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海外旅行をする場合、どうしてもガイドブックに載っているようなお店に行きがちになってしまいますが他にも素晴らしい店はたくさんあります。
海外の人達が(海外では)あまり知られていない東京の名所や名店を紹介しあっていました。


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●Sahil Nandal
高尾山の頂上にあるビアガーデンが最高!
夕方になると東京と横浜の街の明かりが見えるよ!

●Anonymous
六本木、新宿、渋谷にある『アルカトラズ』というチェーンレストランに行くんだ。
ここでは入るなり手錠をかけられて、店を出る時は木の棒を持ってないかチェックされる。
この棒は店員を呼ぶ時に檻を叩くのに使うものだ。

●Stephen Martin
渋谷・原宿の最新流行スタイルとは正反対、上野駅の高架下にあるアメヤ横丁はハードコアなサラリーマンの溜まり場だ。
果物や野菜、チープで悪趣味な衣装が売られていて、安く飲んだり食べたりできる最高に怪しい場所だ。

●Quora User
吉祥寺の迷路のような商店街の真ん中にあるコスモビルの屋上。
ここにはクイックドロウ(早撃ち)の練習ができる西部開拓時代風の遊戯用シューティングレンジがある。
常連でも若い娘さんでも2丁拳銃を秒速で抜き撃ち出来るようになるよ。
ここは同じビルにあるモデルガンショップが運営していて、日本で人気だった『ローハイド』をエミュレートしてるんだ。

●Jeff Rawlings
日本に行く前に『二郎は鮨の夢を見る』を見ておく事をお勧めする。
少なくとも1か月前に見ておけば席を予約できるかもしれない。
もちろん東京にも見所はたくさんあるけど、もし時間があるなら京都・奈良に行く事をお勧めするよ。
奈良にある鋳銅の大仏は素晴らしいし、京都の寺院は美しい。

●Kay Kashi
奥多摩国立公園にある標高2017mの雲取山。
ここのみんなは高尾山に行きたがる傾向だけど高尾山は12歳以下の子供、60歳以上の年配者向けだ。
奥多摩国立公園の山はもっとでかいし楽しいぞ。

●Marky Mark
新宿ゴールデン街にある『ONE COIN BAR CHAMPION』はヤクザ、暴走族、サラリーマン、着飾った学生達、英語教師なんかと一緒にカラオケを楽しめる、もう数少なくなってしまった本格的な日本のカラオケ屋だ。
東京の住人はよく知ってるから隠れた名店ではないけど、日本体験のエッセンスが詰まってるよ。
音楽が好きなら歌舞伎町にある洋楽ロックバー『Mother』で数時間過ごすのもお勧め。
スピーカーのベースが効きまくってるから内臓で音楽を感じているみたいだ。

●Klaus Lynggaard Hougesen
観光客向けに答えるなら
・屋台舟でお好み焼きを食べる(アサヒビール本社近くから乗る事が出来る)
・建物の中で釣り(屋内釣堀)
・屋内でスキー
・インドアロッククライミング
・ビルの屋上で野球(バッティングセンター?)
・寺院で能のリハーサルを見学(新宿区にある寺院で年間数回しか行われず、辺りには誰もいない)
・地元のバーに1人で行ってみる。何もわからないけど王様みたいな接客サービスだ
・メカアクションフィギュアの組み立てオフに行く
・外郭放水路を見に行く(ガイドツアー)
・下水処理場を見に行く(ガイドツアー)
・寺院に泊まってそこで食事をする

●James McLean
自分にとっての最高の体験は新宿区にある新宿PIT INNで過ごした時のことだな。
ここは東京に数多ある素晴らしいジャズバーの中でも特に最高の場所だ。
ここはニューヨークにあるビレッジ・ヴァンガードと同じように日本で何十年もメジャーなジャズを演奏してきて、国内の有名なジャズ奏者や海外の奏者がプレイしてきたんだ。
座席はいまいちかもしれないけど、値段も東京の標準からみれば安い方だよ。
もしジャズが好きなら絶対に行くべき!

●A'ishah Levine
個人的に東京で一番の隠れた名所は、奇妙な事ではあるんだけどフレンチやイタリアン料理の店だと思う。
最高級に美味しいだけじゃなくて凄くリーズナブルでもある。
9ドルで素晴らしいランチを堪能できるよ。

●Tim Chin
もしクラシックロックが好きなら東京の『Blackmore Bar』はかなりクールだ。
リッチー・ブラックモアから付けられたこのお店(知らない人のために言っておくと『ディープ・パープル』のギタリストの名前)は日本人が新進気鋭の西洋のロックバンドを発掘しに来る場所でもある。
(もちろん)ディープ・パープルのカラオケもあるし、オールナイトでクラシック・ロックを流してるよ。

●Martin Karaffa
渋谷駅からハチ公口に降りて左にある丘の方を見上げる。
渋谷109という大きなビルが見えるはずだ。
エレベーターに乗って最上階まで行ってエスカレーターで下まで降りる。
ここは奇抜な原宿ガール達が服を買う場所なんだ。
驚きだよ。

●Erica Friedman
何を”隠れた”と考えるかによるけど、去年日本に行った時に祐天寺という街にある小さな可愛らしい店に行ってきた。
ナイアガラのカレーは無個性だったけど一緒に行った友達の1人が大の鉄道ファンだったから、このお店は彼が選んだわけ。
私達は松本零士の『銀河鉄道999』グッズの側に座ったよ。
 
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●Gabriel Meister
フリーマーケット。
非現実的な場所だ。
もし日本文化のビンテージグッズを探しているならここで探すのが良いよ。

●Jon Spayde
世田谷にある次大夫堀公園民家園。
静かな住宅地にある、公園に転用した伝統的な農家がある。
数年前に近くにある静嘉堂文庫に行った時によって、ここに連れてきてくれた男性をお昼休みのおしゃべりをしてた。
近くにあるホタル博物館(ホタル物知り館)も追加しようかな。
この古民家は20世紀以前に住んでいた老夫婦の生活を再現していて、そこでお茶を飲みながら19世紀の主婦の生活は退屈だったんじゃないかとかたわいもない会話をしたな。

●James Bohan-Pitt
開花屋。
一般的には『By The Sea』という名前で知られてるね。
渋谷の道玄坂という所にあって、右手に有名な109のビルを見ながら丘を登っていって、丘の頂上でちょっと右に曲がった所にある。
大きなパーティーもできる素晴らしいレストランだよ。
料理も豪快で、特に鮪のスペアリブが凄い。
実際に鮪を何時間も煮込んでるんだ。

●Jose Wendell Capili I
渋谷から井の頭線に乗って数駅、東大駒場キャンパスから2駅の所にある世田谷区の下北沢。
小さなお店や劇場、カフェ、中古屋、ギャラリーが立ち並んでて、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジの小規模版って感じだね。

●Philippe Dewost
新宿歌舞伎町にあるLa Jeteeという小さなバー。
この店の名前はクリス・マイケルが1962年に撮った映画のタイトルから来ている(『12モンキーズ』がインスパイアされた映画だ)。
素晴らしい日本のウイスキーを海外発送する事も出来るよ。
 
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●Andrew Fleury
この”隠れた名店”を書くかどうかちょっと躊躇ったけど…
(凄く気に入ってるんだ!)

■Little Shop Curry(正確には日本のカレー)
夫婦で経営しているから月曜から土曜の11時から14時半までしか開いていない14席の小さなお店だ。
もし開店時に行ったら行列で待つ事になる。
開店前に行ったとしても、オーダー順にカレーを作っているからやっぱり待つ事になる。
ここではカレーを作っている鍋が1つしかないから時間前に閉店してしまう事だってある。
(最近行った時は12時半に行列をカットしてた)
カレーは5種類の中から選べるけど、食べるべきは気まぐれカレーだ(あるいはCセット)。
肉を食べたい気分じゃなければ野菜カレーもある。
しかし、Cセットを頼んだらこういうのが出てくる。
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上から順に説明していこう。
まずはジューシーな唐揚げ(日本式フライドチキン)が見える。
右にあるのは厚揚げとひじき、揚げた豆腐と黒い海藻だ。
上に乗っているのは揚げたピーマンと奥にあるのは茄子。
左の奥にあるのは豚カツ、パン粉を付けて揚げた豚肉で、一番奥にあるのがサニーサイドアップにした卵である目玉焼きだ。
この写真はちょっと古いけど、今は炒めたキャベツなんかも乗ってる。

この写真では大きさが分からないだろうけど、かなりでかい。
自分は食べきるのに苦労したし、一緒に行った人はみんなもれなく食べきるのに苦労してた。

接写したバージョン
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このカレーの何が最高かって?値段が700円なところだ。
(もし何らかの理由で無人島に取り残されて数か月後に文明世界に戻ってきたのなら100円を追加して大盛りにする事も出来る。飢餓状態の後で大量の食事を詰め込むのは健康に良くないというなら少な目と頼む事も可能だ)

■CHUBBY
いや、Little Shop Curryで食べた後の君を形容しているわけじゃない。
(訳注:CHUBBYにはぽっちゃりという意味がある)
紛らわしいだろうけど、CHUBBYは東京で一番お気に入りのカフェなんだ。
新宿から西に抜ける京王線の代田橋駅の近くにあって(JR線じゃない)、寄る機会もほとんどないだろう。
(終点にある高尾山に行かない限りは。ちなみにJRでも行ける)

HUBBYは毎月日本人アーティストの作品特集をしているアートカフェで、手作りの時計やパステルペイントなんかを展示している。
実際自分が初めてCHUBBYを訪れたのは好きな日本人アーティストの展示をやるからだった。
このカフェは広いけど自由が丘に多い喫茶店と違って限界までテーブルを並べたりしていない。
実際、本来ならもう5~10脚のテーブルを置ける位だ。(テーブルは6脚しかない)
2~3人用のテーブルが数脚とカウチ付のテーブルもある。
深く座れる心地のいいカウチだ。
(実際はちょっと深すぎてテーブルが高く感じる)
CHUBBYのメニューは和洋ミックスだけど自分が好きなのはカボチャのニョッキ、ローズマリー・ローストチキン、豚肉と大根の煮物、ハヤシライス、それから月替わりのメニュー。
(日替わりメニューもある)
店員は基本的に2~3人なので料理が来るのは少し時間が掛かるけど忙しいという事は決してない。
時間が掛かるもう1つの理由はオーダー順に料理を作っているからで、まるで個人シェフを雇ってるみたいだ!
CHUBBYの提供するメニューの豊富さには毎度驚かされてる。
彼らの料理メニューは8ページも渡っていて、しかもどの料理も完璧だ。
(自分は本当にほとんどの料理を食べてきた)
更にドリンクメニューを含めるとメニューの長さは倍くらいになって、友達と一緒にカウチで寛いだり、アート作品を眺めたり、料理や飲み物を楽しんだりと夕刻を楽しむ事が出来る。
自分は頻繁に通ってるから、パーティーをする時に予約をしようとしたら自分の事を覚えてたよ。
(予約は日本語のみ)


■Au Temps Jadis(オ・タン・ジャディス)
フランスに行って本格的なガレットやクレープを食べた事は無いけど、オ・タン・ジャディスのガレットとクレープは日本で食べる事が出来る最高のものだと言うしかない。
原宿と渋谷の中間くらいにあって(両者ともクレープ屋台で有名だ)、オ・タン・ジャディスはより洗練された(あるいは美味しいガレットとクレープのために多少のお金を出す事を厭わない)顧客のための座れるレストランだ。
オ・タン・ジャディスはここまで挙げた3つのお店の中で一番見つけにくいかもしれない。
ここのガレットの価格帯は1000円から1500円でクレープは600円から1000円。
個人的に好きなのはバナナチョコクレープ(あるいはヘーゼルナッツチョコ)にバニラアイスを追加したので、まるで天国にいる気分になる。
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でもその前に軽い食事をしたいのならガレットを食べる事も出来る。

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言わせてもらうなら、全てが古風て地下にあるのに自然光が差し込むキュートなお店だ。
オ・タン・ジャディスは毎週水曜日が定休日だけどそれ以外は夜の7時まで営業してる。
週末の日中はかなり混んでるけど夕方になるとゆったりしてる事が多い。

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■マルイチベーグル
東京にベーグル?
パンじゃない、ちゃんとしたベーグル?
(訳注:ベーグルは生地を茹でた後で焼くため、普通のパンとは食感等が異なる)

そう、ただし少し(いやかなり)お金は掛かる。
まずは興味を引かせることにしよう。
 
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これで興味がいったと思うけど、この値段は1300円だ。
(このジュースを見つけた時は興奮したね。マルティネリのアップルジュース。買わずにはいられなかった。単品で500円位だったと思う)

マルイチベーグルは一般的なベーグル(ブルーベリー、卵、ケシの実)から健康志向のベーグル(アマの種らしきもの、全粒粉、オートミール等々)までバラエティ豊かなベーグルを取り扱っている。
上の写真は豆腐&イチジク入りクリームチーズ(凄く美味しい!)、スモークサーモン、トマト、レタスがブルーベリーベーグルの間に挟まってる。
良いベーグルを見つけられたのが凄く嬉しくて、小豆とポテトサラダを挟んだベーグルも買ってみた。
(甘くなくて美味しかった!)
言うまでもないけど、このお店は中に挟むものをケチったりしてない。
(口に入りきれなかったくらい)
もし東京で美味しいベーグルを食べたくなったら絶対にここに行った方がいいね。
他のお店と同じようにここもちょっと探しにくい。
最寄り駅は白金高輪駅。

●Quora User
東京の良いレストランは既にたくさん出てるね。
ミシュランの星が付けられたのとかも。
でも、ひょっとして東京はショッピングにも最適な場所だって気付いてないのかな?
高級や安物だけじゃなくて色んな価格帯のお店があるよ。
まずはデパートから始めよう。
有名なデパ地下のグルメ料理からデザイナーブランドの服、日本中から吟味された本格的な工芸品まで何でも揃ってる。
日本には探索するには種類が多すぎる位たくさんの独立系デパートがあるね。
多くのデパートが第二次世界大戦前から営業を開始してる。
東京最高のお店はクリアなビジョンと哲学を持っていて、素晴らしい値段で商品を提供してる。
買い物をするのに本当に素晴らしい場所だよ。

■本
アマゾンが大成功を収めてるけど日本では本屋がまだ死んでいない。
(多分法律で新品を値引きして売れないからだと思う)
ツタヤや丸善といったチェーン店から独立系のお店まで色々。

■あらゆる年代のためのオモチャ
紙製品、文房具、オフィス用品。
自分はこれに嵌ってる。
伊東屋が有名だね。(銀座が本店)
世界堂というお店もある。
それに吉祥寺の36 Sublo(サブロ)とか国立のつくし文具店、三鷹の山田屋文具店といった素晴らしい独立系のショップも。
それから、幾つかの店舗やショールームを持っている紙製品の竹尾(1988年創立)みたいな専門店もある。

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これは青山にある竹尾のお店(見本帖と呼ばれてる)。
このお店は紙から気をそらす事が無いように可能な限りミニマルでニュートラルなデザインをしていて、製品も控えめな引き出しの中に格納されてる。
神田の本店には美篶堂の紙製品も扱ってるね。
幾つかのアイテムはMOMA(ニューヨーク近代美術館)のお店でも扱ってるけど、全てのラインナップを確認するためには東京に行くしかない。
これは有名なグラデーションのノートブロック。

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■クラフト・美術用品
多分東急ハンズや日暮里繊維街にあるユザワヤ、浅草橋にあるビーズのお店、河童橋の料理用品店の事はもう知ってると思う。
東京にはもっともっとあるよ。
例えば銀座にある、自社製のの絵の具、スケッチブック、アクセサリーしか売っていない小さなお店『月光荘』とか。
(設立は1917年)

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このお店のブライトピンクは他のブライトピンクが恥ずかしくなる位。

自社製及び既存の刺繍糸のほぼ全てのラインナップを扱っている越前屋というのもある。
(設立は1865年)
まだまだたくさんあるからこれだけでもまだ不十分なんだけど。




東京在住の外国人も増えてきて海外のガイドブックには載っていない名店も知られるようになってきました。
日暮里の繊維街は合羽橋レベルで有名になってもおかしくないような。 



男の隠れ家 2015年 11 月号 [雑誌]
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