Mr. Littlehand, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
エレキベースには大きく分けてジャズベースとプレシジョンベースがあります。
日本人アーティストがジャズベースを好んでいるのは何故なのか海外の掲示板で語り合っていました。
引用元:reddit.com
スポンサードリンク
●comment
ずっと真夜中でいいのに。の『お勉強しといてよ(※Study Me)』は二家本亮介の演奏の好例だと思う。(ベースはスティングレイだけど)
草刈愛美のベース演奏の好例はサカナクションの『忘れられないの』で、印象的なベースソロも入ってる。
|
|
●投稿主
なんで日本ではこんなにジャズベースが人気なんだ?
何年も前から日本人アーティストがジャズベースかジャズベースの派生モデル(フェンダーであるかどうかにかかわらず)ばかりを使ってる(90%くらいの割合で)ことが気になってた。
youtubeの動画でもそうだし楽器屋に行ってもジャズベースがたくさん並んでる。
Jポップ、Jロック、シティポップなど日本スタイルの音楽を聴いても明らかだ。
なぜこんなことになったのかはっきりした理由はあるんだろうか。
弾きやすいから?
歴史的な理由があるんだろうか。
それとも日本の音楽がジャズから影響を受けてるから?
●comment
JポップやJロックにどんなベースを使う?
もちろんJベースだ。
●投稿主
↑これは反論の余地なしだな。
実にシンプルで論理的だ。
●comment
じゃあフィリピン(※Philippines)の音楽には?
●comment
↑PポップやPロックにはPベース(※プレシジョンベース)だ。
●comment
おそらくジャコ・パストリアス(※ウェザーリポートのベーシスト:wikipedia)の影響だろうな。
彼は日本で大人気だった。
●comment
他の理由もあるんだろうけどまずは買いやすくて弾きやすいからだろうな。
お金がかからないし音色を調整しやすい。
●comment
↑ジャズベースはプレシジョンベースよりもナット幅が狭くてネックが薄い。
自分は手が小さいからジャズベースの方が好きだ。
●comment
↑自分は手がでかいけど汎用的に使えるジャズベースの方が好きだ。
●comment
↑プレシジョンベースのネックの方が好きという人が多いことに困惑してる。
主観的なことだというのはわかってるけどプレシジョンベースを弾くたびにもうちょっとネックが細ければいいのにと思う。
●comment
間違ってるかもしれないけどフェンダーは楽器製造に関して日本でかなり存在感があったはず。
(ヤマハほどではないけど)
で、結構な期間そうだった。
もちろんヤマハも良いベースを作ってる。
戦後、日本の音楽がアメリカ音楽に影響を受けたことは明らかだ。
バンドで演奏する時にアメリカのロックスターのように弾きたいと思うのはごく普通にあったと思う。
ジャズベースとプレシジョンベースの違いはそんなにない。
個人的に手が小さい人はジャズベースの方が弾きやすいと思う。
一般論として語るつもりはない(統計的なデータを持ってないし)けど日本のベーシストは女性も多いと聞く。
女性は手が小さいことが多いというのも理由かも。
●comment
↑でも日本製のジャズベースはアイバニーズは別としてどれもかなり大きいぞ。
●comment
細いのはネック上部くらいでジャズベース全体は普通に大きいよな。
もし小さな手に向いてるというなら子供向けの初心者用ベースとしてもっと人気が出ているはずだ。
●comment
ロック史を振り返るとジャズベースとプレシジョンベースが圧倒的だな。
自分はゲディー・リー(※カナダのバンド、ラッシュのボーカル/ベーシスト)とジョン・ポール・ジョーンズ(※レッド・ツェッペリンのベーシスト)を聞いて育ってきたからジャズベースを演奏する運命にあったようだ。
●comment
ジャズベースって日本だけじゃなくほとんどの国で一番人気のあるベースだと思ってた。
●comment
↑それはプレシジョンベースでは。
●comment
↑プレシジョンベースはスタジオで人気だな。
●comment
行ったことのある楽器店はどこもジャズベースの方が圧倒的に多かったな。
●comment
プレシジョンベースの流行は最近のことだしな。
●comment
ジャズベースが一番多用途に使えるからじゃないか。
最近のジャズベースは文字通りどんな曲にも合わせられて適切な場面で目立たせることもできる。
特にピックアップが良ければ尚更だ。
日本のジャズに対するアプローチはちょっと変わってるからそれがジャズベースにぴったり合ってるんだろうな。
●comment
↑日本のベース演奏はどんな違いがあるのか説明してくれないか?
なかなか面白そうだ。
●comment
↑例えば日本は近代的なスラップ奏法が発展してる。
スラップ奏法は西洋のポップミュージックではあまり使われてないけどJポップやフュージョンジャズなんかではよく使われてる。
一方でしっかりと組み立てられたベースラインは倍音成分が多くてリズム的にも複雑だ。
この辺の違いをもっと上手く説明できると良いんだけど。
フュージョンジャズに深く入ることで演奏がかなり上達したよ。
始めるならカシオペアの高中正義をチェックするのが良いぞ。
最近のアーティストだったら米津玄師。
●comment
↑普段ベースを使わないような場面でもベースを使ってることもあるな。
YOASOBIの『アイドル』でベースを使ってると分かったのはこの部分。
しかもスラップだった。
(たぶん打ち込みだとは思うけど)
●comment
Adoの『ミラー』のベースはヤバい。
●comment
日本でのジャズベースの人気はおそらくJポップやJロック、Jファンクでのスラップ奏法の人気も一因かもしれない。
歴史的にこの奏法はプレシジョンベースよりもジャズベースの方が向いてる。
加えて日本の音楽はファンクやディスコミュージックの影響も大きく受けている。
(YOASOBIのようにディスコオクターブ奏法を多用してるグループもいる)
こういうことからジャズベースが好まれているんじゃないかな。
ちなみに自分が好きな日本人ベーシストは二家本亮介と草刈愛美。
草刈愛美
ずっと真夜中でいいのに。の『お勉強しといてよ(※Study Me)』は二家本亮介の演奏の好例だと思う。(ベースはスティングレイだけど)
草刈愛美のベース演奏の好例はサカナクションの『忘れられないの』で、印象的なベースソロも入ってる。
●comment
フェンダーの日本限定モデルの多さは凄いよな。
みんなフェンダージャパンの公式サイトを見に行くと良いぞ。
羨ましくなるから。
●comment
ミキシングの観点から。
日本のポップミュージックはメロディ楽器を同時に幾つも演奏する(いろんな楽器/音色/トラック)かなり忙しいアレンジになってることが多い。
この場合、(プレシジョンベースと比較して)中音がやや抑えめなジャズベースの音色の方が適している。
●comment
日本人は趣味が良いからな。
ジャズベースは最高だ。
●comment
日本人は曲線が強く出たデザインを好む。
ジャズベースのボディ形状もそんな感じだ。
●投稿主
↑個人的にこの説を支持したい。
●comment
プレシジョンベースの方がネックが広くて太いからでは。
●comment
歴史は繰り返すという。
5年後には70年代後半、90年代後半に流行った万能ベースが復活するかもしれない。
●comment
Jロックをよく聞くけど確かにプレシジョンベースや他のスタイルのベースよりもジャズベースの方が多いな。
あと日本の音楽のミキシングで気付いたのは明るい音が多いということ。
そして当然ながらジャズベースは他のベースと比べて音が明るい。
Jロックでは王道進行(※日本の音楽でよく使われるコード進行:wikipedia)がよく使われてることを考えるとプレシジョンベースやハムバッカー(※wikipedia)だと中音域に倍音成分が入り込んでミックスが濁ってしまうのかもしれない。
ジャズベースはボリュームとトーンのノブで中音をカットできるから他の楽器が本来の力を発揮できる。
あとは他の人も言ってるけど日本の楽曲はスラップ奏法を多用してるのもある。
もちろん他のベースでもスラップ奏法はできるけどジャズベースとスラップ奏法はプレシジョンベースとフラットワウンド弦と同じくらい定番の組み合わせだ。
実際にどっちが人気あるのかはわかりませんが、海外のベースファンにとっては日本の音楽と言えばジャズベースと感じる人もいるようです。
初心者に勧められるのもジャズベの方だし。