Hykw-a4, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
日本には様々な国から外来語を取り入れ、日本でのみ通用する和製英語も作ってきました。
日本語の外来語や和製英語に対する海外の反応です。
引用元:reddit.com
スポンサードリンク
|
|
●投稿主
英語由来だと思われてるけど実は違うカタカナ語で好きなものは何?
前に”アルバイト”が英語にも同じ言葉があると思ってる人にあったことがある。(片仮名だから)
英語ではこの言葉を使ってないと言ったら驚いてた。
この件から英語由来だと思われてるけど実は違うカタカナ語について考えるようになった。
あるいは英語圏では通用しない和製英語とか。
みんなが好きな単語を教えてくれ!
●comment
”ホチキス”、ステープラー(Stapler)のことね。
これは単語というよりはステープラーのブランドの名前だね。
あとは”ノルマ”、英語では”norm/quota/factory standard”。
記憶が確かならこれはロシア語由来だったはず。
●comment
↑1800年代にホチキスというステープラーのブランドがあったんだよな。
●comment
↑興味深いな。
今でもホチキスがステープラーの代名詞として使われてるということなのか。
●comment
↑そう。
●comment
”アジト”、”イクラ”、”インテリ”もロシア語由来だと聞いたことがある。
●comment
”マロン”!
マロンとついたデザートを見るたびに謎だった。
日本人の友達は自分が知らなかったことに驚いてた。
英語だと思ってたと言ってたね。
今はマロンがチェスナット(chestnut)のことだとわかってる。
●comment
↑どの言語から来たのか興味がわいてきた。
●comment
↑日本で栗のデザートをマロンというのはフランス/イタリア由来だね。(Marron glacé)
●comment
↑”Marron glacé”はイタリアでもそう呼ばれてるけど元はフランス語だな。
●comment
”バリカン”
ヘアトリマーのことね。
これはフランスの会社の名前から来てる。
●comment
↑初めて聞いたからググってみた。
既に存在していない会社なのか。
●comment
↑知らない人のために。
wikipedia:Bariquand et Marre(※バリカン・エ・マール商会)
●comment
ぱっと思いついたのは”ウイルス”。
なんで”バイルス/ヴァイルス ”じゃないのかずっと不思議に思ってたんだけど、ドイツから来た外来語だったんだな。
(スペルは英語と同じだけど発音が違う)
●comment
↑なんでvをbではなくwと発音するのか今も不思議だ。
●comment
↑発音とは面白いものでドイツ語も英語も/v/の発音を持ってるだけど他言語(たとえば日本語)話者にはドイツ語の/v/は/w/に、英語の/v/は/b/に近い響きに聞こえるんだ。
こういう風にどういう風に広がっていくのかを知ると面白いぞ。
●comment
↑確かに興味深いな。
ありがとう。
●comment
ウイルスはラテン語だからだな。
古典ラテン語では唇歯音の/v/は存在しない。
代わりに文字vは母音を表す。
だから日本語ではウと書く。
日本はドイツ語からこの言葉を持ってきたけど発音はラテン語のままだ。
●comment
”ズボン”、フランス語の”jubon”から来てる。
あと”パン”はポルトガル語から。
初めて知った時は驚いた。
自分も母国語(別のローマン語)でのパンの発音と全く同じだったから。
それまでカタカナ語は全て英語由来だと思ってた。
●comment
↑これは歴史学者にとっても良い指標になるよ。
音の変化が起こる前はどんな状態だったかを確認できるから。
(現代のポルトガル語ではパンのことを”pão”と呼んでいる)
少なくとも16世紀のポルトガルではパンは”pan”という言葉だったことが確認されてる
●comment
”ワクチン”と”エネルギー”はドイツ語から来てる。
英語の音訳としても悪くない。
●comment
↑”アレルギー”もだ。
●comment
”アルコール”、”アスベスト”、”コップ”等々オランダ語由来の言葉がたくさんある。
日本とオランダは長い関係があるから。
(西洋の学問のことは蘭学、オランダ学問と呼ばれていた)
オランダ語の響きは英語の響きによく似てるから英語から来てると思ってる人も多いけど実際には違う。
●comment
↑コップはポルトガル語から来てると思ってた。
●comment
↑言語学者もどちらから来たかはわからないらしい。
●comment
ちなみに”アルバイト”はドイツ語で”仕事”という意味。
●comment
↑その通りだけどドイツで”Arbeit ”は日本でいう”アルバイト”とは意味が違うのが面白い。
”Arbeit”は仕事そのもので”アルバイト”は”Teilzeitarbeit ”と呼ばれてる。
Part time jobという意味ね。
●comment
デンマーク語だと”arbejde”だから覚えやすかった。
●comment
ずっと前から”台詞/セリフ”は英語の”serif”(※文字の端にある飾り:wikipedia)から来てると思ってたけど実際はどこから来てるんだろう?
元から日本語にあったのかな。
●comment
↑”Self”から来てると思ってた。
●comment
”台詞”はオランダ語で書くという意味の”schreef”から来てると思ってた。
英語の”serif”もオランダ語の”schreef”から来てるらしい。
●comment
”邪魔”は”Jammer”から来てると思ってた。
思わぬ暗記法になった。
●comment
↑話は逸れるけど”写真”に漢字があると知った時は驚いた。
それまではシャッター音から来てるのだと思ってたから。
”シャシーン”みたいな。
●comment
”エネルギー”はドイツ語の”Energie”から来ていて英語の”energy”からではない。
しかし日本は”エナジーセーブ”や”エナジードリンク”という言葉も生み出してるから混乱に拍車がかかることになる。
明治維新の際に日本はアメリカとドイツから技術的なものを購入したからドイツ語由来の言葉が使われるようになったんだけど英語とドイツ語は響きが似てるから英語っぽく見えるわけだ。
これは今も日本の電気が2つの周波数を持っている理由でもある。
東京はドイツの50Hzの発電機を買って関西はアメリカの60Hzの発電機を買ったから。
和製英語という意味では”ベビーカー”が好き。
聞くと笑顔になる。
●comment
”ベビーカー”だね。
”stroller”という意味。
●comment
↑これは”乳母車(※baby carriage)”から来てるんじゃないかな。
●comment
↑確かに。
●comment
片仮名語じゃないけど初めて”せってい”という言葉を聞いた時は英語の”setting”から来たのかと思ってしまった。
でも”設定”だったんだな。
●comment
” survey ”や”questionnaire”という意味の”アンケート”。
英語でアンケートを求めようとした時に多くの人がこれは英語由来だと思ってたけど実際はフランスから来てる。
●comment
↑そう、フランス語で” survey ”のことは”enquete ”と呼ぶ。
●comment
こういう話題になるといつも”ビール”が頭に浮かぶ。
英語の”Beer”を思い浮かべる人も多いだろうけど実際はオランダ語の”Bier”から来てる。
●comment
本題に沿ってるかどうかは知らないけど”ドンマイ”が好き。
”Don't Mind”という意味ね。
●comment
”シュークリーム”
響きは”Shoe Cream”に似てるんだけどフランス語の”chou à la crème”から来てる。
●comment
↑村田 沙耶香の小説『コンビニ人間』のドイツ語訳でシュークリームのことを”Shoe Cream”と訳してた。
●comment
”イギリス”
皮肉にも英語由来ではなくポルトガル語(”Inglês”)から来てる。
●comment
”タイマン”が好き。
●comment
”サボる”
フランス語の”サボタージュ”から来てる。
学ばないと理解するのは難しい単語の1つだと思う。
●comment
”デッサン”(フランス語の”Dessin ”)とデザイン(英語の”Design ”)。
デッサンは日本語でラフスケッチの意味でデザインは……デザインという意味になる。
英語だと”Dessin”はデザインという意味なんだけどね。
●comment
”バカンス”
イタリア語由来かな?
●comment
↑フランス語でバケーションという意味の”vacances”から来てるんだと思う。
●comment
”ドラレコ”
”dashcams ”のことを日本ではそう呼んでるけど英語話者の人が”Drive Recorder”と呼んでいるのは聞いたことがない。
他の言語から来たのかもしれないけどひょっとしたら英語圏で”dashcams”のことを”Drive Recorder”と呼んでいる国があるんだろうか。
歴史的な経緯から日本は様々な国の言葉を外来語として使い、更に日本で生まれた和製英語も多数あります。
そのために英語に訳す時に苦労することも。
追記:感じ→漢字に修正。ご指摘感謝です。
追記:感じ→漢字に修正。ご指摘感謝です。
語源を探しても無駄な場合も結構あるよ