0b604d0b.jpg



先日カナダで行われた女子レスリング世界選手権55kg級において吉田沙保里選手が優勝しました。
これで世界大会通算13連覇となり、ロシアのアレクサンドル・カレリン選手の持つ12連覇を破り世界記録を更新しました。
この優勝を伝える海外の記事を紹介します。
スポンサードリンク



引用元:huffingtonpost.ca


女子レスリング世界選手権の金曜日、全ての目が吉田沙保里に向けられた。
オリンピックで3度の金メダルに輝いた吉田は、世界選手権55kg級の決勝でアメリカのヘレン・マルーリスを第2ラウンドで下し、10度目の優勝を手に入れ世界大会において13度目の優勝を掴んだ。
吉田の13度の優勝はロシアの元グレコローマンスタイルレスラー、アレクサンドル・カレリンの持つ12度の優勝を抜く事にもなった。
”記録を上回る事が出来て凄くハッピーです”
29歳の吉田は通訳を介してそう語った。
”凄く凄く、嬉しいです。何と言っていいか分からないくらい、凄く幸せです”
”私は3歳の頃からレスリングをやっていますが、人生を賭けてきた価値があったと間違いなく感じています。非常にやりがいがありました”

3日間の熱戦においてカナダがメダルを手にする最高のチャンスは同じ55kg級の2日目、銅メダル決定戦に進んだブリティッシュコロンビア州、ウィリアムズ・レイク出身のBrittanee Laverdureだった。
しかしBrittaneeはギリシャのMaria Prevolarakiに早々に背後を取られ、表彰台を逃してしまう。


試合内容とは関係ないため後略



引用元:themat.com


ヘレン・マルーリスはバックダウンしなかった。
マルーリスは金曜の夜に行われたFILA女子世界選手権の決勝戦で積極的に出ていた。
しかし、日本の伝説的女子フリースタイルレスラー吉田沙保里は決勝戦の全てにおいて完全にマルーリスを上回っていた。
吉田は55kg級決勝の第2ピリオドでマルーリスをフォールし、10回目の世界タイトルを獲得した。
マルーリスは両ピリオドとも早いうちに足に積極的な攻撃を仕掛けたが、吉田の見事なディフェンスにポイントを取ることが出来なかった。
”私の1日は、望んだ結果にはならなかったけれど、素晴らしい1日であり、私のレスリングをする事が出来て凄く嬉しいです”
マルーリスはこう語った。
”私は自信があったし、闘いを受け入れました。最後の試合は全ての秒まで楽しみました。”
来週30歳となる吉田はオリンピックや世界大会などで13度の優勝という記録を打ち立てた。
彼女は世界選手権で10個、オリンピックで3個の金メダルを獲得している。
彼女は世界選手権で9度、オリンピックで3度のタイトルを獲得したロシアのアレクサンドル・カレリンとタイだった記録を打ち破った。
マルーリスは今年のアメリカオリンピックチーム予備選考の後、強さを取り戻した。
彼女は2011年世界選手権において吉田に第1ピリオドでフォール負けしている。
”私はもう一度吉田とレスリングがしたいと思っていた”
マルーリスはこう語った。
”私は勝つ事が出来ると思っていたからそこに行き、闘った。オリンピック後にここで闘えるチャンスがあり、嬉しかったです。”
マルーリスはメリーランド州ロックビル出身の21歳。
シニアクラスで初めて世界選手権のメダルを手にした。
彼女はジュニアクラスの世界選手権で銀メダル1回、銅メダルを2回獲得している。
マルーリスはカナダのサイモンフレーザー大学に通い、ニューヨーク・アスレチック・クラブとして試合に出ている。


試合内容とは関係ないため後略



引用元:gothamcitywrestling.com

大会の2日目、ニューヨーク・アスレチック・クラブの選手が世界選手権の決勝に進んだ。
ヘレン・マルーリスはベラルーシから来た選手に何度も背をつかせて勝ち、ギリシャ、ホスト国であるカナダの選手から勝利をもぎ取った。
最も印象的だったのは最初の3選手に対して彼女が実質優勢であったこと、17対2で優勢だった事だ。
ジュニア選手権で3度メダルに輝き(2008年に胴、2010年に胴、2011年に銀)、マルーリスの努力は今日ここカナダのシャーウッドパークでシニアレベルとして最高の仕上がりとなっていた。
その努力が彼女にシニアクラスで初のメダルをもたらし、メダルを獲得した2人目のアメリカ人となった。
チームメイトのAlyssa Lampeが昨晩59kg級で銅メダルを獲得している。


マルーリス選手の別の試合内容の紹介のため中略


アデリーン・グレイの獲得した金メダルのパフォーマンスを別のニューヨーク・アスレチック・クラブの女子学生が24時間後に書き換える事になれれば本当に素晴らしかったのだが、残念な事に運命は我々の側にはなかった。
マルーリスにとって不運だったのは世界中全てのレスラーがマットの上で遭いたくない人物が最初からリストの先頭に載っていることだった。
日本の吉田沙保里、女性部門において常にパウンド・フォー・パウンド。
ロンドンオリンピックで3度目の金を獲得した彼女はリフレッシュし、今13度目のシニアクラスチャンピオンとなった。
9度の世界選手権チャンピオンに追加するカリキュラムを終了し、彼女はリスリング博士号を取得したのだ。
吉田の勝利は2000年のオーストラリア・シドニー五輪でルーロン・ガードナーに辛くも敗れる前まで12連覇していたロシアの伝説的グレコローマンスタイルレスラー、アレクサンドル・カレリンを破る事にもなった。
昨年の大会、1対0でリードしてる中、40秒で投げを放ってマルーリスを破った吉田は生けるアイコンであることを証明した。

日本のスーパースターは保険として1:10にポイントを取った。
カウンターでマルーリスの背後を取ったのだ。
彼女は何か特別なものを感じ取り、第2ピリオドを無駄にするような事はなかった。
再びマルーリスの攻撃を逆手にとって己のポイントとし、タッチダウンで30秒のカウントを取り、アメリカ人を回転させてトップポジションを取って1:08を残し試合は終了した。
その時、歴史は決定したのだ!


試合と関係ない内容のため後略


2012 WOMEN WORLD: Yoshida (JPN) pin Maroulis (USA), 55 kg finals




ロンドン五輪から一ヶ月程度しか経っておらず、稽古する時間もほとんど無かったと思われる中での世界選手権優勝は凄すぎです。
遂に史上最強の称号を手にした吉田選手。
この記録はどこまで進む事になるのでしょうか。
ともあれ、優勝&世界記録更新おめでとうございます!




挑戦者たち ロンドン五輪日本代表の実像
挑戦者たち ロンドン五輪日本代表の実像
殴る女たち 女子格闘家という生き方
殴る女たち 女子格闘家という生き方
日本レスリングの物語
日本レスリングの物語
ザバス(SAVAS) ホエイプロテイン100 ココア味 1kg
ザバス(SAVAS) ホエイプロテイン100 ココア味 1kg