image credit:imgur.com
慣用句はその国ごとに独特のものがあり、日本語にも日本語独特の慣用句があります。
日本語を勉強中の海外の人達が日本語の慣用句について語り合っていました。
引用元:reddit.com
スポンサードリンク
●comment

新装版「分かりやすい表現」の技術 意図を正しく伝えるための16のルール
|
|
●投稿主
面白い日本語の言い回しを探してる。
地元の寿司屋のSNSキャンペーンの一環として日本語の慣用句やフレーズを紹介していくことになってて。
今までに紹介したのはこんな感じ。
生きがい、恋の予感、食い倒れ、改善、積読、おまかせ、詫び寂び
●comment
懐かしい。
この言葉が好き。
●comment
↑”ノスタルジア”との違いがわからない。
●comment
↑”ノスタルジア”の場合は今も望んでいる過ぎ去った体験とか、悲しみの要素が含まれてる。
”懐かしい”はもっと肯定的な意味を持っていて、過去のことを思い出して温かい気持ちになるという感じだね。
文化的な考え方の違いで”懐かしい”の方は仏教の影響を受けてる。
●comment
↑なるほど!
面白いね。
日本には西洋の”ノスタルジア”のような言い方はないんだろうか?
●comment
↑”ノスタルジア”の考え方そのものが文化によって異なっていると考える方が良いと思う。
他の高レベルな概念と同じように文化的文脈が意味に影響してくるんだ。
それに文化は単純に訳すにはあまりに違いすぎるからね。
●comment
>”ノスタルジア”との違いがわからない。
その気持ちわかる。
”懐かしい”という言葉を知って、それが自分の中の”ノスタルジア”と置き換わってからは”ノスタルジア”には必ずしもハッピーな意味合いが含まれるわけじゃないと自分に言い聞かせないといけなくなっちゃった。
●comment
”懐かしい”と”ノスタルジア”の大きな違いは、日本語の方は時に”懐かしい!”と言われることもあるという点かな。
英語で”ノスタルジア!”とか”ノスタルジック!”と言った場合は変に感じるからね。
●comment
寿司屋だったら”舌が肥える”なんて言い回しが良いんじゃないかな。
意味は良い料理を食べてきた事で美味しい料理と不味い料理を判別できるようになること。
”〇〇が肥える”と言う言い回しはかなり便利に使える。
会話の内容によって眼が肥えるとか耳が肥えるとか。
でも”舌が肥える”が一番使われてるかな。
●comment
↑舌ということだったら私は熱いものが苦手だから日本人の友達が”猫舌”だと面白がってる。
ラーメンやお茶を息で冷ますのはかなり外人的な行為みたいだね。
●comment
食わず嫌い。
食べる前から嫌う事。
●comment
↑負けず嫌い。
負けるのを嫌がる事。
●commen
積読。
本を買っても読まない行為の事。
●comment
↑似たようなの:タイトル買い/ジャケ買い。
カバーがきっかけで買う事(例えばCDとか)
●comment
↑それやってるわ。
●comment
↑同じく。
それで当たりなこともある。
●comment
積んスチ
Steamでゲームを買ってやらないこと。
●comment
↑あるいはSteamでゲームは買うんだけど結局遊ぶのは好きなタイトルだけという。
●comment
>Steamでゲームを買ってやらないこと。
自分もその問題を抱えている。
●comment
>積読。
でも本に囲まれた生活はできる。
●comment
↑自分がそれだ。
居心地良いよ。
●comment
何故か知らないけど本屋に行くと必ず1冊は買ってしまうんだよな。
家にシュリンクをほどいてない本が4冊ある。
●comment
本屋の匂いを嗅ぐと便意を催す現状を言い表す言葉がなかったっけ?
●comment
↑青木まり子現象。
本屋に行くとトイレに行きたくなる現象の事。
●投稿主
↑ギャグとしていつか使ってみたい。
ありがとう!
●comment
>積読。
これはもはや個人攻撃に入る。
●comment
根回し。
決定する前に了承を取っておく事。
●comment
↑クールだ。
根回し(ねまわし)とは、樹木を移植するに先立ち準備する一連の作業のこと。転じて、物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくこと(下打ち合わせや事前交渉などの段取り)を指す言葉ともなった。wikipedia:根回し
●comment
面白いスラングが幾つかある。
ROMる:ネットの掲示板をうろつく事。”Read Only Member”という意味の”ROM”からの派生
ググる:(※英語における動詞としての)googleと同系統。
両方とも動詞として使う。
wはwarau(笑う)から派生した笑うという意味のスラングで(※英語の)lolと似てる。
wwwwwwwみたいに繰り返して使うことが多いんだけどこれが草に似てるから縮めて”草”になった。
そしてそれが”大草原”になって、これはLOAOやROFLと同じような意味合い。
●comment
口寂しいはオランダ語に”trek”というよく似た意味の言葉がある。
意味は何かを食べたいんだけどお腹は減ってないという意味。
●comment
↑ふむ、アフリカーンス語(キッチンダッチとも呼ばれている)だと”trek”は集団で長距離を移動する時の言葉としてしか使わないな。
あとは何かを引く時とか。
※アフリカーンス語はアフリカの一部で使われているオランダ語から派生した言語:wikipedia
●comemnt
日本語の授業中に聞いた事があるのだと:相づち
基本的には聞いてる人間がちゃんと聞いてはいるけど同意してるわけではないということを示す”うん”という言葉や頷きの事。
大学の事務や日本語の先生に言われた事がある。
●comment
↑”うん”だと乱暴だから日本のビジネス関係だと”ええ”とか”はい”になる。
これも相づち。
●comment
相づちは英語にも同じようなものがある……というか幾つかある。
英語でのコミュニケーションでも同じように重要だ。
会話中に眉を上げたり頷いたり”yeah”と言わない人と話をしたらどうなることやら。
臨床心理学だとこういうものは”minimal encouragers(※最小限の促し)”と呼ばれてる。
言語学的には別の言葉があって、”Back-channeling”と呼ばれてる。
●comemnt
主題に合ってるかどうかはわからないけど”メリハリをつける”。
外来語のように聞こえるかもしれないけど完璧に日本語だ。
元々は”減り張り”から来ていて、これは尺八を演奏する時の高音と低音の事。
仕事と自由時間のバランスをつける時に使われる。
仕事の時は仕事に集中して、仕事が終わったらリラックスするとか。
●comment
↑ずっと同じテンションの人間を指す時にも使うね。
例えば常に喋りっぱなしの人は”メリハリがない”。
●comment
適当(にする)。
結果や細かなことにこだわらずに、のんびり気ままにやること。
自分が知ってる限り、英語で上手く訳することはできない。
微妙
はっきりしない時に使う。
”元気”ですら上手く英語には訳せないと思う。
”Full of vitality”?
●comment
パリピ:”Party People”の略だと思うけど、意味的にはクラバー(※クラブに通う人達)のことだね
リア充感:ネットじゃなくて現実世界で満足いく生活を送っている事
●comment
花吹雪
(桜の)花弁がまるで雪のように風に舞う様子。
●comment
質問に合ってるかどうかはわからないけど”猫舌”が好き。
●comment
私も日本人の夫も食べるのが好きだから”口寂しい”という言葉をよく使ってるよ。
●comment
こういう慣用句で日めくりカレンダーを作ってほしい。
慣用句は文化と共に育っていく言葉なので他の言語にはなかなか訳せないものも多数あります。
”猫舌”のように熱いものを食べられない/飲めないことを一言で言い表す言葉は英語にはないようです。

新装版「分かりやすい表現」の技術 意図を正しく伝えるための16のルール