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日本の音楽、特にポップ/ロックは今では世界中にファンがいます。
日本の音楽のどんなところが良いのか海外の掲示板で語り合っていました。

引用元:reddit.com

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●投稿主
日本の音楽はどこが優れている?
正直言うとこの10年くらい日本の音楽しか聞いてない。
日本の国土面積と人口を考えると音楽の多彩さ、そして何より重要なクオリティの高さは本当に驚異的だ。
自分は日本語を話せない(目下勉強中)けど日本の音楽は他の国/文化圏/言語圏の音楽では満足できない独特なセンスで脳を刺激してくれる。
そういう刺激を与えてくれる洋楽のアルバムは5枚くらいしか出てこないけど日本のアルバムなら60~80枚はあげられる。

もう少し具体的に言うと日本の音楽は幅広いジャンルを網羅してるけどその中でも特にマスロック、マスポップ、プログレッシブポップ、オルタナティブロック、ポップロックがなぜこんなに独特なのか、その理由が知りたい。
色んな音楽チャートを調べて日本以外の曲も様々なお勧めを聞いてきたけど、曲自体は悪くないけど好みには合わなかった。
上にあげたようなジャンルで高評価の曲順にソートしたら日本のアーティストの曲ばかりなのがいつも気になってる。

school food punishment、tricot、toe、ピロウズ、COALTAR OF THE DEEPERS、溶けない名前、UPLIFT SPICE、川谷絵音が参加してるプロジェクト(礼賛、ゲスの極み乙女、indigo la End、ジェニーハイ)、更には椎名林檎、wowaka、印象派、2016年以前の米津玄師、詩羽、稲葉曇などの個人アーティスト等々、みんな個性があるんだけど、同時に何か近いものを感じる。
これは文化としか形容できない。

音楽論などの専門家ではないからみんなの意見を聞いてみたい。
ひょっとしたら日本の音楽文化に詳しい人もいるかもしれないし、単純にみんながどう感じているかを知りたい。
あと音楽のお勧めがあったら日本海外問わず歓迎だ。

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Jポップはジャズを取り入れてるところが好き。
一般的に西洋音楽とは違う派生を見せてると思う。

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↑どんなジャズサウンドが好き?

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↑パッと思いつくのはOfficial髭男dismの『Universe』(※youtube)。

●comment
自分もJポップのジャズが好きだ。
あとはエネルギッシュなロックもだけど本当に好きなのはポップミュージックなジャジーなサウンドとエネルギー。
アメリカのポップミュージックはヒップホップを取り入れてるけどそれは自分の好みには合ってない。
理由はわからないけどアメリカのポップには日本のインストゥルメンタルみたいに惹かれる部分を感じなくて。

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これが主な理由になるかどうかはわからないけどギターを練習するようになって西洋の曲は使われるコードや種類がシンプルな傾向にあることに気付いた。
きちんと研究したわけじゃないからこれが全てのバンドや曲に通用するのかはわからないけど、ビーバドゥービー(※フィリピン系イギリス人アーティスト)やフェイ・ウェブスター(※アメリカ人アーティスト)の曲はコードが3~4個しか使われてないから数分で覚えられるけどPredawnやスピッツの曲は覚えるのにもっと時間がかかる。
ただしコード数が必ずしも曲の良しあしに繋がるわけじゃない。
(ゆらゆら帝国の曲は超シンプルだけど実にキャッチ―だ)
でも自分が洋楽よりも日本の音楽を好む理由になってるのかもしれない。

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↑これはその通りだと思う。
(ほとんどの場合)日本の音楽はコードが豊富だ。
加えてメロディーの幅、楽器の種類、ボーカル、歌詞なども豊富。

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日米のコード数の違いについてはマーティ・フリードマンが説明してたな。
この動画の12:12あたりから。

The Marty Friedman Interview: From Megadeth to Japanese Guitar Icon

※アメリカの曲はコードが4つのことが多いのに対して日本はもっと数が多いと答えている

とはいえ必ずしもそうという訳ではないけど。
1980年代のヒット曲やマイケル・ジャクソンの曲なんかはコードチェンジなどが多彩でリズムも素晴らしい。
いわゆるメジャーキーの4コード進行(I-V-vi-IV)やマイナーキーの4コード進行((i-VI-III-VII)は2000年代後半から頻出するようになった。
問題なのはメロディラインすらペンタトニック・スケール(※五音音階:wikipedia)に支配されてるということ。
そしてベースラインはドローン(※持続音:wikipedia)を奏でるだけ。
そこに型通りのプロダクションが加わることで無難で平凡な曲にしかならなくなる。
もちおんJポップだってYOASOBIの『夜に駆ける』や『エヴァンゲリオン』の曲みたいにありきたりなコード進行のものもあるけど、それだってパッシングノートなどを加えて個性を出している。

日本の音楽がジャズやブルース、ロックに大きな影響を受けてることは自明だけどどうやら日本人はその中でも自分たちの言語に合った部分だけを取り入れて上手く融合させてるみたいだ。

あと日本の音楽のベースラインは過小評価され過ぎ。
低音域で強烈に曲を引っ張ってるけどベーストラックをミュートするまでその力に気付くことはない。
プロダクション面で言えばキーボードとシンセサイザーの組み合わせは欧米の4ピースロックバンドよりも遥かに進んでる。
あと日本は若い世代が音楽に情熱を持ってると思う。
ライブに行けば必ず情熱を注いで演奏をしてる。
アメリカだとそういうのは2000年代までだ。
こっちでは音楽は陳腐化してしまった。

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↑ジョン・レノンの『ハッピー・クリスマス(戦争は終った)』を練習して気付いたけどコードごとに凄く細かく調整してるんだよな。
コードが違うだけなのか配列を変えてるだけなのかはわからないけど弾いてて凄く楽しい。

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日本の音楽はコードの切り替え方が面白いのが好きだ。
規則的なビートを敢えて壊したり、フレーズの最後で3つのコードを素早く切り替えたりしてるのが凄く良いと思う。
日本の曲はAコードからAm7に移行するようなことがよくある。
あえて不完全な部分を見せることで完全な部分を強調しようとしてるように感じられて好きだ。
A→Am7みたいな進行は西洋の音楽ではあまり見かけない。

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理由はわからないけど日本のミュージシャンはジャンルを問わず強烈な郷愁や寂しさを呼び起こすことが上手い傾向にあると思う。

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日本の音楽は他の国の音楽より優れてるかどうかはわからないけど、それぞれに長所があると思う。
日本のロックの好きな部分はベースギターやベースを主体とした曲だな。
ベースがしっかり聞こえる曲が多いし、1つの楽器としてしっかり存在感を持っている。
あと西洋のロックよりもベースソロが多い。
西洋のバンドだとベースは背景に埋もれてる感じがする。

●投稿主
↑もちろんそれぞれの国の音楽は独自の強みを持ってると思う。
でも確かに自分が好きな日本の曲はベースが前面に出てることが多いな。

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日本の音楽は音楽業界の過度な単純化に染まることなくジャズやクラシックなどのルーツを維持し続けてると思う。
西洋の音楽は2000年代くらいから徐々にコード進行と構成がシンプルになってる。

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日本語の歌詞は英語よりも調子がとりやすいから曲に新たなレイヤーが加えられることになると聞いたことがある。
詳しい人がいたら教えてもらいたい。

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日本の音楽はよりリズミカルで実験的だ。

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詳しく説明はできないんだけど、Jポップを聞きまくってる自分にとって日本の音楽はポップな雰囲気を持ちつつピンク・フロイドのような歌詞を持ってるように感じる。
もちろん英語の音楽だってそういう曲がないわけじゃないけど、日本は近年特にそういう曲が増えてるように感じる。

●投稿主
↑これは同意しかない。
メジャーなJポップの曲ですら翻訳された歌詞の意味を理解するのに苦労する。
でもその曖昧さこそが解釈の余地を残してるんだと思うし、そこに価値があるんだと思う。

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↑これは日本文化に密接に関わってる日本語の機能の1つだと思う。
日本語に同音異義語や主語の省略、暗喩が非常に多い。
なので日本語で出力された歌詞が直接的ではなく曖昧になるのは理に叶ってると思う。

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個人的に日本のロックやポップだけを聞くということはないけどいくつか興味深い特徴があると思う。
コード進行は最近の洋楽よりも長くて複雑だ。
ジャズっぽいのもあるし、主流の音楽では耳にしないようなトーンもある。
ひょっとしたら日本ではスティーリー・ダンが人気なのかも。
あと1人の音楽プロデューサーが複数のバンドの曲を手掛けることに抵抗がないようにも見える。
例えばGlobeの曲を書いた人が浜崎あゆみの曲も書いたり。

●投稿主
↑それは自分も気づいた。
確かに日本のアーティストは様々な分野で活動することが多いと思う。
Perfumeの中田ヤスタカも色んなアーティストやバンドを手掛けてる(個人的にMEGの曲が好き)。
School Food Punishment、la la larksの江口亮、siraphの照井順政等々。

あとは川谷絵音。
彼も色んなアーティストと仕事をしてる。

日本の音楽は好きなだけ多様なことができるエコシステムができてるのかも。
色んなアーティストが繋がってるのを見るのは楽しい。
好きなバンドのメンバーを検索して他のバンドを発見することもあるし。

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自分にとってもこれは謎だった。
なんで国全体で1つの傾向を持っていて他の国ではなかなか見つからないのか、これを理解するのはあまりに難しい。
西洋の曲は聞き続けてると飽きてしまうことが多い。
コード進行やメロディはシンプルで繰り返しが多く、予測可能だ。
あとメッセージ性が強すぎて細かい部分が抜け落ちてるようにも感じる。
まさに”過ぎたるは猶及ばざるが如し”の言葉通りだ。

日本の音楽と西洋のそれは何が違うのか、なぜ日本は自分の好みに合う曲を生み出し続けているのか、いまだに不思議で答えは見つかってない。

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既に言われてるけど日本のミュージシャンは単純化を好まない傾向にあるな。
あと日本語の等時性(※仮名の拍がどれもほぼ均等であること)は非常に音楽的で、そういう点で最も近いのはブラジルポルトガル語になる。
(日本の音楽にブラジルのジャズであるボサノバの影響を強く受けてる曲が多いのはこのためかもしれない)

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ハイピッチなボーカルとファンキーな演奏がフックになってる。

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20世紀を舞台にした日本の小説を読んでると日本ではビル・エヴァンスやビートルズが人気だったみたいだ。
日本の若い世代はそういうアーティストに触発されてエレキギターを始めるようになり、それが礎になったと読んだことがある。
だからジャスっぽい響きなのかも。

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やっぱディストーンさせたギターが奏でるメジャーセブンスコードよ。






今では世界的に人気となったアーティストも数多くいます。
演奏や曲だけでなく音楽業界の仕組み自体も海外と違う部分があるようです。
追記:田中ヤスタカ→中田ヤスタカに修正。ご指摘感謝です。