日本の漫画は世界中で読まれていますが、海外だと通常の本は日本と綴じが逆になっているため、漫画に馴染みがない読者は最終ページから読んでしまうこともあるようです。
そのために最終ページに工夫がされていると海外の掲示板で紹介されていました。
引用元:reddit.com
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●投稿主
英語版の漫画には最終ページに読者へ向けた警告が書かれている。
image credit:reddit.com
※ネタバレ防止のために最終ページはシールされています。
『怪獣8号』を意図した順序で読むために本をひっくり返して読み始めてください。
『怪獣8号』は元の日本語板の読み順を維持するために右から左に、右上から最初に読んでいきます。
従って動きや効果音、吹き出しも英語とは逆になります。
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翻訳された日本の漫画には必ず付いてるな。
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子供の頃に読んだ英訳版の少年ジャンプにも付いてたな。
最近の漫画は読みやすくなった。
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自分が持ってる『BLAME!』も同じことをしてる。
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遥か昔、漫画を読み始めたころにTokyoPop(※かつてアメリカにあった漫画出版社)がこういう風に綴じを逆にしてたな。
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英語版を出版する時は割と一般的に行われてる。
結構ネタに走ってることもあって楽しい。
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↑そういうのは最近だとあまり行われなくなって、普通は面白みもなく”逆から読んで”と書かれてるだけだな。
ユーモアがあった昔の漫画の方が良かった。
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普段から漫画をよく読んでるからこのページは頻繁に目にしてる。
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この警告文を用意してくれてよかった。
昔は西洋向けに上綴じにしたり反転印刷をしたりしてた。
でもこれは作者の意図した通りにはならないからいつも気に障ってた。
今は正しい綴じ方で印刷されてるから嬉しいね。
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日本と同じ綴じ方(右から左に読む)にしたのはTokyoPopが最初だったと思う。
それまで日本の漫画を英訳する時は反転印刷で出版するのが普通だった。
子供のころにViz(※集英社/小学館が出資している北米の出版社)で出版された漫画版『ポケモン』を持ってたけど最初は反転印刷(左から右に読む)だったけど後半の巻と再版された前半の巻は日本と同じ綴じ方になってたな。
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こういうおまけはありがたいね。
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英語版少年ジャンプもこういうページがあって、遊戯や悟空がこっちに話しかけてくるパターンもあった。
吹き出しが2つ付いてるから間違った向きで読むと(※『スターウォーズ』の)ヨーダの話し方みたいになる。
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『ドラゴンボール』の単行本にも必ず付いてるな。
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英語版だけじゃないぞ。
『怪獣8号』のドイツ語版の単行本を持ってるけど全く同じページが付いてる。
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面白いことに自分が持っている漫画の単行本だと最終ページはシールされてない。
でも最後の数ページは他の漫画の広告になってるからネタバレを食らうことはほとんどない。
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”最後のページに警告が載ってると書かれてるのに、画像はどう見ても最初のページなんだけど…”と一瞬混乱した。
なるほど、だから「警告」なんだな!
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2000年代初頭の少年漫画、少女漫画にもこういう警告がついてたよ。
『GTO』、『ちょびっツ』、『ラブひな』なんかにも漫画の初心者のためにこういう警告が最終ページに付いてるが普通だった。
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『Ghost in the Shell』は例外だったな。
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90年代や2000年代はこういうのが付いてたけど漫画が主流になった今はわざわざこのページを付ける出版社も減ってきた。
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左から右に読んでいく漫画は最近読んだ手塚治虫の『MW』だけだな。
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これはクールだと思う。
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弟に『僕のヒーローアカデミア』の1巻を買ってやったんだけど逆に読んでいく必要があると気付かなくて、読み始めるのに半年かかってた。
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こういうのが始まった時のことを覚えてる。
それまでは反転印刷して西洋のグラフィックノベルのように読むようになってたんだよな。
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スペイン語版にも付いてるぞ。
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反対側から読むのがどうにもできなくて漫画を読んだことがないんだよな。
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↑割とすぐに慣れるぞ。
自分も最初は同じように思ってたけど実際はすぐに気にならなくなった。
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前から不思議に思ってたんだけど手間をかけて英訳版を作るんだからそのついでに普通の英語の本と同じ綴じにしてもいいのでは?
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↑そうしてる作品もあるけど2つの理由から滅多に行われない。
1.コアな漫画ファンは不必要な改変を望まない
2.綴じを逆にすると絵も多少変えることになってしまう。
ページ全体をフォトショで反転させれば終わりという訳じゃない。
コマによっては正しい向きじゃないとちゃんと読めないこともある。
そのためにコマごとに切り取ってページ全体のレイアウトからやり直す必要が出てくる。
コマのレイアウトが単純な四角じゃない時はこれが難しくなる。
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普通に右から左に読んでたわ。
何でかって?
そう教えられたから。
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Amazonに漫画版『エルデンリング』を印刷ミスだと勘違いして返品したという面白いレビューがある。
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↑そのレビューをチェックしてみた。
”まだ読んでいないからこれは本編の内容に対するレビューではなく、受け取った本の印刷順が逆だったことに対するレビューになる。
本来は裏表紙が表紙になって、表紙が裏表紙になるはず。
ページの順序も逆だから後ろから読まなくちゃいけない。
アップデート:1か月待って新しい本を受け取ったけどこれも印刷が逆だった。
どうやら単発の印刷ミスという訳ではないらしい。
肯定的なレビューが多いことに驚いている”
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漫画版『エルデンリング』はかなり変な漫画だから逆から読んでることにしばらく気づかなくても納得できる。
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↑漫画という言葉をカットして読むをプレイするに変えたらそのままゲーム版の説明にもなるな。
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キリスト教徒がユダヤ教のペサハのセーデル(※wikipedia)という晩餐を行うときも同じ問題がある。
ユダヤ教の宗教書(セーデルを行うときに参考にする書物も含めて)も読み順が逆だから。
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漫画の単行本を700冊以上持ってるけどほぼ全てにこういう警告が載ってるぞ。
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↑家に漫画が3冊ほどあるけど全部借り物。
日本語版と同じ順序で印刷するのは逆にすると時系列が完全にごちゃごちゃになってしまうからだと思いつきもしなかった。
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↑90年代にアメリカで出版された日本の漫画がやたらと高価だったのは、出版社が元の順序だと読者は読まないだろうと全て反転印刷してたからなんだ。
そのせいで漫画はアメコミよりも高価になってしまった。
TokyoPopのような出版社が元の順で印刷するようになる2000年代までそれが続いてた。
こうして漫画は人気が出た。
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↑『寄生獣』はそのせいでキャラの名前が変わったと聞いたことがあるな。
知らない人のために説明すると宇宙生命体が主人公の新一の体を乗っ取ろうとして失敗し、右手だけに寄生することになった。
新一はその生命体をミギーと名付ける(日本語でRightという意味)。
しかしこの漫画が初めて英訳された時は反転印刷されてより英語に馴染みがある名前へと変更された。
こうしてその寄生生物にはレフティという名前が付けられた。
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アジア圏で出版されてる漫画は読者が読み方をわかってるものとして出版されてるな。
初めて英訳された漫画を読んで驚いたことが2つある。
1.読み順の説明
2.元の日本の単行本と比べてかなり大きいこと
個人的には日本の単行本のサイズの方が本棚のスペースが節約できるし鞄に入れて持ち運びやすいから好きだ。
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TokyoPopがこれを始めてくれたおかげで漫画が買いやすい値段になった。
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スコット・ピルグリムのコミックがこの警告ページをネタにしてる。
image credit:imgur.com
※オプション1.左から右に読む
※オプション2.お前の漫画なんだから好きな順で読めよ
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中学時代にこういう警告ページで漫画の読み方を覚えた。
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2000年代初頭に買ったデンマーク語版『ドラゴンボール』にも同じような警告ページがあったな。
好きなトリビアになった。
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こういう警告ページ好きだったな。
今でも海外向けの電子版漫画やWeb漫画に同じような警告が載ってるんだろうか?
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最近出版された漫画だとこの警告ページがないのも増えてきてるな。
昔は必ず巻末にあった。
全てとは言っても3社くらいだったけど。
でも理にかなってはいると思う。
漫画はかなり大きい市場とはいえニッチ層だ。
ニッチ層は学習していく。
漫画の巻末に必ず敬称に対する説明があるわけじゃないのも同じ理由。
少年漫画の巻末にあるのはわかる。
子供が初めて触れる漫画になる可能性が高いからね。
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ヘブライ語版の『X-MEN』のコミックを持ってるけどキャラが全員左利きになってる。
ストーリーを右から左に進めるために反転印刷してるから。
ストーリーを右から左に進めるために反転印刷してるから。
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昔の英語版『鉄拳チンミ』の裏表紙には”敵を混乱させるために逆から読むようになっているぞ”と注意書きがしてあったな。
かつては反転印刷など海外向けに綴じの方向を変えていましたが、それが日本と同じ綴じで注意書きを乗せるようになりました。
先人の努力が実を結んだ今、日本の漫画は世界に広く知れ渡ることになり、注意書きが載らない作品も出てきているようです。