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言葉はは時と共に変化していくもので、日本語にも昔と今では異なる使われ方をしているものがあります。
変化していく日本語を紹介する記事に対する海外の反応です。
記事では若い女性が使う”可愛い”は今ではごく普通の物に対しても使われるようになってきている事、”全然”は昔は否定する時に使っていたが今では”全然できる”のように肯定する時にも使われている事を紹介していて、加えて言葉の変化は現在だけ起きているわけではなく、例えば”貴様”は現在では攻撃的な口調の時に使われているものの400~200年前はむしろ敬語であった事、昔は”です”ではなく”で御座る”が使われていた事等も紹介しています。

変化し続ける日本語に対する海外の反応です。


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●バララット、ビクトリア州、オーストラリア/日本在住:男性
ヤバイ(原文ママ)

●女性
どの国の言葉でも普通に起こってる事だよ。

●ブリスベン、オーストラリア:男性
英語も同じように変わってきてる。
日々新たな言葉や表現が発生してるから。
10年前にはセルフィー(自撮り)やググるなんて言葉も無かったわけだし。

●日本在住:女性
世代が変わるように言葉も変わっていくね。

●男性
英語も同じだ。
”K”とかどうでもいい単語を書く連中がいる。
訳注:Kは”OK”、あるいはKissを表すネットスラング

●サンパウロ、ブラジル
自分はブラジルで生まれ育ったんだけど、色んな日本語を祖父母から聞いてた。
日本で”BENJYOU(便所)”はどこかと聞いたらみんな面白がっててたよ。

●女性
どの国でも同じだね。
例えばマオリ語でも。
学校で習ったマオリ語と、今話されてるマオリ語は違うよ。

●ハーニンゲ市、、ストックホルム、スウェーデン:男性
激怒ぷんぷん丸
バカッコイイ
バカプル
(↑原文ママ)
こんなのもあるね。

●ケソン、フィリピン:男性
パラダイムシフトは起こるものだし、それはどの文化でも同じだ。
言語的変動現象だって起こるものだし、言葉は常に変化してるんだ。
それがダイナミックだ。
言葉の変化を受け入れるべく語り始めた人々もいる。
標準とは違うものも受け入れないとね。
自分の国の言葉も変わってきてるよ。

●女性
私は”全然”は”Completely”と同じような意味で、”全然大丈夫”は”That's totally OK”みたいな意味だと教わった。
否定的な意味だけじゃないとか。
10年くらい前、日本に住んでた時はそういう使い方をしてたけど、言葉としては結構新しいものなのかな。

●フェルドウェーゼルト、ベルギー:男性
↑”全然~ない”がスタンダードなパターンではあるけど、自分の調べた限りだとそれはきちんとした話し方をしたい人達(ほとんどが年配の人達だった)が守っている古いルールっぽい。

●シドニー、オーストラリア:女性
ぬこ、あげぽよ、なんてのもあるね。

●男性
言葉は変わっていくものだし、古い世代の人々はそれを気に入らないものだよ。

●日本在住:男性
趣味がダンスなんだけど、大阪のダンス教室では夜だろうがなんだろうが始まる前に必ず”おはようございます”と言ってる。
最初は混乱したな(笑)

●女性
テキサスだと(英語とスペイン語が混ざった)Spanglishがある!

●ボルダー、コロラド州、アメリカ
言葉は常に変化しているし、年配の人が若い世代に文句を言うのもいつもの事だね。
私はその轍を踏まないようにしてる!

●不明
元々の「全然」の使い方は肯定的だったと言う事を知っている人は少ないかとおもいます。つまり、「全然~出来る」とい使い回しこそが正しかったのです。これは沢山の文献、資料にも記載されています。しかし、段々とその使い回しが否定的になって今の「全然~出来ない」と使い回される様になったのですね。これは英語でも同じ事です。元々「aweful」とは「awe」が「ful」で肯定的な使い回しをされていました。しかし、時が経ち否定的な意味へと変化していきました。つまり、「全然」に関しては使い回しが元に戻ってきているという取り方も出来るとおもいます。どんなにTVやラジオなどの情報流通方法が成り立っているとしても、言葉の意味合いと言うのは変化して行くものなのかもしれませんね。
(原文ママ)

●シドニー、オーストラリア:男性
ラテン語が死んだ言語となってしまったのはだからかもしれない。
今でも使われてはいるけど、進化しなくなってる。

●男性
”全然”は肯定する時の頭に使う言葉で、普通の事だ。
最近そういう使い方をしなくなってる事が間違ってるんだよ。
だから言葉の元の意味としては”全然大丈夫”は間違ってない。

●ヘル、ミシガン州、アメリカ
そういえば何年か前にニュースアナウンサーが外来語ばかり使って、その単語に相当する日本語を使わないから意味が分からないとNHKを訴えた老人がいたという話を聞いた事がある。
それについて何も思う所はないけど

●バンドン、インドネシア:女性
仕事が終わってみんなで食事に行って、上司が日本の若者言葉を話した時に意味が分からなくて自分の日本語スキルを疑い始める事があって結構気まずい。

●パノラマシティ、カリフォルニア州、アメリカ:男性
英語も同じだね。
80歳くらいの人にセルフィーとは何かと聞いてみると良いよ。
それに私達日系アメリカ人が話してる日本語も今日本で使われてる日本語とは違ってるだろうな。

●イーストハートフォード、コネチカット州、アメリカ:男性
世界中のあらゆる社会で起きてる事だね。
若い世代はスラングや慣用句の使い方が全然違ってる。

●オタワ、カナダ/日本在住:男性
進化や変化の出来なくなった言語は死んだ言語だからね。
日本語が進化し続けているという事は未来の渦から生き残れるという事だ。

●男性
大分大学の教員の1人が若者達の”お疲れ様です”の使い方に文句を言ってた。
クラブルームに入る時の挨拶なんだけど、疲れるような事はまだ何もしてないのに使ってるから。

●男性
↑大分(大学)で朝に出会うなり”お疲れ”と言ってる人達がいたのには混乱したな。
若者言葉なんだと思う。

●ブルックリン区、ニューヨーク市、ニューヨーク州、アメリカ:男性
言葉の事を心配してるけど、これは文化としても起きてる事だね。
自分の父は日本人で母はイタリア人なんだ。
父、日本人の視点としては外人がやってきて今の世代に適用するようにと伝統的な言葉使いを変えるよう強制してきたと。
そして母の側には様々なバラエティを持つシシリアン訛りがある。
人の流れが文化に影響を与えるように、言語も適用し変化していってるんだ。
自分としては、言葉が進化していくのは必ずしもいい事ばかりじゃないし、悪い事ばかりでもないと思う。

●ズワーグディク=ウェスト、オランダ:女性
日本語だけじゃなく、どの国でも起きてる事だね。
言葉は生きてるから時と共に新たな言葉や表現が生まれ、進化もするし変化もする。
ごく普通の事で、全然変な事じゃないよ!
私はロシア出身なんだけど1996年以降ロシアには行ってないから、私の話すロシア語はまるで本みたいだと言われた事がある。
私のロシア語が1996年から進化を止めてるからだね。

●女性
父は1920年代に日本で育って日本の学校に通っていて1980年代に日本に戻ったんだけど彼の話す言葉があまりに古風だったんでみんな面白がってたよ。

●男性
↑私の日本語の先生はみんな年配だったから日本に行った時に若者達が使う言葉が全然分からなかったな。
当時は20代だったんだけど、彼女(今では妻だ)が自分の話し方は老人みたいだと言ってた。

●不明
>父は1920年代に日本で育って日本の学校に通っていて1980年代に日本に戻ったんだけど彼の話す言葉があまりに古風だったんでみんな面白がってたよ。
ハハ、自分も最初はまるでテキストを読んでるみたいだと言われたよ。
でも4年間日本に住んで結婚もして、今では関西弁交じりのヘルシーな話し方になった。
普通の日本語も話せるし、自分独自の日本語も話せるよ。

●サウサンプトン、イギリス:女性
どんな言語も変わっていくものだから。
シェークスピアを見てみなよ。
彼は自分の書いたセリフのほとんどを自分で考えだしたけど、今では当時の話し方を真似する時みんなマクベスとかロミオやジュリエットみたいに話そうとしてるし。

●ロバートリー、テキサス州、アメリカ:男性
アメリカで勉強してたスペイン語も同じだね。
自分の母方の親族はアルゼンチンに住んでる人が多いんだけど、悲しい事に彼らの話すスペイン語と自分が習ったスペイン語は全然違ってるんだ。
ともあれ、今は日本語を勉強中だ。

●男性
自分はイギリスに住んでるんだけど、普通の話し方じゃなくて二重否定で話す人間に苛つく。
日本語はそこまで酷くなってないと思うな。
"I didn't do nothing"じゃなくて”I didn't do anything”だろうが!

●ラボック、テキサス州、アメリカ:男性
これは進み続けているという印なんだ。
言語ってのはそうあるべきなんだよ。
何時の日か色盲の人が色を理解できるような表現を作り出す言語が現れるかもしれない。

●男性
日本の十代の若者達が美味しい時に”ヤバイ”と言ってるのが奇妙に聞こえる。

●サクラメント、カリフォルニア州、アメリカ:男性
日本語の変化に関しては3つの要素があると思う。

1.明治時代に国民全員に標準語を教えるように決定した事
2.1945年頃から文章用の正式な言葉である文語が急速に消えていった事
3.1853年頃から外国の言葉の影響が増えていった事(外来語)

100年前の平均的な日本人でも学校で教えている近代的な日本語を理解できる人は少数だっただろうね。
もう1つの要素としては、1945年頃から使用する漢字を大幅に変更した事も挙げられると思う。
50歳以下の平均的な日本人で第二次世界大戦前の文章を漢字辞典無しで読める人はあまりいないんじゃないかな。

●女性
英語もあまり変わらないでほしいな。
昔はみんな美しい文で手紙を書いていたのに最近じゃ”Wot r u doin(What are you doing?:何やってる?)”だから。

●ハリファックス、カナダ:男性
↑S70P D47 NAO!!lol
訳注:S70P D47 NAO→Stop dat now→Stop that now

●女性
>昔はみんな美しい文で手紙を書いていたのに最近じゃ”Wot r u doin(What are you doing?:何やってる?)”だから。
書くのがだるい時に友達とか知り合いにはそういう風に書いてるけど、外向きには普通に書いてるよ。




全然の場合は一周回って元の使い方に戻ったという事なのでしょうか。
日本語でも英語でも本来の意味と正反対の使われ方をするようになった言葉があるのは興味深い所です。


おまけ:



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