●Abyss_
足に関しては分からないけど、トイレについては日本だとたった一人になる唯一の空間がそこだからかも。

●atre1des
和式のトイレを初めて見た時の事を思い出すな。
日本人は鋼の足を持っているか、超高速で用を足すに違いないと思ったもんだ。

●atre1des
先週見た新しい話だと、トイレの中で赤ちゃんを発見してたな。
こういう風に伝承は作られていくんだと思う。

●Jesse Mrozowski
どうすれば逃げられるのか、赤マントについてググってみたんだが、明らかに正しい答えは紙がないと答えてから返答を待たずに逃げ出すことだな。
日本の妖怪の幾つかは『Supernatural』のエピソードにぴったりだとも思う。

●Zilor
↑自分が見たエピソードだとディーンがトイレに入ったら同じような状況に陥って上手い事逃げ出すっていうのがあったな。
このエピソードはトイレに始終してて、サムは最初信じられなかったんだけど助けようとするんだ。
確かメールを使ってたと思う。
日本の妖怪は面白い話になりそうだよな。

●Asciel
口裂け女は彼女に飴を上げると逃げられるらしいぞ。

●Ryan Draga
トップの画像は80年代のヘビメタのジャケ絵みたいだな。

●Lizardman
自分は日本の付喪神あるいは”tool-spirit”にずっと興味を持ってるんだ。
ただの物に100年の月日を経て命が宿るんだよ。
有名な例が傘お化けというアンブレラ・ゴブリンだね。
付喪神と言うコンセプトの興味深い所は物が”衆生”に変換されるという部分だな。
 
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●HowardC
↑それを聞いて湧いた疑問は、どんな奴が傘を100年も持ってられるんだ?って事だな。
俺の傘はちょっと風が吹いただけで御釈迦だぞ!

●Asciel
>ただの物に100年の月日を経て命が宿るんだよ。
これは東アジアで信じられてる事だと思う。
物に命が宿るという事が描かれた5世紀ころの中国の資料を読んだことがあるんだ。
ルールはちょっと違うけど、自分が知ってるのは花瓶(夜に人を襲う)とブロンズの笏だった。
日本では基本的に100年経つと命が宿ってるけど、それだと特別な理由があった時に命が宿ってたな。
虐待されていたとか、仲間を守るためというのがほとんどだったと思う。
例えば、叔母さんから花瓶を譲り受けたんだけどそれを割ってしまい、それから夜な夜な花瓶に襲われるようになるとか…

●TemporalSword
>一反木綿はあまり恐ろしそうではない。
>夜に風に乗って飛ぶ長い木綿の布なだけだからだ。
きっとフライングスパゲッティモンスターと一緒になって人々を吊るしていくんだ。

●LaDracul
鎌鼬ってポケモンのSneasel(ニューラ)の元だと思う。
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●LaZodiac
↑そのまんまだな。

●Ieyke
>鎌鼬ってポケモンのSneasel(ニューラ)の元だと思う。
おそらく、
Drowzee(スリープ)は獏が元
クッパ、Golduck(ゴルダック)は河童が元
Vulpix(ロコン)、Ninetales(キュウコン)は狐の妖怪が元。
Growlithe(ガーディ)、Arcanine(ウィンディ)は狛犬が元。
Shiftry(ダーテング)は天狗が元だと思う。

●TheWP
↑ポケモンには日本の妖怪をベースにしたものが幾つかあるけど、ひょっとしたらCottonee(モンメン)って一反木綿がベースになってるのかな。
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●FLINT
だから俺はLudicolo(ルンパッパ)が好きなんだ。
(俺はメキシコ人で、典型的なメキシコ的な物が好きなんだよな)

●Angryrider
妖怪を倒していく娯楽漫画『どろろ』をお勧めするよ。
人間VSモンスターを描いてて最高に面白いんだ。
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●IAmWillisBell
この記事を読む限り、日本の場合は勝ち目のないシチュエーションなんじゃないかな。
西洋の伝承の場合はモンスターから逃げるための方法があるように思える。
少なくとも自分にはそう見えたな。

●genetix
何故か自分にとっては影を持たない豚が一番怖い。
影がない事を合理化する方法が見当たらないんだ。
理解できないものは嫌いだし怖いんだ。

●flipnotik415
これで真・女神転生に出てきた色んなデモンについて分かったよ。

●Asciel
↑あのゲームは民間伝承オタクにとっては天国だ。







今でも様々な創作物において妖怪は定番中の定番です。
コメントに出てきたペナンガランは日本だと飛頭蛮として馴染みが深いでしょうか。
東南アジアのペナンガランが中国の三才図会で飛頭蛮として紹介され、日本に渡ってからろくろ首に変わったとされていますが、これって一種の萌え化?


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