
前回の記事の続きです。
ディズニーランドを堪能した5人家族は西へと舵を取ります。
スポンサードリンク
















|
|
●シドニー、オーストラリア
■4月19日
残念ながら今日はディズニーランドとお別れの日。
今日は新幹線に乗って長野、それから湯田中のモンキーパークに行って旅館で一泊。
残念ながらシートは全員バラバラになっちゃったけど新幹線は素晴らしくて、フルスピードになるのに少し時間は掛かったけど、そうなった時はワオ!
凄くスムーズで、実際にどの位のスピードが出てるのか分からない位。
東京の背の高い建物はやがて過ぎ去って一軒家が立ち並ぶようになり、一軒家はどれも日本風でユニークな佇まいだったね。
その後は水田。
山地に行くまではひたすらフラットだった。
長野で時間があったから食事をしようとしたらそれで時間が掛かり過ぎて焦ったよ。
しかもジャパンレールパスが使えないからチケットを買う必要もあったし。
パニックになりかけたけど、結局余裕を持って電車に乗る事が出来た。
でもこんなのは1回で十分!!
●シドニー、オーストラリア
湯田中行の電車は新幹線じゃないけど最後尾に座ったからパノラマで田舎の風景を見ることが出来たよ。


旅館にチェックインした後でお昼に何かを食べに行こうと外に。
向かった先は開いてるお店やレストランがどこにも見当たらなくて、まるでゴーストタウンみたいだった。
夫がここに入ろうと決めた先はとてもレストランには見えなかったけど、入ってみたらちゃんとレストランだったよ。
そこには手書きの英語メニューもあって、娘と息子の一人は鶏のから揚げを頼んで、私と夫は豚肉の入ったラーメンを頼んだ。
私の分はもう一人の息子とシェアしたよ。
どの料理もおいしくて、しかも700円位(7ドル位)だった!


ランチの後で旅館に戻って、運転手さんにモンキーパークに連れていってもらった。
ちなみに凄く寒かった。
私達はコートを着ていたんだけど、十分じゃなかったね。
約30分歩いて猿の入る温泉についたけど、お猿さん達は凄く可愛かったな。
何枚か写真を撮った後に寒すぎたからビジターセンター/売店に行く事にした。
そっけない建物だったけど、暖房が利いててインスタントのホットチョコも売ってたよ。
公苑には至る所に猿に餌を与えてはいけません、猿は手に持っている食べ物でも取っていきます、と書かれていたんだけど私達はその事をすっかり忘れていて、息子が売店で買った紙袋に入ったお土産を手に持っていたら大きな年寄猿がやってきて彼に迫ってきたんだ。
息子が鞄にその袋を隠すと今度は後ろから2匹が迫ってきた。
夫がボスは誰かを示すように体をいからせたら去っていったよ。
息子はあまり怯えてなくてむしろ面白がってたけど、娘はかなり怖がっていたね。




旅館に戻って夕食まで休むことにして、この旅館には温泉が付いてたから入ってみることに。
温泉は男女別にはなっていたけど、共同だった。
信じられない事に娘は野猿公苑から歩いて戻る道すがらずっと温泉を楽しみにしていると言ってたから、一緒にお風呂に行く?と聞いてみた。
驚いた事に娘が行くと言ったので私達は浴衣に着替えて階下の温泉に。
温泉に入る時に重要な事は湯船に入る前にシャワーを浴びで体を洗う事、そして湯船につかる時は水着などは着ない事!
温泉の中には他にも女性が一人いて、あまり落ち着かなかったけどともかく温泉に入ってみたら、これが最高!
一方男性陣の方はというと息子達は棄権して、夫は入った時に数人の男性が他にもいて、かなり落ち着かなかったみたい。
男風呂の方には露天風呂があって、お風呂は毎晩掃除されて男女が切り替わるようになっていたから、女性陣は次の朝に昨日男風呂だった方に入ってみたよ。
娘は露天風呂にも挑戦してた。
クラスメートは絶対に信じないだろうな、と言っていたね。
●メルボルン、オーストラリア
温泉は入る時と出る時は落ち着かないけど、それだけの価値はあると思うな!
●シドニー、オーストラリア
6時半にディナータイム!!
夕食は14品目からなる(数えきれなかった)美しい盛り付けのフルコース懐石だから凄い楽しみにしてた。
ホテルのバウチャーには温泉に入った後は浴衣を着て、ベッドにつくまでずっとそれを着てると書いてあったんだけど、食事の時にいわゆるアンダーウェアを着て行くだろうかというちょっとした議論をして、夫が自分はレストランにパジャマを着て行かないと言った所で全員普通の服に着替える事にしたんだ。
階下の食堂に降りていくと、浴衣を着ていないのは私達だけだった。
みんなに戻るように言ってみたけど結局そうしなかったよ。
写真を撮るチャンスが!
テーブルには幾つかの料理が既に並べてあった。
キノコはまだ原木に付いたままだったよ。
お土産に持って行ったら、オーストラリアの税関が良い顔をしないだろうな。
全ての膳に小さなグリルが付いていて、そこで椎茸を焼くようになっていたよ。
牛しゃぶや他にも興味深いものがたくさん出てたけど、ほとんどの料理が知らないものばかりで仲居さんも英語を喋れなかったから、結局何なのか分からないままだったな。
TripAdvisorでは絶賛されてたけど。
私は偏食家じゃないからほとんどの料理を食べたし、嬉しい事に子供達もトライしてたけど正直言うと物足りなかった。



部屋に戻ると布団が敷いてあった。
これはほとんど天国みたいなベッドで、まるで中に雲が入ってるみたいだった。
夜中温かくて、電気のケーブルが繋がってたから電気毛布みたいなものが中に入ってたんだと思う。
●シドニー、オーストラリア
■4月20日
朝食は私達みんな浴衣を着て行った。
そしたら浴衣を着ていたのは私達だけ!
慌てて普通の服に着替えに戻ったよ。
朝食の後で私と娘は温泉に入りに行って、私も露天風呂に入ってみた。
(温かい風呂に入りながら新鮮な空気が顔に当たるのが良かった)

10時に駅に行き、鈍行列車に乗って長野に戻って新幹線で東京に戻った後で、別の新幹線に乗り換えて京都に。
長野~京都へ直接行く路線もあったけど遅かったし、これは周りに道になるけど私達はジャパンレールパス を持っていたから。
それに回り道をしても京都に着く時間は同じだったからより快適な方を選んだという訳。
長野~京都へ直接行く路線もあったけど遅かったし、これは周りに道になるけど私達はジャパンレールパス を持っていたから。
それに回り道をしても京都に着く時間は同じだったからより快適な方を選んだという訳。
京都に着いたのは午後4時15分で、1日がかりの旅行だったからみんなけっこう疲れてた。
この旅行ではマクドナルドに行かないと子供達にきつく言っていたけど、子供達は懐石料理の時に凄く行儀が良かったから、行くなら今日だろうなと思ってた。
ちょうどタクシー乗り場の近くにマクドナルドがあったから寄る事にしたよ。
その後で2台のタクシーに乗って宿泊先に向かう事に。
(なんでバンのタクシーがないんだろう?)
外は暗くなって雨が降ってたし、荷物もなかったから無事につけるか不安だったけど夫の乗ったタクシーの運転手が道を理解していたから約20分で着くことが出来たよ。
宿泊先はインテリアデコレーションで何かの賞を取れるという訳ではなく、実にシンプルだったけど清潔で、私達がシェラトンで泊まった部屋よりも広々としてた。
■4月21日
今日は京都を見て廻るためのガイドを手配している日。
ミキは凄く素敵な人で、私達が良い日を送れるように一生懸命だったよ。
京都のバスはどれも1回乗るごとに220円で、1日券は500円だったからミキは既に5人分の1日券を買っておいてくれてた。
京都駅で待ち合わせて、まずは東寺の骨董市へ。
ここはお寺の境内を使った広大な蚤の市で、食べ物や工芸品、骨とう品などが売られている。
この骨董市の事を読んで楽しみにしてたんだけど、ここは普通の観光客をカモにするタイプのマーケットじゃないと感じたね。
ランチの後は清水寺へ。
このお寺は1205年前に建てられて、今建っているのは1633年に作られたものだけど、それでもオーストラリアよりも古い!
ここはユネスコの世界遺産にも指定されていて、そういう古いものの上に立つのは凄く印象的だったな。



清水寺の後で二条城へ。
閉館の時間間際だったから急いで回ったよ。
美しい建物で、中は撮影が許可されなかったけど素晴らしい天井絵やスクリーン(屏風?)があった。
夕食はニンジャレストラン。
フルメニューかビュッフェを選べる形式だったのでビュッフェにしてみた。
このレストランは凄く私達家族向きだったね。
夕食の後はバスに乗って宿泊先へ。
バスは頻繁に出てるから待つのは数分位だったね。
●メルボルン、オーストラリア
ニンジャレストラン?
私の息子が喜びそう!
●シドニー、オーストラリア
■4月22日
私達の宿泊先は2つの観光名所に近かったから朝は銀閣寺に行ってみる事にした。
京都のお寺はどこでもお寺の門に向ってお土産物屋が並んでいて、息子は特にそういうのが好きだったみたいで、全ての店を見て廻る勢いだったね。
銀閣寺は京都で訪れたどの寺院よりも美しかったよ。

その後は特に目的を決めずにバスに乗って下町エリアに。
娘が買い物に行きたいというので班を分けて別行動に。
その後でまた合流して金閣寺に。
銀閣寺は実際銀では無かったけど、ここは本当に金箔が張られていてとにかく煌びやかだったよ。
行ったのは午後だったんだけど、本当に美しかったね。

夜は舞妓さんが見たかったから祇園に行く事にした。
凄く綺麗で古風な日本式の通りで舞妓さんもみれたんだけど、彼女達の移動速度は凄く速くて歩き去る様子を数枚撮る事しかできなかったよ。
どこで食べるかはなかなか決まらなかったけど、結局は怪しげな煙の立ち込める場所で思い出深い食事ができたね。
■4月23日
朝から伏見稲荷に。
京都駅までバスで行ってそこから電車に乗り換え。
伏見稲荷の見どころは数百もの鳥居が並ぶ丘。
鳥居の道は素晴らしい写真が撮れたんだけど私達の体力レベルを鑑みて道の途中で引き返すことにしたよ。
もっと行けたと思うけどそこで家族に無理をさせたら残りの旅路が台無しになるかもしれなかったから。


それから電車に乗り直して奈良に。
伏見で電車を待って乗り込んだんだけど、その電車は今まで乗った中で一番古い電車だった!
元々この電車に乗る予定ではあったけど、奈良がこんなに遠いなんて思いもしなかった!
一旦京都に戻って快速に乗る方が良かったみたい。
一旦京都に戻って快速に乗る方が良かったみたい。
奈良に着いたらバスで奈良公園に行ったんだけど、後で徒歩でもいける事に気付いた。
奈良公園は市の中心にあって、鹿が凄くたくさんいる。
鹿は神様の使いという事で保護されてるんだよね。
ここでは鹿の餌を買う事が出来て、餌を買ったとたん鹿は凄く積極的になるよ。
凄く楽しい時間を過ごせたね。
地図を食べられてる旅行者もいた!
それから駅に戻って今度は快速で京都に。
結構長い時間バスに乗る事になるから何か冷たいお菓子でも買おうと近くのスーパーマーケットに寄る事にしたんだ。
息子はアイスキャンディーを選んでて、以前に食べて気に入ったレモン味だと思ったみたい。
でもそのアイスキャンディーはコーン味だった!
これは完全に予想外だったみたい。
オーストラリアではコーンスープが缶に入って売られてるけど、まさにそれが凍った状態だったよ。
■4月24日
今日は日本で丸1日過ごせる日としては最後の日で、凄く大きな1日だった!
私達は朝早くに出て、新幹線で広島に。
今週は本当にジャパンレールパスをよく使ったね。
幾つかの場所では別に運賃を払ったけど、かなりお金の節約になったと思う。
2時間で広島に到着。
家族みんな新幹線が気に入ったよ!
そこからケーブルカー(路面電車)で原爆ドームに。
これは本当に凄い体験だった。
この旅行で見に行けて本当に良かったと思う。
原爆ドームを見た後で宮島に。
巨大な鳥居が水の上に浮かんでるように見える厳島神社で有名だよね。
ケーブルカーで原爆ドームから宮島まで行ったんだけど、いったん広島駅まで戻ってJRで行った方が早くつけると思う。
終点駅からはフェリーで宮島に行くんだけど、このフェリーはジャパンレールパスを使えるよ。
天気は雨が上がって、島に美しい雲がかかってた。


ここは見どころがたくさんあるからこの島で一晩過ごすのも良さそうだったけど私達は戻らなくちゃいけなかったから厳島神社周辺のショッピングエリアを廻る事にしたよ。
残念ながら干潮時で鳥居は水から出てたけど凄く印象的だったな。

京都に戻った後で夕食をどこで食べるかという事で意見が分かれて、娘と私はそのまま宿泊先に戻って、夫と息子達は京都駅の近くで食べる所を探すことに。
私達は全く問題なかったんだけど、夫達は自分達が今までどういうバスで戻っていたのかまったく気にしてなかったせいで帰り方を見失う事になったみたい。
英語のできるタクシーを探したけど全然見つからなかったらしくて、私は彼らが凄く不安になったんじゃないかと思ったけど、笑い飛ばされたよ。
どうやらみんな私が思っている以上に楽天家だったみたい。
最終的にバスの路線図を見つけて帰ってきたって。
■4月25日
日本での最後の朝は荷造りと帰宅の準備。
今回は宅急便も使わず、公共交通機関も使わない事にした。
コンダクターのサキがタクシーを手配してくれて、それに乗って京都駅へ。
新幹線の旅は本当に心地良かった。
凄くスムーズで、窓の外を飛び行く景色を見ないと時速300kmも出てるなんて気付かない位。
それから東京駅よりは複雑じゃない品川駅で成田エクスプレスに乗り換えて成田空港へ。
チェックインは凄く混んでた。
凄まじい数のオーストラリア人のティーンエイジャーがいたから、きっと学校の旅行か何かだと思う。
恐ろしい位に騒がしくて、オーストラリア人的な服装?で、日本のお洒落な若者達とは全く対照的だったな。
学校の生徒達はそれぞれサムライソードを持っていて、それを都度チェックしてたからチェックインが凄く遅れていたよ。
飛行機はちょっとした乱気流を通り抜けながらも朝の6時半にシドニーにタッチダウン!
シドニー空港は午後11時と午前6時に門限があって、つまりたくさんの飛行機が6時到着予定でやってくるわけで、イミグレと税関は全くの悪夢だった。
全くのカオスで、みんな長いフライトの後だったから温かく帰宅を迎え入れてもらったとは言えなかったかな。
京都の宿泊先を出てから自宅のドアの前にたどり着くまで21時間の旅だったから凄く疲れたね。
ともあれ素晴らしい旅だったし、家族旅行で日本に行くのは凄くお勧めだよ!
●ウェリントン、ニュージーランド
素晴らしい旅のレポートをシェアしてくれてありがとう!
読んでて素晴らしかったし、どれ程綿密に計画を立てたのかよく分かったよ!
凄く感心した!
●メルボルン、オーストラリア
旅行の様子をシェアしてくれてありがとう。
シドニー空港に門限があったかどうかは思い出せないな。
深刻な事じゃないと良いんだけど、それに捕まっちゃったのは残念だったね!
●シドニー、オーストラリア
↑近隣住民の苦情があったから、門限は毎日設定されてるよ。
もしシドニー空港に到着する旅行をするなら早朝到着は避けた方が良いかもね。
●サンシャインコースト、クイーンズランド州、オーストラリア
素晴らしいトラベルレポートだったよ。
私達の旅行計画にも凄く助けになってくれた。
(13日後に行くんだ)
というわけで2週間にわたる5人家族の日本旅行も無事終了となりました。
東京・千葉~長野~京都・奈良~広島という大旅行の計画から旅行中のアレンジまでまさにフル回転、まさに母は強しです。
追記:一部修正しました。ご指摘ありがとうございます。

死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編
追記:一部修正しました。ご指摘ありがとうございます。

死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編
みんないい思い出になったろうと思う。
オーストラリアの修学旅行生(?)も
サムライソードを買うってのが
なんか笑えたぜ