zoi
credit:NEW GAME!/NEW GAME!製作委員会

先日、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会による「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2016(調査結果速報)」が発表されました。
2016年7月1日~8月17日にかけて行われ、プロデューサ、ディレクタ、エンジニア、アーティスト、プランナ、役員、人事、広報等々商業ゲームの開発者・スタッフを対象にアンケートを行い、有効回答数1978件から様々なデータを導いています。
そこで発表された職種毎の平均年収を見た海外の反応です。


引用元:kotaku.com

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職種毎の平均年収は以下の通り
 
プロデューサ(n=44):767.3万円
ディレクタ(n=111):577.2万円
エンジニア(n=919):512.9万円
アーティスト(n=345):445.1万円
テクニカルアーティスト(n=53):581.7万円
サウンドクリエイタ(n=58):544.3万円
プランナ(n=162):436.4万円
役員/管理職(n=77):909.8万円
国内営業(n=8):590万円
海外営業/支援(n=5):690万円
広報/広告(n=10):516万円
人事(n=6):561.7万円
経営企画(n=10):724万円
(n=1808)

日本のゲーム業界で働いているTwitterユーザーのAEvankoもこのデータについてコメントしています。


興味深い事に一般的な種類の学歴に基づいた給与の差に実質的な違いはない。


高卒の平均年収は5万4000ドルで大卒は5万4700ドル。アウチ。


ワオ、日本のディレクタの平均年収はアメリカドルで5万5000ドル位なのか?
これはかなり低いな。
パフォーマンス・インセンティブのせいか?


●comment
それぞれの職種がどういうものなのかは分からないけど、年収5000ドル(約50万円)以下の自分みたいなのにとっては素晴らしい収入に見えるな。

●comment
>アーティスト(n=345):445.1万円
ええと、これでも自分が西洋のAAAタイトルでアーティストとして働いた時の倍くらいあるんだが。

●comment
なんで人事がエンジニアよりも稼げるんだよ?

●comment
自分が言えるのはアーティストとして働いてる自分の年収は4万4000ドル(約440万円)だという事。
けど、これは自分の技術のクオリティから来てるんだと思う。
とにかく単なる一例を挙げただけで別にどの位安いかレースをしたいわけじゃない。

●comment
高卒の人間の仕事と大卒の人間の仕事はどんな違いがあるんだろうか?
大学に行く前から業界にいるというのが給与に反映されてるのかな?

●comment
ワオ、正直言って自分が日本のゲーム開発者よりもかなり良い給料をもらってるなんて想像もできない。
生活コストが低いのかな?

●comment
これは興味深いな。
特にAEvankoが注記してる普通あるはずの学歴による給与の差が無い所が。
このサンプルサイズの確度はどの位なんだろうか。

●comment
>どうやら日本のゲーム産業は西洋よりも収入が少ないらしい(記事本文より)
”西洋”とはどこまでを想定してるんだ。
それから生活費はどの位の違いがある。
収入が低い所は生活費も安くて済むはず。

●comment
中央値は便利すぎるな。
ソフトウェアエンジニアにも実際にプログラミングを主導しているソフトウェアエンジニアと入門レベルのエンジニアなんかがいるはず。
ま、自分はソフトウェア開発からゲーム開発に行く事はないけど。

●comment
日本の役員/管理職がどういうものかは知らないけど、もしそれがアメリカにおけるディレクタやCEOと同じだとするとこのサラリーは労働者のサラリーの範疇に入ると思う。
平均的な労働者のサラリーの数倍を貰ってるアメリカの役員/管理職とは全然違う。

●comment
馬鹿げた質問かも知れないけど、残業代は払われてるのかな?
それなら年間ほとんどで1.5倍の時給(※残業代の事)を貰ってる事にもなるし、所得が低いのにも説明がつくかもしれない。
あるいは日本は違うのか、それとも自分が調べて知ったように日本のサラリーには”週80時間分”の労働が組み込まれているのだろうか。

●comment
ビッグマック指数(wikipedia)だとどの位になるんだ。
※その国でビックマックを1個買うのに必要な労働時間から物価に比した賃金水準を推測できる
これは従業員1人当たりの総収入だと思うから(税金は考慮してない)、そうなるとかなり高い賃金って事になると思うぞ。
それから4年前に11日間の日本旅行に行った時の感覚で言うとこの賃金なら好きなものが食べられるし贅沢が出来ると思う。
家賃や住宅ローン、保険なんかは分からないけど。

●comment
ちゃんと(他国と)照らし合わせるなら生活費も入れないと駄目なんじゃ?
自分はニューヨーク市に住んでて、他の場所とどの位の違いがあるのかの手掛かりは全く持ってないけど。
ほとんどのゲームデザイナーは東京みたいに生活費の高い都市部に住んでるんだろうか?
それともベセスダみたいにもっと田舎のメリーランド州みたいなところに住んでるのだろうか?

●comment
↑ほとんどのトラッキングサービスが生活コスト指数に関して東京とニューヨークをほぼ同じ位置に置いてる。
家賃に関しては東京の方が安いけど食料品など他のコストはほとんど同じだね。
だから給与の為に郊外から都市部に出勤して働いてやりくりしてるんだと想像する。

●comment
興味深いな。
高卒から先のインセンティブは無いも同じという事か。
(自分の理解してる所だと日本のゲーム会社のほとんどでは)
これは見方によって良くもあれば悪くもあると思う。
つまり高卒の人間でも業界に入る事が出来るけど、業界に入るためには高い教育を受ける意味がないって事でもある。
それから…これはトップポジションのデータなんだよな?
もしこれがローポジションだった場合、どのポジションが大部分を占めてるんだろうか?
(カラーリストやライナー、アニメーター等々)

●comment
かなり昔、まだGameTrailers(海外のゲーム情報サイト)があった時にこの件に関してかなり長く議論した事がある。
その男は日本のコーダーがどの位稼ぎ出してるか、従って彼等にはそれに見合った報酬を受けとっていると延々語っていた。
自分はまさにその時に日本のゲーム業界で働いていたわけだから別の事を言ったさ。
ほとんどの日本のコーダーは年収6万ドル(約600万円)を超える事は無いと。
彼は全然分かってなかったけど。
その事で彼と議論するのは楽しかったけど大変でもあったな。

●comment
経理は?
人事や広報があるのに経理が無いぞ。
プランニングの一部なんだろうか?

●comment
自分は給料が安いと思ってた…

●comment
↑実際この安さには驚いた。
日本の生活費の高さを考えると特に。

●comment
>自分は給料が安いと思ってた…
そう言うからにはそうなんだろうけど、国によってお金の持つ購買力は変わってくるとはいえ、給与額に対する認識に大きなブレがあるのにはいつも困惑してる。
確かにこのデータに入っている人達は自分の住む国で一番物価の高い都市とほとんど同じ状況で暮らしてるんだろうけど、そんな大金で何をしてるんだろうか。
(このデータだと一番低くても430万円だ)
つまり、自分達は2人分の稼ぎがあるとはいえパリにある3部屋の良いアパートで暮らせていけてる訳なんだけど、これでローンを払い終わったら(大体12年位掛かる)そこから先は金を何に使っていけばいいんだ?
子育ての費用がかなり違うのかもしれない。
車とか駐車場が必要ない事も。

●comment
管理職の人間が実際にゲームを作ってる人間よりもそんなに多く貰ってないのは悲しい事じゃないと思うな。
これって税引き前?後?

●comment
これって日本全体から見て普通の額なのか?
かなり低いと思うんだが…
ソフトウェアエンジニアが5万ドルってアメリカだったらどんな業種であっても爆笑されるぞ。
どうやって才能ある人間を国外に流出しないようにしてるんだ?

●comment
つまり自分がプロデューサになったら毎年ロイヤルミルクティのペットボトルを4万本買えるのか。

●comment
自分はプランナーになりたいと思ってるし、サラリーも自分が思ってるよりも途方もなく高かった。
今の自分が稼いでる額の倍だ。

●comment
↑(アメリカから見ても)良い収入だと思う。
でも税金なんかがあるから額面通りじゃないと思うぞ。

●comment
>自分はプランナーになりたいと思ってるし、サラリーも自分が思ってるよりもかなり高かった。
大都市に住んでるか?
自分はワシントンD.C.に住んでて、7万6000ドルという賃金は確かに良いけどこの分野を専攻して経験もある人間にとっては馬鹿馬鹿しい位良い賃金という訳でもないぞ。
ここだと家賃はエントリーレベルである1ベッドルームのアパートでも1600~1800ドル(約16万~18万円)だという事を頭にとどめておいてくれ。
東京は更に酷いと思う。

●comment
>今自分が稼いでる額の倍だ。
自分はニューヨーク州バッファローの郊外に住んでるんだけどここだと家賃は月に475ドル(約4万7500円)。
月の所得に200ドル(約2万円)追加するのですら夢だ。

●comment
西洋よりも安い?
そんな事は無いぞ。
こんな感じのサラリーで簡単に転職してる人をたくさん知ってる。
でもドイツのような国は福祉や保健プログラムの金が給料から天引きされてるから倒産しても安全だし病気になっても破産する事がない。
これは他の西洋諸国には当てはまらないかもしれないけど、上に挙がってる賃金よりも安い額で働いてるゲーム開発者やグラフィックアーティストをたくさん知ってるよ。
学歴によって賃金にそんなに違いが無いというのは良いな。
給与明細はその人の能力を反映したものであるべきで、たいていの場合両親の養育や支払い能力に依存している学歴を反映したものではないはずだ。

●comment
↑明らかに北米よりは安いぞ。
こっちのソフトウェアエンジニアは最低でも平均7万~8万ドル(約700万~800万円)だ。
そしてこれは平均だと言う事を忘れないでくれ。
4万5000ドル(約450万円)から開発を始めた人もいるし、12万ドル(1200万円)から始めた人もいる。

●comment
↑大都市(物価の高い)にあるゲーム会社のプログラマの平均給与は年間4万ユーロ(約450万円)で、もうちょっと高い場合もある。
本当に良いプログラマなら6万ユーロ(約680万円)。
税金を引かれた後で残るのはその60%位かな。
そこから家賃、車の保険、他の保険、例えばhaftpflichtという公共の物や他社のものを破損した時に適用される保険等々を払っていく。
食費や遊行費として残るのは月々600ユーロ(約6万7000円)前後かな。
これは全出費後の金額だけど悪くないと思う。
ゲーム会社の求人は無料のフィットネスクラブの会員やパーティ、職場のソフトドリンクやコーヒーの飲み放題なんかで釣ってるけど給与は低い傾向にある。
もっと大きな会社、例えばシーメンスのプログラマだったらもっと高い給与が期待できる。
それでもインドや東欧諸国へのアウトソーシングで給与は下に引き下げられてる。
これはテクニカルサポートなんかで顕著だね。

●comment
↑日本のは税引き前の額で、ドイツに似たソーシャルプログラムを持ってるから税金に関しても近いものだと言う事を忘れないように。
しかも日本は人口過密だから生活費は更に高くなりがちだ。
確かにここに出てる収入はかなり低いけど、彼らが受け取っている総賃金や補償に関しては反映してないかもしれない。





北米に比べるとかなり低いという意見が多いようですが、ヨーロッパ(ドイツ)と比べるとそれ程でもないという意見も。
この辺は保険や社会保障のシステムも関係しているのかもしれません。
高卒と大卒で給与にほとんど差が無い事や管理職の給与があまり高くない事も驚きだったようです。
ともあれ通信インフラは東京と地方都市だとほとんど変わらなくなってるしゲーム開発なんかはもっと家賃の安い地方都市に移った方が開発費が抑えられるような気も。





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