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コンクリートは世界中で使われている建材ですがその打設方法には国ごとに特徴があるようです。
日本のコンクリート構造物によくみられる丸い凹みについて海外の掲示板で語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
何故東京のビルは”丸い凹みが並んだ模様のコンクリ壁”が大人気なんだろうか。

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美しいし強靭だからだな。

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型枠を保持するための器具を付けた跡だ。

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東京で地元のレストランのトイレはこういうコンクリート模様の化粧板を使っているな。

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コンクリートの型枠に取り付けるPコンという部品がある。
ちなみにトップ画像のは実際にPコンを使った跡ではなく模様として付けられたものだろうな。

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打ちっぱなしのコンクリは玄人っぽくて人気なスタイルなんだけど、きれいに並んだPコン跡はきちんと打設されたコンクリ壁の証なんで洗練されてるように見せるためにあえて後でその跡を入れることがある。

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安藤忠雄がこういうの好きだよな。

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これがあるとデザイナーズマンションだと言って家賃を高くできるから人気なんだ。

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コンクリ打ちっぱなしと見せるために石膏ボードの壁の仕上げをこういう風にしたり、ショッピングモールの壁をこういう風にしてるのを見たことがあるぞ。

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ブルータリズム(※wikipedia)だ。
日本人が好むミニマリズムにも合ったスタイルだと思う。
植物とか有機的な物と組み合わせるとコントラストが生まれて良い。

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ブルータリズムで有名な日本の建築家が2人いる。
1人は1995年にプリツカー賞(建築のノーベル賞とも言われている)を受賞した安藤忠雄。
もう1人は安藤忠雄ほど有名ではないけど磯崎新(※wikipedia)。
そして2024年のプリツカー賞は山本理顕(※wikipedia)が受賞した。
(山本理顕は上記の2人ほどブルータリズムを多用していないけど)
なので日本ではブルータリズムが人気になった。

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なんでこの穴が開いてるのか理由は知らないけど前から気になってた。
壁やキャビネットを打ちっぱなしにするスタイルは超モダンでブルータリズム的な魅力があるよね。

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自分も同じことが気になってた!
自分が住んでるビルもコンクリの壁で、新築のビルはこういうの多いよね。

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これの初出はなんだろう?
安藤忠雄と彼のインダストリアルシックなコンセプトが流行ってた頃から?
それともコンクリの壁は前から存在していて安藤忠雄によって有名になった?

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↑近代建築で打ちっぱなしコンクリートの壁が使われるようになったのは1980年代くらい。
いつ頃が始まりなのかは知らないけど。

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コンクリートを流し込んだ跡とか。

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ブルータリズム。
壁の仕上げを省くことで建物を簡素かつ合理的なものに見せることができる。

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丸いくぼみは水平に走る跡と同様にコンクリートを流し込む時に使われた治具の跡だ。

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型枠を固定するためのロッドの穴。
全てのコンクリート壁にこの跡が付いている。

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↑セパ穴について解説してるサイトがある。

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↑壁にセパレーターのボルトがむき出しのまま残ってると便利なんだよな。
Pコンフックという道具を使ってテレビを壁掛けするのに使った。

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↑自分は延長ロッドを使って天井にプロジェクターをマウントするのに使ったな。

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しかしなんでモルタルで埋める時に平らにしないんだろうか。
モルタルを流し込んで平らにするのはそんなに難しいことじゃないように見えるんだが。

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↑こういう跡が残ってる方が本格的だと好む人もいる。
あと完全に跡を消すのは簡単ではない。

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コンクリート専門のエンジニアをしてる父親に聞いてみた。
”これは平らなコンクリート壁に変化をつけるための模様として意図的に残しているのだろう。
本来は型枠を固定するボルトが通った跡でもある。
ほとんどの場合はその後はモルタルで埋められて外側は大理石などの装飾材で覆われる。

ただし打ちっぱなしのコンクリートのような場合はこういう装飾が一般的だ。”
とのこと。
あとこの打設は良い仕事をしてるとも言ってた。
コンクリートだから地震の心配はいらないだろうと。

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↑日本に合ってるんだろうな。
きれいにコンクリを打てたのなら隠す必要なんてないのでは、と。
その出来栄えで仕事ぶりを表そう。

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↑安藤忠雄がこういう仕上げの建築物を多数建てている。

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東京のデザイナーズマンションはこういう打ちっぱなしが広く受け入れられてるな。
このスタイルを使えば不動産的な価値も上がるという寸法だ。

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安藤忠雄。

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↑自分の通ってる環太平洋大学の学舎を設計した人じゃないか。
このデザインが遍在してるなんて知らなかった。

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↑2013年にその大学に留学してたぞ。
(ニュージーランドの姉妹校に通ってたから)

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型枠を外すためのプッシュピンの跡だったと思う。
こういう見た目を好む人もいるけど個人的にはプロジェクトを予定通りに進めるために内装を省かざるを得なかった、あるいは屋内スペースを確保するために内装を省いたように感じるんだよな。
確かにきれいに打設されたコンクリートは美しいかもしれない。
でも電気配線が多少むき出しにもなってしまう。

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興味深いスレッドだった。
もう1つ不思議なことがあるんだけど、なんで日本のコンクリでできたスロープには丸いくぼみが付いているんだろうか。

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↑滑り止めのため。
半乾きのコンクリートの上にリングを乗せて、その上をローラーで転圧して模様を作る。
どんなタイヤでもグリップできるし型を扱いやすいように円形になってる。

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↑ありがとう!
でもどういう作用で滑り止めになってるんだろう?
どういう風に機能してるんだろうか。

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↑くぼみがあると平らなコンクリートを踏むよりも接触面積が大きくなる。
接触面積が増えることで摩擦力が増大し、グリップ力が増す。
規模の大小はあれどほとんどの滑り止めはこういう構造になってる。
表面が粗かったりしても同じ効果がある。

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↑冬はこの模様がある方が悪化するんだよな。
くぼみ部分にたまった水が凍ると(少なくともその上を歩く人にとっては)滑りやすくなる。

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雨が降ってる時にこの模様の上を車が走ると雨水がこの模様の水に沿って逃げていく。
こうすることでハイドロプレーニング現象を防げる。

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工法的な目的以外の理由としては見た目が美しいからというのがあるな。
クリーン且つ精緻で他の建材と対照的だ。

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↑自分としては手を抜いてるように見える。
最小限の塗装すらしてないんじゃないかと。

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↑手を抜いているのではなく率直に見せているんだ。
コンクリという素材が好みかどうかはあるだろうけど建築家は壁の真の姿を見せるためにこの穴を残すことを選んだんだ。
コンクリートは強い素材で鉄骨建築で仕上げに手をかけるよりも使いやすかったりする。
それに耐火性にも優れてる。
日本でコンクリート建設を選んだ理由はたくさんある。
むき出しの美しさは壁紙や薄いベニヤで覆うよりも真実味がある。






元々はコンクリの型枠を固定するためのセパレーターを付けた跡ですが、打ちっぱなしの壁の場合はアクセントとしても利用されています。
外はボルトが雨風で錆びないようにモルタルで埋められていますが屋内のセパ穴はボルトを出しっぱなしにしてフックなどを取り付けられるようにすることもあるのだとか。
追記:健在→建材に修正。ご指摘感謝です。