Tokumeigakarinoaoshima, CC0, via Wikimedia Commons
日本は富士山の山頂にすら自販機がある自販機大国です。
何故日本はここまで自販機が多いのか、海外の掲示板で語り合っていました。
引用元:reddit.com
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●投稿主
日本は自販機が凄く多いけど、あれだけ特定の商品に特化したものがどうやって商売として成り立ってるんだろうか。
どういう基準で自販機で売るものを決めてるんだ?
●comment
何がそんなに特化してる?
99%の自販機は飲料用だぞ。
いわゆる変わったものを売ってる自販機はネットのバズリ目的でことさらセンセーションに煽ってるだけだ。
●投稿主
↑完全に自動化された温かい食べ物を売ってる自販機を見たことがある。
(何度か)
結構高かったし売れるとは思えないんだが。
●comment
↑それは出来合いのものを温めるだけだな。
それほど複雑な機構じゃない。
人が少ない場所に置いてるから人を雇うよりもコストを抑えられる。
●comment
フランスにはピザの自販機があるぞ。
大抵は超高価な冷凍ピザを温めてくれるだけだけど、ピザ屋と提携して人里離れた場所に設置されてる物もある。
ピザ屋がその自販機にピサを入れて、買う時に温めてくれるようになってる。
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日本は土地代が高いから店を開くよりも自販機を置く方がコストがかからない。
●comment
↑あと日本は人口密度が高く、都市化が進んでるから歩行者が多いという理由もある。
日本の国土面積は14万5937平方キロメートルで人口は1億2450万人、人口密度は1平方キロメートル当たり875人。
対してカリフォルニア州の面積は16万3695平方キロメートル(日本とほぼ同じ)で人口は3943万人、人口密度は1平方キロメートルあたり251.3人だ。
言い方を変えるなら日本はカリフォルニア州の3.5倍の人口密度があるから、その分自販機の数も増えることになる。
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↑日本は歩きやすい国というのもああるな。
アメリカだとみんな車を使うから自販機がそこまで便利じゃない。
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↑それも人口密度の一要素だと思う。
誰もが車を持ってるのは車があることを前提にした社会だから。
どんな企業も広い駐車場を持っていて、自宅に何台も車を置くスペースがあるから。
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ちなみにオーストラリアは300万平方マイル(※約777万平方キロメートル)に人口は2500万人、人口密度は1平方マイルにたったの8人。
※1平方キロメートルに3人
●投稿主
>日本は土地代が高いから店を開くよりも自販機を置く方がコストがかからない。
それはその通りだけど、じゃあどうやって自販機に入れる商品を決めてるんだろうか?
それにこういう高度な食品用機械を作るのにはかなりコストがかかると思う。
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↑基本的には包装済みのものばかりで、食品もレンジで温める物になってる。
自販機に入れるのは日本で人気があるものばかりだ。
あと日本では期間限定商品や地域限定商品に対する関心が強く、目新しいものが売れる傾向にあるというのも注目すべき点だな。
なので普段は自販機で売らないような商品も自販機で売られていることがある。
例えば大分県はカボスの生産地だから大分県にはカボス味のものを売る自販機がある。
そして羽田空港にはパイロットの格好をしたピカチュウのぬいぐるみを売ってる自販機がある。
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お店で売れてるものが何かを見極めて自販機に入れてるんだろうか?
あるいは新商品を試験販売する自販機をいくつか設置して、好評だったら規模を拡大するんだろうか?
もしくはアンケート調査をするのか?
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ちなみに日本の自販機は個人所有のものも多い
日本は電源供給さえできれば法律的には誰でも自販機を持てる。
なので路上で見かける自販機は副業としてその土地の人が置いてることが多い。
電源は自宅から引いてる。
なんでこんなのを?というような商品でも、その人が売ると決めればそうするだけ。
複雑な事業戦略会議や費用対効果の会議は一切なし。
ただ商品を仕入れて売るだけだ。
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↑というか……自販機って個人所有がほとんどじゃないの?
アメリカでもそうだぞ。
副業として結構一般的だ。
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↑イギリスで個人所有の自販機というのは目にしたことがないな。
前に読んだ記事だとアメリカは比較してこうだとは書かれてなかったな。
●comment
↑大企業が自販機を所有してるって意味?
だとしてもその企業の私有財産だぞ。
アメリカと比較する必要はないけど、個人が自販機を購入して運用してるのは他にもあって日本に限った話ではない。
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より具体的に言うと自販機を設置するのに許可は必要ないと言うこと。
自分が使用権を持ってる土地ならどこにでも設置できる。
要するに自販機をレンタルすればすぐにでも置けると言うこと。
なんなら家の前でも構わない。
日本は犯罪率が低いから壊される危険もない。
※一般的な缶/ペットボトル飲料の自販機は設置に許可申請は必要ないが酒類や調理機能がある自販機は申請が必要な場合がある
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↑レンタルする必要すらないぞ。
自販機は個人でも買える。
中古なら安く買える。
●comment
自販機を買って設置して電源供給するだけでいいってのはクールだな。
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日本は自販機の数が多くて利用者も多いからな。
人の数も多いから多少変わったものでも売れる。
●comment
副業といってもアメリカの場合は商業スペースの一部を借りて、そこに何台も自販機を置くという感じだな。
日本の場合は自分の土地に自販機を置いて好きな商品を入れるだけで副業として成立することもある。
電源さえ供給できれば法的に何の問題もない。
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アメリカの場合は店舗内に設置する必要があるから自分で店舗を持ってるか、どこかの店舗でスペースを借りる必要がある。
日本では家の前に置いておくだけで良い。
●comment
自販機で売ってるのはほとんどが飲料だぞ。
あとは立地的に売れると見込める物だな。
釣り具やボードゲーム、盆栽などの専門店だってあるけど、そういうお店は特化しすぎてるとか商売として成り立つのかと思うことはないだろ。
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↑もし道路を歩いていて木を売ってる自販機を見かけたらそれはあまりに特化的すぎるし商売として意味不明だろ。
植物店ならまだしも、木だけを売る店はナンセンスだと思う。
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↑友達の家の近くに多肉植物を売る店があったせいでその友達はすっかりはまってしまい、多肉植物の自販機で何を売ってるのか街の反対側まで確認に行くほどだ。
今では色んな種類を80鉢以上持っていて、他の愛好家と交換もしてる。
なのでどんなことでも起こりうる。
※シンガポールやマレーシアには多肉植物の自販機があるimage credit:reddit.com
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↑それは凄いな。
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薬屋の隣でシラチャ―ソース(※タイのホットソース)を売ってる自販機を見かけたことがある。
ホットソースを買ってそのまま外出する人がどれだけいるんだ?
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自販機は人件費がかからないからな。
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↑チップもいらない。
●comment
↑今はまだ、な。
●comment
↑アメリカのうちの職場があるビルにはファーム・フレッシュというサラダやサンドイッチを売る自販機がある。
クレジットカードで買った時は10、20、30%のチップも払うか聞いてくるぞ。
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ほとんどの自販機は色んなものを入れられる”バラエティ”マシンで、ポテトチップスやお菓子、ガム、健康食品なんかを入れてるアメリカの自販機と本質的には変わらない。
日本に行った時になんで同じ飲み物なのに赤いのと青いのがあるんだと友達が戸惑ったことがあった。
そう、温かい飲み物と冷たい飲み物になってるんだ。
これは本当に独創的だった。
もちろん目の前で豆を挽いて淹れてくれる機械もある。
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ほとんどの自販機はコーヒーとか一般的なものしか売ってないぞ。
特定のものを売る自販機はそういう商品を扱う専門店に置かれてることが多い。
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日本の場合はメーカーのサポートが自販機運営者により魅力的な商品を置くように促すという正のフィードバックループが起きてるんだと思う。
売り上げが増えれば革新的な自販機を作れるようになるというメリットもあり、結果として製品の供給拡大にも繋がっていく。
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人口密度が高いとニッチな商品でも商売として成り立つくらいの顧客が存在するからな。
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実際のところ飲料以外の自販機を見かけるのは結構珍しいぞ。
飲料の自販機が100台に対してそれ以外の自販機は5台くらいの割合。
とはいえ自販機の数が多いからそういう自販機の数もかなり多いけど。
日本でこれだけ自販機が普及しているのは破壊の危険が少ないという理由の他に、設置に関する法規制が緩いということもありそうです。
他国では自販機設置に関する法律も日本と違うようです。