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海外のポップカルチャー情報サイトkotaku.comで”何故最近日本のゲームはほとんどが国内のみなのか?”という記事を載せていました。

『テイルズ・オブ・エクシリア』、『モンスターハンター3rd』、『機動戦士ガンダム EXTREME VS』といった日本で大ヒットを飛ばしたゲームでも海外で販売されない事に触れ、理由として海外で売り出した日本製ゲームの不振、海外のゲーム市場の拡大による日本製ゲームのシェア低下、ゲーム会社の大手は自社のゲームを海外に売るよりも海外の会社にゲームを作らせるようになった事を挙げています。

一方で国内のゲーム売り上げは倍増しており、世界的なヒットよりも国内のニッチなファン層に向けて作った方が利益が見込めるからという点も指摘しています。

記事は今後も日本のゲームは国内オンリーが主流となっていくだろうが『テイルズ・オブ・グレイセス f』が海外でも販売される予定であるなど希望は潰えたわけではないと締めくくっています。



この記事を読んだ海外の反応です。

引用元:kotaku.com
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●ソウル・シスター
”何故最近の日本製ゲームはほとんどが国内のみなのか?”
トップ画像が説明してるでしょ。

●ウルサイ・ラングラー
↑そうは思わない。
このグラフィックかなり良いじゃないか。
カラフルで、スタイリッシュでアーティスティックだ。

●マシュー・エフレン
>画像が説明してるでしょ。
自分もそう考えていた。
この画像の様なゲームをプレイしたことが無いとは言わない。
(FFXとかFFXIIだ)
でも、西洋の他のメディア(テレビや映画、本など)のファンにとってはあまりに異質で、入り込むことのハードルになってるんだよな。
日本のゲームメーカーは文化的な違いを超えた素晴らしいゲームの仕組み(パックマン、3D格闘、塊魂)を作ろうとしてるのとは裏腹に日本の大衆文化(上に挙がってるゲームとか)、日本人の嗜好にあった物(そぎ落として、メニューベースのシステム、アイテム集め等)を輸出しようとしてるように見えるんだ。

●チェインザビアー
西洋の顧客をターゲットにしたゲームが彼ら自身を傷つけたんだな。
俺らは日本が開発した西洋風のゲームなんかしたくなかったから。

(俺は結構楽しんだけどね)
俺らは日本の作った普通のゲームがしたいから、普通に海外でリリースしてもらいたいんだ。
(きちんと楽しめて、それでいて完全にローカライズされないように翻訳してくれ)

●ラファエル・ジョーンズ
↑イェー、それこそが僕らの求めるものだ。
プレイして楽しめるだけの翻訳がされてればいいんだ。
西洋風にしたものなんか要らない。
そのやり方じゃほとんどミスするばかりだ。
『Lords of Shadow』は僕にとってお気に入りのリメイクでこれはアメリカのスタジオじゃ成しえなかったことだ。
僕はスーファミの頃から輸入盤のRPGやクールなゲームをやってきてたんで、地域的な事に関しては苦になった事が無い。
(ゲームに90ドル払う以外は…)
ただ売ってくれればいいんだ。
”日本的過ぎるから”って何かを省くようなことは止してくれ。
そういう事がかえってムカつくんだよ。
そもそもそういうのがあるからプレイしたいんだし。
少なくともアトラスとXseedは正しく考えてるね。
ここ数年間は僕が輸入してきた数多くのゲームを出してくれてた。
このニッチなゲーム販売会社には敬礼するよ。
数週間後に『ペルソナ4』を(もう一度!)プレイするのが待ちきれないよ!


●チェインザビアー
↑イェー、俺も『P4 Golden』が楽しみだ!
俺も最近『マクロス:ハイブリッドパック』や『.hack//Versusハイブリッドパック』といった輸入盤を買いだしたんだ。
JRPGなんかも買ってみたんだが、何がどうなってるのかさっぱり分からないからやるのは控えてた。
基本的に俺がいつも言ってることは、普通だったらリリースされないような素晴らしいゲームの翻訳版を出してくれるなら、2倍の値段だろうと支払うという事だ。

●ザック・ジル
エイメン。
日本のゲームがやりたいんだ。
だからゲームコンソールを持ってるようなもので。
西洋のRPGがやりたい時はSteamでプレイするよ。
(訳注:Steamはオンライン上でゲームを配信、ユーザー管理をするサービス:Steam.com
もしJRPGの良作をリリースしてくれるんならコンソールのゲームを買うよ。
僕が西洋の漫画を買わないのも似たような理由だ。
ほとんどがゴミなんだよね。
日本製のゲームをやりたいのも同じことなのさ。

●バカガイジン
これが最大の問題だよな。
西洋の会社が関わった大作の酷い事と言ったら。
カプコンの評判が悪いのはそのせいだ。

●クレイジーO
>俺らは日本の作った普通のゲームがしたいから、普通に海外でリリースしてもらいたいんだ。
これ。
何で気にするんだろうな?
最初に作られたそのままの日本のゲームがやりたいんだよ。
彼らはNIS Americaが何をやってるのかを見て、それをコピーするべきだ。
(訳注:NIS Americaは日本一ソフトウェアのアメリカ法人。2013年には『神次元ゲイムネプテューヌV』や『魔女と百鬼兵』等をSteamで配信予定)
日本の声はそのままで、字幕だけを追加してくれ。
それ以上は望んでないんだ。

●ヘルスリジェニスフォーベイビー
>俺らは日本の作った普通のゲームがしたいから、普通に海外でリリースしてもらいたいんだ。
その通り。
他のみんなもそう思ってるはず。
残念なことにソニーやマイクロソフトはあまりに多くの物を手にし過ぎて、僕らのためにと開発者たちに必要以上にローカライズを強要してるんだ。
もちろんそんな事は馬鹿げてる。

この場合君は素晴らしいゲームに酷いローカライズの会話、声優なんかを強制しているアトラスやXSEED等には不満があるって事か。
僕としては半分くらいにしてくれれば不満はないんだが。
例えば、僕は英語版の『キャサリン』を買う事はないだろうな…
若本規夫の声を削除するなんて法律で罰せられるレベルだ。

●インディゴホーク
英語版『キャサリン』は素晴らしい出来だし、俺はゲーム会社が素晴らしいゲームを人気作にするためにローカライズするという考えは気に入ってる。
何で日本のゲームがアメリカや他の国に来ないのか…1つの理由としてはゲームプレイヤーの嗜好が変わったのもあるだろうし、みんながローカライズを支持しないのもあるだろう。
声をローカライズせずにヒット作になると思うか?
これは外国語映画みたいなものなんだ。
素晴らしい外国語映画は山ほどあるが、大ヒットしない限りほとんどの人は気にも留めない。
むしろ良作じゃない場合でも自国の言葉の映画を見に行くんだ。
ともかく、ファンは日本が海外の市場に見切りをつけていることは話した。
アニメと同じように、ファンはゲームがニッチとなって幅広い層にアピールすることは望んでいない。
残念なことにゲームのローカライズは難しいし、ゲームにはクランチロールのようなものも無いんだよな。

●バカガイジン
正直言って日本の会社を悪く言うつもりはない。
現在主流となっている”日本のゲームは今の世代向けじゃない”という意見に反して、日本は西洋の今の世代に比べてユニークでオリジナリティのあるゲームを作り続けてると思う。
もちろん西洋だって怠けてるわけじゃない。
『アサシン・クリード』や『アンチャーテッド』に『リトルビッグプラネット』、『halo』だって今の世代におけるベストゲームに入るだろう。
自分達のやり方で境界線を押し広げた本当に驚くべきタイトルだ。
それでも、自分は今でも日本の作るタイトルに驚きを覚えているし、日本の多くのゲームがこき下ろされてるのを見てかなり落胆したり、特定ジャンルの人気シリーズばかり出すことを非難してきた。
『バンキッシュ』は素晴らしいゲームだったし、余裕で『ギアーズ・オブ・ウォー』に並び立つだろう。
しかしそうはならなかった。
何故か?

個人的に、今の世代は新しいコンセプト、タイトルに挑戦する事に関して最悪のゲーマー達を作り出してると思う。
今の世代のゲーマーはストライクゾーンがかなり狭くて、それ以外の物にはほとんど手を付けようとしないんだ。
だから毎年似たようなゲームが出るわけだ。
『コール・オブ・デューティ』は好きだし、似たような…いやほんと好きだよ。
でもそれってコピペだ。
確かに安心だよ。
だから西洋のゲーマーはお金と時間を注ぎ込むんだし。
西洋のゲーマーはゲームの中でこの奇妙な外国嫌いを露見しているような気がするんだ。
もしそのゲームが既にやった退屈なタイトル、続編でないとしたら、もうそれは価値が無い物とみなしてる。
これがカウンターとなって奇妙な事に日本ゲームアンチの考えとなり、自分の中で日本のゲーム会社がローカライズをしない事の理由にしちゃってるんだ。

自分はこう思ってる。
何故わざわざそんな事を?
売らないからって、なんでそうなる?
これはもう”しても叩くし、しなくても叩く”状態だ。
『yakuza(龍が如く)』を見てみろ。
このゲームは海外販売を嘆願されていた。
そのプレッシャーによってセガは販売を決め、これはセガが予想していたよりも売れた。
しかもリスクはほとんどなかったんだ。
既に日本でかなり売れてたんだから。
このゲームはまだそれに値するほどの注目は集めていない。
それは『yakuza5』が出てくるまで待つことにしよう。
これは『アサシン・クリード』や『GTO』のように挑戦的なゲームとなる器だ。

でもゲーマーは恐れすぎてる。
彼らは新しい物、新しい体験が好きじゃないんだ。
そしてゲームの売り上げがそれを証明している。
売れているのは毎年毎年同じものばかり。

何事にも例外はある(えっと、任天堂とか)けど、西洋のゲーマーが考えを改めない限り、日本の会社は”勝手にしろ”と言うだろうな。
当然だ。
自分は両方の世界の最高のゲームをゲットできる。
日本に住んでいて、ちょっと通りを歩けば西洋のでも日本のでも欲しいタイトルが幾らでも手に入れられるんだ。
もっと色んなゲームを楽しむことができるのに、それをやろうとしないのは可哀想になってくるよ。
大勢が勝つ時、それは時として全てが失われることになるんだ。

●ラジケイン
↑良い文だったよ。
君みたいに色んなゲームの選択肢を持っている人が羨ましいよ。
特に僕の場合西洋のRPGよりもJRPGが好きだから。
しかも僕は日本語が分からないんだ(T_T)
僕はPCゲーマーで、多くの人が考えているのに反してPCゲームってのは普通のテレビゲームや携帯ゲームよりも高いし、僕は金の海に溺れそうな人間って訳でもない。
僕は出来るだけお金を稼いで、PC版JRPGを見つけ次第買ったり、Steamで手に入れようとしてる。
それが彼らをサポートする方法になり、もっと日本のゲームをやりたいと言う意思を示す方法だと考えてるから。
僕はJRPG以外にももっと日本のPCゲームやテレビゲームをローカライズして欲しいんだ。
僕は既にSteamで配信されている『HALF-MINUTE HERO』、『ClaDun(クラシックダンジョン)』、『花咲か妖精フリージア』に『Y's』はゲットしてる。
『ルセッティア』に『Dark Souls』も買うつもりだし、今までさんざんやってきたPCゲームをローカライズした物も買おうと思ってる。
プレイできる限り、映像が若干汚いのは全然気にしてない。
(『ClaDun』や『HALF-MINUTE HERO』とか。多分元が携帯ゲームだからだろう)

●スコープst
”日本のゲーム会社は日本人用に開発したゲームは世界的にヒットしたタイトルの続編以外はほとんどの場合西洋圏を無視する傾向にある”(記事本文)

それ以外にも無視してるのはあるぞ。
『逆転裁判』シリーズは世界中で人気だ。
『逆転検事』も。
でも、『逆転~』シリーズの続編は日本でしか出してないんだ。
みんなそれを待ち焦がれてるのに、未だリリースする気配がない。
金がそこにあるのに全然気にしてないんだよ。

●nthディグリー256
カプコンは『逆転検事2』はローカライズするコストを回収するだけの売り上げが期待できないと公言してるぞ。
ぶっちゃけ廃れかけてるハードのニッチなシリーズの続編である事を考えれば悲しい事に彼らの意見に同意せざるを得ない。
物によっては売れない事もあるだろうけど、何もかも一緒なのか?

●レバノック
日本の会社にはどうすれば海外で売れるようになるのかを気付いてほしいよ。
日本の本格的なゲームを愛してるゲーマー達は彼らが西洋の一般ゲーマー層に売り込もうとしたときにうんざりしちゃったんだよな。
『Demon Souls』、『Dark Souls』を例に挙げるなら、これは日本のゲームからは程遠いけど、それでも凄くアジア的だ。
だから成功したんだ。
ゲーム内ででほとんど言葉を話すことも無かったからプレイする上で充分理解可能だったからみんなやったんだよな。





ゲームの海外販売はパッケージ製作のコストに加え翻訳のコストもあり、その量はアニメや漫画の比ではないのでかなり難しい選択となりそうです。
最近はソーシャルゲーが花盛りでコンソール市場が下火というのも理由かもしれません。
日本一ソフトウェアはNIS AmericaでSteamで積極的にゲームを配信しており、他にもアメリカの企業がSteamで『Steins;Gate』の配信を予定しているという噂もあります。
今後はパッケージのコストがかからないSteamでの配信が増えていくのかもしれません。

追記:誤記および誤解されやすかった文言を修正しました。




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