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credit:The Way of the Runner/Adharanand Finn

日本は大勢の老若男女がランニングをしているランニング大国でもあり、駅伝という日本独自の長距離走競技もあります。
英国のスポーツライター、アダーナン・フィン氏は日本で半年過ごして駅伝選手に取材をし、日本のランニング事情を紹介した『The Way of the Runner: A Journey into the Fabled World of Japanese Running(邦題:駅伝マン──日本を走ったイギリス人)』を著しました。
アダーナン・フィン著『駅伝マン──日本を走ったイギリス人』に対する海外の反応です。

引用元:goodreads.com

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~解説~
多くの人にとって驚きかもしれないが日本はこの星で最もランニングに嵌っている国だ。
135マイル(約217km)に及ぶリレー、”駅伝”はこの国最大の年中スポーツイベントでもある。
世界で最も激しい長距離走競技であり、何千人ものプロの走者が企業チームのために競い合っている。
伝説の”マラソン修行僧”は悟りに到達するために1000日間で1000回のマラソンを行う。
※比叡山の千日回峰行の事
しかし、日本のランニング文化は日本の他の独特な物ごとと同じように海外にとっては謎の存在だ。
『Running with the Kenyans』で受賞経験もある作家のアダーナン・フィンは半年間日本の優れたランニング文化に没頭し、日本とこのスポーツの事について教えてくれるだろう。
40歳になったアマチュアランナーでもある彼は日本式のトレーニングが自分のランニングを更に早くしてくれるかどうかも見極めようとしている。
競技の事、チームワーク、フォーム、自己ベストの追求、そして自分自身、彼の学んだことは何故自分達は走るのか、どうすれば上手くいくのかを探求している人を魅了し、驚かせるだろう。


●comment
走る事への励みになる。
別の文化に対する中から見た視点も良いね。

●comment
日本のランニング文化に対する楽しい洞察だった。
ランニングやスポーツファンにとってより魅力的な本だと思うな。

●comment
ランナーだったらより楽しめると思う。
楽しかったり勉強になる事もあった。

●comment
何故、どうやって日本人は走るのかに対する素晴らしい個人的見解だった。
何故自分が走るのか、どうすれば早くなるのかちょっとした考えも与えてくれたね。
一言で言うなら”スクワット”。

●comment
最初の数章は凄く面白かったけど残りはそれ程でもなかったかな。

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悲しい事に前著程良くはなかったかな。
基本的に調査結果が1章だけしかなかった事、作者にとってケニアでの体験程ではなかったからだと思う。
読むのに時間がかかったけど凄く洞察に富んでたし素晴らしいランニングに関する読み物だったよ。

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変形関節症だけどランニングを始めた所で、この本は弟に借りて励みになった。

●comment
ケニヤに行った後で作者は日本に行って駅伝という伝統的なリレーを体験する。
長距離走は日本で大きなビジネスになっていてヨーロッパ人よりも早いランナーを生み出している。
でも東アフリカ人に勝とうと思ったらオーバートレーニングを止めて走る事を楽しみ始めた方が良いのかもしれない。
(例えばちょっと羽目を外すとか)
そこに楽しみや成功がある。
聡明なる僧の言葉を追加しよう。
”挑戦とは人生を楽しみ続ける事である”

●comment
自分はランニングが好きなんでもちろんバイアスがかかってるけど『Running with the Kenyans』と同じくらい面白かった。
この本は日本のランニングの世界を詳細に書いている。
自分が知らなかった駅伝というスポーツを紹介してたね。
この本は個人による走りへの興味以前にチームワークやチームに対する考えがある日本のランニング文化に対する読み物だ。
最初から終わりまで楽しかったしお勧めだよ。

●comment
駅伝に対する追求が凄く面白かったし、凄く独特なランニング文化を学べた。
日本は駅伝で独特なスタイルと文化を作ってるね。
テレビで見てみたくなったよ。
ランナーとしてこのスポーツを扱った読み物は楽しかったし1000日間走る修行僧の話は興奮した。
けどこの本はその部分が足りなかった。
『駅伝マン』は悪い本じゃないけど他の本程刺激は無かったかな。

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日本の独特なランニング世界に対する興味深い洞察だったよ。
ランニングファンをハッピーにし続ける長い歴史と驚くべき統計があって、ジャーナリスティックなスタイルが読んでて楽しかった。
でも作者は日本語能力がないしインタビューを嫌がられた事もあって日本のアスリートとトレーナーについての直接体験というよりは作者の観察と個人的な旅というストーリーになってるね。
彼の前著である『Running with the Kenyans』は絶対に読んでほしい。

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作者は驚くべき旅行/ランニングライター。
この本は彼の前著である『Running with the Kenyans』の続きで、家族の元に戻った後の事で、彼の旅行とランニングの改良を求める旅がこの本を本当に楽しくさせてた。
作者が家族と自分を日本の文化に深く浸からせた内容を読む事で日本人がどういう風に走ってるのかを凄く教わったね。
魅力的だった!
自分のランニングに付け足す色んなヒントを貰ったよ。
この本は全ランナーにお勧め。

●comment
サブタイトルが示す通り、この本は”日本というランニングのおとぎの国に行く旅”だった。
内容はほとんどが駅伝という日本の長距離リレーについてだったけど、何故日本は国を挙げてランニングに入れ込んでいるのに国際的なステージで良い成績を残せていないのかという解説にもなっている。
最後の方は誰が誰なのか、どのチームがそうなのかちょっと分かりにくい部分もあったけど、良い本ではあるし自分のようにランニングがそれ程好きじゃない人にとっても面白かった。

●comment
マラソンと同じように最初はゆっくりしたペースで、フィニッシュに向けて素晴らしいペースになっていく。
最初はランニングについてではなく作家の日本に対するカルチャーショックと印象が書かれていたのでがっかりだった。
彼のランナーやコーチ、他のインタビュアーに対する理解力も彼の日本語能力の欠如に妨げられていたし。
この本は日本の普段の生活については触れられていない。
10年間日本で過ごした後、自分は日本とはこういう物だという色んな結論に同意をした事は無い。
だが作者はラストに向かうに従って調子を強くしていく。
大きな文化現象である箱根駅伝とカワウチというランナーをカバーしていくに従って作者はパンチを止めて文化思考に挑戦し、深い結論を導き出している。
何故日本のランナーは世界の舞台で成績を出せないのか?
ここにそれが書かれている。

●comment
日本の長距離走に関する興味深い見解が楽しかった。
彼が日本でのランニングに対するアプローチは自身のランニングを変える事は無かったと語った部分で、何で日本人がランニングが得意で成功してるのかを上手く掘り下げてなかった気がした。
その訓練を試しもせずに効果があるかどうかを論じるのは意味が無いようにも感じるし。
全国で開催されている駅伝の重要性を浮き彫りにしてる所は良かったね。
面白かったけど『Running with the Kenyans』程ではなかったのが残念。
もっとポテンシャルがあると思うだけに。
作者が師事したランナーなじゃくて作者の事を多く書いてたのも気になったな。
作者は自分の行ってる”バレットプルーフ(強靭無比)な”ランニングフォームについて語りたかったのかも。

●comment
作者の出身地であるヨーロッパ、作者の前著であるアフリカとの比較が面白い、日本のランニング文化に対する素晴らしい紹介だったよ。
作者は日本は持久走が人気だしもっと成功するはずなのに、日本よりもゆったりとしたアプローチで柔らかな地面を走っているアフリカと違い、オーバートレーニングで硬く舗装された路面を走る事で日本のランナーが苦しんでいると考えているようだ。
協力して競い合う駅伝も魅力的だったけど、特に面白かったのは修行僧と千日行の部分だったな。
読み終わるのに数日かからない部分はがっかりもしたし良い部分でもある。
東京の人混みはランニングをするのに大変そうだけど富士山の周りを走るのは美しいだろうな。

●comment
残念ながらこの本はほとんどが雑誌の記事を本にまとめた内容である事もあって作者の前著である『Running with the Kenyans』ほど面白くはなかった。
どうやら彼が見つけた日本のランニングが早い理由は駅伝に向けての凄まじいプレッシャーのトレーニングだけらしい。
しかしこれは選手寿命を縮める事にも繋がり、レースキャリアが20代半ばで終わってしまう事もある。
本には最近のイベントでのゲーレン・ラップ(アメリカの長距離走者)とアルバート・サラザール(コーチ)についての興味深い記述も入っている。
『Running with the Kenyans』は読者が走りたくなるような興味深い読み物だったのに対して『駅伝マン』はマラソンの忍耐を描いている。

●comment
作者のランニングに関する著作を読むのはこれが2冊目(1冊目は『Running with the Kenyans』)で、日本のランニング文化だけじゃなく日本の事や色んな事を学べた。
日本滞在中の事は結論付けずに良かったことも悪かったことも書いてるのが良いね。
それに”我々は何故走るのか?”という長年の疑問にも彼なりに応えてるのが良かった。
(読めばそこに答えが書かれてるよ)
ケニヤの本は自分のランニングを改善するヒントがあった。
日本の練習方法はやる気になれないけど、チーム走はいずれやってみたいしこの本で知った食生活も改善できると思う。
日本人も徐々に学びつつある山道や路面の柔らかな道路で走る事で怪我が少なくなって一定した走りができるようになる部分も。

●comment
ランナーでもあり旅行者でもある人にとって素晴らしい読み物だと思う。
東洋の血を引いていて現在アメリカに住んでいる者として著者が文化の違いについて書いてる事は深く感じてる。
この違いはランニング、考え、社会構造を超えてあらゆる部分にあるね。
この本は2017年のボストンマラソンで3位になった大迫傑についても触れてる。
東洋と西洋のコンセプトのトレーニングが新たなタイプのアスリートを育ててるのを追うのは価値があるし、2020年のオリンピックでそれを見られる可能性もあると思う。






日本独特の駅伝というスポーツとそれに関わるランナーやコーチ、日本のランニング事情を追った内容になっているようです。
考えてみると長距離走でプロ(社会人選手)がこれほど多く存在している国は他にないかも。



駅伝マン──日本を走ったイギリス人
駅伝マン──日本を走ったイギリス人