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リクエストをいただいたネタです。
ありがとうございます。

海外でも人気のあるアトラスの『ペルソナ4』。
その人気の秘密に迫ったエッセイとそれに対する海外の反応です。


引用元:why-we-love-persona-4
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10人のゲームファンにゲームをする理由を聞けば、20の違った答えが返ってくるだろう。
何人かは仮想空間の戦場で味方や敵を撃ちまくりランキングを目指すためと言い、ある人は砂漠や山、火の川を越える夢の様な冒険をするためと答えるだろう。
1人か2人は単に楽しみたいためと答えるかもしれない。
しかし、その中の何人かが興味深い答えをしている事は認めざるを得ない。
テレビゲームは逃避だ、と。
彼らはゲームキャラの脳と体に入り込むことで、自分達の悩みを忘れるのだ。
テレビゲームの中のトラブルは常に一定量だし、解決する事が出来る。
人生は目茶目茶だが、テレビゲームの中ではしっかりしてるという訳だ。

おそらく、それが『ペルソナ4』が愛されている理由なのだろう。

この名前を聞き慣れていない人のために言うなら、これはアトラスというちょっと変わった会社の作っている日本のRPGだ。
高校生活、殺人事件、そしてハードコアなダンジョン探索をするゲームだ。
ゲームの中で君は高校生となり、朝には歴史の授業を受けるかもしれない。
ランチタイムにはデートをしたいと思っている女の子と屋上でラーメンを食べる事もあるだろう。
そして午後になれば、テレビの中に入ってファンタジーワールドの中シャドウモンスターと戦いを繰り広げるのだ。

そう、これは確かに奇妙なゲームだ。
そして最愛のゲームでもある。
自分は過去数週間にわたってPS VITAでリメイクされた『ペルソナ4 Golden』をプレイし、何が特別なのかを探そうとしてきた。
これはゲームをしてきて初めての事だ。
『ペルソナ3』はプレイしていたが、これほど多くの人が続編に対して素晴らしい内容だったと言うのは初めてだった。
『ペルソナ4』を愛する理由は様々だろう。
アメリカ人にとって眠れる街、稲羽市の架空のキャラになるのは日本という別の世界を窓から覗いているようで興味深い物だ。
その世界では夕食はクッションに座って取り、お互い敬語で話し、土曜日にも学校に行く。
他のゲームでも受けたようなカルチャーショックを受ける事だろう。
日本の描く日本は、部外者から見れば間違いなく魅力的なのだ。
脚本も優れている。
アトラスの翻訳家は『ペルソナ4』を英語にする上でとてつもない仕事を行っている。
何もかもがきちんとリズムを踏んでるのだ。
授業の抜き打ちテスト、友人達とのランチ等、会話はタイトでパンチが効いていて、その完成度は何度も何度も校正を重ねたコメディを見ているようだ。
テレビゲームというのは大抵その辺がてんで駄目で、ゲームまでもが君たちに向かって吠えたてているようなのだ。
例えば”もう寝るべきだ”とか”今すぐ彼に話すのを止めろ”とか、ゲームデザイナーの頭を取り換えたくなる程だ。

そして、『ペルソナ4』のキャラは例えゲームのキャラとはいえ魅力に満ちている。
彼らは君達の様な高校生で、あるいは君達が高校生の時の君達の様でもある。
登場人物達は悩み、感情を募らせ、思春期の戸惑いに溢れている。
彼らが話す時、本当に重要な事は口に出さない。
キャラクターの一人、完二は性的嗜好について悩み続けているが、彼の嗜好が明らかになる事はない。
それはおそらく、彼がまだ15歳だからだろう。
彼は自分が何を求め、何を感じ、何を思っているのか分からないのだ。
しかし、ゲームのキャラ達は我々ほど深刻ではなく、だからこそプレイヤーはゲームの世界に慰めを見出すのだ。
現実の人間達は偽善的で、一貫性が無く、常に自分自身を疑い、お互い傷つけあっている。
『ペルソナ4』に出てくる仲間達はスクービー・ドゥーの様に無軌道だ。
彼らは自分のステータスをあげ、よりパワフルになっていく。
現在進行中の殺人事件に対して手を出せなくてフラストレーションが溜まっているように見えても大した問題ではない。
いずれ何かを発見する事は分かっているのだから。
これはテレビゲーム、いつだって答えがあるのだ。
『ペルソナ4』の真のファンタジーは人語を話すクマやテレビの中に潜むモンスターではない。
『ペルソナ4』における本当のファンタジーは魅力的で”完璧な嘘”にある。
この世界では友人関係を一定のパターンで築くことができる。
人間関係を言葉のリストから選択するだけで始める事が出来るのだ。
キャラの関係が曖昧で混乱している時でさえ簡単かつ具体的だ。
『ペルソナ』における人間関係の構築は、戦闘におけるキャラクター性能を向上させるのに不可欠でもあるが、シンプルに話しかけるだけで良いのだ。
もし女の子をデートに誘いたければ、君は彼女の元に歩いて行って「ヘイ、デートに行こう」と言うだけでいい。
もし友達とたむろしたいなら、彼を映画館に呼び出して「ここでスターウォーズを見ようぜ」と言えばいいのだ。
断られることは決してない。
もし君が彼らの頼みを断れば、彼は常に怒る事になる。
これが本当の世界なら、人々は君を裏切るだろう。
友情はフラストレーションが溜まり、人間関係は至福であると同時に拷問の様でもあるだろう。
欲しい物全て手にすることは出来ず、拒絶されることもあるだろう。
『ペルソナ4』での君のキャラは物静かで人当たりが良く、女の子はみんな君を好きになる。
幅広い人間関係を持っていて、誰かと繋がりを持つことはバンドの練習に出たり、下に降りて行って友達やガールフレンドの1人と話をするくらい簡単だ。
彼らはみんな君と話したがっているし、裏切って心を傷つけるようなことも無い。

『ペルソナ4』における人間関係は常に明らかになっているわけではないが、時計の針を合わせたりパズルを解くように解決策が示されている。
誰を選び、友達にするか後悔しないようになっているのだ。
誰かを失う事になると心配する事はほとんどない。
もし間違った選択をしたのなら、次の日に正しい選択をすれば取り戻すことができる。
人間関係のレベルは維持されたままだ。

『ペルソナ4』の世界はシュールで物珍しく魅力的で多くの困難があるものの、それが理想的でもある。
目に見えない資質はステータスによって表されている。
もっと男らしくなりたい?
そういう時は「漢、それはエターナル」を読めばいい。
もっと勤勉になる方法を知りたい?
机に座って封筒貼りをするんだ。
迅速に知識をつけたい?
部屋に行き、本を選んで、ステータスが上がるのを待とう。
勉強で失敗しる事は決してない。
クラスのレベルから遅れる事は無いから補習クラスに送られることも無い。
経済的困難に陥る事も、人間関係が花火のように消え、永遠に失われることも無い。
『ペルソナ4』が現実の生活を元にしているとしても、現実とは全く違うのだ。
おそらく、だから我々はここまで好きなのだろう。

『ペルソナ4』のキャラ(魅力的で、心のうちにジレンマを抱えたキャラ達は気まずい出会いと同じくらい興味深い)は、文字通り自分達の内に潜む悪魔に立ち向かう。
雪子は自分の決断力のなさを倒すために自分の影と戦う。
自身の性的嗜好な曖昧さを解決するために、完二は性的に混乱したような巨大なモンスターと戦う事になる。
問題は戦う事で解決するのだ。
幾つかのボス戦は違うが、彼らは必ずそれを克服する。
彼らは常に直面し、答えは常にある。
現実もこんなに簡単だったらと願わないだろうか?



↓この記事につけられたコメント

●ラスオリアル
確かに逃避は俺がゲームをする主な理由ではあるけど、もっと言うならその世界に逃げ込んで探検するのが好きなんだな。
だから技術的な問題はあるけどベセスダのゲームを買いまくってるんだ。
彼らのゲームはキャラを作れて、広大な世界を冒険する事が出来るからな。
『ディスオナード』はより小さな世界で自分を忘れ、プレイヤーになりきらせてくるよ。
『ペルソナ3』と『ペルソナ4』(それ以前のはやったことない)は相変わらず喋らない主人公で会話も選択式だけど他のJRPGに比べてユニークなゲームだよな。
キャラは『マス・エフェクト』のジョン・シェパード以上にキャラが立ってないけど、選択肢をコントロールする事でキャラを演じる事が出来るし。
日本のRPGはもっとこういう風になってほしいんだよな。
世界観に関しては結構いいと思うから、メインキャラに関してはあらかじめキャラを固定しないでほしいね。
(固定してあるのはパーティの仲間だけで充分だ)
RPG的要素は戦闘や戦闘周辺のシステムだけでいいよ。

●パトリシア・エルナンゾ
つまり、現実世界では「漢、それはエターナル」が読めないから男らしくなれないって事?

●ラックスカイザー
↑つまり、河原で殴り合いをしないと永遠の友情はつかめないという事か?

●タリエシン・マーリン
男らしくなるために誰かに「漢、それはエターナル」を書いてもらう必要があるな。

●ザ・レスキュー
『ペルソナ4』を買ったのは俺の人生最低な時だったな。
『Halo2』にがっかりした時に、真剣にプレイした初めてのゲームだった。
長い事ゲームに関すること以外は何もしてなかったけど、ゲームを通じて成長したような気がしたよ。
人間関係が壊れまくった後で、何か新しい事をしたいという気持ちがほとんど残ってなかったんだ。
何がこのゲームを買わせたのかはよく分からないけど、すぐに興味がそそられたんでこのゲームを買い、母親の屋根裏部屋でPS2を探したことは覚えてる。
ゲームの設定、システム、キャラが好きだったな。
ゲームをプレイするたびに自分自身の事を考えるようになって、幸せを感じたのは初めての事だった。
他のゲームでもある事なのかもしれないけど、『ペルソナ』に逃避する事は自分自身にネガティブだった事から回復するために必要な休息だったんだと思う。
4年経った今も変わらず好きだ。
唯一違う点は、今では他に好きなゲームがもっと出来た事かな。

●LQTZ
>ゲームをプレイするたびに自分自身の事を考えるようになって、幸せを感じたのは初めての事だった。
同じことを思った。
ゲームやトラディショナルなTRPGをする理由はそこにあるんだ。
陽介が懐かしいよ!!
このゲームをクリアした時、”このゲームを作った日本人は、俺の人生がこのゲームでどれほど良い物になったか想像できるだろうか?”と感じた事を思い出した。
このゲームをすることで、それまでよりも良い人間になたっと思う。
これって大事な事だよな?

●マック・ワルビー
>ゲームをプレイするたびに自分自身の事を考えるようになって、幸せを感じたのは初めての事だった。
『ペルソナ3フェス』で同じような気持ちになったな。
凄く印象的なコメントだった。
『ペルソナ4』が楽しみになってきたよ。

●ドーラ・ブレッキンリッジ
自分が『ペルソナ4』を好きなのは現実逃避よりも強制的ともいえるポジティブなメッセージだな。
受け入れる事、勇気、友情、無私無欲、そういう大事な事を奨励してる部分だ。
千枝と雪子は普通の十代の女の子をポジティブに捉えたキャラだと思う。
千枝は分かりやすいね。
彼女は女の子の多くが理想と現実に苦しんている様を表してた。
それを楽しんでいつつも、他の人から見て自分が可愛くない、女の子らしくないと悩んでた。
彼女の苦しみは一個の人間、女性にになる上での自己実現のためのセルフバランスからくるもので、化粧をしたり控えめになるだけでじゃなく、自分を強く幸せにするために受け入れる必要があるんだ。
雪子に関しては穏やかな話し方をするし、美しいから理想的な女の子であると思ってたから時間はかかったけど、それこそがポイントなんだと気が付いた。
彼女は周りの人を喜ばせ、その人達の期待する人間になることが大事だと思ってたから、その過程で自分自身を抑制してたんだな。
ゲームが進むにつれ彼女の本当のキャラ(ギャグに対するツボが人と違う所、人から信用されるよりも冒険を好む所等々)が出てきた事に凄く満足したし、他の人の幸せのために自分の夢や好きな事を諦めようとしてる全ての女の子にとっていい描き方だったと思う
よくある重要な女性キャラって描き方ではなかった。

●ウエジエル
『ペルソナ4』を好きな人が沢山いるように、同じくらいの人達が『ペルソナ4』にアニメが沢山使われてるからって「アニメは嫌いだ」とか「自分にはちょっとアニメ過ぎる」とか馬鹿げたことを言ってるのが問題なんだよな。
『P3』や『戦場のヴァルキュリア』だって同じようなもんじゃないか。
それでアニメを楽しんでるんなら、同じくらいアニメを使ってるゲームを楽しめるはずだ。

●マイクワンアス
『ペルソナ4』は素晴らしいゲームだな。
今年やったゲームの中でも最高のゲームの1つだし、ここ数年でも最高のゲームの1つだ。
幾つかの経験からJRPGのターン制の戦闘は好きじゃなかったし、ストーリーやキャラも惹かれるものが無かったからJRPGはやらない傾向にあったんだ。
『ペルソナ4』は違ったな。
違いを指摘することは出来ないんだけど、今ではよりJRPGを楽しむことができると言わざるを得ないな。

●カーティス・E・ベアー
完全に一致してはいないけど、今の世界から抜け出して高校時代に戻りたいとは思ってる。

●ゼロスジュン
『ペルソナ4』は確かに良いゲームだけど、個人的には『ペルソナ3』を推したいね。
両方素晴らしいゲームだけど。

●ジョシュ・ニューウェル
かれこれ20年ほどゲームで逃避してるけど、『ペルソナ4』は逃避先として最高の1つだ。
5が待ちきれないよ…

●ggyhb
kotakuって『ペルソナ』大好きだよな。
俺も好きだからハッピーだ。
俺は『ペルソナ』の事を”グレート・エスケープ”って呼んでるよ。






アニメ版でエピソードの最後に出ていた”Bonds of people is the true power”が示すように、作品内で描かれていた理想的ともいえる人間関係が『ペルソナ4』の魅力という事でしょうか。
『ペルソナ4』に関しては英語版の吹き替えも評価が高いようです。
ちなみに「漢、それはエターナル」は”Forever Macho”と訳されています。
ステータスのオカン級は”Saintly(聖人級)”に。
何だか急に神々しい感じに…
参考:persona4.wikidot.com




ペルソナ4 ザ・ゴールデン
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ペルソナ4 ザ・ゴールデン オリジナル・サウンドトラック
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figma ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ アイギス The ULTIMATE ver. (ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
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Half Age Characters ペルソナ4 (BOX)
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