Ocdp, CC0, via Wikimedia Commons
日本で生まれたカツカレーは海外でも人気となっています。
特にイギリスではカツカレーが国民食と呼ばれるくらい広まっていますが、日本のカツカレーとはかなり違うと海外の掲示板で話題になっていました。
引用元:reddit.com
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●投稿主
ロンドンに行ったんだけど、このカツ料理の数は何なんだ?
日本食レストランでもそうじゃなくても、どの店のメニューにもカツが載っている。
一体どうなってるんだ?
カツソースとはなんなんだ。
●comment
日本の”カツ”は”カツレツ”から来てる。
あまり呼ばれることはないけど正式名称は”カツレツ”だ。
でカツレツとはもっぱら豚肉や鶏肉にパン粉をまぶして油で揚げた料理のこと。
一般的なカツソースとはカツレツの上にかける甘辛いソースのこと。
●投稿主
↑日本料理ではそういうものだよね。
イギリスでそう呼ばれてるものがなんなのか気になってる。
●comment
残念ながらイギリスにおける”カツ”は日本の一般的なカレーのことを指して、”トンカツ”はフライ料理のことを指す。
いわゆる”専門店”で豚カツサンドを注文したことがあるんだけど、チキン、ポーク、カリフラワートンカツのどれが良いか聞かれた。
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↑それは残念な情報だ。
イギリスではこの言葉をそういう使い方してるとは知らなかった。
”カリフラワートンカツでお願いします”
書いてみても実に違和感があるな。
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友達がソーヴィニヨン・ブラン(※ワイン)を注文したらウェイトレスが赤か白のどっちか聞いてきた時のことを思い出した。
※ソーヴィニヨン・ブランは白ワイン用のぶどう
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”カリフラワートンカツ”と言っても外食産業に働いてる人以外にはピンとこないと思うぞ。
おそらくもっと馴染みのある”カツ”のことかと聞かれるだろうな。
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↑頭の”トン”を抜くだけでより分かりやすくなるな。
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↑そっちの方が伝わりやすいだろうな。
●投稿主
つまりイギリスのカツソースというのは日本のカレーのことを言うんだろうか。
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↑そう、S&Bのゴールデンカレーを想像してもらえばいい。
そしてカレー以外に”カツ”とついていればカレー味だと思えばいい。
”カツクリスプ”(※カレー味のチップス)とかね。
※イギリスで売られているカツカレー(カレー味)ポテトチップスimage credit:facebook.com
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↑イギリス人だけどこういう”カツカレー”の名前の使い方には憤懣やるかたない。
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インド料理ならなんでもカレーと呼ぶようなものだな。
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カツカレーがカレーという意味なのか?
どうなってんだ。
まあスウェーデンで”ヤキニク”と言ったら牛肉をニンニク、ホットソース、醤油で甘辛く炒めたものになるんだけど。
もちろん砂糖もたっぷり入れる。
どうやら何者かが照り焼きと牛丼のハイブリッドを作ろうと思ったらしい。
当然日本の焼肉とは全く違う。
なので日本の料理の名前に対して適当なのはイギリスだけではないということだ。
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↑伝統的な日本の料理って仏教の影響でニンニクを使わないんだよな。
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”豚カツ”は豚の音読みである”トン”と”カツレツ”の短縮読みである”カツ”を組み合わせた名前なんだよ。
カツレツは英語の”カツレット”の古い音訳。
”カツレット”はフランスの”コートレット”から来てる。
カツカレーはカツレツにカレーをかけた料理。
みんなその言葉を間違えて捉えていて、今では”カツ”がカレーを意味するようになっちゃったけど実際にはカツの部分なんだ。
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ロンドンに住んでるけど揚げ物を”トンカツ”と呼ぶなんて見たこともないぞ。
少なくとも自分の周りでは”カツ”といえば”カツカレー”のことを意味する。
でも豚カツではなくチキンカツがデフォルト。
で、”カツソース”といえばカレーのこと。
イギリスだとカレーが広く普及してるから”カレーソース”と呼ばれることもある。
これが洋食についての話題なのが皮肉でもあるけど。
日本では海外から伝わった名前をそのまま使うことが多くて”カツ”も”カレー”も外来語だ。
そして面白いことにこの2つの料理はどちらもイギリスから伝わっている。
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↑個人的に気になるのがイギリスでは”カツソース”がカレーを意味すること。
カツソースといえば豚カツにかける茶色くて甘酸っぱいソースを連想するから、カツソースをくださいと言ってカレーが出てきたら”なにっ”となる。
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↑単純に自分が慣れてしまっただけなのかもしれないけど、イギリス料理の文脈としては理に叶ってもいるんだ。
上でも言ったようにカレーであるから”カレーソース”とも呼ばれてるしね。
しかしイギリスでカレーというのは同様に議論の種になる話題でもあるということを考慮する必要がある。
インド系や南アジア系の人々にはカツカレーのカレーを本来のカレーと一緒にすることに疑問を持ってる人もいるかもしれない。
両者は作り方が全く別だから。
なのでカツカレーに使われているカレーは基本的に”カツに付いてくるソース”ということになるんだと思う。
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自分もロンドンに行った時にこれに驚いたな。
バゲットにチキンカツに似たものを挟んだサンドイッチを食べた。
美味しくなかったけど急いでたから。
バーガーキングでチキンカツバーガーを売ってるのも見たけど食べなかった。
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カツソースってブルドッグソースのことじゃないの?
カレーは入ってないよね?
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ココナッツ入りのカツソースなんてのもあるぞ。
ロンドン在住の外国人向けの雑誌でイギリスのカツに関する記事が載ってたのを読んだこともある。
カツピーナッツやカツチップスもあるぞ。
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問題の一部に元々イギリスでカレーが広く普及していたという点があると思う。
イギリスはインド系の人が多いからカレーと言えばインドカレーを連想する。
そしてカレーと呼ぶならそこに追加の説明(コルマ、ティッカマサラ、マドラス等々)がないと何のカレーかわからない。
これじゃ何の肉を使ってるのかわからないミートパイのようなものだ。
ここで区別する必要が生まれてくる。
※コルマは豆やクリーム、ナッツを入れたカレー、ティッカマサラはトマトクリームソースで鶏肉を煮込んだカレー、マドラスは玉ねぎとトマトソースを使ったカレー
イギリスでチキンカツカレーが人気になっていったけど”カツ”は馴染みのない言葉であり、且つその後にカレーが続くことが多かったから人々は”カツ”とは鶏肉の調理方法ではなくカレーの種類なのだと思ってしまったのだろう。
本来はチキンカツ&カレーと考えるべきだったんだけどチキン&カツカレーと誤解されたんだと思う。
合ってないけどこれが普及してしまった。
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今は日本が大人気であらゆるものに日本っぽい名前が付けられてるからな。
生魚が3kgあったらそれは”サシミ”と呼ばれる。
ご飯の上にホットドッグソーセージを乗せたら”スシ”だ。
本物の寿司は高いからね。
これで分かったと思うけど、要するに宣伝用という訳だ。
イギリスには前からポットヌードルというインスタントラーメンがあったけど、それにラーメンという名前を付けるだけで値段が高くなる。
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イギリスで”カツ”といえば”カツレツ”のことではなくカレーのことを意味する。
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↑イギリスに初めてカツ料理が紹介されたのがカツカレーだったんんだ。
イギリスでは肉にパン粉をまぶして揚げた料理はあまり注目を集めなかった。
(レストランでパン粉を使った鶏肉料理を安く食べられたから)
そこでよりハイカラな名前で売るためにカレーのことをカツソースと呼んで売り出すようにした、と。
イギリス人がというよりもマーケティングの問題だな。
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前はこれが気になってしょうがなかったんだけど今は完全に別物として考えることで納得してる。
従って元々はイギリスが南アジアから持ち込んだカレーを日本に紹介し、それを日本が洋食として解釈したものが再びイギリスに持ち込まれて”カツソース”として再解釈された、と。
本質的には(ほぼ)一周して戻ってきたことになる。
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これは行く店による。
本格的な日本食レストランに行けば期待していた通りのものが出てくる。
(パン粉を付けて揚げた肉を乗せたもの)
しかし安いレストランなどでは似たような名前を使っているんだけど、そこに”カツカレーソース”というものがかけられている。
なのでカツカレーといえば本来のカツソースとタイカレーを混ぜたような黄色いソースのことを言う。
どういう事情でそうなったのかはわかりませんが、イギリスでカツカレーといえば普通のカレーのことを指し、カツソースはいわゆる日本のカレーのことを言うようです。
元々インドのカレーが広まっていたのでそれと区別するためにそう呼ばれるようになったのではないか、という意見もあるようです。

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カリフラワートンカツってwなんだよww
カリフラワーカツだろwwww